入退室管理システムにおける生体認証の種類を徹底解説
近年、企業では出入り口の入退室管理において、部外者や不正侵入による情報漏洩を防止するため、生体認証を活用したセキュリティ対策が進められています。生体認証は、人体の異なる特徴を用いて本人を確認する認証方法で、なりすましによる不正侵入が困難な点が特徴です。建物や室内の扉の入退室管理システムに導入すると、厳密なセキュリティ対策のほか、適正な勤怠管理にも役立ちます。オフィスなどで生体認証技術を採用した入退室管理システムには、主に顔認証や指紋認証、静脈認証などが活用されています。この記事では、入退室管理システムの基本的な仕組みや、各種認証方法の特徴、二重認証機能、生体認証の活用事例などを詳しくご紹介します。
◎入退室管理システムの役割
入退室管理システムとは、建物や室内の部屋への人の出入りを管理し、部外者の不正侵入を防止するシステムです。入退室をする際に本人確認する認証システムや、入退室を管理するパソコン、サーバー、ソフトウェアなどを全て含めて入退室管理システムといいます。オフィスや公共施設などに導入されている入退室管理システムでは、本人を管理する認証方法に、暗証番号認証やICカード認証、顔や指紋などを活用した生体認証などの解除方法で管理されています。入退室管理システムの暗証番号認証は、比較的導入コストを抑えられ、鍵を持ち歩く必要がない点がメリットですが、暗証番号を共有している場合、個人の入退室記録の管理ができないことが弱点といえます。ICカード認証は、カードをカードリーダーにかざすだけで認証が容易にできることや、社員証をICカード認証に活用できることなど利便性に優れた認証技術です。ただ、カードは個人管理となるため、紛失や忘れのリスクを伴う恐れもあります。スマートフォンやパソコンなどの認証方法で、身近になってきた生体認証ですが、強固なセキュリティを保つことができるため、建物の出入り口からセキュリティレベルが高い部屋まで、さまざまな場所の入退室管理に導入されています。入退室管理システムの最大の特徴は、部外者による不正侵入を防止することです。入退室管理システムでは、入室許可する人物に入室権限を付与することで、入室権限がない部外者などの不正な入室を制限します。たとえば、オフィスの従業員や関係者、一時的に利用する顧客や取引先、清掃業者などに入室権限を付与することで、部外者は勝手に入室することができません。そのことから、入退室管理システムは、不正侵入を防止し建物内のセキュリティ性を高めます。入退室管理システムは、部外者の侵入防止だけでなく、正確な勤怠管理を実施します。入退室管理システムと勤怠管理システムを連携すると、入退室管理システムの入室記録を個人の出退勤時間として勤怠管理に活用することで、正確な勤怠管理に貢献します。タイムカードや手書きなどで勤怠管理を行っている場合、不正申告や代理打刻などの可能性は否定できません。その点、入退室管理システムを利用した勤怠管理では、従業員の入退室時間が正確に記録されています。入退室管理システムは、外部からの不正行為だけでなく、従業員のよる不正申告の防止にも貢献するシステムです。
◎入退室管理システムにおける生体認証の種類
入退室管理システムに導入されている生体認証とは、バイオメトリクス認証とも呼ばれ、身体や行動に関連する要素を用いて認証を行う高度な認証技術をいいます。個人の身体的特徴は個々で異なるため、一人として同じものはありません。その個人の生体情報を用いて本人かどうかを確認します。生体認証の種類には、指紋認証、顔認証、静脈認証、虹彩認証、音声認証、耳介認証、DNA認証、行動認証などが存在します。指紋認証は、低コストでセキュリティ対策が実現する認証方法で、顔認証は非接触認証が特徴の心理的負担が少ない認証方法です。静脈認証や虹彩認証は、身体の内部の静脈や目の虹彩の情報を利用するため、認証精度が高い認証システムといえます。人の声を識別して認証を行う音声認証は、コストを抑えて手軽にはじめられる手法です。