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扉の修理

フロアヒンジの修理・交換 / ドアクローザーの修理・交換

ドアの閉まるスピードがきちんと調整できていないと、事故に繋がる危険が!扉の修理はカギ舎にお任せください。

ドアの調子が悪いと感じることはありませんか

ドアの調子が悪いと感じることはありませんか。

「ドアの閉じるスピードが速くなった・・・」
「ドアの閉じるスピードが遅くなった・・・」
「なんかドアがガタガタしていて、動きがおかしい・・・」
「ドアを開ける際に、重くなった・・・」
「ドアの開け閉めの際に、変な音がするように・・・」
「もう10年以上も使っているからかな・・・」

そのような、トラブルの際には、すぐにご連絡をしてください。
ドアの閉まるスピードがきちんと調整できていないと、事故に繋がる場合もあって危険なことも多いからです。

これらのドアトラブルの多くは、「フロアヒンジ」「ドアクローザー」と呼ばれる、ドアの開閉を調節する設備によるものです。

ここでは、「フロアヒンジ」「ドアクローザー」のドアの開閉トラブルについてまとめてみました。
該当する症状がありましたら、事故になる前に、すぐに連絡をして、ご相談ください。

カギ交換 カギ紛失 カギ舎のドアクローザー
ドアクローザー交換
9,460円(税込)~(サイズ仕様によります)
カギ交換 カギ紛失 カギ舎のフロアヒンジ
フロアヒンジ交換
17,160円(税込)~(サイズ仕様によります)
カギ交換 カギ紛失 カギ舎の実際の施工写真
実際の施工時の写真

新築工て事に扉を付ける前の骨組み等から携わっていますので、しっかりした施工をお約束いたします。
建物の扉周りもお任せ下さい。

マンション扉 建て付け調整

みなさんが今住んでいるご自宅のマンション扉でこのようなトラブルはありませんか?

・扉が閉まりづらい
・扉の開閉時に音がする
・扉が開かない
・防犯対策や地震対策がしっかりできるか心配

マンション扉は毎日使用するものです。気づかないうちに故障が進んでいたり、不具合があるとわかっていてもそのままにしていませんか?多くのトラブルは扉の建て付けを調整することで直すことが出来ます。

まずは私たちが普段使用しているマンション扉のことについて詳しく説明します。

〇マンション扉の多くは片開きドア

マンション扉の多くは「開き戸」タイプが多いですがこれは、玄関ドアにハンドルやレバーを取り付けてドアを押したり引いたりすることで開閉するドアのことを指します。日本に洋風な家が作られ始めると同時に玄関ドアとして使われるようになり、現在ではマンションなどを含めて一般的なタイプです。中でも「片開きドア」はドアが1枚タイプの開き戸で非常にシンプルな作りで価格も安くマンションでも多く使用されていて色やデザインも豊富です。

〇マンション扉の寿命は約25年!?

建物の部品は半永久的に使用できると言われていますが、毎日使用され続けることで徐々に老朽化していきます。マンション扉の場合25年を過ぎると表面的な汚れやキズなどの老朽化とともに様々な機能も低下してきます。あまり知られていませんがマンションの扉のその多くの寿命は25年です。
しかし毎日使用するマンション扉、25年という寿命はあくまでも目安にすぎません。間違った使い方をしたり、不具合のまま使っていると修理しなければならなくなります。

普段、私たちは様々なドアを目にすることが多いです。ドアは様々なパーツが合わさり機能していますがまずは扉の仕組みを説明します。

〇マンション扉の仕組みとは

マンション扉は

・ドア本体
・ドア枠
・ドアノブ(取っ手)
・クローザー(自動閉鎖装置)
・丁番(ちょうつがい)

主にこれらで構成されています。

ドアクローザーは扉に取り付ける装置で人によって開けられた扉を自動的に閉める働きをします。また急激に閉じることがないように動作に緩慢にする機能も持ちます。4段階程度に速度を個別に設定できます。ドアクローザー自体は動力をもっていないので扉が開けられた時の力をバネに蓄えると同時にオイルの粘性を利用した減速装置(ダンパー)により急激な動きを抑えるような仕組みになっています。
蝶番は開き扉の開閉ができるように取り付ける金具で関節のつなぎめの役目を果たすものです。
ドアクローザーや蝶番やラッチといった扉についている細かい部品は扉を動かしたり鍵を施解錠させるたびに動作が加わりダメージが蓄積しやすく、これらの細かい部品は早い段階で寿命が来ます。

毎日使用するマンション扉ですが、長く住んでいればそれだけ使う頻度は高くトラブルも増えてしまいます。冒頭に紹介した主なマンション扉のトラブルがすでに発生している場合すぐに原因と解決手段が必要です。特に多いトラブルの原因と解決方法をご紹介します。

〇マンション扉のトラブルと建て付け調整方法

・扉が閉まりきらない

扉に完全に閉まりきらないと隙間が出来てしまいます。隙間から空気が入り込むとドアを閉め切った状態でも外の気温の影響を受けてしまい夏は暑く冬は寒くなりやすくなります。やがて玄関だけでなく別の部屋にも影響を及ぼすので室内全体の過ごしやすさや電気・光熱費にまで悪影響がでてしまいます。隙間があるということは音漏れが生じて車の通過音や近隣の人の生活音も入り込んでしまいます。反対に自分たちが出している音が外に漏れてしまうかもしれません。さらに、閉め切っている扉でも少しの隙間があれば数ミリ程度の小さな虫は侵入してくる可能性があります。私たちが知らず知らずのうちに移動して気づいたら部屋中の至所に虫がはびこっていることもあるでしょう。
扉が完全に閉まりきらない場合、ドアの支持する蝶番が曲がり歪んでいたり、沓摺(くつずり)が盛り上がってしまったことで起こるトラブルだと考えます。

