鍵のレスキュー
わたしたちの生活や財産を守るために重要な鍵ですが「帰ったら鍵を無くしたみたいで家に入れない」「車に乗ろうと思ったら鍵がない」このように鍵を無くした経験がある方も多いのではないでしょうか。鍵を無くしたときには、あわててしまってどうしてよいかわからずに、一刻も早くレスキューしてもらいたいと思うでしょう。ここでは鍵を無くしたときに冷静に対処するために自分でできる対応方法や、鍵を無くしたときに考えられる被害、失くした鍵のレスキュー方法、鍵を無くしてレスキューするときの注意点、鍵を無くさないようにするための再発防止策などについて解説します。いま鍵を無くして困っている方や鍵を無くしたことで不安になった経験がある方はぜひ参考にしてください。
◎鍵を無くしたときに考えられる被害
家の鍵や勤務先の鍵、車の鍵など、いくつもの鍵を持ち歩いている方も少なくありません。毎日使っている鍵をうっかり無くしたら、室内に入れなかったり車に乗れなかったりなど非常に不便です。また鍵を無くしたときは鍵を開けられないだけではなく、誰かに悪用される恐れもあるので、鍵を無くしたとき考えられる被害について解説します。無くした鍵がレスキューされずに手元に戻ってこないときは、その無くした鍵は誰かに拾われている可能性が高いといえます。拾った人物が鍵を拾った施設や警察などに届けてくれてレスキューされればよいのですが、悪意のある人物に鍵を拾われると悪用される恐れがあります。もしも運転免許証など住所が記載されたものと一緒に鍵を無くしたら、空き巣などの侵入被害にあうかもしれません。無くしたのが鍵だけであれば「鍵には住所を書いてないから大丈夫」と考える人もいますが、これは大変危険です。なぜならば、あなたが鍵を無くした瞬間を見ていれば、あなたの後をつけて行くだけで簡単に住所を特定できるからです。住所を特定したら数日間あなたの家を観察していれば外出時間、帰宅時間などの生活パターンが把握できるので、誰もいない時間に拾った鍵を使って空き巣に入るのはたやすいことでしょう。そして無くした鍵がレスキューされて手元に戻ってきた場合も安心はできません。拾った人物がこっそりスペアキーを作製してから警察に届けたということも考えられるからです。1度でも鍵が自分の手元を離れたのであれば、鍵が悪用される危険性があると思っておきましょう。自宅や自分の車の鍵を無くした場合の被害は自分ひとりにしか及びませんが、勤務先など他の鍵を無くしたときには他者に損害を与えてしまう恐れがあります。会社の通用口や倉庫などの鍵を無くしたら、個人情報や営業上の機密情報、商品や備品などが盗難の被害にあう恐れがあり、その損害ははかりしれません。一般的には会社の鍵を無くしたときに本人によほどの落ち度がなければ、解雇されたり損害賠償を命じられたりすることはないかもしれませんが、無くした鍵の再作製に要する費用は請求されることもあるので、就業規則や社内規定などをしっかりと確認してください。そして叱られるのが怖いからと鍵を無くしたことを黙っているのは厳禁です。鍵を無くしたことが後になってから発覚すれば、会社が受ける損害が大きくなっていたり社会人としての信用を失ってしまいます。会社に与える損害を最小限にして自分の信用を失わないためにも、鍵を無くしたときはすぐさま上司に報告をしましょう。
◎鍵を無くしたときにするべきこと
無くした鍵を一刻も早くレスキューするためにするべきことを順番に解説します。
○身の回りをよく探す
