一戸建ての住宅では玄関や窓以外に鍵があることは稀ですが、マンションでは各戸の玄関に加え、敷地に入るための共用部のエントランスにも鍵がついている物件があります。そのためエントランスのオートロックは全戸共通のICカードで行い、各住戸の玄関はリモコンキーを使うといった2本のカギを使い分けているマンションや、新式の住宅はオートロックと居室のカギを1本で施解錠できる物件も増えています。ここではマンションにおけるオートロックの鍵と各部屋の鍵を連動させることに関してご紹介していきます。
◎オートロックの重要性
マンションの入り口に設置されたオートロックは、カギを持たない住民ではない人が外から入れないようにするためことができる実用的なシステムです。開けた後もオートロックならドアが閉まったときに自動的に施錠されるため、マンションの住民が出入りをするたびにカギの閉め忘れを気にする必要もなく、安心して利用する事ができます。日本より治安の悪いと一般的に言われているアメリカでは、古い賃貸アパートであってもほとんどの建物に既にオートロックは装備済みです。また日本の賃貸住宅の情報サイトでは、検索するときの絞り込み条件としてオートロックの物件だけを絞り込める工夫がされていることからも、日本でも賃貸住宅におけるオートロックの重要性や注目度の高さが伺えます。
◎オートロックの種類
以前からあるオートロックは数字のキーや、キーの差込口があるキースイッチが付いている集合玄関機が主流で、暗証番号の入力やカギを差し込んで開錠していました。インターフォンと一体となっていることも多く、宅配スタッフや来訪者など玄関ホールからの呼び出しがあったときに自宅から開錠するタイプが多いのではないでしょうか。
近年ではICカードをかざすタイプやスマートキーのリモコン操作でオートロックを解除する製品、カギをカバンやポケットに携帯していればオートロックも自宅の入り口も開錠操作をせずに出入りできる新式のハンズフリーキーなどいくつかのタイプから選ぶことが可能になっています。
これらの電気式や電子式はカギ穴を壊したりこじ開けたりされないようなセキュリティ面の配慮だけでなく、子供からお年寄りまであらゆる世代の人、大きな荷物のある時や子どもを連れている人にとっても使いやすいため、ユーザービリティやアクセシビリティを重視して設計された点で人気の製品です。
◎1本に共通化する場合のメリット・デメリット
オートロックと自宅を1本のカギで開け閉めするメリットとデメリットをご紹介します。
・メリット
オートロックも居室も1本のカギで施解錠するため、持ち歩く鍵の本数を減らし、場所に応じてどちらを使うかその都度確認する不便さを解消することができます。また家族に合いカギを渡すときも、複製する鍵の本数を減らすことができるので費用を節約することにもつながります。
・デメリット
居住者が玄関ドアの鍵交換を行うときに不便が発生する可能性があります。
マンションのような一つの建物を複数の住人で所有する物件では、エントランス・オートロック・廊下・エレベーターなどの共用部と、居室の専有部にわかれることが「区分所有法(建物の区分所有等に関する法律)」により定められています。この「区分所有法」によれば、各住戸が専有部となり他はすべて共用部という扱いになります。意外かもしれませんが、バルコニーやパーキング、室内のガス検出器など個人が利用しているような場所も、規約に定めのない限り共用部にあたります。
共用部と専有部の境目となる自宅の扉や扉についた鍵の扱いについては、マンションごとの規約により共用部となることも専有部となることがあります。そのためもし扉の鍵が共用部でしたら、規約に従って住民が勝手に鍵交換はできませんが、分譲かつ専有部の場合は住民が自分で対処することができるようになっています。
しかしオートロックと玄関ドアが1本のカギになっていると、同じように1本ですべてを開け閉めできる鍵交換をするならば、共用部のオートロックに対応した製品を前提に頼む必要が出てきます。このときオートロックの仕様を注意しながら鍵交換を行う必要があるものの、共用部のオートロックは管理組合や大家さんが管理するものであるため、通常の家のように好きな鍵を選んで替えることはできません。お住まいの方が発注をするとき、この点を配慮せずに業者へ発注をしてしまうと、オートロック開錠用の古い鍵と、自宅ドアの施解錠用の鍵交換をした新しい鍵の2本を持ち歩くこととなり、1本に共通化したメリットがなくなります。
◎鍵連動マンションに住んでいる人で鍵交換したい人へ
入居やカギの紛失をきっかけに、住んでいるマンションの鍵交換をするときの注意点をお伝えします。特にご注意いただきたいのが中古マンションを購入したときです。購入時の契約内容によっては鍵交換されずに前の住民が使っていた鍵をそのまま引き渡されることがあるので、預かった鍵をそのまま使い続けてしまうと前の住民も行き来できてしまうことになるからです。
