美和ロックで取り扱っている電気錠の種類
電気錠は、オフィスや公共施設、マンションなどさまざま場所で導入されています。物理的な鍵を持ち歩くことがなく、セキュリティ面の強化や利便性の向上から年々増加しています。錠前の国内シェア1位を誇る美和ロックでは、世代を見据えたセキュリティシステムと、防犯性の高い豊富な種類から多く方から支持を得ています。この記事では、美和ロックの電気錠の種類や美和ロックの電気錠導入事例をご紹介します。
◎美和ロック電気錠の構造
美和ロック株式会社は、建設用錠前メーカーにおいて国内シェア6割以上を誇り、世界約50か国で愛用されている鍵と防犯のトップメーカーです。最先端のIT技術であるバイオメトリクスをいち早く取り入れ、次世代セキュリティシステムを提案しています。高い防犯性と最新の防犯技術から、さまざまな施設から一般家庭まで圧倒的な支持を得ています。美和ロックは一般的な錠前はもちろん、電気錠システム・出入管理装置・ホテルカードロックシステムなど、多様な種類の鍵と錠前製品を取り扱っています。電気錠とはカギの施錠・解錠を遠隔で操作できるように、電気的に施解錠をする機構を組み込んだ電気式ロックシステムのことです。作動させるためには、電気錠本体・制御部・操作部の3種類の機能が必要になります。基本的には3種類は別々になっていますが、制御部・操作部が一緒になったタイプもあります。また美和ロックの電気錠扉の動作の種類は、使用目的によりいくつかに分類されており、A・B・Eモードの3種類の運用モードが設けられています。Aモードの閉扉自動施錠機能の種類は、扉を閉めると自動的に施錠する機能で使用する解錠方法には、一回解錠と連続解錠の2種類があります。一回解錠とは、操作表示器の「一回解錠」のボタンを押すと、登録された時間のみ解錠され、扉を開けて再び閉じると施錠される仕組みで、マンションの共用部のオートロックなどに使用されています。連続解錠は操作表示器の「連続解錠」のボタンのみ操作で施解錠をします。Bモードの施解錠繰り返し機能の種類は、施錠・解錠を繰り返し行うタイプです。操作表示盤の「解錠」のボタンを押すと扉が解錠され、「施錠」のボタンを押すと扉が施錠されます。ゴミ出しなどの一瞬外に出るときの締め出しを防ぎます。Eモードの施解錠繰り返し機能の種類には、Bモードと同じ施解錠繰り返し機能ですが、電気的に解錠したときのみ閉扉自動施錠する機能です。キーやサムターンで解錠した場合は再びキーやサムターンで施錠するか、操作表示盤の「押す」のボタンを押して施錠する必要があります。戸建などの新聞を取りに行くときの締め出し防止に有効です。
◎美和ロック電気錠のタイプ
美和ロックの玄関用電気錠は、通電極性により施錠・解錠するシステムで、キーやサムターンで施解錠でき施錠どきのノブは固定されます。オフィスや玄関用等に使用されています。美和ロックの通用口/非常口用電気錠は、通電時解錠または通電時施錠の2種類の機能の切替や選択ができます。通電時解錠型の種類は停電時に施錠し、停電中はキーやサムターンで解錠し扉の開閉後は自動施錠することから、高いセキュリティが必要な扉に向いている機能です。通電時施錠型の種類は、非常口や防炎優先の扉に使用され、通電時に扉を閉めると自動施錠して、停電中は解錠するので施錠できません。さらに非常開装置付電気錠は、火災などの緊急時に鍵が無くても、プラスチックのカバーを外して緑色のツマミを回せば、解錠できる仕組みになっています。美和ロックのプッシュプル型電気錠はプッシュプル操作で行います。プッシュプルとは、バーハンドルを押したり引いたりして扉を施解錠することをいいます。ビル通用口・非常口・マンション共用玄関等の種類を使用されていて、通電時解錠、通電時施錠、切替の選択も可能です。本締電気錠(モーター施解錠型)は、エントランスのガラス扉など、電気錠の取り扱いが困難な場合にも対応する、ハンドルが無い省スペースタイプです。美和ロックの引き戸用電気錠は、名前の通り引き戸を通電して施解錠を行います。扉と枠のズレに対して錠がストライクに収まりやすくなっています。戸先に取り付け使用する種類もあり、引戸の戸先側枠に引戸用電気鎌錠を取り付け、戸先にストライクを取り付けます。