比較的に蝶番の歪みは起きやすいトラブルの一つで、ドアの重量を全て支えているのがこの「蝶番」なので無理な力が加わったり地震の揺れなどで曲がってしまうことがあります。蝶番が曲がってしまうと固定されているドア自体も傾いてしまうので周りの枠などに接触し建て付け不良が起きてしまいます。
また、沓摺(くつずり)の盛り上がりもマンションなどではたまに見られます。建物自体の歪みが原因で起きるトラブルです。特に地盤が弱い地域などは建物自体の歪みで床部分に起伏が起きる場合もあります。

建て付け調整としては、まず蝶番の歪みを矯正します。蝶番起こしという工具で曲がった蝶番を本来の状態に戻しドアの位置を調整します。沓摺(くつずり)の盛り上がりは物理的に叩くしかないので、叩いて左右の高さを同じにします。

・扉の開閉時に音がする

ドアの開閉時にギーギーやキーキーときしむような音がする場合、ヒンジ部分の摩擦が原因かもしれません。
蝶番のオイルが切れている可能性がります。乾燥性の低いグリスやミシンオイルが良いでしょう。蝶番の心棒を露出させる必要があるのでドアを外したり持ち上げなければいけないのでスプレータイプが手軽で良いでしょう。蝶番の隙間から心棒に向かってオイルを吹きかけます。垂れたオイルは乾燥するとシミになりやすいのでしっかり拭いておきましょう。また、パーツクリーナーは潤滑させる機能はなく汚れを溶かすだけの機能しかありません。使用すると余計にきしみ音がひどくなるので使用は避けましょう。

・扉が開かない場合

大きな地震や築年数が20年、30年と古くなると経年劣化で建て付けが悪くなりドアが開かなくなるといったこともあります。この場合リフォーム業者やなどに修繕依頼をしないといけません。早めに複数のリフォーム業者に見積もりを取って工事することをオススメします。また、気密性の高いマンションの場合ドアや窓が重くなることやドアの鍵がかからなくなる現象があります。
気密性の高いマンションに住んでいる方は、部屋の片隅に寒気で外気を取り入れる「給気口」があるとおもいます。寒い季節など冷気が入ってきて閉め切っていたりしませんか?実はマンションの扉が重くなったり鍵がかからない原因はこの「給気口」と「換気扇」が大きくかかわっています。ドアが重くなる原因は給気よりも換気扇による排気のパワーが勝つので室内の気圧が下がり外の空気が室内に入ろうとドアを押し付けるために起こります。そのためしばらくドアや窓を開けて空気を入れて室内の気圧を外と同じにするとドアも正常な位置に戻ります。
まず普段から給気口を開けるようにしましょう。またほこりや排気ガスなどでフィルターが詰まっていないか確認しよく掃除しましょう。

・防犯対策や地震対策

じつは、マンションの扉の開き方によって防犯に大きな差がついてしまいます。お主に家の中から屋外に出る時に外に向かって扉を押し開ける「外開き」タイプと内に引くようにして開ける「内開き」タイプがあります。
日本ではほとんどが「外開き」と言われています。その理由は日本には靴を脱ぐ文化があり屋内のスペースを取るためにも外開きが多いと言われています。一方で海外では圧倒的に「内開き」のタイプが多いのです。

その理由は防犯対策の為で「内開き」のドアであれば怪しい人が無理矢理中に入ってこようとしても全体重をドアにかけることでドアが占めることが出来てさらに内側から家具などを積むと即席のバリケードができるというメリットがあります。
先の東日本大震災で東北地方を襲った津波や、近年多く発生している自然災害でもある豪雨や洪水が起きたとしても「内開き」ドアの方が安全なのです。その時外部に大量の水が押し寄せても「外開き」のドアは水圧で開かなくなってしまうお恐れがありますが、「内開き」であれば水圧にかかわらず開けることが出来ます。多くのホテルの客室も「内開き」が多く、日々多くの人が通ることや防災の時に人々の避難の妨げにならないようにあえて「内開き」にしています。一方で劇場や映画館などは内側から一斉に避難できるように「外開き」にするように法律で定められています。
住宅における「外開き」ドアは「内開き」ドアより防犯性が低いと言えます。

外開きドアには

・ドアとドアの枠の隙間にバールを差し込んでこじ開ける「こじ破り」ができてしまう
・ドアの隙間から、錠のかんぬきから部分が見えるので錠自体を破壊される可能性がる
・蝶番が外側にあるので蝶番をドライバーで分解し、最悪ドアごと外すことが出来る

このような防犯上のデメリットがあります。
マンション扉の付け替え工事となると大掛かりになり大変。外開きのままでできる防犯性を高めるアイテムを紹介します。

〇防犯性を高めるアイテム

・「ガードプレート」で隙間を隠す

ガードプレートとは、ドアの隙間を見えなくするための板のことです、後付けで設置できるので強度が高いものほど良いとされています。一般的に市販されているのは30センチ程度ですが錠の部分を覆うものがおおいですがドア全体に付けるのが望ましいです。

・「ドアボス」を使い蝶番が外されても開かない扉に

ドアボスとは鍵のある側ではなく蝶番側に内側から取り付けるかんぬきのことです。ドア枠とドアを内側からロックするのでたとえ蝶番を壊されてもドアを外されることはありません。