鍵を無くしたときには「どうしよう」とパニックになってしまいがちですが、焦っていると鍵をレスキューしようと探しても見落としてしまいがちです。まずは意識して気持ちを落ち着かせ、冷静になってからよく探してみましょう。「こんな場所にあるはずがない」と決めつけていても思わぬところから無くした鍵が見つかることがあります。バッグの中ではいつもと違うポケットに鍵が入っていたり、バッグの底のほうに落ちていたりすることがあります。また手帳や本の間に挟まっている、バッグの中のポーチのファスナーが開いていてその中に落ち込んでいる、なども考えられます。まずは1度、バッグの中身をすべて出してひとつずつ丁寧に探し、無くした鍵をレスキューしてください。鍵をレスキューするときに意外と盲点なのが買い物をしたときのレジ袋や紙袋などです。うっかり袋の中に鍵を落としてしまったり、無意識のうちに自分で入れてしまったりすることもあるため、買い物袋の中もしっかりと探しましょう。そして着ている衣服のポケットも入念に探してください。コートのポケットやズボンのポケット、上着の胸ポケットなど無意識に鍵を入れていることが多くあります。また衣服のポケットはポケットの中の生地が破れてしまい裏地との間に落ち込んでしまっていることがあります。衣服のポケットはひっくり返して破れ目がないかどうか、また衣服の上から直接さわって無くした鍵がないかどうかを確認してレスキューしましょう。身の回りをよく探しても無くした鍵が見つからずにレスキューできないときは、その日1日の行動をよく思い返して、立ち寄ったところを順番に探しましょう。家を出た後に乗り物に乗ったのであれば、鍵を手にしたまま乗り込んで乗り物の中で無くしたかもしれません。マイカーではシートの隙間や座席ポケット、ドリンクホルダー、フロントガラスの前、シートベルトの差し込み口の隙間などに無くした鍵があることが考えられます。車の中は死角になって見えづらいところが多いので、シートを動かしたり暗い足元はライトで照らしたりして慎重に探して鍵をレスキューしてください。バスや電車、タクシーなどの公共交通機関を利用したのであれば、切符や定期券、財布などを取り出すときに一緒に鍵を無くした可能性もあります。落とし物として鍵がレスキューされていないかどうかを駅やバス会社の忘れ物センターに問い合わせてみましょう。鍵がレスキューされているかどうかを問い合わせる際には、何時ごろのどの路線に乗ったのか、タクシーであれば領収証に書かれている号車など細かく情報を伝えるとスムーズに捜索され、鍵がレスキューされやすくなります。職場や学校ではロッカー室やトイレ、休憩室などバッグを持ち込んだり中身を出し入れしたりするところが鍵を無くしやすい場所です。帰宅途中にショッピングやレストランなど立ち寄った施設があれば、鍵がレスキューされていないかどうか1軒ずつ問い合わせをしますが、支払いで財布を出す時に一緒に鍵が落ちてしまうことがあるので、レジ回りなどをよく確認してもらいましょう。無くした鍵を無事にレスキューするためには、その日に立ち寄った場所や最後に鍵を見たのがいつだったのか、どこだったのかをしっかりと思い出してひとつひとつ順番に探すことが大切です。
○無くした鍵が見つからなければ警察に届ける
思い当たるところをすべて探しても無くした鍵が見つからずにレスキューできないときは、警察に遺失届を提出しましょう。遺失届とは、落とし物や忘れ物が警察に届けられたときに持ち主に連絡できるようにするための届け出のことです。遺失届を提出すると、警察では拾得物として届けられたものと遺失届の内容をシステムで照合して持ち主を探してくれます。鍵をレスキューするために遺失届に記載する事項は、住所、氏名、電話番号等の落とし主の情報、遺失日時、遺失場所、遺失した物品名です。遺失した時間や日にちが正確にわからないときは、無くした鍵を持っていたと思われる最後の時間から無くしたことに気がついた時間を「〇月〇日 **:**~〇月〇日 **:**の間」のように記載します。鍵を無くした場所がわからない場合は、鍵を無くしたと思われる時間内に通った町名や乗っていた乗り物の路線名、乗り降りした駅やバス停などを具体的に記載してください。無くした物品名は「鍵」とだけ書くのではなく、鍵の形の特徴やつけていたキーケースの色や柄などもできるだけ詳しく記載しましょう。