顔+カード認証リーダーFE-700(かおぷらすかーどにんしょうりーだー)
顔認証とはカメラに映った顔と、あらかじめカメラで撮影した顔の目や口などの特徴を照合し、本人がどうかを判断する技術です。顔の特徴は1人ひとり違うため、盗難やなりすましなどの被害も未然に防げます。顔認証には、2D認証と3D認証の2つの方式があります。2D認証は顔認証の顔の情報を平面として読み取り、カメラで撮影した顔の画像から顔のパーツの位置関係を元に本人確認を行います。2D認証は顔認証の導入コストが低く、スマートフォンやパソコンなどの幅広い機器で利用されています。髪型や化粧などの影響を受けやすく本人の顔ではなく写真を使い、なりすましなどの不正をされやすいことが2D認証のリスクです。3D認証は、顔認証に赤外線センサーを使用して顔の奥行きや凸凹などの立体的なデータを取得し本人確認を行います。高い認証精度を実現できるため、写真や画像による顔認証の不正に強いです。顔認証は顔そのものを鍵や暗証番号代わりとして利用できるため、紛失や失念の心配がありません。リーダー機器に非接触で照合できる顔認証は、ウイルスや菌の接触感染を予防し衛生的で、荷物を両手に持っている場合でも顔をリーダー機器に向けるだけで認証できるため、スムーズな利用が可能です。顔認証は指紋や静脈を使用した認証方法と違い、認証のために特殊な機器を必要とせず、比較的コストも低くおさえられるため、セキュリティ性を必要とするさまざまな業種やシーンで幅広く導入されています。
KJ TECH japanのFE-700は、高いセキュリティ性能を持つ最新技術を搭載した顔認証リーダーです。KJ TECH japanは、高い技術力で開発されたFE-700の顔認証リーダーなどの製品やシステムを通して、さまざまなセキュリティ課題の解決に取り組む企業です。FE-700は211mm×100mm×26mmのコンパクトな形状で、スペースが限られた場所や、既存の設備に後から顔認証システムを設置する場合などにも柔軟に対応できます。FE-700の顔認証は2つのカメラからなるRGBデュアルレンズカメラを搭載しているため、顔の立体形状や奥行き情報まで詳細な読み込みと検知が可能です。FE-700と顔の距離が最大で2m離れていても、立ち止まらずに顔認証の読み取りができます。FE-700の検出モードをマルチに設定すれば、複数人を同時に検出できるため、利用者の流れを妨げずスムーズな入退室が実現します。FE-700は10,000件の顔認証用の顔を登録でき、多人数が利用する教育・福祉施設や商業施設などへの導入にも最適です。FE-700はなりすまし防止機能を搭載しているため、偽の写真や動画で顔認証を突破しようとしても、高精度で判別し不正アクセスを未然に防ぎます。顔認証のほかに、カード認証と暗証番号認証も選択できるFE-700なら、顔認証とカード認証、顔認証と暗証番号認証などの二重認証にも対応しており、顔認証とほかの認証方法を組み合わせることでセキュリティレベルを格段に引き上げることが可能です。FE-700のカード認証は、国内外で広く利用されているMIFARE・FeliCa・EM・iCLASS・Indala・HID Proxに対応しているため、海外を拠点にする社員や外部関係者の持つ異なるカード規格でも1台で対応でき、グローバルで幅広い運用が実現します。社員証や入館証などすでに使用中の各種カードシステムとの連携もスムーズで、切り替えや拡張時にも新たなカード発行の手間やコストを削減可能です。拠点ごとに異なるカード規格が使用されている場合でも同じシステムで管理できるため、全体の運用が効率化できます。
KJ TECH japanのFE-700の顔認証は非接触で認証でき、人の出入りを把握する入退室システムとの相性もよいため、高いセキュリティ性や利便性を必要としつつ、とくに感染症の拡大を予防したい施設への設置に最適です。医療機関や病院で、従業員用の出入り口やスタッフ専用エリアにFE-700を設置すれば、出退勤の記録やエリアごとの滞在時間の把握が自動で行えます。感染症病棟や隔離エリアなど一般患者や部外者の立ち入りを制限したい場所では、許可されたスタッフのみがアクセスできる環境を構築できるため、院内感染リスクの低減にFE-700が役立ちます。農産物や畜産・水産物など食品の原材料の処理や加工を行う食品工場といった衛生管理が重視される施設でも、FE-700なら安心して利用可能です。従業員はマスクをしたままでもFE-700のカメラの前に立つだけで顔認証が完了するため、現場での業務に支障をきたしません。カード認証や暗証番号認証も併用できるため、製品や原材料に直接触れるエリアで異物混入や不正を防止したり、生産ラインを制御するシステムやデータを扱う場所の入退室など、セキュリティレベルに応じた運用が可能です。最大で10,000件の顔認証のデータを登録でき、カード認証のカード登録件数は200,000件まで可能なため、従業員が多い大規模な食品工場でも安心して運用できます。