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入退室管理システム(にゅうたいしつかんりしすてむ)

入退室管理システム access controlとは、対象の室内や建物など各地点の入退室認証を記録し、サーバーを通じて一括で管理する仕組みのことです。サーバーで管理されている入退室の情報は、企業の事務室や委託先の警備センターでもリアルタイムで確認することが可能です。入退室管理システムは主に、関係者以外立ち入り禁止の社屋や、業務上の個人情報を取り扱う部屋に設置されます。これからのエリアに顔認証や指紋指紋などの認証システムを設置し、いつ、どこに、だれが出入りしたのかを入退室管理システム access controlで記録することにより、セキュリティや個人情報の保護を強化します。情報社会である現代において、個人情報や企業の機密情報の流出対策は、非常に重要な課題です。そのため、入退室管理システムを導入する企業は、今後も増加が見込まれています。
 
入退室管理システム access controlの認証技術のひとつは、暗証番号によって認証する方法です。数字を打ち込むテンキーが、入口やその付近に設置され、正しい暗証番号を入力することで解錠します。暗証番号は、比較的低コストでの導入できるのがメリットです。一方で、暗証番号を第三者に見られる可能性など、安全な運用には注意が必要です。入退室管理システム access controlとしては、出入りする個人の特定は不可能なため、別の認証方法と併用する必要があります。2つめの方法は、カード認証です。カードを専用のリーダーにかざすことで、施解錠をします。カードに埋め込まれたICチップによって情報が読み取られ、個人ごとの正確な入退室を記録することが可能です。しかし、カードは所有者それぞれで管理されるため、紛失やなりすましのリスクが伴います。3つめの認証方法として、スマートフォン認証があります。認証アプリをインストールしたスマートフォンをリーダーにかざすことで解錠する仕組みです。個人や社用のスマートフォンさえあれば、即時鍵の発行が可能なため、来客用の入退室管理システム access controlとしても有効です。カードのように人数分用意する必要がないため、経費の削減にもつながります。この認証方法では、入退室のたびにスマートフォンを取り出すことになるため、企業の人数によっては、行き来するひとで混雑する可能性があることを考慮する必要があります。4つめの認証方法は、顔や指紋を用いた生体認証で、バイオメトリクスとも呼ばれます。事前に登録した指紋や静脈、顔などの情報と照合し、一致することで解錠する認証方法です。各個人の身体的特徴を鍵とするため、紛失や盗難、なりすましのリスクが低く、セキュリティレベルが非常に高いとされます。勤退管理や銀行口座の本人認証としても活用されている技術です。食品製造工場など、衛生面の理由でカードやスマートフォンを認証キーとすることが望ましくない場所でも、顔認証や指紋認証が採用されています。導入費用は低くないですが、最も安全性が高いという点で、入退室管理システムに適した認証方法だといえます。
 
入退室管理システム access controlを導入するメリットは、部外者による不法な侵入を防止できることがあげられます。顧客の個人情報や商品の製造方法といった企業の情報資産は、悪意を持った第三者によって持ち出されることも考えられるため、部外者への対策は重要です。入退室管理システムが整備されていると、カードや生体認証によって対象のエリアへ入退室するひとの権限を常にチェックしている状態です。こういった認証キーの偽造は難しいうえに、権限を持たないひとによる不正な出入りは、入退室管理システム access controlによって阻止されます。監視カメラを入退室管理システムとして設置している場合は、侵入者の顔や服装まで特定できます。鮮明な記録としても保存可能なため、事件やトラブルの際の早期解決を図るうえでも、入退室管理システムは有用です。入退室管理システム access controlは、警備人件費の削減という点でも効果的です。以前の入退室管理システムは、対象の入口に受付係や警備員を配置することで、ひとの出入りが管理されていました。顔認証や指紋認証なら瞬時に入退室を管理できるため、係員による事前に認証を受けた人物かの確認や、権限がない人物の入室の阻止を行う必要がありません。入退室管理システム access controlを導入することで、人の出入りを確認するための人件費を格段に抑えることが可能です。入退室管理システム access controlがあることで、企業が行う勤怠管理の効率性を上げることもできます。入退室管理システムは、企業の勤怠管理システムと連携できるものがあります。自己申告による出勤・退勤時間の記入や、タイムカードを用いての勤怠管理では、正確な勤務時間の把握には限界があります。個人による残業の虚偽申告や、タイムカードを打刻したあとのサービス残業を、完全に防止することは難しいためです。入退室管理システム access controlを勤怠管理システムと連携させ、入退室と同時に出勤や退勤の時間が記録されることで、虚偽申告やタイムカードの打刻忘れなどを防げます。また顔認証や指紋認証であれば、なりすましによる不正な勤怠登録を確実に防ぐことが可能です。入退室管理システムは、災害時における建物内の状況把握の手段としても有効です。とくに火災や地震など、急な事態でひとの動きが錯綜する場合では、入退室管理システムは重要な記録です。建物内のどこに、だれが、取り残されているかが明確になっていることで、迅速な捜索・救助活動につながります。
 
個人情報保護に適切に取り組んでいる企業への認証マークである、Pマーク取得の際にも、取得審査の段階で、入退室管理システムの運用記録を提出することが求められるため入退室管理システムの導入は必須です。入退室管理システムの運用記録は、企業が具体的にどのような方法で、屋内のセキュリティや個人情報の漏洩防止対策などを行っているかが、確認されます。Pマーク取得を予定する企業は、事前に入退室管理システムを構築する必要があります。

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