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二重認証(にじゅうにんしょう)

2重認証(二段階認証)とは、セキュリティエリアへの入退室など高い防犯性を要する場面において、本人確認を2種類行う認証方法のことです。入退室管理システムの認証方法にはさまざまな種類があり、1種類認証よりも2種類の認証を採用すると、企業の防犯性とセキュリティ性をさらに高める効果が期待できます。
 
企業や施設の出入口に二段階認証の入退室管理システムaccess controlを設置すると、外部からの不正な侵入者や、内部の者による機密情報の持ち出しなどの不正行為を防止できます。入退室管理システムaccess controlの入退室記録から、内部で不正を行った人物の特定や行動履歴の確認も可能です。問題が起きた際に早期発見できるだけでなく、2重認証(二段階認証)は内部の犯行を抑止する効果も期待できます。また、勤怠管理システムと二段階認証の入退室管理システムを連携させることも可能です。勤怠管理システムは、従業員の出勤や退勤時間、欠勤や遅刻、休日取得の有無などを記録できるため、労働時間を正確に把握できます。細かい勤怠を管理できることから、不要な残業を防ぐのにもつながります。どのエリアに誰がいるのか把握する即時に把握できるため、万が一、急な災害時の避難誘導に役立ちます。入退室管理システムaccess controlを導入すると、出入口や重要機密のある区域など、エリアごとに2重認証(二段階認証)の有無を選択できます。たとえば、特定の部屋には限られた職員や役職以上の者しか入室できないといったことが可能になります。2重認証(二段階認証)では特定の人物だけが入退室できるため、機密情報の持ち出しによるリスクを軽減します。
 
2重認証(二段階認証)を備えた入退室管理システムでは、カード認証と顔認証を組み合わせる方法が多く取り入れられています。カード認証は本人のみが所有するもので、2重認証(二段階認証)にはカード内の情報を使用します。他者の手に渡らない限り不正利用はされないため、セキュリティ対策として有効です。生体認証は、本人の身体的特徴を利用して認証する方法で、バイオメトリクス認証とも呼ばれます。2重認証(二段階認証)で用いられる生体認証には、顔認証、指紋認証、静脈認証、虹彩認証などがあります。顔認証は、目、鼻、口などの特徴点の位置や顔領域の位置、大きさをもとに照合する方法です。指紋認証は、個人の指紋をシステムに登録し、専用デバイスで指紋を読み取ります。静脈認証は、手のひらや指の内部の静脈を用い、静脈中のヘモグロビンから静脈パターンを読み取ります。虹彩認証は、眼球内にある虹彩の模様によって個人を認証します。本人しか持っていない生体情報とカード内の情報の2重認証(二段階認証)を行うことで、よりセキュアな入退室管理が可能になります。
 
重要施設への入退室は「指紋認証+顔認証」「カード認証+顔認証」「指紋認証+カード認証」2重認証(二段階認証)を行うことで、より高度なセキュリティを実現します。2重認証(二段階認証)には、カードリーダーや顔認証用カメラ、モニターを備えた専用機器などを導入します。また、既存で使用中の警備会社指定のカードを使用する場合も多くあります。(対応機種の選定が必要です。)
入退室時にカード認証と顔認証を行い、両方認証された場合のみ通過許可、あるいはドアが解錠され入退室管理を行う仕組みです。逆光などの自然環境の問題で
2重認証(二段階認証)に失敗した場合は、顔認証用のタブレットを使用して認証させるといったことも可能です。2重認証(二段階認証)に人間の生体情報を導入した顔認証や指紋認証を採用すると、なりすましによる不正侵入を防止につながります。2重認証(二段階認証)に利用できる生体認証は、企業や工場の駐車場などの車両通行の管理にも有効です。二段階認証は、カードリーダーにカードをかざし、同時に顔認証を行うので、ドライバーは車両を降りる手間がありません。たとえば、顔認証用カメラの視野角設定、顔認証用カメラを上下2段に設置すると、車種問わず、車両に乗車したままの2重認証(二段階認証)が可能になります。車両内にいたままで2重認証が行える入退室管理システムは、出勤時や退勤時の混雑緩和につながります。
 
入退室管理システムの2重認証(二段階認証)のひとつに暗証番号認証があります。暗証番号認証は、テンキーやタッチパネルの画面に表示された数字を使い、暗証番号を入力して認証を行い入室します。電気を動力として施解錠を行う電気錠や電気工事が必要なく乾電池で動作する電子錠といった暗証番号リーダーは、暗証番号を何度も変更できるため、防犯上定期的に帰ると安心です。タッチパネルタイプの暗証番号認証にはランダムキータイプがあり、番号を入力するたびに画面の数字が並び変わります。定められた回数の暗証番号の入力を間違うと一定時間操作が行えなくなる、セキュリティ性の高い暗証番号認証も多くあります。
 
違うタイプの認証方法を組み合わせる2重認証(二段階認証)を備えた入退室管理システムを導入することで、企業や施設のセキュリティ性が向上します。二段階認証の組み合わせは、入退室管理システムを導入する規模や設計によって、最適な認証方法が決まります。導入する際はそれぞれの認証方法の特徴を把握して、企業のニーズに合わせて選択することが重要です。

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