現代では、合鍵を使った事件が増加している物騒な世の中。 鍵は全て鍵番号が振り当てられており、その番号さえ入手すればネットで簡単に、鍵を手にいれることができます。 事件も勃発する中、カギ業界でも様々な見直しの動きが垣間見えます。 鍵番号だけで合鍵が作成されてしまうリスクは、どう回避していけば良いのでしょうか。

鍵番号で不当な合鍵作成

鍵番号がわかれば、他者の家の鍵でも簡単に作成できる世の中。 その鍵番号に、警笛が鳴らされています。

鍵番号で合鍵ネット注文【不法侵入】

2016年9月：愛媛県松山市で、鍵番号を入手しネット注文「私生活が見たかった。」という理由で、不法侵入した男が逮捕されました。 容疑者は、管理会社社員を装い、大学生宅を訪問。鍵を提示させて鍵番号をメモし、不法に合鍵を作成したとのこと。 芸能人の福山雅治と吹石一恵の自宅へ、女が侵入したのも合鍵を使ってのことでした。 過去より、合鍵を使っての殺人があるように、鍵は絶対に人に見られてはいけないと言える程重要な問題です。 鍵番号だけで、合鍵を作成することができる真実を知らない方も多くいらっしゃいます。 鍵番号を知られるという事は、鍵を渡すことと同様であり、決して『たかが番号』だけで済む問題ではありません。

不当な合鍵作成をどう回避する？

鍵番号だけで合鍵注文をする際には、本人確認が必要なケースの方が稀であると言えるでしょう。 通常の家の鍵やマンションの鍵は、本人でなくても注文できる世の中です。 鍵番号で合鍵を作られて、家に侵入されてしまう状況はいったいどう回避するのか？真剣に考えなくてはいけない問題です。 なぜなら、家の財産が盗まれてしまうリスクだけでなく、最悪は殺人事件にまで発展してしまう可能性もあるからです。 何かあってからでは、もう取返しがつきません。

鍵は絶対人に見せない

家や自転車の鍵の置き場所を玄関周辺にしている方が、いらっしゃいますが、絶対にしてはいけない危険な行為です。 そして、誰が鍵番号を尋ねてきたとしても、絶対に教えてはなりません。 「管理会社だ。」と偽って電話がかかってくるかも知れませんが、鍵番号をわざわざ確認してくる業者はまずありません。 どれだけ呼びかけようとも、オレオレ詐欺の被害がなくならないのは何故でしょうか。犯人は考えられないほど、巧妙な手口を使って、簡単に人を騙す話術を持っています。 たとえ親しい間柄であっても、鍵番号が刻印されたカギを貸してはいけません。合鍵を作って渡したも同然なのです。

鍵番号を隠す

簡単に鍵番号を隠せるグッズがあることを、ご存知ですか？ 鍵に被せるだけで番号を隠せるキーカバーは、可愛いものからシンプルなものまで多く販売されています。 そして、『チェッキー』という鍵番号を隠すグッズも、美和ロックのイベントで紹介されました。 チェッキーはMIWAの製品のみ対応ですが、鍵の閉め忘れを防止するグッズとしても便利だと話題を集めています。 鍵番号は、厳重に取り扱わなくてはいけない番号です。

• キャッシュカードの暗証番号
• クレジットカードの番号