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鍵穴壊し(かぎあなこわし)

空き巣が住宅に侵入する際に使われる手口のひとつが鍵穴壊しです。鍵穴壊しは電動ドリルや穴を開けるための工具であるホールソー、ドライバーやハンマーなどを使い、強引に鍵穴、つまりシリンダーを破壊し不正開錠します。自宅が高い塀や植木に囲まれており、道路から見えにくい場所に立っていたり、人通りが少なく外灯の少ない道路沿いにある家は鍵穴壊しのターゲットとして空き巣に狙われやすいとされています。家の裏側など、道路から見えにくい所に勝手口がある家も鍵穴壊しにより空き巣に狙われやすい場所です。出入りの多い勝手口はそのつど施錠をしない場合も多く、玄関に比べて古い鍵を利用していることが多いため施錠しても注意が必要です。

一般的な鍵の寿命は10年程度であると言われています。使用回数の多い鍵はそれよりも早く劣化して防犯性能が低下し、鍵穴壊しされるリスクが高まるため早めに対策を取りましょう。
古い鍵と同様に、構造がシンプルなピンシリンダー錠やディスクシリンダー錠なども鍵穴壊しの標的にされることがあります。ピンシリンダー錠とディスクシリンダー錠は両方とも内側と外側にそれぞれ筒があり、鍵を差し込み回すと内側の筒が回転して解錠する仕組みとなっています。どちらの鍵も工具を使い簡単に鍵穴壊しが可能です。
 
空き巣による鍵穴壊しを未然に防ぐための方法で、鍵穴壊し対策として重要なのが、玄関の鍵を防犯性の高い鍵への交換することです。防犯対策を行う場合には、玄関などにCPマークの付いている鍵を設置すると鍵穴壊しに対して大変効果的です。警察庁や国土交通省、日本ロック工業会などによる官民合同会議の防犯性試験に合格し、防犯性の高い建物部品に付けられるマークをCPマークと言います。特に鍵については「CP認定錠」と呼ばれており、鍵穴壊し対策には防犯性の高い鍵を取り付けるのがおすすめです。
 
鍵穴壊し対策にはワンドア・ツーロックも適しています。ワンドア・ツーロックとは、ドアにメインとなる鍵のほかに補助錠を取り付ける方法です。空き巣が玄関に鍵がふたつついていると外から認識すれば、侵入に時間がかかると考えて諦める可能性が高く、鍵穴壊しの被害を未然に防ぐことができます。補助錠はインターネットなどで購入して自分で行うこともできます。ただしワンドア・ツーロックのタイプの鍵に交換する場合には、ドアに新たに穴を開けるなどの作業を行わなければならないケースがあります。自分で交換するのが心配な場合は鍵の専門業者に依頼しましょう。
 
自宅の門扉の鍵が鍵穴壊しの被害に遭わないように、電気錠や電子錠を設置するのもひとつの方法です。電気の力や乾電池により作動し、シリンダーがないため鍵穴壊しされる心配がありません。配線工事が必要な電気錠に比べて電子錠は比較的簡単に設置ができ、後付けで取り付けることも可能です。さらに玄関のドア付近に防犯カメラを設置するなど、ほかのセキュリティ方法と組み合わせることで、より強力な鍵穴壊し対策ができます。

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