私たちが調整や修理できることは限られているうえ、症状を悪化し手が付けられない状態になっては意味がありません。そんな時は専門の業者に相談しましょう。

〇専門業者に任せた方が安心

マンション扉の建て付けの不具合には様々な原因があります。安易に自分で対処して場合によっては悪化してしまうこともあります。まず扉に異変を感じた時点でプロの専門業者に相談しましょう。プロに依頼することでドアの状況や建て付けの悪くなった原因が適切に判断してくれるでしょう。

〇まとめ

私たちは、毎日マンション扉を使用しています。毎日使用することで様々なトラブルが起こります。マンション扉の建て付け調整は自身で簡単に対処できるものもありますが状態が良くならなかったり、悪化することがあればすぐにプロの専門業者に相談しましょう。毎日使用するマンション扉だからこそ健全な状態を保ち続ける必要があります。マンション扉は私たちが生活する住まいの出入口でもあります。少しでも「何かおかしいな?」と感じたらそのままにせず原因を探り解決方法をを見つけて調整しましょう。

引き戸_建て付け調整

私たちが住んでる家のリビングや寝室、水回りなどに設ける室内扉はさまざまな種類があります。室内扉は開閉方法によって開き戸、引き戸、折れ戸に分けることが出来ます。
その中の引き戸は以前から、和室に隣接していたり狭い空間で開き戸を設置できない場合や間仕切り建具などとして引き戸を用いる例はみられました。一般的な洋室で多く用いられているのは開き戸ですが、最近では引き戸の使い勝手の良さが見直され、建材メーカーのバリエーションも充実していて和洋問わずプランニングされるようになってきています。デザインも豊富になり和洋問わず多く用いられるようになってきています。
近年増えてきた引き戸ですが様々な種類があり、日常的に使っていると不具合などが発生することもあります。 そんな時どうしたらよいのか、引き戸の建て付け調整の方法もご紹介します。

では、引き戸にはどのような種類があるのでしょうか。その種類を紹介します

〇引き戸の種類

まず、引き戸とは横にスライドさせて開閉させる建具のこと言います。襖や障子の開閉方法として日本人には身近な建具のスタイルだと言えるでしょう。
引き戸は開閉方や設置方法でいくつか種類に分けることが出来ます。

・片引き戸

1枚の戸を左右どちらかの壁に沿って滑らせて開閉するタイプ。戸が1枚のものだけでなく2枚や3枚の扉が連動して開閉するタイプもあります。

・引き込み戸

扉を壁の中に引き込む(収納する)タイプ。開けておけば扉が見えないので空間が一つにつながります。

・引き違い戸

2枚の引き戸を左右どちらでも移動させて開閉できるタイプ。左右どちらからでも行き来できて動線がスムーズです。

・引き分け戸(両引き戸)

左右に引き分けて開閉するタイプ。間仕切り扉として使われることもあります。

〇設置の仕方

・レールタイプ

レールを床に敷きその上を引き戸が動くタイプ。最近では床との段差が小さくなりフラットに近いものも多いです。

・上吊りタイプ

天井や壁の上部にレールを設置してそこから吊るタイプ。床にレールがないのでゴミが溜まりにくく掃除がしやすいのがメリット。フラットでつまづく心配がなく車いすの移動もスムーズに行うことが出来る。

1つに引き戸といっても様々な種類の引き戸があります。またその種類によって使う用途は様々です。

〇様々な機能を持った引き戸も

引き戸の種類はもちろん使う人のニーズに合った色々な機能を持った引き戸もあります。

・ファインモーション機能

手を添えなくても最後までピタッと閉まります。戸が枠に当たるときのはね返りがなく静かです。

・簡易ブレーキ付機能

引き戸を開閉する際、強く開けた時のドアのはね返りの緩和してくれる機能です。完全に閉まりきる直前にブレーキがかかり静かに開閉するタイプ。高齢の方や小さなお子さんなど、家族誰もが安心してつかえます。

・遮音・防音効果機能

以前の引き戸は開き戸に比べ、音が漏れやすいという面がありました。最近では日常の生活騒音が気にならない程度の遮音・防音効果のある建具もみられます。寝室や書斎、子供部屋トイレなどにむいているタイプです。音だけではなく光漏れを軽減する工夫がなされたものもあります。

・用途により使いやすい鍵のあるタイプ

水回りなどは用途によっては鍵の付いたタイプを取り入れるのもいいでしょう。プッシュ錠など使い勝手を高めたタイプもみられます。また小さなお子様がいる場合、浴室や洗面室にチャイルドロックを取り付けることができるタイプもあります。

・後付けできるタイプも

リフォームで開き戸から引き戸に変更したいというケースも多いのではないでしょうか?最近では、開口部さえあれば後づけで設置することができるリフォーム対応の引き戸も増えてきています。壁に外付けするタイプであれば簡単に施工することも可能。レールを取り付けるだけなのですっきりとした納まりになるでしょう。

また、扉の素材も自分の好きな仕上げにすることができます。

〇仕上げに樹脂シートや突き板などで自分好みに

・樹脂シート仕上げ(貼り) 天然木の風合いを感じさせるようなタイプ

基材(合板、集成材、単板積層材など)の表面に、木目の模様を印刷した樹脂や紙のシートを張ったものです。柄やデザインが豊富でお手入れがしやすく最近では天然木の風合いを感じさせるようなタイプも多く見られます。

・突き板仕上げ(貼り) 肌触りや木目が美しいのが魅力

天然木を薄くそいだ板(単板)である突き板(つきいた)を基材(合板、集成材、単板積層材)などに接着し、塗装し仕上げたもの。肌さわりと木目も美しさが魅力です。

・無垢材 風合いなど味わいが魅力

深みのある素材感が長く使っていくうちに味わいがでてくるのが特徴的です。

・アルミ枠 光を取り込むデザインが多い

シンプルでシャープなアルミフレームを使ったタイプも多くあります。採光パネルや木質パネルと組み合わせたものもあります。

多種多様の使い方ができる引き戸ですが、引き戸を使うことでどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか

〇引き戸のメリットは?

