美和のPRシリンダーの鍵交換にあたってのメリットとデメリット

鍵のメーカーにもいろいろなところがありますが、その中でも断トツの知名度とシェアを誇るのが美和です。今持っている鍵を確認したら「MIWA」だったという方も多いのではないでしょうか。実際に、美和の鍵交換を希望される方も多いのですが、鍵を交換するのであればやはりその鍵のメリットとデメリットを知っておきたいものです。ここでは、美和の鍵の中でもPRシリンダーと呼ばれるものについてお話ししていきたいと思います。

・美和のPRシリンダーのメリットについて

美和のPRシリンダーという鍵は、優れた防犯性を持ちながらも、扱いやすいという魅力的な鍵です。リバーシブルタイプになっているので、方向を考えなくてもいいというのも魅力です。

このPRシリンダーにどのようなメリットがあるかというと、まずはピッキングに強いということが挙げられます。PRシリンダーにおいては、すべてのタンブラーが同時に揃わないと回らないようになっているロッキングバー、複雑な形をしたアンチピッキングタンブラーを使っています。要は、ピッキング対策がしっかりしているので、耐ピッキングにおける性能が優れているのです。耐ピッキング性能に関しては基準が設けられているのですが、その基準も軽々とクリアしています。

ただ、ピッキングができないとなると悪者はドリルで鍵を壊そうとしていきます。これに対する耐性もバッチリです。シリンダーの内部には複数の堅い部品がありますので、ドリルによる穴あけにも屈しません。しかも、3種類のグレードがあるので、鍵を取り付ける場所に適したものを選ぶことができます。

高いセキュリティ性能

また、PRシリンダーは2WAYロータリータンブラー方式となっており、セキュリティ性能の面でもバッチリなのです。タンブラーはキーとの接合面が違うメインタンブラーとサイドタンブラーの2WAY構造となっていますので、鍵のコピーがとても難しいのです。防犯性や安全性の面でもバッチリです。

さらに、ありがたいことにPRシリンダーは耐久性もあります。耐磨耗性が高いので、長く活躍してくれます。特に、玄関や勝手口に鍵を取り付ける場合には、やはりよく開け閉めするからこそ耐久性が求められます。

そして、先でも少し触れましたがPRシリンダーはリバーシブルの鍵です。これまで鍵を差し込むつもりで逆向きにしていて差し込むことができなかったという経験をしたことのある方も多いでしょう。リバーシブルなので、そういった何とも言えない思いをする必要もなくなります。鍵を差し込むときに持ち替える必要がないというのは、意外に嬉しいものです。鍵を抜き差ししやすいので、お子さんやご年配の方が持つのにも安心できる鍵です。PRシリンダーの場合、そのデザインもどこか洗練された感じがあります。実際に、ヨーロッパのデザイナーとコラボレーションして開発されたという話ですから、持っておくだけでちょっと誇らしくなれる鍵でもあります。

・美和のPRシリンダーのデメリットについて

先ではPRシリンダーのメリットとして、コピーが難しいという話をしました。実は、これがデメリットにつながってきます。例えば、鍵屋さんで合鍵を作ったこともある方も多いでしょうが、PRシリンダーになると気軽に合鍵が作れなくなってしまうのです。理由はもうおわかりかと思いますが、コピーが難しいからです。基本的にPRシリンダーの鍵というのは、メーカー発注でなければ作成することができません。鍵屋さんで作成できるような鍵では不安というユーザーの声に応えた形ではあるのですが、それがデメリットにもなってくるのです。

しかも、鍵を発注してから結構な時間待たされることになります。鍵交換を考えている方にしてみれば、新しい鍵というのは今すぐにでもほしいものです。何週間という単位で待たされることになりますので、その間は不安な時間を過ごすことになってしまいます。

PRシリンダーは鍵としてはかなり優秀なのですが、優秀だからこそのデメリットも出てきてしまうという感じです。こういったメリットとデメリットを理解した上で、鍵交換というものをおこなっていきましょう。

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