キーホルダーなど形状を説明するのが難しいものは絵で書いてもOKです。鍵を無くした場所がショッピングモールなどの施設の場合は、施設内で落とし主を探してから警察に届けたり、施設内の落とし物をとりまとめて1度に届けたりするため、レスキューされてから警察に届くまでに1~2週間程度かかることもあります。鉄道など乗り物の場合は終点の駅やバス停を管轄する警察署に届けられることもあるため、自分が遺失届を提出した警察署以外の警察署から無くした鍵がレスキューされたとの連絡がくることもあります。東京都では警視庁のホームページで拾得物を検索できるサービスがあるので、自分が無くしたと思われる鍵がレスキューされていないかをインターネットで探すことが可能です。警視庁ホームページでは、まず落とし物カテゴリから「鍵類」を選択し、鍵類のカテゴリの中でも「キーホルダー付き」「キーケース付き」「カードキー」などとさらに細かく絞って検索できます。カテゴリを選んだら次に日にちを「〇月〇日~〇月〇日の間」で入力します。続いて場所を「路上・建物」「鉄道」「バス」などから選びますが、これは1回につきひとつしか選択できないため、無くした場所が複数考えられる場合は何回かに分けて検索をしなければなりません。最後に区や市を選択すると該当する拾得物が表示され、ここでは拾得日時や保管期限、問い合わせ先なども閲覧できるので、自分の無くした鍵がレスキューされていないかどうかを確認しましょう。この警視庁の検索サービスは、警察に届けられてからネット上に公表されるまでに数日を要します。リアルタイムでの検索はできないのでご注意ください。レスキューされて警察署に届けられた遺失物は保管期限が3カ月間と決まっており、ホームページで検索ができるのも同じく3カ月間です。レスキューされて警察署に届いた拾得物は、持ち主がわからないものについては届けられてから約1カ月後に「警視庁遺失物センター」に送られます。そして3カ月を過ぎても持ち主がわからない場合や、持ち主がわかっていても引き取りに来なかった場合は拾った人のものになりますが、拾った人がいらない場合は東京都のものとなります。無くした鍵が警察署にレスキューされており警察からその連絡があった場合は、指定された警察署や遺失物センターへ無くした鍵を引き取りに行ってください。レスキューされた鍵を引き取りに行くときに必要な書類は、受け取る人の身分証明書、警察から郵送で連絡があった場合はその郵便物、代理人が行く場合は委任状も必要です。レスキューされた鍵を警察署や遺失物センターに引き取りに行けない場合は、送料を負担すれば郵送してもらうことも可能です。
◎鍵を無くしたときのレスキュー方法
鍵を無くしたときは一刻も早くレスキューしたいと思うでしょう。無くしたのがどこの鍵なのか、場所別に適切な対応方法を解説します。
○一戸建ての鍵を無くしたときの対応
一戸建ての住宅の場合は、集合住宅と比べて出入りできる箇所が多くあるので、玄関以外の勝手口や庭に面した窓などで鍵がかかっていないところがないか確認してください。どこか鍵がかかっていない箇所があれば、そこから家の中へ入って鍵を開けることができます。時間的に余裕があり同居する家族がいる場合は、同居家族が帰ってくるのを待ってレスキューしてもらうとよいでしょう。すぐにでも家の中に入る必要があったり家族の帰りを待っていられなかったりするのであれば、鍵業者に鍵開けを依頼すればレスキューしてもらえます。鍵業者に依頼するレスキューの作業としては、合鍵が室内にあるので一時的に鍵を開けてもらう「鍵開け」、防犯上のリスクを考えてシリンダーを交換する「鍵交換」などがあります。一戸建ての住宅が持ち家の場合は自身の状況にあわせて鍵業者にレスキューを依頼してください。
○分譲マンションの鍵を無くしたときの対応