(1)鍵交換を居住者ができるか確認する
まずマンションの規約を確認し、自宅の鍵交換を居住者ができるか必ず確認します。賃貸マンションや扉やカギが共用部であれば鍵交換を勝手に行うことはできないため、大家さんや管理組合に確認しましょう。分譲マンションで専有部であれば規約の範囲内で居住者が鍵交換することが可能です。
(2)オートロック連動キーに対応できる鍵交換を選ぶ
お住まいのマンションが1本ですべてを開け閉めできるものなら、共用部とオートロック連動するキーに対応できる会社を選んで相談することをおすすめします。依頼の際は、鍵交換の前に共用部とオートロック連動した製品を希望する旨を伝えるとスムーズです。オートロック連動キーの鍵交換でお悩みでしたら、練熟したスタッフのいるカギ舎セキュスターズ株式会社までまずはお問い合わせください。
◎まとめ
セキュリティや利便性の観点からオートロックはこれからも求められてくるでしょう。さらに進化をした最新のセキュリティ対策システムが施された建物もあり、エントランスだけでなくエレベーターの入り口やエレベーター内の制御盤にICリーダーが付いており、共用部を不審者が行き来しづらいセキュリティシステムも存在します。このため、それぞれの共用部に異なるカギを使用するニーズは減り、共用部にオートロック連動キーを採用するマンションはますます増えていくことが予想されます。
一方、居住者側には合鍵の複製や鍵交換が必要なときがあるので、共用部とオートロックに連動したキーを複製や交換するようなら、それぞれの仕様を確認した上で作業が必要となるので、普通の家より複雑になる場合が多くなります。
居住者は、まずはマンションの共用部の管理規約を確認し、住人の判断で鍵交換できるようなら、オートロック連動キーの鍵交換ができる業者に相談しましょう。当社では正確にお客様からお住まいに関するヒアリングを行うため、マンションのセキュリティのことにあまり詳しくなくても心配ありません。1本のカギですべてを開け閉めされたいときは、事前にご要望をお伝え頂けますとスムーズに進みますので、ご希望があればお申しつけください。
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一戸建ての住宅では玄関や窓以外に鍵があることは稀ですが、マンションでは各戸の玄関に加え、敷地に入るための共用部のエントランスにも鍵がついている物件があります。そのためエントランスのオートロックは全戸共通のICカードで行い、各住戸の玄関はリモコンキーを使うといった2本のカギを使い分けているマンションや、新式の住宅はオートロックと居室のカギを1本で施解錠できる物件も増えています。ここではマンションにおけるオートロックの鍵と各部屋の鍵を連動させることに関してご紹介していきます。
◎オートロックの重要性
マンションの入り口に設置されたオートロックは、カギを持たない住民ではない人が外から入れないようにするためことができる実用的なシステムです。開けた後もオートロックならドアが閉まったときに自動的に施錠されるため、マンションの住民が出入りをするたびにカギの閉め忘れを気にする必要もなく、安心して利用する事ができます。日本より治安の悪いと一般的に言われているアメリカでは、古い賃貸アパートであってもほとんどの建物に既にオートロックは装備済みです。また日本の賃貸住宅の情報サイトでは、検索するときの絞り込み条件としてオートロックの物件だけを絞り込める工夫がされていることからも、日本でも賃貸住宅におけるオートロックの重要性や注目度の高さが伺えます。
◎オートロックの種類
以前からあるオートロックは数字のキーや、キーの差込口があるキースイッチが付いている集合玄関機が主流で、暗証番号の入力やカギを差し込んで開錠していました。インターフォンと一体となっていることも多く、宅配スタッフや来訪者など玄関ホールからの呼び出しがあったときに自宅から開錠するタイプが多いのではないでしょうか。
近年ではICカードをかざすタイプやスマートキーのリモコン操作でオートロックを解除する製品、カギをカバンやポケットに携帯していればオートロックも自宅の入り口も開錠操作をせずに出入りできる新式のハンズフリーキーなどいくつかのタイプから選ぶことが可能になっています。
これらの電気式や電子式はカギ穴を壊したりこじ開けたりされないようなセキュリティ面の配慮だけでなく、子供からお年寄りまであらゆる世代の人、大きな荷物のある時や子どもを連れている人にとっても使いやすいため、ユーザービリティやアクセシビリティを重視して設計された点で人気の製品です。
