医療機関の入退室管理を強化する顔認証システムの特徴
医療行為を提供する医療機関では不特定多数の人が出入りします。患者の安全性の確保や、薬品や個人情報などを保有していることから、部外者などの不正侵入を防ぐ入退室管理でのセキュリティ対策が必要です。顔認証を用いた入退室管理は、出入口からの不正侵入防止はもちろん、業務の効率化や非接触性で衛生的な認証を実現する認証システムです。この記事では、医療機関の入退室管理においての仕組みや種類、および医療機関の入退室管理に最適な顔認証リーダーFE-500をご紹介します。
◎医療機関における入退室管理の重要性
医療機関の種類には、病院やクリニック、調剤薬局、介護老人保険施設など、さまざまな機関が存在します。それらの医療機関においても、人の出入りに制限が必要な場所で入退室管理が導入されています。薬品、食品の管理や、患者の安全性を守るため、医療機関の病院内でのセキュリティ対策は欠かせません。病院の職員通用口やサーバー室、薬品室、管理室、新生児室、入院病棟などの出入口に、入退者を制限する入退室管理を導入すると、不審者などの不正侵入防止に役立ちます。医療機関の個人情報などを扱っているサーバー室や管理室、新生児室などにおいては、よりセキュリティレベルが高い入退室管理が求められています。また、安全性に注意が必要な薬や麻酔薬などの薬品を取り扱っている調剤薬局の医療機関では、調剤室の医薬品の管理は重要です。出入口の入退室管理は、不審者などの侵入よる医薬品の盗難を防止するほか、職員の作業の効率化にも役立つセキュリティシステムです。また医療機関では、患者の薬剤服用履歴など個人情報を保管しているため、情報漏洩やサイバー攻撃などの危険性も否定できません。情報漏洩対策においても職員専用出入口や調剤室の出入口において、物理的な対策として入退室管理の導入は有効です。医療機関の介護老人保健施設においての入退室管理の役割は、入居者の徘徊、無断退出、部外者の侵入防止などです。介護老人保健施設で抱えている課題のひとつが、痴呆症による徘徊の防止があげられます。痴呆症の入居者の方が、ひとりで外出してしまうと事故などの危険性も伴います。しかし、痴呆症の入居者の1人ひとりに、医療機関のスタッフが付きっきり介護することは難しいことから、玄関の扉などに物理的な対策として入退室管理の導入が効果的です。また、介護老人保健施設の薬品などを管理している部屋やエリア、職員専用出入口などにも入退室管理が実施されています。
◎医療機関で入退室管理の設置が必要なエリア
医療機関で活用されている入退室管理は、部外者の不正な出入りの防止や、職員の業務の最適化を期待できることから、さまざまなエリアのセキュリティレベルに合わせた入退室管理システムが導入されています。多くの医療機関では職員通用口に入退室管理が活用されています。複数の職員が出入りする通用口の入退室管理においては、認証方法には複数の同時認証が可能な顔認証などを活用すると、医療機関のシフト交代で混雑する場面においても入室がスムーズです。共連れを防止する効果的なセキュリティゲートや防犯カメラなどを連携すると、よりセキュリティを強化します。サーバー室や情報システム室の医療機関の入退室管理においては、高度なセキュリティレベルの対策が必要です。機密情報や個人情報などを保有しているサーバー室の入退室管理では、入室できる人物を、その部屋に関わる人物や管理者のみに入室権限を付与することで、部外者以外の入室を制限することが可能です。扉の解錠方法には、不正侵入が困難な生体認証の採用や、異なる認証方法の2種類を組み合わせて扉を解錠する二重認証機能を採用すると、セキュリティ性能が格段に向上します。医療品保管庫や調剤室においての入退室管理は、麻薬・劇薬等の盗難や不正使用防止対策の目的に有効なシステムです。医療機関の入退室管理では、部外者の侵入を防止することから、医療品保管庫や調剤室に保管している薬品の徹底した管理を実現します。不正侵入による薬品の盗難は外部からだけでなく、内部による不正入室なども少なくないため、医療機関に入退室管理を導入することで盗難防止かつ、抑止効果にもつながります。病院などの手術室や新生児室においては、高度な衛生管理が求められるエリアの医療機関のため、衛生的認証方法の連携が有効です。入退室管理の非接触性のカード認証や顔認証、虹彩認証などを導入すると、認証機器に触れずに認証が完了するため、清潔な本人確認を実施します。さらに、医療機関のスタッフルームや更衣室においても入退室管理が導入されています。患者のカルテや情報などを保管しているスタッフルーム、職員の貴重品やロッカーなどがある更衣室では、盗難対策防止の観点から入退室管理システムは必須です。
