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電気錠コントローラー(でんきじょうこんとろーらー)

電気錠コントローラーは、電気錠を制御する役割を担い、電気錠本体に施錠や解錠の電気信号を送信する機器を指します。電気錠は、電力を利用して自動で施解錠するので手間がかからず、利便性に優れ日常生活を快適にする鍵です。電気錠と電気錠コントローラーの連携で、電気錠コントローラーのスイッチからの電気信号を受信できるようになり、離れた場所からの施解錠が可能になります。2階のリビングやキッチンなどの電気錠コントローラーで解錠状態を確認し、玄関まで行かなくてもワンタッチで電気錠の解錠ができます。
 
電気錠の導入には、電機錠本体とリーダー、施解錠のスイッチのある操作部分とスイッチの電気信号を送る制御部分が必要です。この操作部分と制御部分を合わせ持っているのが電気錠コントローラーです。電気錠と電気錠コントローラーは電気配線で繋ぐため、スムーズな連携が可能になります。また、電気錠コントローラーは施解錠のスイッチの役割と同時に、電気錠に電源を供給する役割も担っているため、電池切れの心配がありません。電気錠コントローラーと周辺機器の連携も可能で、利便性の向上が期待できます。電気錠コントローラーと連携できる周辺機器には、暗証番号解除装置、増設解除ボタン、解除ボタン付きインターホンなどがあります。電気錠コントローラーと電気錠や周辺機器を連携するためには電気配線器具が必要になります。機器にもよりますがアイホンの場合、電気錠との連携には、使用する電気錠に合わせて6‐9変換コネクターやコンバージョンアダプターを用いて2線変換アダプターを経由し、電気錠コントローラーと接続します。暗証番号解除装置や増設解除ボタンとの接続は、配線を直接電気錠コントローラーに繋ぎます。解除ボタン付きインターホンは、機器に合わせたコネクターを用いて接続します。電気錠コントローラーは、アイホンやMIWA、アート、GOALなどの電気機器メーカーで取り扱っています。電気錠ひとつに対応する1回線専用タイプや、拡張可能な1回線用多機能タイプ、2か所以上の電気錠に対応する2回線以上のタイプなどさまざまな種類の電気錠コントローラーがあります。また、電気錠コントローラーには使いやすい機能を備えたものもあります。本体に液晶画面を搭載したタイプは、液晶を見ながら簡単に設定できます。液晶にアイコン表示されるものは、扉や機器の状態がひと目で確認でき便利です。曜日別や時間帯で自動的に施解錠設定できる週間タイマーや、停電後のタイマー解錠制御機能などの便利機能を備えたものもあります。また、2線式配線で配線距離150mが可能なタイプや、小型電気錠コントローラーで住宅の門扉用など、幅広い使用用途に対応可能です。
 
インターホン機器のトップシェアを誇るアイホンは、住宅向けインターホンやドアホン、企業・工場向けの通話機器、医療・福祉施設向けのナースコールなどの製造販売を行う電機メーカーです。アイホンは、電気錠システムにも力を入れています。他社電気錠とアイホンの電気錠システムと連動させると、室内から電気錠の施解錠が可能になります。たとえば、アイホン電気錠コントローラーEL‐PLP‐EAは、電気錠の付いた玄関ドア、引き戸、門扉、勝手口に合わせて設置することが可能な機器です。電気錠とアイホン電気錠コントローラーEL‐PLP‐EAを2台使用することで最大2か所まで設定できます。アイホン電気錠コントローラーEL‐PLP‐EAで電気錠を施錠する方法は、警戒モードと簡易警戒モードの2通りから選択して設定することが可能です。警戒モードは、ピッキングなどの不正な解錠や鍵による手動の解錠など、電気錠コントローラーと連動しない解錠すべてにおいて警告音が鳴動します。簡易警戒モードでは、不正な解錠の場合のみ警告音が鳴動し、鍵や内鍵で解錠した場合には警告が作動しない設定です。手動で操作を行う可能性がある場合には、簡易警戒モードに設定しておくと便利です。2つのモードの設定方法は簡単で、どちらも警戒ボタンを使って行います。警戒モードは電気錠コントローラーの警戒ボタンを短く押し、簡易警戒モードは警戒ボタンを長押して設定します。室内からアイホン電気錠コントローラーEL‐PLP‐EAを使って解錠する方法はわかりやすく、解錠ボタンのみでリモート解錠が可能です。訪問者が玄関から入ってドアが閉まると自動的に施錠されるので、施錠する操作は必要ありません。また、外出時には外出用解除ボタンで電気錠を解錠し、玄関から出てドアが閉まれば自動施錠される仕組みになっています。
 
アイホン電気錠コントローラーEL‐PLP‐EAでは、暗証番号による解錠や解錠後の自動施錠を設定することも可能です。暗証番号の設定はパネル内の暗証番号設定ボタンで行います。暗証番号は、1~5までの数字の暗証番号を押し順のパターンで覚える設定方法です。暗証番号を3回以上誤ると警告音が鳴動します。そのほかに、アイホン電気錠コントローラーEL‐PLP‐EAは、電気錠の種類を判断し自動設定する機能も備えています。アイホンのほかにもさまざまな種類の電気錠コントローラーがありますが、どの種類でも取り付けには電気配線工事が必要です。工事には電気系統の感電や怪我、事故が起こる可能性も想定されます。電気錠コントローラーを取り扱う際には、必ず専門知識と資格を持つ電気工事士に取り付けを依頼することが大切です。

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