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フラッパーゲート(ふらっぱーげーと)

フラッパーゲートとは、ICカードや生体認証などの認証システムを使って事前に許可された人だけを通すゲートのことで、物理的にセキュリティ対策が必要なエリアの出入口に設置されています。エリアの境界を明示するだけでなく、建物の入場制限や入退室管理の機能を備え、部外者の不正侵入を防止する役割を担う電気装置で、セキュリティゲートとも呼ばれています。入退室管理システムと連動させて利用すると、企業や施設のセキュリティ性を強化できるのがフラッパーゲートの特徴です。入退室管理システムとは、建物への出入りを管理する仕組みのことをいいます。オフィスや施設に入退室する際は、ドア付近の認証装置で本人確認をして許可を得る必要があり、そこにフラッパーゲートが設置されています。フラッパーゲートと連携した認証システムには、ICカードやQRコード、RFID、顔認証といった生体認証などがあり、多くの施設や企業で導入されています。
 
フラッパーゲートは、大きく分けて「フラップ式」と「アーム式」の2種類があり、認証時の認証速度の違いによりそれぞれに適した利用場所が変わってきます。設置する際は、どのような場面で入退室管理が必要なのかをよく考慮してフラッパーゲートの種類を選ぶ必要があります。フラップ式は、フラップという板状の部品が回転して通行を制御するタイプです。ゲートの通行幅によって、フラッパーが1枚のものや両開きのものがあります。フラップ式は、駅の自動改札機でよく見られるフラッパーゲートです。フラップの開閉速度が速く、1分間につき50人程度の認証が可能なことがメリットとしてあげられます。そのため、フラップ式のフラッパーゲートの設置は、駅や空港のような大勢の人で混雑するような場所の入退室管理に適しています。アーム式は、バー状や三又状に分かれているアームで通行を制限するタイプで、回転するアームに沿って通行します。強い保持力を持ち人力でアームを回転させるのが難しいため、こじ開け防止になります。そのため、アーム式のフラッパーゲートの設置は、公共施設やアミューズメント施設、スタジアムなど、ひとりずつ入退室管理したい場所に適しています。難しい工事が必要なく、置くだけで使用可能な簡易型のフラッパーゲートもあります。軽量なので、台車などに乗せて移動できるため、期間限定のイベントや祭り会場などの入退室管理に導入できます。防水・防塵機能を備え、屋外で使用可能なタイプもあります。工場の出入口にフラッパーゲートを導入すると、車に乗ったままICカードや特殊なタグを認証装置にかざすだけで入退場ができ、出入口付近が混雑するのを防げます。屋外の駐車場で入退室管理システムと連動させると、空車や満車など駐車場の利用状況をすばやく把握することが可能になります。フラッパーゲートは、設置場所や通行人数、利用目的に合わせて選ぶことが重要です。
 
フラッパーゲートを導入すると入退室のセキュリティを格段に高めることができます。建物内のセキュリティ強化には、入退室管理を徹底し、不法侵入を防止、情報漏洩のリスクを軽減することが重要です。フラッパーゲートを出入口に設置することで、事前に入館を許可されている関係者以外は建物内に入れなくなるため不法侵入を防止できます。フラッパーゲートは、訪問者の入退室管理だけでなく、入室が許可されている社員がゲートを開けたタイミングで部外者が一緒に入場してしまう「共倒れ」の防止としても役立ちます。フラッパーゲートの導入は、入退室管理システムを利用してセキュリティ対策を行っている企業であると視覚的に判断でき、企業の信頼向上につながります。認証システムと連携したフラッパーゲートを導入することで、入退室の管理がシステムで管理できるようになるため、出入り口に警備員を配置しなくて済みます。入退室管理の導入は、人件費削減といったコストダウンにつながります。フラッパーゲートは公共施設などの出入口や自動改札に設置されていて、多くの人に馴染みのある装置です。フラッパーゲートがない場合、受付や案内役がいないと訪問者は入館に戸惑ってしまうことがありますが、フラッパーゲートが設置されていると直感的にどこからどうやって入るか導線が明確になります。
 
入退室管理システムと連動できたり、高度な認証方法を備えたりさまざまな機能を備えているフラッパーゲートは、高額なイニシャルコストがかかります。しかし、フラッパーゲートを導入することで人件費削減ができるため、長期で運用するほどランニングコストを抑えられます。また、フラッパーゲートを含む入退室管理システムサービスには、月額料金がかかってきます。初期費用と月額料金のバランスを考慮し選ぶことが大切です。万が一、停電や災害が発生すると、電気を利用しているフラッパーゲートは使用できなくなるため、停電などで稼働できない場合のセキュリティ対策を考えておくことが必要です。

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