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GOAL(ゴール)

GOAL/ゴールは美和ロックなどと並ぶ大手の鍵メーカーで、創業の1914年から鍵の製造と販売を行う老舗企業です。本社のある大阪をはじめ四国や九州に工場を置き、国外では台湾にも工場を持っています。GOAL/ゴールは1932年に玄関用シリンダー満州錠を、1959年には円筒錠ユニロックの製造・販売をスタートしました。電機メーカーとの共同開発を経て、1972年に日本ではじめての電気錠カードロックシステムを開発したのもGOALとなっています。2か所同時のドア開閉を防止するGOALのインターロックドアシステムは徹底した衛生管理が必要な医療機関で活用されています。磁気カードロックJCLシステムも顧客出入りの多いホテルなどで安心につながるGOAL製品の1つです。レジャーホテルや会員制クラブでは、逆マスターカードリーダーの設置により施設の出入管理を容易にし、混雑状況の把握やスムーズな施設運営につなげています。
 
GOALは国内ではじめてピンシリンダーの製造を開始したメーカーで、多くの厳しい公的基準をクリアした製品を開発しています。2002年にはディンプルキー「V18シリンダー」とレバーハンドル錠「V-LG-5」が、国内初のアメリカにおけるUL防犯規格の認定を受けました。2004年には多数のGOAL製品が、高い防犯耐性を備えた製品のみ登録できる「防犯建物部品(CP製品)」に合格しています。現在は扉錠のほか電気錠やカードロック、非接触型キーリーダーなど多種多様な鍵を製造販売しています。
 
V18シリーズは、ピンシリンダー製造のパイオニアであるGOALならではの、精密で複雑な内部構造をしたディンプルキーです。複製が困難で従来から防犯性が高いディンプルキーですが、GOAL製ディンプルキーV18シリーズは全ての上ピンがピッキング対策仕様、鍵違い数は約120億通りとなっています。GOALオリジナルの防犯設計で作られたV18シリーズは、企業や警察庁などにより定められた「耐ピッキング性能10分以上」に認定された鍵となっています。またGOALを代表するV18シリーズにはオプションとして「V18キーチェンジシステム」が導入されています。V18キーチェンジシステムを導入すれば、鍵紛失時に錠前の取り替えなしで鍵交換が可能なため、鍵の不正使用を防ぐことが可能です。マスターキーは現状のまま、子鍵のみを交換することも可能です。そのためGOALのキーシステムを導入すれば賃貸の入退去時における鍵作成コストが削減できます。
 
GOALが製造・販売するディンプルキーにはほかにも、セキュリティ水準を極限まで高めた「GVシリンダー」が存在します。GOALのGVシリンダーは、約1000兆2800億通りの鍵違いとなっています。そのためピッキングによる鍵の不正解錠はほぼ不可能と言えるでしょう。GOALのGVシリンダーは特殊な潤滑コーティング処理に加え、全ピンがステンレス鋼製の鍵のため耐久性が高い点も特徴です。シリンダーの内側と外側に配した超硬製のガードピンは、ドリルを用いた窃盗手口「ドリリング」による破壊対策になります。またGVシリンダーのオプションにはオリジナルキーシステムの「ユニバーサル・キーシステム」が用意されています。鍵番号とIDタグの提示なしでは複製できないため、万が一の紛失にも安心と言えます。
 
スマートロックシステムは現在、自動車のドアやマンションのオートロックなどの幅広いシーンで活用されています。GOALのスマートロックシステムは、利便性と防犯性を兼ね備えているのが特徴です。例えばハンズフリー機能搭載のGOALの「インテリジェントスマートリーダーBRSシステム」は、自動ドアや宅配ロッカーと連動できます。リモコン1つあれば、近づいたり手をかざしたりするだけで動作するため、小さな子供を連れている場合や荷物の多い日にも便利です。ドアの前でカバンから鍵を探し出す行為がなくなり、防犯性も高まります。GOALのスマートロックシステムは公共施設での鍵管理も容易にします。例えばコワーキングスペースやシェアオフィス、レンタル会議室などの使用時に従来のような物理鍵を必要としません。暗証番号やワンタイムパスワードのみで運用できるようになります。
 
2020年に発売されたGOALの「LaresIA」は、スマートフォンに専用アプリをインストールすることで簡単に使用できるようになっています。スマートフォンやカード、テンキーによるロック解除が可能で、「覗き見防止」や「ダミーキー」といったセキュリティ機能で安心して使えるのもGOAL製スマートロックLaresIAのメリットです。またGOALのLaresIAは電池式のため、電気錠のように大掛かりな配線工事なしで手軽に導入できる点が魅力と言えます。GOALのスマートロックシステムLaresIAでは、「入室管理モード」を使うことで利用者ごとに施解錠できる部屋の権限を制限できます。利用者ごとの入退室履歴も確認できるため、GOALのLaresIAは社内のスタッフルームや倉庫管理などに適しています。より厳密な管理が求められる機密情報の安全性も高められるのが、GOALのスマートロックLaresIAのメリットです。

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