また、耳介認証とは、耳の形状を用いて認証するシステムで、DNA認証は採取した細胞からDNA-IDを生成して本人かどうか確認する認証方法です。行動認証とは、歩き方やスマートフォンの操作など、個人の行動的特徴を利用して認証を行う手法です。このようにさまざまな生体認証が運用されていますが、入退室管理システムにおいては、主に指紋認証や顔認証、静脈認証、虹彩認証などが利用されています。入退室管理システムにて生体認証を利用する際は、事前に本人を特定するための顔や指紋、静脈などの情報を登録する必要があります。登録した個人のデータと、本人の身体的特徴のデータを照合、認証しマッチすると、解除される仕組みです。入退室管理システムに生体認証を導入するメリットには、セキュリティ性能が高い点にあります。生体認証は、他人を間違えて本人として受け入れる誤認率が非常に低いことから、高度なセキュリティ対策が実現し、入退室管理システムのなりすましなどによる不正な入室を防ぎます。入退室管理システムに活用する生体認証は、利便性に優れています。生体認証を用いた入退室管理システムは、暗証番号認証やICカード認証のように、番号を記憶することやカードを持ち歩く必要がありません。生体認証は、認証リーダーに身体の一部を鍵として認証に用いるため、入退室管理において手ぶらでの認証が叶います。高い技術力を持つKJ TECH japanの入退室管理システムに用いられる生体認証では、顔認証や指紋認証、静脈認証などのリーダーが採用されています。
◎入退室管理システムにおける顔認証の仕組みと特徴
顔認証とは、本人確認を行うために、人の顔を利用して認証を行う認証技術です。入退室管理システムに用いられる顔認証において、人の顔の特徴などの情報を検出するには、AI技術を使用して認証しています。古いタイプの顔認証では、一部顔を覆った状態では認証精度に影響を及ぼすものもありましたが、最新技術では、マスクの着用時でも認証可能なものも登場しています。入退室管理システムにおいて顔の分析を行う顔認証の認証方式には、2D認証方式と3D認証方式が存在します。2D認証方式の顔認証は、ビジュアル方式とも呼ばれ、カメラに映った人の顔の目や口、鼻、顔の輪郭などの特徴をデータ化し、登録した情報と比較して照合、認証を行う方式です。2D認証方式の顔認証は、入退室管理に特別な機器が不要なことから、対応している機種も多く、選択肢が豊富な認証方式です。一方で、光源の角度や髪型、化粧の変化によっては、認証精度が低下する恐れもあります。3D認証方式の顔認証は、映像で顔を捉える2D認証方式に赤外線センサーをプラスして認証を行う方式で、IR方式とも呼ばれています。2D認証方式の顔認証は平面的に顔を検出する方法に対して、3D認証方式の顔認証は、赤外線センサーを利用して立体的に顔の情報を検出するため、より精度の高い認証方法といえます。また、光の影響や髪型、化粧が変わっても、入退室管理の認証精度に影響を及ぼすことがありません。そのことから、3D認証方式の顔認証は、高精度な認証技術でセキュリティ性が高いことから、入退室管理システムでは3D認証方式の顔認証の採用が増えています。入退室管理システムにおいての顔認証の特徴は、手を触れずに非接触認証が可能な点にあります。認証リーダーに直接触れることがないため、衛生管理が重要な病院や高齢者施設などの入退室管理においての感染症対策にも最適です。顔認証は、なりすましによる不正侵入を防止します。入退室管理システムにカード認証を使用している場合、カードの忘れや紛失により悪質な第三者に盗まれると、不正侵入により盗難や情報漏洩などの可能性が高まります。また、外部からだけでなく、内部による貸し借りによる不正入室が起きる恐れもあります。顔認証は、個人の顔を鍵の代わりに活用することから、カードを持ち歩くことがないため、紛失する恐れがありません。そのことから、なりすましによる不正侵入が難しく、強固なセキュリティによる入退室管理システムが実現します。
