指紋認証リーダーKJ-3500(しもんにんしょうりーだー)
指紋認証は、人の指紋の特徴点をデジタルデータとして登録し、照合することで個人を識別する認証システムです。指紋は特徴が1人ひとり異なり、加齢などによる経年変化にも影響を受けにくいため、指紋認証で高いセキュリティ性を持たせられます。生体的特徴を利用した生体認証のひとつが指紋認証で、暗証番号認証で番号を忘れたり、カード認証でカードの盗難などで無くしたりする心配がありません。指紋認証は、指をかざすだけでスピーディに認証が完了する利便性の高い認証方法です。指紋認証で使用されている認証方式は、近年では静電容量方式・光学方式・超音波方式の3つがあります。静電容量方式は、指がセンサーに触れた際の指紋にある凸凹の間の電気のたまりやすさの変化を捉えてデータ化したものです。スマートフォンで広く普及している方式で比較的低コストで導入できますが、指が濡れていたり汗をかいていたりすると指紋認証のセンサーが正常に反応しない場合があります。光学方式は、センサー面に光が照射され、指紋の凸凹によって反射や屈折する光のパターンを読み取る方式です。指紋認証の速度・精度は高くなりますが、センサー表面に汚れが付着すると読み取りにくくなったり、精巧に指紋が複製されると突破されてしまうリスクもあります。超音波方式は、指紋に超音波を発射しその反射波を解析して指紋を立体的に読み取る比較的新しい指紋認証の技術です。指紋の表面だけでなく真皮内部の構造まで捉えられるため、真皮認証とも呼ばれます。指が汚れていたり濡れていたりしても精度が落ちにくいことが特徴です。
KJ TECH japanは、指紋認証などの高い技術力でさまざまなセキュリティ課題に取り組む企業です。韓国に本社を持つKJ TECHの日本法人として、日本市場向けにKJ TECH製品の販売やサポートを行っています。他社ブランド製品を代わりに製造するなどのOEM出荷を含めて世界50カ国80万台に出荷し、世界品質の信頼を築いてきました。KJ TECH japanのKJ-3500は、2,000個の指紋を0.1秒で認識できる世界最速の指紋認証リーダーです。最大50,000個の指紋を保存できるため、大規模な施設や企業の指紋認証による入退室管理に最適です。KJ-3500は、指紋の細かい特徴を素早く正確に抽出できる500DPI光学センサーを採用しているため、指紋認証の読み取りを快適に行えます。オプションでマルチスペクトルイメージングセンサーをKJ-3500に搭載し、指紋認証から真皮認証にバージョンアップすることもできます。KJ-3500のマルチスペクトルイメージングセンサーは、可視光だけでなく、紫外線や赤外線など人の目には見えない光も同時に指紋認証で撮像します。KJ-3500なら乾燥や濡れ、汚れた指であっても、微妙な色の違いなどをより高い精度で捉えることができるため、指紋偽装によるなりすましを未然に防ぐことはもちろん、使用環境による影響も受けにくいです。KJ-3500は指紋認証だけでなくカード認証や暗証番号認証も利用でき、二重認証にも対応しています。指紋認証リーダーKJ-3500とパソコンを連携させれば、従業員の勤務時間や社外の来訪者の入退室管理などにも最適です。1.3MEGA PIXELのカメラを内蔵しており、指紋認証などと同時にユーザーの顔写真を撮影できます。最大20,000件の顔データを保存できるため、大勢の入退室に対応でき、誰が何時に入室したかの状況が指紋認証だけでなく映像でも確認可能です。KJ-3500はPoE給電に対応しており、LANケーブル1本でデータ通信と電気供給を行い、配線が従来の機器と比べて簡単で素早く取り付けできます。IP65等級の防水・防塵性能を持つKJ-3500は、あらゆる方向からの粉塵や噴流水の影響を受けにくい仕様です。
KJ TECH japanのKJ-3500は、大規模で高度なセキュリティ性と運用効率が求められる施設での利用に最適な指紋認証システムです。危険物などを取り扱う薬品・化学品工場では、取り扱う物質の性質上、極めて高度な指紋認証などの技術と柔軟な管理機能が必要になります。従業員の出退勤をKJ-3500の指紋認証で管理すれば、入退室管理システムと連携して従業員の代理打刻や部外者の侵入などの不正防止が可能です。KJ-3500の指紋認証のオプションでマルチスペクトルイメージングセンサーを搭載しておけば、手が汚れていたり、汗で湿っているなどの場合でも認証精度が維持しやすく業務の効率化が図れます。薬品庫や劇物保管庫などには登録された有資格者のみが入室できるよう指紋認証とカード認証の組み合わせが効果的で、許可されていない人物の立ち入りが物理的に制限可能です。多くの法規制や国際規格では、入退室の管理と記録の保存が求められています。指紋認証リーダーKJ-3500なら、」工場内全ての入退室の正確なログが自動的に指紋認証で記録できるため、情報漏洩や管理品の紛失などが発生した場合も迅速な調査・対応から原因究明につなげられ、監査の際には運用の透明性と信頼性を示すことが可能です。