分譲マンションでは、マンションにオートロックがあるかないかによって対応が異なります。オートロックとはマンションなどの集合住宅のエントランスホールに設置された防犯のための設備です。オートロック機能によって自動ドアなどの扉がつねに施錠されており、扉を開けるためには鍵やカードなどが必要で、一般的にはマンションの部屋の鍵とオートロックを解除するための鍵は共通となっています。分譲マンションなので鍵を無くしたときのレスキュー方法として自分の部屋の鍵は自由に交換できますが、オートロックは他の入居者も使う共用の設備なので、勝手に鍵を交換することはできません。また無くした鍵を拾った人物がマンション館内に自由に出入りができてしまいマンション全体の防犯リスクが発生するため、管理会社や管理組合に鍵を無くしたことを報告する必要があります。鍵を無くしたことを隠していて、後からその鍵で犯罪が起こってしまった場合には問題となりますので、鍵を無くしたことはかならず報告しておきましょう。
○賃貸物件の鍵を無くしたときの対応
賃貸物件の鍵を無くしたときは、不動産会社や大家さんに鍵を無くしたことを連絡してください。不動産会社や大家さんは緊急時に備えて合鍵を保管していることが多いので、鍵開けをしてレスキューしてもらえます。深夜や早朝、休日などで不動産会社にも大家さんにも連絡がとれない場合は、鍵業者へ鍵開けを依頼すればレスキューしてもらうことが可能です。ただし鍵業者にレスキューしてもらうときには鍵開けのみとし、勝手に鍵交換をしてはいけません。賃貸物件は大家さんが所有者なので、賃借人が無断で鍵を交換することは禁止されています。後日、不動産会社や大家さんに連絡がついたときに鍵を無くしたことの報告をし、鍵交換については指示に従ってください。防犯上の理由で鍵の交換を希望すれば許可はもらえると思いますが、鍵交換の費用については鍵紛失の過失がある賃借人が負担することが一般的です。
○車の鍵を無くしたときの対応
「さあ出かけよう」「さて、帰ろう」などと車に乗ろうとしたら鍵が見当たらない、そのようなときは、まず車のまわりをよく探しましょう。最後に車に乗ったときに鍵を落とした可能性もあるので、車の下やタイヤの影などをよく探してみてください。鍵が落ちていなければ、家の中に車のスペアキーがあるかどうかを確認しましょう。スペアキーがあるのであれば、いったん家に戻ってからスペアキーを持ってくれば車に乗ることが可能です。鍵を車内に置いたまま鍵がかかってしまう「インロック」の場合は、鍵開けのみを依頼してレスキューしてもらいます。鍵を開けるだけなら、JAFなどのロードサービスの会社でも対応が可能です。JAFなどのロードサービスは、会員であれば鍵開けのみは無料でレスキューしてもらえることがほとんどなので、自分の入っているロードサービスの規約を確認してみてください。スペアキーもなく、無くした鍵が見つからないときは車の鍵を作製しなければなりません。ディーラーにレスキューを依頼して鍵を作製してもらうと、費用が高額となり作製にかかる日数も数週間を要しますが、純正キーなので安心です。鍵業者でも車の鍵開けや鍵を作製してレスキューしてもらうことは可能であり、ディーラーよりも費用も安く日数もかかりません。しかし鍵業者では車の年式や車種などでレスキューの難易度が違うため、レスキューを依頼するときに車の情報をしっかりと伝える必要があります。またイモビライザーなど特殊な鍵の場合は、鍵業者によってはレスキューの対応できないところもあるため事前に確認しておくことをおすすめします。
○金庫の鍵を無くしたときの対応