美和ロックのインテリアジェット電気錠は、電気錠本体に制御機能が内蔵し、電源装置と操作盤を接続するだけでさまざまな種類の電気システムが構築されます。構成機器を簡素化したことにより、施工のコストダウンが可能です。通信制御方法のため、配線攻撃などの不正解錠に対して高いセキュリティ性が保てます。美和ロックのグレモン電気錠は、レバーハンドルと錠前が連動しているグレモン錠を通電して施錠・解錠するシステムです。美和ロックでは、通電時解錠型、通電時施錠型、瞬時通電時解錠型の種類があり、防音扉・インターロック扉・非常口等に使用されています。電気ストライクは、枠に取り付け、自動施錠タイプに錠前と組み合わせて使用します。続いて扉などに使用される電磁ロックは、枠について美和ロックの電磁ロックを取り付け、扉にストライクプレートを取り付け、強力な電磁石でロックします。通電中は施錠され通電が切れると解錠するシステムとなっています。美和ロックでは特定の用途に合わせた種類もあります。警備信号錠は、警備会社の警備システムをON/OFFで作動するスイッチを内蔵したシステムです。美和ロックの外出確認電気錠は、外出時にキーで施錠すると不在信号を出力するので高齢施設や、寮等の在宅確認システムとして最適です。美和ロックの防爆電気錠システムは、爆発性ガスが充満する恐れのある危険区域内(防爆エリア)で使用するシステムです。このように美和ロックは一般家庭の玄関用から、特定の用途に合わせた多様な種類の錠があり、ニーズに合わせた商品を選ぶことができます。

◎美和ロック制御部の種類
美和ロックの2線式電気錠操作盤は、操作表示部を持つ電気錠制御部です。電気錠・電気ストライク・電磁ロック・自動扉の1台に使用する1回線用のタイプと、最大2台に使用する2回線用タイプの2種類があります。集合玄関、共用エントランスなどの広範囲に使用し、電気錠の制御はA・B・Eの3種類のモードの中から選べます。美和ロックの多線式電気錠操作盤は、最大32台までの電気錠・電気ストライク・電磁ロックなどを制御でき、操作表示部を持つ電気錠制御盤です。ビル、工場、病院等事業所など使用台数が多い場所に適しています。美和ロックの住宅用2線式電気錠操作盤は、操作表示部を持つ2線式の住宅用電気錠制御盤です。コンパクトで主に住宅やマンションなどに使用され、インターホンやタイマー等の種類の外部入力により電気錠を制御できます。また、単体の操作表示器と組み合わせ接続することもできます。美和ロックの操作表示器は電気錠操作盤と接続し電気錠等を遠隔操作して使用できます。
◎美和ロックの電気錠の選び方
電気錠には操作部といわれるさまざまな種類の解錠方法があるので、用途によって選ぶことが大事です。美和ロックのICカードリーダーは、非接触ICカードの磁気情報を読み取り施錠・解錠する仕組みで、FeliCaカード(FKL、楽天 Edy、IDm)に対応しています。指静脈認証は、人間の身体的特徴のひとつである指静脈パターンを本人認証に利用して施錠・解錠するリーダーです。指静脈による認証のため高精度な本人認証が可能となっています。紛失・盗用の心配がないため高いセキュリティを実現できます。さらにIDナンバーの併用によってよりセキュリティ性を高めることができ、高速な認証スピードが得られます。美和ロックのマジカルテンキーは、指定された数字を組み合わせ正しく順番で入力することで施錠・解錠を行います。使うたびにパネル上のテンキーの数字の位置が変わるマジカルテンキー機能や、使うたびに数字は配列変わるランダム表示するランダム表示機能を備えています。また、美和ロックのテンキーカードリーダーは、カードとテンキー(暗証番号)の2種類の併用が可能なマルチ認証方式となっています。美和ロックのID照合ユニットはテンキーカードリーダー・非接触ICカードリーダー・指静脈認証リーダの各種リーダーの種類を接続してID照合を行うユニットです。非接触ICカードや指静脈認証などのリーダーと美和ロックの出入管理装置を併用することでカードの運用履歴を確認することができます。美和ロックのベルサアクセスコントローラは、非接触IDキーを使用して電気錠や自動ドアを解錠するシステムです。Raccess(ラクセス)キー、ノンタッチキー、FeliCaカードなどの種類が使用できます。