◎入退室管理システムにおける指紋認証の仕組みと特徴
指紋認証は、個々の指紋のパターンを利用して解除を行う認証方法です。指紋認証は生体認証のなかでも、歴史が長く認証の精度や認証技術が進化しており、安全性と性能が高い認証システムといえます。入退室管理システムにて指紋認証を行うには、指紋センサーに置かれた指の指紋の表面から指紋情報を読み取り、あらかじめ登録したデータと照らし合わせて、認証を行う仕組みです。指紋情報を読み取るには、指紋の全てを採取しているわけではなく、指紋の盛り上がっている部分の隆線が分かれている位置の分岐点と、隆線が切れている位置の端点を用いて認証します。指紋はさまざま形状があり、よく似た一卵性双生児であっても一致することはないため、安全性が高い認証技術といえます入退室管理システムの指紋認証の認証方式には、静電容量型、光学型、超音波型などの方式が運用されています。指紋認証の静電容量型とは、認証センサーに指を触れると、隆線部分に電極が反応して指紋情報を取り込む方式です。静電容量型の指紋認証は低コストで導入できる反面、濡れた手や汗をかいている手で認証センサー部分を触ると、電極の移動ができず正しく反応しない恐れもあります。指紋認証の光学型は、2次元画像で判別する仕組みです。指に光源をあてると、指紋の凹凸部分に反射した屈折状態を指紋の情報として記録します。指紋認証の光学型は認証精度が高く、認証速度も速いことが特徴で、超音波型より導入コストが比較的低いため、入退室管理システムの指紋認証に多く普及されています。指紋認証の超音波型は、指紋認証のなかでも最新の認証技術で、超音波センサーに指紋をあてると、超音波の跳ね返りの強弱や角度で指紋情報を検出する方式です。超音波型は指を高速で指紋を読み取るほか、認証を指紋だけでなく血管まで認証できるため、手の汚れや濡れている場合でも認証が可能で、正確性が高い指紋認証が実現します。指紋認証は、経年変化の影響を受けにくいことがメリットです。指紋の形状は歳を重ねても形状が変化しないことから、認証において影響を受けにくいため、指紋認証は長期的に利用できる認証方法といえます。指紋認証は、比較的安価で導入が可能です。認証機器に特殊な装置を揃える必要がない指紋認証は小型化しやすいため、導入コストを抑えることができるシステムです。
◎入退室管理システムにおける静脈認証の仕組みと特徴
静脈認証とは、指や手のひらなどを通る静脈を活用して本人であるかを証明する認証方法です。皮膚の下にある血管中に含まれているヘモグロビンには、赤外線を照射すると黒く映る性質があり、静脈認証ではその性質を利用して認証を行います。入退室管理システムの静脈認証には、指静脈認証と手のひら静脈認証の2種類の認証方法が実施されています。指静脈認証とは、指の第二関節部分まで認証センサーにかざして、指の静脈パターンを読み取り認証します。指静脈認証は、同じ指を活用した指紋認証と異なり、指の怪我や濡れていても静脈パターンを読み取り認証できる点がメリットです。手のひら静脈認証は、手のひらを広げた状態で認証センサーにかざすと、赤外線センサーで静脈パターンを読み取る方式です。手のひらは静脈本数が非常に多く複雑な構造により、静脈パターンの抽出も細部まで識別することができるため、手のひら静脈認証は生体認証のなかでも高い認証精度を実現しています。静脈認証の静脈を撮影するセンサーには、透過型と反射型があります。静脈認証の透過型は、近赤外線光源とセンサーの間に、指や手のひらを置き透過して、静脈パターンを読み取る撮影方式です。一方、静脈認証の反射型は、センサーと近赤外線光源を同じ方向に設置し、指や手のひらに光源をあてて、反射光を検知し静脈パターンを読み取ります。主に反射型は入退室管理システムの手のひら静脈認証などに採用されています。静脈認証は手の皮膚の状態の影響を受けにくい点がメリットです。