金庫には貴重品や仕事で使う重要書類などを入れていることが多く、鍵を無くしたときは非常に困ります。金庫の種類にもよりますが、鍵を差し込んで回すタイプのシリンダー式金庫では鍵がなければ金庫を開けることができません。その場合は、鍵業者に鍵開けや依頼してレスキューしてもらうことが可能です。手提げ金庫のように持ち運びができるコンパクトなタイプの金庫は、ハンマーなどで簡単に破壊したり金属を差し込んで無理やりこじ開けたりすることもできますが、金庫の中身を破損させてしまう恐れがあり、破壊した金庫はもう2度と使うことができないためレスキュー方法としてはおすすめしません。金庫の鍵がダイヤルやテンキーなどの暗証番号式の場合は、使っている鍵が実は「非常用」だったという可能性があります。暗証番号と鍵を併用して開ける金庫であれば鍵を無くしたら金庫を開けることはできませんが、鍵が非常用だった場合は暗証番号だけで金庫を開けることが可能です。金庫の鍵が併用タイプだと思い込んでいることもあるので、取扱説明書やメーカーのホームページなどで確認をしてください。
○スーツケースやロッカーなどの鍵を無くしたときの対応
スーツケースの鍵を無くしても、すぐにスーツケースを使わないなど時間的に余裕がある場合はメーカーに依頼すると鍵を作製してレスキューしてもらえます。空港の手荷物検査の直前など、すぐにスーツケースを開けたいときは空港内にあるスーツケースの解錠やキャスターの油差しなどをしてくれるリペアサービスショップにレスキューを依頼できます。ひとまずスーツケースの鍵を開けてレスキューしたら、空港内の売店などで売られている鍵付きのスーツケース用ベルトで盗難防止の対策をすれば旅行を続けることが可能です。旅先のホテルなどで鍵を無くしたことに気づいたときは、鍵業者に鍵開けを依頼してレスキューしてもらいましょう。自分でスーツケースの鍵を開けようと無理にこじ開けると、鍵やスーツケース本体の破損につながる恐れもあるので、専門の鍵業者にレスキューを依頼することをおすすめします。会社のロッカーの鍵を無くしたときは、すぐに上司や担当部署に報告をしてください。担当部署で予備の鍵が保管されていればすぐにロッカーを開けてもらうことが可能です。予備の鍵が保管されていない場合はメーカーに依頼して合鍵を作製するか、鍵業者による解錠・合鍵作成の方法でレスキューします。メーカーにレスキューを依頼すれば純正キーが作製できますが数日~数週間と時間を要するため、急ぐ場合は鍵業者にレスキューしてもらいましょう。駅などに設置されてあるコインロッカーは、多くの荷物があるときに一時的に預けられるためとても便利な設備ですが、鍵の紛失には注意が必要です。公共のコインロッカーには合鍵がなく、鍵を無くしたときは管理会社の持つマスターキー(すべてのロッカーが開く鍵)で開けてもらわなければなりません。コインロッカーを開けてレスキューしてもらう際には、持ち主になりすまして不正に荷物を受け取ることを防止するために、身分証明書やコインロッカーの領収証、コインロッカーに入っている中身の聞き取りとその照合など、細かなチェックが入ります。ですからコインロッカーの鍵を開けてもらうためにレスキューを依頼してから実際に中身を受け取れるまでにある程度の時間を要します。また防犯のため無くしたコインロッカーの鍵は新しい鍵に交換しなければならず、その交換費用も請求されるのでコインロッカーの鍵紛失にはご注意ください。
◎鍵のレスキューを依頼するときの注意点
鍵を無くして困っているときは一刻も早くレスキューしてもらいたいため、各所に問い合わせをしたり、さまざまな場所を探したりします。そして無くした鍵が見つからないときは鍵業者にレスキューを依頼して鍵開けや鍵交換をしてもらいますが、鍵レスキュー時の行動の注意点をいくつかご紹介します。