美和ロックのRaccess(ラクセス)キーは、キーヘッド・タグ・ポップアップキーの3種類が使用でき、ポップアップキーは機械的に鍵を施解錠する扉を開ける際は、収納された鍵をワンタッチでポップアップさせて使用するタイプとなっています。美和ロックのノンタッチキーは、ノンタッチキーヘッドやノンタッチタグといった非接触IDキーを住戸用のリーダーにかざすだけで解錠する方法です。マンション共用玄関等に対応でき、非接触のためリーダの耐久性をサポートします。美和ロックのKEYMO NEOは、スマートフォンを鍵として使用することができ、専用アプリ利用して施錠・解錠します。美和ロックのマルチリーダシステムでは、Raccess(ラクセス)キー、ノンタッチキー、スマートフォン、FeliCaカードなど多様なID認証に対応した専有部の集大成のiELマルチリーダーです。ホテルカードシステムは、部屋の扉をカードと併用してスマートフォンでも解除操作が可能なシステムで、専用アプリのインストールが必要になります。美和ロックの解錠方法には、さまざま種類に組み合わせによって利便性のアップや、セキュリティ性を高く保つことができます。

◎美和ロック電気錠の導入事例
美和ロックの多方面で使用されている電気錠の導入事例をいくつかご紹介します。オフィスビルでは美和ロックの多回線電気錠システムが導入されています。パソコンを最大200台まで一括管理でき、火災の時など非常用口を一斉に解除することや扉をグループで設定して一括制御することができます。ゲートには美和ロックのID照合ユニットやテンキーカードリーダー等の種類を構築することが可能です。出入管理装置を使用すると各ゲートの運用や履歴の管理ができ、タイムカードとして利用できます。ホテルやウィークリーマンションでは、ホテルカードロックシステムを導入されています。ハイテクノロジーカードが多彩な機能をもち、1つの部屋に対して複数枚のカードを発行することができ、フロント業務の省力化とフロントの省スペース化が実現されます。ロックオンラインシステムは、ホテルの客室管理を効率化するオンラインシステムで、遠隔操作によりホテル運営効率がアップします。大学・研究所などでは、美和ロックの出入管理装置で特定の場所への出入りの制限を一元管理しています。非接触ICカードや指静脈認証などの種類を利用して複数のゲートもパソコンで管理することもできます。カードの登録・抹消もパソコンで管理ができることから、カードを紛失した場合もパソコンで簡単に抹消できるため、高いセキュリティを保つことができます。細菌室の出入口には美和ロックのインターロック扉を設置し、外気が直接流入することを避けたい部屋に設置することで効果を発揮します。出入りを厳重にしている部屋には、美和ロックの指静脈認証リーダでIDナンバーと指静脈を読み取り認証することによって高いセキュリティ性が得られます。マンションでは、美和ロックのマルチリーダシステムのIDキーを利用して、マンションの各住戸玄関やエントランスを解錠するシステムが導入されています。カバンなどに携帯してリーダーのボタンを押すだけの美和ロックのRaccessキー、リーダにかざすだけの美和ロックのノンタッチキー・FeliCaカード等と簡単な操作で解錠できます。ご年配の方や小さな子どもでも簡単に使用でき、同一のIDキーで共用玄関と各住戸の扉を解錠できます。戸建住宅では、美和ロックのテンキーシステムの種類を導入することにより、キーを持ち歩く必要のない生活が送れます。暗証番号がもし他人に知られた場合でもすぐに変更ができるので安心です。台所やリビングに設置した美和ロックの電気錠操作盤の押ボタンにより扉を施解錠でき、来客にもすぐに対応できます。美和ロックの操作表示器を寝室などに設置すると、そちらからも扉の施錠・解錠ができ、扉の状態も確認することができます。

◎まとめ
鍵業界最大手メーカーの美和ロックは、半世紀以上の歴史がある技術やノウハウで、先を見据えた美和ロックの多様な種類のキーは、みなさんの気がつかないところでもが使われているかもしれません。美和ロックの電気錠を多様なニーズに対応し、組み合わせ連動することで、セキュリティ性や利便性を高めることができます。美和ロックの電気錠の導入をお考えの方は、365日24時間対応しているカギ舎へお気軽にご相談ください。