・限られた空間でも開口が確保できる

引き戸は、戸を横にスライドさせるため開き戸のように前後にスペースが必要なく限られたスペースでも広い開口部を得ることが出来るので壁面があれば設置できることが大きな特徴と言えるでしょう。また、引き戸の開閉が調整できるので、「暑いけど少しだけ開けたい」などの微調整が可能になります。

・通風が確保しやすい

開閉作業が簡単。また、開放感だけではなく部屋を連続させて使用することができ空間に変化を持たせることもできます。

・介護がしやすい

ご家族に介護が必要な方がいる場合、トイレや洗面室に引き戸を用いることで広い開口部を得ることが出来、介護がしやすいというメリットもあります。

〇引き戸のデメリット

・取り付ける場所が限られる

引き戸を引き込むスペースが必要になるため取り付けられる場所が限られてしまいます。例えば引き戸を引き込む場所にはコンセントやスイッチなどはつけられません。洗面室やトイレの場合ではタオル掛けなども取り付けることができないので部屋の使い方が制限されてしまう場合があります。

・レールの溝にごみが溜まりやすい

引き戸の場合、床にレールがあり日常生活をしているうえではどうしてもほこりやゴミなどが溜まりやすくなってしまうでしょう。しかし普段からこまめに掃除することで引き戸自体のメンテナンスにもなります。普段からこまめな掃除を心がけましょう。

近年多くみられるようになった引き戸。ご自宅の室内扉や洗面とトイレを仕切る扉などでも多く使用しているかたは多いかもしれません。 みなさんのご自宅で普段使っている引き戸、このように感じることはありませんか?

・引き戸本体が動きにくくなった
・引き戸本体がきちんと閉まらず、閉めたとき隙間が出来る
・ファインモーションがうまく作動せずゆっくり閉まらない
・簡易ブレーキがうまく作動しない
・引き戸同士がぶつかる
・引き戸の鎌錠がかかりにくい

この原因は扉のズレや傾きによるものでそのままにしていても直ることはありません。原因を知り調整しなおすことでまた普段通り使うことができます。ではどのように調整したらよいのでしょうか。トラブル別に調整方法をご紹介します。

〇引き戸 建て付け調整

1. 引き戸本体が動きにくくなった

まず、レールやゴミが詰まっている可能性があるのでレールや戸車を清掃してください。レールの溝にごみが溜まると扉の滑らかな走行の妨げになり故障の原因にもなります。掃除機などでのこまめな清掃が必要です。
その後、引き戸本体を外して、戸車の清掃を行います。

① 引き戸本体の両側を持ち、上に持ち上げます。
② 下側を手前に引き、下部2次元調整戸車を外します。
➂斜めの状態のまま左右調整上戸車を外し雑巾などでごみを拭き取りましょう。

引き戸が外れにくい場合は、一度元に戻し下部2次元調整戸車の調整で引き戸本体を下側に調整します。取り外しを行う際は引き戸本体が倒れる可能性があるので周りをよく確認したうえで必ず2人以上で行ってください。

2. 引き戸本体がきちんと閉まらず、閉めたときに隙間が出来る

この場合、引き戸本体の下部2次元調整戸車の調整を行う必要があります。上下調整ビスを回し、引き戸本体を上下に調整します。左に回すことで上へ右に回すことで下へ調整できます。また、引き戸本体と枠側の金具がぶつかっている可能性があるのでファインモーションや簡易ブレーキの調整を行いましょう。

①ファインモーション金具の場合
ファインモーション金具は左右調整ビスを回し、引き戸本体を左右に調整します。ファインモーションの受ピンの取り付けビスを緩め、ファインモーション受ピンがファインモーション金具の中央になるように位置を決めたら取り付けビスを締めます。

②簡易ブレーキ金具の場合
左右調整ビスを回し、引き戸本体を左右に調整します。簡易ブレーキ受け金具の取り付けビスを緩め、簡易ブレーキ受け金具が簡易ブレーキ金具の中央になるように位置を決めたら取り付けビスで締めます。

3.ファインモーションがうまく作動せずゆっくり閉まらない

引き戸本体と鴨居のクリアランスが大きい可能性があるので、引き戸本体の下部2次元調整戸車を調整します。まず下部2次元調整戸車の上下調整ビスを回し、引き戸と鴨居のかかる寸法を調整してください。かかりが浅い場合には上に調整してください。

4.簡易ブレーキがうまく作動しない

主な原因として感ブレーキ受け金具の取り付け位置があっていない可能性があるので簡易ブレーキ金具の調整を行いましょう。

①簡易ブレーキ金具の左右調整
簡易ブレーキ金具の左右調整ビスを回し、引き戸本体を左右に調整します。簡易ブレーキ受金具の取り付けビスを緩め、簡易ブレーキ受け金具が簡易ブレーキ金具の中央になるように位置を決めて取り付けビスで締めます。

②簡易ブレーキ受け金具のブレーキ調整
ブレーキ調整ツマミを手で左右にスライドさせブレーキの強弱を調整します。

5.引き戸同士がぶつかる

ファインモーションや簡易ブレーキ、戸車の左右調整を行い中方立の調整も行います。

①引き戸本体の上部が中方立とぶつかる場合
上部調整をします。ファインモーション機能付きの引き戸本体の場合、ファインモーション金具と簡易ブレーキ金具の調整、左右調整上戸車の調整が必要になります。ファインモーション機能が付かない引き戸の場合、左右調整上戸車の調整が必要になります。