鍵を無くしたときには焦ってしまい、友人や知人などに「鍵を無くしたみたい、どうしよう」と知らせ、レスキューをお願いして一緒に探してほしいと思うかもしれません。このとき注意してほしいのはツイッターやインスタグラムなどSNSで鍵を無くしたことを拡散しないということです。SNSは多数の人間が閲覧することができるので、鍵を無くしたからレスキューしてほしいことを不用意に拡散してしまうのは非常に危険です。SNSでは過去の投稿内容や投稿写真などをヒントに住所が特定されることが珍しくないので、SNSで鍵紛失を投稿することは絶対にやめましょう。立ち寄り先のレストランや店舗などに鍵が落ちていなかったかどうかを問い合わせする際には自分の電話番号やメールアドレスのみを伝え、住所は教えないようにしてください。万が一先方に悪意のある従業員がいた場合は住所を知らせてしまうと拾った鍵を悪用して侵入されることも考えられるからです。無くした鍵が見つからないときは、鍵業者にレスキューを依頼して鍵開け鍵交換をすることとなりますが、レスキューを依頼する前に信頼できる鍵業者かどうかをしっかりと見極めることが重要です。鍵業者の中には見積もりをしないまま作業をして高額請求をしたり、明細にいくつもの作業を追加して見積もり金額以上の請求をしたりする悪徳なところがあります。またレスキューの作業も鍵業者によっては低品質なところがあるので、安心・安全な鍵業者を選びましょう。鍵業者にレスキューを依頼するときの注意ポイントは、まず見積もり金額が不明瞭ではないかです。「鍵開け一式〇〇〇〇円」など簡単な明細のときは、レスキュー後に出張費や時間外料金などと追加費用を請求される恐れがあります。見積もりの段階で「商品代金」「工賃(鍵開け・鍵取り付け・合鍵作製など)「出張料金」「時間外料金」など、はっきりとした明細を出してからレスキューしてくれる鍵業者を選んでください。また当初の金額がレスキュー後に変更になることがあるのかどうかもしっかりと確認しておきましょう。そしてインターネットなどでレスキューを依頼したい鍵業者の口コミを検索してみるのもおすすめです。口コミ件数が多く悪い評判が少ない鍵業者であれば比較的安心です。鍵を無くしてレスキューしてもらう際に鍵交換をするのであれば、せっかくなので防犯性の高い鍵に変更することをおすすめします。古い鍵は構造がシンプルでピッキングされやすいので、ピッキングされにくい防犯性の高い鍵に交換しましょう。ピッキングされにくい防犯性の高い鍵といえば、鍵の表面にでこぼこしたくぼみがあるディンプルキーです。複数あるくぼみの大きさや深さがそれぞれ異なり、シリンダー内部のピンとくぼみが一致しなければ鍵が開かない仕組みです。ディンプルキーはピッキングされにくいことに加えて、複製も難しいので自宅や会社のセキュリティ強化に役立ちます。鍵を無くしたからレスキューしてもらい鍵の交換をしようと考えている方は、この機会にセキュリティ性の高い鍵に交換することをおすすめします。
◎鍵を無くさないための再発防止策
鍵を無くしたときのレスキュー方法などについて解説しましたが、やはり鍵は無くさないことが1番です。出かけた先や帰宅したときに、鍵をどこでもポイと置いていないでしょうか。無意識にあちらこちらに置くことで鍵を無くしやすくなるので、鍵は置き場所を決めていつも同じところに置く習慣をつけておきましょう。バッグの中も整理整頓を心がけ、鍵を入れておくポケットを決めておきます。バッグの中が乱雑だとバッグからほかのものを取り出すときに一緒に鍵を落としやすく無くしてしまうことがあるからです。鈴などの音が鳴るものを鍵に取りつけることも紛失防止には効果的です。万が一鍵を落とした場合でも音が鳴るので鍵を落としたことに気がつきやすく、鍵の紛失防止に役立ちます。また鍵を落とさないようにするためにはキーホルダーをリールタイプにすることもおすすめです。長く伸びるリールタイプキーホルダーをバッグや自分の体に固定しておけば、鍵をどこかに置き忘れることも落としてしまうこともありません。注意をしていても鍵を無くしたというときのために、無くした鍵をレスキューする便利なツールが「キーファインダー」です。キーファインダーとは送信機と受信機がセットになっており、受信機側を鍵に取りつけておきます。送信機のリモコンを使って遠隔操作すると鍵に取りつけた受信機が音を鳴らしたり光を発したりして無くした鍵を見つけやすくするツールです。