◎医療機関に不可欠な入退室管理の種類
入退室管理とは、建物や部屋の人の出入りの管理や、不正侵入を防止することです。入退室管理における本人確認をする認証システムや防犯カメラ、パソコン、サーバー、ソフトウェアなどの入退室管理に関する一連の機能を、入退室管理システムといいます。医療機関の建物や部屋の出入口に導入する入退室管理は、管理したい扉に対して、入退室できる入室者を限定することで、部外者や不審者などの侵入を防ぎます。また、入退室管理は、導入する部屋やエリア、区画のセキュリティレベルに応じた認証方法で、セキュリティ対策ができる点が特徴です。入退室管理システムを用いた扉では、電気錠などを活用していることがほとんどで、従来の金属の鍵が不要なため、紛失や忘れのリスクや鍵の受け渡しなどの手間がなく、利便性が高いシステムといえます。多様な認証方法がある入退室管理では、カード認証や暗証番号認証、スマートフォン認証、生体認証などの種類が採用されています。暗証番号認証は、あらかじめ登録した数字の組み合わせを入力して解錠する方法で、カード認証のように紛失するリスクがない認証方法です。ほかにも、同様の認証方法でIDや暗証番号認証なども存在します。カード認証は、ICカードなどを認証機器にかざすだけで認証が行えるため、衛生的な認証方法です。スマートフォン認証では、スマートフォンに専用アプリをダウンロードし、アプリ内から扉を解錠する方法で、扉の解錠を遠隔操作で行える点が特徴の認証方法です。個人の身体の特徴を用いた生体認証では、指紋、顔、虹彩、静脈、音声などを利用して認証を行う方法が導入されています。入退室管理システムでは、さまざまな機能を備えており、代表的な機能ではスケジュール機能、監視機能、履歴管理機能、セキュリティ連動機能、業務連携機能などがあります。とくに、入退室管理システムの業務連携機能は、勤怠管理システムや給料計算システムなどを連携することで、医療機関の業務の改善にも役立ちます。
◎医療機関の入退室管理に活用されている顔認証技術の強み
顔認証を用いた入退室管理は、ほかの認証方法に比べると認証精度が高いことから、医療機関においても注目されている認証システムです。生体認証である顔認証は、個人で異なる顔を用いて本人確認を行う認証方式で、顔の目や口、鼻の特徴点や顔の輪郭などをもとに照合、認証を行います。顔認証を利用する際は、現地にいる本人の顔と、事前に登録した顔データが一致すると許可され、扉が解錠される仕組みです。顔認証はAI(人工知能)を使って対象者を認識するため、認証精度が高いことから、最新技術の顔認証では、マスクやメガネを外すことなく認証することが可能です。セキュリティ性の向上や、感染症対策に効果的な顔認証は、医療機関の入退室管理において最適な認証方法といえます。入退室管理に顔認証を活用すると、セキュリティ性の強化が見込めます。パスワード認証を医療機関の入退室管理に使用している場合、盗み見やパスワード漏洩などの可能性があります。一方で、顔認証は高精度なシステムで、偽造や複製された写真、動画での認証が困難なことから、なりすましによる不正侵入が難しく、高度なセキュリティ対策が行える認証方法です。入退室管理に最適な顔認証は、医療機関の感染症対策にも役立ちます。出入口の入退室管理において、認証リーダーに触れて認証を行う方式を使用している場合、衛生面においてリスクがあります。非接触認証の顔認証は、認証リーダーに直接触れることなく本人確認ができる点がメリットです。そのことから、カメラに顔を向けるだけで認証が行える顔認証は、衛生面で配慮が必要な医療機関の入退室管理に適しています。入退室管理に用いた顔認証は、紛失や忘れのリスクがありません。医療機関の扉の解除方法に鍵やカードを用いている場合、常に持ち歩くことから、紛失や忘れのリスクが高まります。紛失した鍵を悪質な第三者に拾われると不正侵入される可能性も否めません。その点、鍵やカードの管理が必要ない顔認証は、紛失で悪用されることがないため、防犯性が高い認証方法といえます。
◎安全にセキュリティ管理が行える顔認証リーダーFE-500