②引き戸本体の下部が中方立とぶつかる場合
下部調整をします。下部2次元調整戸車の調整が必要になります。

➂引き戸本体の引き戸が中方立とぶつかる場合
上部調整はファインモーション機能付きの引き戸の場合、ファインモーション金具と簡易ブレーキ金具、左右調整上戸車の調整が必要になります。ファインモーション機能が付かない引き戸の場合、左右調整下戸車の調整が必要です。 下部調整は下部2次元調整戸車の調整が必要です。
左右調整上戸車の調整は、左右調整ビスを回して、引き戸本体を左右に調整します。調整範囲は出荷基準位置より左に2mm右に2mmです。
下部2次元調整戸車の調整は、左右調整ビスを回して、引き戸本体を左右に調整します。調整範囲は出荷基準位置より左に2mm右に2mmです。

中方立の出寸法調整は、調整ツマミが3か所ありますので、各ビスを回して調整します。モヘアで寸法は初期設定で1.5mmです。調整ツマミを半回転すると出寸法が最大9.0mmになります。さらに半回転することで元の1.5mmに戻ります。

6.引き戸の鎌錠がかかりにくい

原因として鎌錠とストライクの位置があっていない可能性があるのでストライクの調整をしましょう。また、引き戸本体が傾いていることも考えられるので戸車の上下調整も行いましょう。

①鎌錠ストライクのかかり調整
鎌錠ストライクの前後のビスを回して、鎌錠部分のかかりを調整します。調整範囲は出荷時基準位置から右回し調整ブロックが奥に2.8mm左回し調整ブロックが手前に移動します。

②下部2次元調整戸車の上下調整
下部2次元調整戸車金具の上下調整ビスを回して引き戸本体を上下に調整します。調整範囲は出荷時基準位置から右回しは下に1mm左回しは上に3mmです。

〇まとめ

私たちの暮らしの中で様々な使い方ができる引き戸ですが、近年では種類や素材など私たちの暮らしに合わせて使い方が選べる機能も充実しています。
日常生活を送っていく中で様々なトラブルが出てくるかもしれません。少しでも困ったことがあれば調整などのメンテナンスを行い快適に過ごせるようにしましょう。

吊り戸_建て付け調整

最近話題の「吊り戸」をみなさんは知っていますか?この吊り戸、ライフスタイルに合わせてお部屋作りができるので人気になっています。洋風なタイプなのでシンプルなデザインが多くマンションのリフォームで使われるなど新築やリフォームで人気のようです。最近増えている「吊り戸」ですが上から吊るすといった今までのドアとは一風変わった構造になっています。 この吊り戸を取り入れている方、これから取り入れようと検討中の方にもこの「吊り戸」の特徴や種類、そして使っていくうちに何らかのトラブルが起きた時の対処法をご紹介していきたいと思います。

〇吊り戸とは?

そもそも吊り戸とは何でしょうか? 吊り戸とは、別名「ハンガードア」とも呼ばれています。主に部屋の間仕切りで使用されることが多く、部屋の上部分からレールなどを取り付けて戸をつるして引戸のように開け閉めします。戸は開け放つと壁と一体化してすっきり収まるので、部屋に広さや奥行を感じさせることができます。間仕切りを固定したくない空間やバリアフリーにも向いています。戸をつり下げるので戸の重量がある場合も比較的スムーズに開閉できるので大きな開口部にも適しています。 一般的な引き戸は、床にレールやレールの溝がありアウトセットタイプや上吊りタイプ、上レールタイプなどがあります。吊り戸は戸本体にゴムや樹脂製のタイヤを取り付け、上枠に内蔵したレールに吊り込む型式が一般的です。

吊り戸といっても種類は様々あります。次に吊り戸の種類をご紹介しましょう。

〇吊り戸の種類

・片引き吊り戸

1枚の扉を左右どちらか一方を開閉させるタイプです。開口が広く出入りしやすいシンプルな吊り戸です。車いすでもゆったり通れる幅を確保しているので車いすの方には安全です。

・2枚連動片引き吊り戸

2枚の戸が連動している吊り戸。1間の間口がなくても広い開口を確保してくれます。2枚の扉がスムーズに静かに連動してくれて1間間口未満の開口部におすすめです。

・引き違い吊り戸

左右どちらからでも入れる吊り戸。左右どちらの戸を開けても広い開口幅が確保できます。どちらからも物が取り出しやすいので収納に最適です。押し入れなどの収納にも向いています。

・アウトセット吊り戸

開きドアから吊り戸へのリフォームが容易です。簡単な工事で開きドアから吊り戸に変更できます。レールセットを壁に取り付け吊り戸を設置することができるので、袖壁を作る必要がありません。また、耐力壁にも簡単に設置ができます。

では、吊り戸はどのように取り付けるのでしょうか

〇吊り戸の取り付け方

・吊り車

吊り車とは戸を吊ったままの状態で上下前後の調整が出来る機具を言います。
まず上のネジで左右調整を行います。基準位置より右に2mm左に2mm調整することが出来左右調整ビスを左に回すと吊り戸が本体が左に右に回すと吊り戸本体が右に移動します。次に下のネジで上下調整を行います。基準位置より下に5mm調整することができ、上下調整ビスを左に回すと吊り戸本体が下に移動します。この吊り車は指を差し込んで吊り戸本体から引き抜くことで外すことが出来ます。