キーファインダーは電波を使うため受信できる範囲は20~60m程度ですが、一定以上の距離を離れると自動で警告音が鳴ったりスマートフォンと連動して通知したりする機能を持つ製品もあるので鍵の紛失防止に役立ちます。鍵を無くさないようにするためには、そもそも鍵を持ち歩かないことも選択肢のひとつです。鍵本体を電気錠や電子錠などに変更して、暗証番号や生体認証、スマートロックなどのキーレスの鍵に変更すれば鍵紛失の心配がありません。配線工事が不要な電子錠であれば、賃貸住宅など建物に造作を加えられない建物でも取りつけることが可能で原状回復も容易なのでおすすめです。キーレスの鍵が気になる方は鍵の専門業者へ鍵のレスキューに相談してみましょう。
◎レスキューはカギ舎へお任せください
鍵を無くして鍵開けや鍵交換などが必要なときは、安心・信頼のカギ舎がお客様をしっかりとレスキューします。カギ舎のレスキューの流れは、まずお客様から鍵を無くしたとのお電話をいただいたら無くした鍵の状況をお伺いして、鍵開けや鍵交換のおおよその料金とレスキューに到着できる時間をお伝えします。お伺いするのは当日でもご予約いただいたお客様の希望日時でも可能です。作業員が現地へお伺いし実際の状況を確認のうえ正確な料金をお伝えしますので、ご了承いただければレスキューの作業を開始します。このときに作業内容や見積もり金額にご不明な点などがありましたらしっかりと説明いたします。ご納得いただく前にレスキューの作業を開始することはありません。カギ舎の鍵レスキューは見積もり第一主義で、レスキューの作業後に見積もり金額以上に料金を請求することはないのでご安心ください。レスキューの作業が完了しましたらお客様にご確認いただき、事前に提示していたレスキューの料金を現地でお支払いいただきます。カギ舎は鍵業界最安値を目指す激安業販価格で鍵のレスキューをおこなっております。カギ舎が激安業販価格で鍵のレスキューが可能な理由は、鍵や材料の仕入れ量が他の鍵業者よりも多く、メーカーや問屋に協力してもらって安く仕入れているからです。また自社の作業員全員が都内をお客様の時間にあわせて効率よく巡回していることで鍵のレスキューの単価を下げることを可能にしています。そしてカギ舎は東京商工会議所や杉並警察ビル防犯協会に所属して地域の防犯活動にも積極的に携わっており利益のみを追求する企業ではありません。またカギ舎が鍵のレスキューにお伺いする作業員はすべて自社の熟練した作業員で、豊富な施工実績を持ち、作業品質・丁寧なサービスマナーなど徹底した教育を受けています。他社で断られたような難しいレスキュー作業もカギ舎では承っており、2年間の無料保証付きで、鍵やシリンダーなど本体のみでなくレスキューの施工内容についても保証をしています。鍵を無くしたときは24時間365日出張対応が可能な安心・信頼のカギ舎へ鍵のレスキューをおまかせください。
◎まとめ
鍵を無くしたときに自分でできるレスキューの対応方法や、鍵を無くしたときに考えられる被害、無くした鍵のレスキュー方法、鍵を無くしてレスキューするときの注意点、鍵を無くさないようにするための再発防止策などについてご紹介しました。鍵を無くしたときには、鍵が開かないことによって自分が困ってしまうのはもちろんのこと、他人に迷惑をかけたり防犯上のリスクが生じたりしてしまいます。ですから鍵を無くしたらすぐさま鍵開けや鍵交換などを専門の鍵業者に依頼してレスキューしてもらうことがおすすめです。数多くの鍵業者の中から信頼できる安心の鍵業者を選ぶには、実績や見積もり方法、マナーなどから見極める必要があります。カギ舎は東京都の防犯協会にも所属しており熟練の作業員による確かな品質の鍵専門業者です。見積もりだけでも無料ですので、鍵を無くして一刻も早くレスキューを希望される方は、ぜひ確かな実績と安心・信頼のカギ舎へご依頼ください。