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錠前(じょうまえ)

錠前とはドアに取付けられた錠本体と鍵のセットを指す総称と言います。錠本体は扉を戸枠に固定するためのラッチボルトやカンヌキの役割をするデッドボルト、鍵を差し込むためのシリンダー、屋内側からデッドボルトを回すためのサムターンなどから構成されています。錠本体にドアノブやハンドルレバーなどを含む製品もあります。錠前とシリンダーは混乱しやすい用語ですが、シリンダーとは錠本体の鍵穴のことを指します。
 
住宅の玄関ドアの錠前として普及しているものとして、シリンダー錠があげられます。シリンダー錠とは、鍵を差し込む鍵穴の周りが円筒形になっているもので、サムターンや錠ケースのある錠前です。シリンダー錠には以下のような種類があります。ピンシリンダーは、シリンダーのなかにピンが複数入っており、ピンの数が多いほど不正解錠されにくくなります。ディスクシリンダーは、1950〜1970年台に多く出回った種類のシリンダーで、鍵の片側にギザギザがあり鍵穴がくの字になっています。ディスクシリンダーは、ピッキングされやすいという欠点があったため、その改良後継版としてロータリーディスクシリンダーという種類が製造販売されています。ロータリーディスクシリンダーは、ディスクシリンダーに似た構造をしていますが、鍵の両側にギザギザがあります。マグネットタンブラーシリンダーは、タンブラーに磁石を利用しており、鍵が物理的にシリンダーに触れない仕組みになっているため、ピッキングが困難です。ディンプルシリンダーは、鍵表面にはさまざまな大きさや深さのくぼみがついており、シリンダー内部は上下以外にも複数の角度にピンが設定されています。ディンプルシリンダーは、シリンダー錠のなかでも不正解錠が困難な錠前のひとつです。
 
ほかにもドアのタイプや使用用途により、各種の錠前が販売されています。プッシュプル錠という種類は縦長のドアハンドルを引いたり押したりすることで戸を開け閉めするタイプの錠前です。ドアノブやレバーを回す操作が必要なく、ハンドルの押し・引きの動作のみで扉の開閉ができます。引き違い戸錠(召し合せ錠)は玄関に良く使われる錠前の種類で、和式玄関の引き戸の中央に設置されます。空錠というのはドアノブやレバーハンドルなどとカンヌキ(ラッチボルト)で扉をドア枠に固定する錠前ですが、鍵を施錠する機能はありません。本締錠とはシリンダーとデッドボルトのみでドアノブやレバーハンドルが付いていない錠前です。本締錠は、シリンダー錠など他の種類の錠前の補助錠として使われるほか、空錠と組み合わせて使われる場合もあります。ケースロック錠(箱錠)という種類は、箱型ケースのなかに錠機能が内蔵されている錠前です。ケース内部の錠に直接解錠工具を届かせることが難しいため、侵入被害を受けにくい錠前です。鎌錠(かまじょう)は横に引く戸に使われる錠前で、デッドボルトが鎌のかたちをしているためにそう呼ばれます。鎌錠はデッドボルトを戸枠の受け座に引っ掛けて施錠します。現在では、トイレなど住居内の個室の鍵として用いられることが多い種類です。
 
インテグラル錠と呼ばれる錠前は、ドアノブやドアハンドルのなかにシリンダーが内蔵されており、鍵で施錠・解錠を行う種類です。主に古い物件の玄関や勝手口などに使われています。円筒錠は、インテグラル錠と似た概観をしていますが、施錠の際はドアハンドルに付いているプッシュボタンを押して施錠し、解錠は鍵で行います。南京錠は、錠本体も持ち運び可能な種類の錠前で、解錠時は鍵が必要ですが施錠時は掛け金をはめ込むだけで済み鍵が不要です。南京錠は、安価なため手軽に利用されていますが、一般的に流通している南京錠の多くは容易に不正解錠が可能なため、重要な場所の施錠には適していません。チェーンロック(ドアチェーン)とは、扉の内側にチェーンやU字型の金具を取り付けて来客時にドアが完全に開かないようにする錠前で、主に住宅玄関の補助錠として使用されます。
 
防犯性の高い鍵としては、電気錠や電子錠があげられます。電気錠は電気配線を利用して作動するものなので、電池切れの心配がありません。一方電子錠は乾電池を利用する種類の錠前で、電気工事が必要なく取り付けが容易です。電気錠や電子錠の施錠・解錠方法にはいくつかのタイプがあり、カードやタッチキー、暗証番号や指紋認証などがあげられます。最近増えているのがスマートロックで、スマートフォンなど電子機器で施錠・解錠できる種類のものを指します。
 
錠前の調子が悪くなったり、現在の錠前が不正解錠を受けやすいタイプで不安なときは、錠前の交換で解決できます。錠前の交換方法は種類によって異なり、簡単なものから専門技術が必要なものまでさまざまです。シリンダー錠のシリンダーのみの交換や、インテグラル錠・引き違い戸錠などの錠前の交換をDIYする人もいますが、年々進化する不正解錠の手口に対応するため、新しい錠前ほど構造が複雑化し、交換方法も難しくなってきています。錠前の交換は、鍵の専門業者に依頼すると安心です。

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