・簡易ブレーキ金具

簡易ブレーキ金具は、戸が枠に当たるときの衝撃音を和らげたり戸を強く開けた時の戸のはね返りを緩和することができます。またブレーキの利き具合も調整できます。

・中方立

吊り戸本体と中方立の隙間はドライバー1本で調整できます。調整することで気密性を高め明かり漏れを防ぎます。

・下部ガイド

吊り戸本体下部ガイドレールを装着して、ガイドレールに下部ガイドが通ることでガタツキを抑えてくれます。

様々な用途で使い分けることが出来る吊り戸ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。吊り戸のメリットを紹介します。

〇吊り戸のメリット

・床にレールの溝がないので安心

天井にレールを取り付けるので床にレールの溝がないので足元がフラットなので安心です。バリアフリーに最適と言えるでしょう。

・部屋をライフスタイルに合わせて自由に作れる

例えば、1つの子供部屋に吊り戸を使用すると仕切りから扉としても簡単に部屋を分割することも可能です。また、部屋を仕切るということで冷暖房のコストを抑えることもできます。使わない部屋の部分まで無駄に暖房が広がらないので節約にもなります。

・広い空間を作ることが可能

壁と一体化して収納ができるので、広い空間を作ることが出でき静かで戸を引く音も伝わりにくいです。

・衛生的

吊り戸の下にはレールがないのでゴミが溜まりません。ですのでレールの隙間に溜まったほこりを取るという作業をしなくて済むので掃除が楽になります。また、掃除機をかける時も廊下から部屋に入るときに段差がないのでスムーズに掃除機をかけることができ掃除が一段とらくになります。

・バリアフリー

段差がないので、小さなお子様やお年寄りが転んでしまう危険の可能性が低く安全です。ご家族に車いすのかたがいる方には安心して使うことが出来ます。

日常生活の上で使い勝手が良いイメージの吊り戸ですが、デメリットもいくつかあります。

〇吊り戸 デメリット

・気密性が低い

天井から吊り下げているので、床と扉の間には少し空間があります。そのため床と戸の間から隙間風が入りエアコンをつけていてもなかなか暖まらないなど少し効率が悪くなってしまいます。また、音もこの隙間から出てしまうので、部屋で電話をすると廊下や隣の部屋にまで聞こえてしまいます。

・コストが高い

吊り戸は戸を支えるために丈夫さが問われるため、通常の戸よりコストが高くなってしまいます。

・電気のスイッチボックスの取り付け場所の制限がある

吊り戸の場合、壁面を広く使うので電気のスイッチやコンセントの場所など取り付ける場所に制限が出来てしまいます。

あなたのお家でもこのような症状が出ていませんか?

・吊り戸がグラグラする
・吊り戸が傾いている
・吊り戸同士が当たる
・吊り戸が閉まりにくい

このような症状が出ている場合、吊り戸本体または建具に何か不具合が発生している確率が高いのです。まずは原因を探り解決方法を見つけましょう。

〇吊り戸のトラブルと建て付け調整

1.吊り戸がグラグラする

原因として考えられるのは下部ガイドの故障が考えられます。下部ガイドとはレールのがたつきを抑えてくれるものです。調整可能取付け穴のビスを緩め、7下部ガイドを左に傾けて位置を調整し、再度ビスを固定してください。下部ガイドが破損している場合はまず吊り戸上部の金具を外します。そして金具と吊り戸を外し新しい下部ガイドを取り付けましょう。

2.吊り戸が傾いている

この場合、吊り戸の高さが合っていないことが考えられるので、上部吊り車の調整を行いましょう。吊り戸の左右調整ビスを回しながら吊り戸本体を調整します。

3.吊り戸と同士が当たる

この場合、吊り車と中方立の調整を行う必要があります。
①吊り車の左右調整は、左右調整ビスを回し吊り戸本体を左右に回し調整します。右回しで左へ左回しで右にいきます。
②中方立の出寸法調整は、調整ツマミが3か所あるので各ビスを回して調整します。まずモヘア寸法は初期設定で1.5mmなので調整ツマミを半回転させ出寸法が最大9.0mmになります。さらに半回転するともとの1.5mmに戻るので調整してください。

4.吊り戸が閉まりにくい

吊り戸が閉まりにくかったり、ぴったり閉まりづらい時は戸先と枠の間に隙間が出来ているので、吊り車の上下調整を行うことが必要です。吊り車の上下調整は、右回しで上へ左回しで下に調整できるので、上下調整ビスを回しながら吊り戸本体を上下に調整してください。 どの作業も必ず2人以上で行ってください。扉の転倒には十分注意しましょう。

〇近年吊り戸にリフォームする人が増えている

デットスペースを無くした部屋を広く使える引き戸と、足元のレールが不要でフラットな床面を実現する吊り戸の両方の良いところをもった「アウトセット吊り戸」が品器です。高齢者になっても使いやすい機能が注目され、リフォームに採用する人が増えてきているそうです。
ここ数年、部屋をリフォームする際に開き戸から引き戸に交換したいという要望が増えています。引き戸は広い開口部を確保しやすく、デッドスペースが少なくて済み開けっ放しにしていても扉が邪魔にならないので広く使えることがメリットです。また、開閉の動作が単純なので高齢者でも体のバランスを崩さずつまずくなどのリスクが少なく使いやすいというのも注目されています。しかし既存の建物に引き戸を設置するとなると開口部付近の壁や床をいったん取り壊し、戸袋やレールをつくるなど大掛かりな工事が必要になります。
そこで注目されているのがアウトセット吊り戸です。アウトセット吊り戸は開口部の外側に吊り戸をセットする扉なので元からある開口部をそのまま生かして吊り戸にすることができます。新しく戸袋の施工をする必要がないのでリフォームに最適なのです。また、「ソフトクローズ」という特殊な器具を付けることで扉が閉まる直前にブレーキがかかり、扉と枠に当たって跳ね返ることを緩和することができ指を挟む危険や扉と枠の衝撃音も軽減することが出来ます。少しの力でも扉をゆっくりと引き込み静かに閉まるので力が弱くなった高齢者にはとっても優しい機能だと言えます。