静脈認証で用いる静脈は体内にあるため、手の表面の汚れや乾燥した状態であっても認証精度が変化しないことから、安定した認証を確保します。また、静脈認証は高精度でセキュリティ性能の高い認証システムです。静脈認証で活用する静脈は、通常人間の目で見ることができない部位で、個人の情報を盗むことが非常に困難です。そのことから、なりすましによる不正アクセスが難しく、強固なセキュリティ対策が行える静脈認証システムといえます。静脈認証は非接触で認証が行えます。静脈認証は、認証機器に直接触れずに手をかざすだけで認証が行えるため、不特定多数の人が利用する入退室管理においても安全性が高い認証方法です。KJ TECH japanの入退室管理対応の静脈認証は、堅牢なセキュリティ対策が構築できる手のひら静脈認証を採用しています。
◎入退室管理システムを二重認証でセキュリティ強化
入退室管理システムにおける二重認証とは、異なる2種類の認証手段を組み合わせて入退室管理を行うことをいいます。入退室管理システムに二重認証を導入する目的としては、部外者の不正侵入防止と社内の不正入室防止などがあげられます。企業では、入退室管理システムを二重に施錠することで、セキュリティレベルの向上が図れることから、高いセキュリティ性が求められる場所などに二重認証が採用されています。二重認証の認証手段においては、認証要素の組み合わせによって効果を発揮するため、どの2種類を組み合わせて認証を行うかが重要です。入退室管理システムで活用される二重認証の要素とは、知識情報、所持情報、生体情報の3つの種類に分けられます。知識情報とは、暗証番号やパスワードや秘密の質問など、本人のみ知っている情報を入力する方法でシステム構築が容易なことから、もっとも普及されている認証情報です。所持情報とは、本人が持っている情報で認証を行う方法で、ICカード、ワンタイムパスワードなどをいいます。生体情報とは、個人に身体に備わっている情報を用いて認証を行う方法で、指紋、顔、静脈、虹彩、音声などの自身の情報を指します。二重認証は、この3つの要素を組み合わせて認証を行います。入退室管理システムの二重認証では、同一要素の組み合わせで認証を行うより、異なる要素の組み合わせで認証を行う方が、もっとも効果的です。入退室管理システムによる二重認証が活用されている認証方法の組み合わせには、たとえば「指紋認証とカード認証」「暗証番号認証と静脈認証」「顔認証とカード認証」などがあげられます。入退室管理システムにて所持情報と生体情報を組み合わせた二重認証の場合、所持情報のカード認証や暗証番号認証に、生体情報を組み合わせることで、紛失や漏洩による不正アクセスの要因を、減らすことが可能です。また、入退室管理に二重認証を採用すると、万が一片方の認証が突破されたとして、もう片方の認証方法で不正な認証を阻止することができるため、セキュリティレベルの強化が見込めます。二重認証は、部屋のセキュリティレベルのランクに応じて、自在に入退室管理システムのセキュリティ管理が行えます。
◎非接触認証を実現するKJ TECH japanの顔認証リーダー
入退室管理システムに最適な顔認証技術を用いたKJ TECH japanの顔認証リーダーFE-600、 FE-500、FE-400は、AIを搭載した高い認証精度と最速認証を実現した認証機器です。
○顔認証リーダーFE-600
顔認証リーダーFE-600は、認証スピードが1秒未満で、最速の認証速度を誇るセキュリティシステムです。本体は192mm×92mm×30mmサイズの機能性に優れたスタイリッシュなデザインで、さまざまな場所の設置に適しています。入退室管理システムの顔認証を利用するには、個人の顔の登録が必要で50,000名の登録が可能です。FE-600の顔認証は、AI技術のAI CHIPを採用しており、登録した際に眼鏡やひげがない状態で登録すれば、数ヶ月あるいは数年後に眼鏡をかけたり、ひげが生えたりした状態でも正確に認証できる高精度な認証技術です。