◎1本に共通化する場合のメリット・デメリット
オートロックと自宅を1本のカギで開け閉めするメリットとデメリットをご紹介します。
・メリット
オートロックも居室も1本のカギで施解錠するため、持ち歩く鍵の本数を減らし、場所に応じてどちらを使うかその都度確認する不便さを解消することができます。また家族に合いカギを渡すときも、複製する鍵の本数を減らすことができるので費用を節約することにもつながります。
・デメリット
居住者が玄関ドアの鍵交換を行うときに不便が発生する可能性があります。
マンションのような一つの建物を複数の住人で所有する物件では、エントランス・オートロック・廊下・エレベーターなどの共用部と、居室の専有部にわかれることが「区分所有法(建物の区分所有等に関する法律)」により定められています。この「区分所有法」によれば、各住戸が専有部となり他はすべて共用部という扱いになります。意外かもしれませんが、バルコニーやパーキング、室内のガス検出器など個人が利用しているような場所も、規約に定めのない限り共用部にあたります。
共用部と専有部の境目となる自宅の扉や扉についた鍵の扱いについては、マンションごとの規約により共用部となることも専有部となることがあります。そのためもし扉の鍵が共用部でしたら、規約に従って住民が勝手に鍵交換はできませんが、分譲かつ専有部の場合は住民が自分で対処することができるようになっています。
しかしオートロックと玄関ドアが1本のカギになっていると、同じように1本ですべてを開け閉めできる鍵交換をするならば、共用部のオートロックに対応した製品を前提に頼む必要が出てきます。このときオートロックの仕様を注意しながら鍵交換を行う必要があるものの、共用部のオートロックは管理組合や大家さんが管理するものであるため、通常の家のように好きな鍵を選んで替えることはできません。お住まいの方が発注をするとき、この点を配慮せずに業者へ発注をしてしまうと、オートロック開錠用の古い鍵と、自宅ドアの施解錠用の鍵交換をした新しい鍵の2本を持ち歩くこととなり、1本に共通化したメリットがなくなります。
◎鍵連動マンションに住んでいる人で鍵交換したい人へ
入居やカギの紛失をきっかけに、住んでいるマンションの鍵交換をするときの注意点をお伝えします。特にご注意いただきたいのが中古マンションを購入したときです。購入時の契約内容によっては鍵交換されずに前の住民が使っていた鍵をそのまま引き渡されることがあるので、預かった鍵をそのまま使い続けてしまうと前の住民も行き来できてしまうことになるからです。
(1)鍵交換を居住者ができるか確認する
まずマンションの規約を確認し、自宅の鍵交換を居住者ができるか必ず確認します。賃貸マンションや扉やカギが共用部であれば鍵交換を勝手に行うことはできないため、大家さんや管理組合に確認しましょう。分譲マンションで専有部であれば規約の範囲内で居住者が鍵交換することが可能です。
(2)オートロック連動キーに対応できる鍵交換を選ぶ
お住まいのマンションが1本ですべてを開け閉めできるものなら、共用部とオートロック連動するキーに対応できる会社を選んで相談することをおすすめします。依頼の際は、鍵交換の前に共用部とオートロック連動した製品を希望する旨を伝えるとスムーズです。オートロック連動キーの鍵交換でお悩みでしたら、練熟したスタッフのいるカギ舎セキュスターズ株式会社までまずはお問い合わせください。
◎まとめ
セキュリティや利便性の観点からオートロックはこれからも求められてくるでしょう。さらに進化をした最新のセキュリティ対策システムが施された建物もあり、エントランスだけでなくエレベーターの入り口やエレベーター内の制御盤にICリーダーが付いており、共用部を不審者が行き来しづらいセキュリティシステムも存在します。このため、それぞれの共用部に異なるカギを使用するニーズは減り、共用部にオートロック連動キーを採用するマンションはますます増えていくことが予想されます。
一方、居住者側には合鍵の複製や鍵交換が必要なときがあるので、共用部とオートロックに連動したキーを複製や交換するようなら、それぞれの仕様を確認した上で作業が必要となるので、普通の家より複雑になる場合が多くなります。
居住者は、まずはマンションの共用部の管理規約を確認し、住人の判断で鍵交換できるようなら、オートロック連動キーの鍵交換ができる業者に相談しましょう。当社では正確にお客様からお住まいに関するヒアリングを行うため、マンションのセキュリティのことにあまり詳しくなくても心配ありません。1本のカギですべてを開け閉めされたいときは、事前にご要望をお伝え頂けますとスムーズに進みますので、ご希望があればお申しつけください。