〇吊り戸 まとめ

最近人気の吊り戸ですが、部屋を仕切れたり広く見せれたりと住む人が自分好みにカスタマイズできることがわかりました。部屋を広く使うことができるのでインテリアの配置を置くスペースもさらに広がるでしょう。 生活していくうえで、扉の不具合は出てきてしまいます生活していくうえでドアは毎日使うものです。普段から「少しおかしいなぁ…」と感じたらすぐに原因を見つけることが大事になります。それぞれの原因を探して対処することで吊り戸を長く安全に使い続けることが出来るでしょう。吊り戸は開口部が広く床面もフラットなので、高齢者には優しい設計です。私たちがこの先安心して暮らせるように是非吊り戸をご自宅に設置してみてはいかがですか?

召し合わせ扉 建て付け調整

純和風住宅を中心に採用されることが多い引き違いや引き込み型式の召し合わせ扉。最近では映画館やコンサートホールなどで使用されていて目にする人も多いのではないでしょうか。召し合わせ扉は私たち日本人にとってはとても馴染み深い扉です。今回は召し合わせ扉の建て付け調整の方法をご紹介します。

〇召し合わせ扉とは

召し合わせ扉とは襖や障子、サッシなど両方から引き寄せて閉じるように戸が合わさっている扉を言います。自宅に召し合わせ扉をすでに使用している方も多いのではないでしょうか。
私たちが生活する上で一日に必ずは使っている扉ですが、扉にも様々な種類があります。
召し合わせ扉というと言葉だけではなかなか伝わりにくいかもしれません。しかし召し合わせ扉は私たちの生活の中でよく目にしています。その召し合わせ扉の種類を紹介します。

〇見たことがある?召し合わせ扉

召し合わせ扉 引き戸
・襖(ふすま)

襖は日本で生まれたもので伝統的な日本家屋は断熱性と調湿性のある木と紙で構成されています。和室に使われる建具や調度にも木や紙製が多いのは気温の湿度の変化が大きい日本で快適に過ごすためだと言われています。近年では心を落ち着かせくつろげる空間として和室が見直されています。
和室に欠かせない襖ですが紙で仕上げられた引き違いとは日本唯一の物です。気軽に張替えが出来る半面手入れが難しい印象があります。

・障子(しょうじ)

古くから窓その他の開口部の枠の内部にはめて横引に開閉する襖、板戸を含めたすべてを障子と言い桟の間に紙を張った採光荷役立つものを明かり障子と呼びました。しかし現在では一般的にこの明かり障子のことを単に障子と言います。普通は下方の一部分に板がはめられてその大きさと形状により様々な名称があります。

・サッシ

サッシはガラス窓に使う金属製の窓枠のことを言います。金属製建具工事の段階で備え付けるものです。

・玄関扉

召し合わせ部分で施錠をするタイプの玄関扉です。戸建てで使用されていることが多いです。

召し合わせ扉 開き戸
・親子扉

玄関などのドアが大小サイズの観音開きになっているドアです。普段の出入りには大きい方のドアだけを使い小さいほうのドアは固定して開かないようにしておきます。大型家具を搬入する時などは開口部がより大きくできるので必要に応じて小さなドアをあけることができるので便利です。

・ガラスの両開き扉

マンションや施設の入り口などでよく見かけるガラスの両開き扉です。
このように引き違いになっている2枚扉の引き戸は、溝やレールの上を引き戸が可動する仕様となっておりその2枚の引き戸が一方の扉に完全に重なり合った状態が全開で、重なり合う部分が最小限になっていると扉が閉まっている状態になります。その最小限に重なった部分に鍵を取り付けることで施錠します。
この時2枚扉の引き戸で多く用いられるのが「召し合わせ錠」とよばれる錠です。引き戸の1枚目の右端と2枚目の左端を固定します、具体的には1枚目に設置されている「召し合い錠」の金具を2枚目に設置されている召し合い錠の金具に差し込んで施錠するというシンプルな形状の鍵になります。

多くの召し合わせ扉で使われる「召し合わせ錠」そのメリット・デメリットは何でしょうか

〇召し合わせ錠のメリット

召し合わせ錠のメリットは引き戸の2枚両方に小さなビスを留めて設置するだけなので簡単に取り付けることができ、交換も簡単に行うことができます。

〇召し合わせ錠 デメリット

一般的な召し合わせ錠だと2枚のドアの隙間などから開けられてしまう恐れがあり鍵を金具ごと取り外しやすいことから防犯性が高い鍵とは言えないところがあります。

このように召し合わせ扉で使われる召し合わせ錠には手軽に取り付けや交換ができるメリットがある一方で様々なトラブルが起きる可能性もあります。
「少し不便だけど、多少我慢して入れば何とか使えるかな…」と劣化した状態を放っておくとある日急に鍵が回らなくなってしまう可能性があります。

〇召し合わせ扉のトラブルと調整方法

私たちが普段から使う扉は、毎日開閉動作を行うことにより少しずつダメージを受けています。様々なトラブル別に調整方法をご紹介します。

1.玄関引き戸の鍵がかかりにくい

この場合いくつかの原因が考えられます。鍵がかかりにくい状態を放置していると劣化が進んで完全に動かなくなってしまうこともあります。まずは原因を特定しておくと作業が比較的スムーズになります。