FE-500は、高度なアルゴリズムと世界最高技術を誇るKJ TECH japanの顔認証リーダーです。世界トップ水準の1秒以内の認証速度で認証を行うFE-500は、多くの人が利用する入退室管理においてスムーズな認証を実現します。入退室管理対応のFE-500は、顔認証のほか、カード認証、暗証番号認証、QRコード認証などの認証方法が導入されており、シーンに応じて活用することが可能です。FE-500の顔認証モードにおいては、マスクなどで顔の一部が隠れている場合でも認証することができ、衛生管理が必須の医療機関の入退室管理に有用な認証システムといえます。顔認証では赤外線LEDセンサーを活用したライブ検出機能を搭載しています。ライブ検出機能は、画像や動画、マスク自撮り、写真、3Dフェイクマスクなどによるなりすましを防止する機能で防犯性を高めます。精度の高い顔認証の顔認識方式には、シングルモードとマルチモードが搭載されています。マルチモードにおいては、2メートル以内であれば、3~5人を同時認証が可能です。そのため、医療機関の職員専用出入口に採用すると、円滑な入室や退室を実施します。また、顔認証はカード認証と組み合わせた二重認証機能を搭載しており、2種類の異なる認証方法を使用し、よりセキュリティ性を強化することから、医療機関の個人情報などを保管しているエリアなどに最適です。FE-500顔認証リーダーの本体は、92mm×30mm×194mmサイズで、洗練されたシンプルなデザインで、シルバーとブラックの2種類のカラーを揃えています。FE-500の液晶ディスプレイにおいては、5インチサイズの IPS タッチスクリーンを採用しており、ディスプレイ上で行う、基本設定や暗証番号などによる操作もタッチスクリーンでスムーズです。FE-500のOSにおいては、LINUXを使用しており、管理ソフトウェアには、オンプレミス型の入退室管理システムに最適なGAUSSを採用しています。また、メモリー容量では、8GFlashや4GBRAMが搭載されているため、多くのデータを記録します。登録の件数においては、顔認証50,000人、カード認証200,000人を登録することができ、イベントログ機能においては200,000件の履歴の保存することが可能です。
◎医療機関の入退室管理に適した顔認証リーダーFE-500の施工事例
施設の扉から、いつ、誰が、どこから出入りしたのかを正確に管理する入退室管理は、職員作業の負担を軽減にもつながるほか、不審者などの侵入防止にも役立ちます。
○病院の職員専用出入口の入退室管理に導入
医療機関の病院においては、勤務時間が職種にも異なりますが、2交代制、3交代制になっていることが多く、個々で出退勤の時間が異なるため、勤怠管理が複雑になります。入退室管理対応のFE-500と勤怠管理システムと連携することで、職員の厳密な出退勤時間を管理ができ、月末などの処理する労働時間などをリアルタイムで把握できることから、担当者の負担をおさえます。また、FE-500の顔認証ではAIチップを使用しており、高精度認証技術を採用しているため、病院で欠かせないマスクをした状態でも認証することが可能です。
○介護老人保健施設の玄関の入退室管理に導入
看護や介護などのケアを行っている介護老人保健施設に、不審者対策と徘徊防止の両面からの目的で入退室管理を導入しました。FE-500を入居者や職員のみに登録すれば、部外者の侵入や、徘徊などによる無断外出などが発生した場合に検知します。また、FE-500の顔認証は、カードをかざす手間がなく、車椅子をおしていても顔認証リーダーを見るだけで、容易に扉を解錠することが可能です。さらに、防犯性を高めるには、防犯カメラやインターホンシステムなどと組み合わせた運用も効果的です。
◎まとめ
病院などの医療機関においては、厳重な管理が必要な薬品や個人情報などを保管しているため、物理的な安全対策として入退室管理は不可欠です。入退室管理に用いた顔認証は、認証リーダーに直接触れずに認証が行えることから、衛生管理が必要な医療現場においても利便性に優れた認証といえます。カギ舎では、スピーディーな認証や高精度認証が実行できる顔認証リーダーFE-500を取り扱っております。医療機関などに顔認証を用いた入退室管理をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。