①錠と錠受けが合っていない
②戸車の高さが適切ではない

錠と錠受けが合っていない場合、召し合わせ錠の調整が必要になります。まず召し合わせ錠のつまみを上にスライドさせ解錠状態にします。その後、施錠表示窓から外召し合わせ框の錠受け下部貫通穴が見えていることを確認しながら錠取り付けねじをゆるめます。この時、錠取り付けネジは少しゆるめるくらいで完全に取り外さないように注意しましょう。
施錠表示窓から外召し合わせ框の錠受け下部貫通穴へプラスドライバーを差し込み固定し基準位置、左右の調整を行ってください。プラスドライバーを抜きとりその状態を維持します。最後に錠取り付けねじを締めましょう。
戸先錠の錠受けの調整に場合、障子を開き枠に錠受け(ストライク)が付いているか確認します。錠受け(ストライク)取り付けネジをゆるめます。この時完全には外さないようにし少し緩める程度にします。戸先錠のかかりやすい位置に錠受け(ストライク)を上下に調整しゆるめたねじを確実に締めて固定しましょう。障子がガタつかず錠がスムーズにかかる位置に調整します。戸先錠のかかりが悪くガタツキが大きい場合はスペーサーを取り除きましょう。

②戸車の高さが適切ではない

この場合、まず障子ごとに戸先框側と召し合わせ框側の2か所の戸車位置を確認します。戸車調整ねじを回し、たて枠と障子が平行になるように調整してください。

2.外側から開け閉めしづらい

この場合、スペアキーを使って鍵が回るかどうか確認しましょう。
鍵が回る場合、鍵自体の変形か汚れの付着の可能性があります。歯ブラシなどを使って鍵の溝や凹凸を掃除しましょう。それでも改善にない場合は鍵自体の変形の可能性があるので違う鍵をしようするようにしましょう。
鍵が回らない場合、鍵穴専用潤滑剤を使用し、鍵穴のメンテナンスを行いましょう。まず鍵穴のホコリを掃除機で吸い取り歯ブラシなどで鍵の汚れを取ります。鍵穴に鍵穴用潤滑材を塗布します。

3.召し合わせ扉の鍵が抜き差ししづらい

この場合、鉛筆を使ってメンテナンスを行います。鍵の切り込み部を鉛筆の黒芯でなぞるように黒く塗り鍵穴に挿入し数回抜き差し行います。一度でスムーズにならない場合は数回繰り返して行いましょう。抜き差しがスムーズになったら鍵に付着している黒芯を布などでしっかり拭き取りましょう。

4.鍵が故障している・破損している

鍵や鍵穴に中の部品が故障や破損していると差し込んだ鍵が回りにくくなります。長年使用したことで鍵が削れて形が変わったり内部の部品と噛み合わなくなり鍵が回せなくなることがあります。また、鍵穴の中にホコリなどの汚れが溜まったり内部の部品が外れかかったりしていると鍵が差し込みずらかったり回しずらいといった不具合が起こることがあります。この場合鍵やかぎ穴のメンテナンスをすることで鍵がかかりやすくなる可能性があります。汚れている場合は清掃し部品が劣化してる場合は修理交換を行いましょう。

では、召し合わせ扉に取り付ける召し合わせ錠の交換方法についてご紹介します。

〇召し合わせ錠の交換方法

使用する道具(工具)はプラスドライバーです。
現在取りついているある錠を取り外します。部屋内の引違扉を開けます。扉を交差させ部屋内側の既存の鍵を取り外します。
上のビスを外し、次に下のビスも外します。この時点で部屋内の鍵は外れます。外扉の鍵を取り外し部屋内側からビスをゆるめていきます。引違錠を取り外したら必ず切り欠き寸法を確認しましょう。

・室内側引き戸錠の取り付け方

室内側本体の裏側を見てください。ビスを確認できます。確認できればネジをプラスドライバーで取り外します。ネジを外し室外側本体が外部化粧座と外部ケースが分かれます。ここから引き戸本体に取り付けていきます。まずは外部ケースをはめ込みます、また扉厚によってはスペーサーを取り付けます。続いて室内外から外部化粧座をはめ込みましょう。この時に化粧座の上下を間違えないように注意しましょう。このとき切り欠けによって飾り座を取り付けます。はめ込めれば先ほど取り外したネジで仮止めしてください。

玄関引き戸などで使われることが多い召し合わせ扉。特に玄関の鍵は毎日使う部分であり知らないうちに少しずつ摩耗や劣化していることがあります。

〇召し合わせ扉・召し合わせ錠の修理や調整を業者に依頼しよう

私たちが自分で調整しても、自分で出来ないところがでてきたら迷わず業者にお願いしましょう。鍵の修理や交換作業を業者に依頼する場合、かかる費用は作業内容だけでなく依頼する業者によって料金は異なります。

〇召し合わせ扉 建て付け調整まとめ

召し合わせ扉として多くつかわれている引き戸の玄関扉など普段からよく目にすると思います。昔からなじみ深い召し合わせ扉ですが、襖や障子など室内扉としても使っている人は多いのではないでしょうか。特に引き戸タイプの召し合わせ扉はバリアフリーに設計出来たり軽い動作で開閉できるので高齢者にも使いやすく安定した需要があります。
扉は毎日開閉し使います。使っているうちに劣化してしまうのは仕方がないことです。
召し合わせ扉の鍵が引っかかる・かかりにくいなど原因に合わせた修理を行うことで症状が改善する可能性あります。しかし原因によっては業者でないと対応できない場合もあります。日頃から少しでも「扉がしまりにくいな」「鍵がかかりにくいな」などの不具合があってもそのままにしていませんか?不具合はそのままにせず原因を突き止め、鍵や扉の調整を行いましょう。

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