顔認証の認識する方法には、シングルモードとマルチモードの2種類があります。シングルモードは一般的な一人用の認証モードで、マルチモードとは、最大3メートル以内であれば、最大5名まで同時に認証することが可能なモードで、人数が多い企業や工場の入退室管理システムに最適です。また、顔認証には、偽造などのなりすましを防止するビデオ検出機能が搭載されており、偽造や複製された写真、動画を検知すると通知し、不正侵入を防止するセキュリティ機能です。FE-600には顔認証のほか、暗証番号やQRコード認証が搭載されており、用途やシーンに合わせて使い分けられます。
○顔認証リーダーFE-500
顔認証リーダーFE-500は、複数人を同時に認証が行えるマルチフェイス認証を搭載した顔認証リーダーです。認証方法に顔認証はもちろん、カード認証や暗証番号認証、QRコード認証などが利用できます。顔認証リーダーFE-500の最大の特徴は、世界高水準の1秒以下の認証速度(50K1:Nモード)で、本体から離れた場所からでも3メートル以内であれば、検出します。また、顔認証は高精度の認証技術を採用しているため、顔の1部が隠れているマスクを着用していても認証が可能です。認証領域においては、カメラに映る一番大きな顔を捉えるシングル認証と、同時に5名まで認証が行えるマルチフェイス認証があり、用途に合わせて選択できます。FE-500のカード認証はさまざまなカードでの利用ができ、利便性が高い機能です。また、セキュリティ機能においては、顔認証による不正侵入を防止するビデオ検出や、カード認証と顔認証をセットで利用することで、強固なセキュリティ管理が行える二重認証が搭載されています。FE-500の顔認証では50,000名の利用者の登録をすることができ、入退室管理システムの動作や入退室履歴を記録するイベントログでは1,000,000件の記録できることから、万が一トラブル発生した場合、原因追究や早期解決に貢献します。
○顔認証リーダーFE-400
顔認証リーダーFE-400では、ディープラーニングされた高度なAI CHIPを搭載した、高精度な識別が行える入退室管理対応の顔認証リーダーです。FE-400のAI技術は、さまざまな顔のデータを読み取り、人の顔を判別するための情報を学習することで、精度の高い本人確認が行えます。スリムサイズのFE-400は、デザイン性が高く、「赤、黄緑、青、白、黄、黒」の6色を展開しており、さまざまなシーンに調和が取れる認証リーダーです。入退室管理システムに用いる顔認証リーダーFE-400は、顔認証、カード認証、QRコード認証のほか、顔認証+カード認証の二重認証の利用ができます。FE-400の顔認証の認証方式には、3D認証方式を採用しているため、髪型や化粧が変化しても認証精度に影響を及ぼすことがありません。顔認証を認証する際、カメラから1メートル以内であれば認証することができ、顔のデータの登録には10,000名が可能です。顔認証リーダーFE-400のカメラには、少しの光源でもカラーで撮影ができるスターライトカメラを搭載しているため、夜間でも人物の顔を正確に映し、不審者などの不正侵入はライブ検出機能で防止します。また、カード認証では、EMPROX、MIFARE、NFCのカードが利用でき、認証する際は、本体のカードリーダー部分にカードをかざして認証します。
◎防犯性の高いKJ TECH japanの指紋認証リーダー
指紋認証リーダーのKJ-3400FとKJ-3500は、ICカードや物理的な鍵を持つ必要がなく、手ぶらで入退室ができる利便性と、セキュリティ対策の効果が高い指紋認証システムです。
○指紋認証リーダーKJ-3400F
指紋認証リーダーKJ-3400Fは、指紋認証とカード認証の認証が行える、入退室管理対応の世界最速の指紋認証リーダーです。KJ-3400Fの指紋認証は認証スピードが早く、認証精度が高い500DPI光学センサーの認証方式を採用しています。指紋認証では、認証センサーに指を置くだけで認証がはじまる自動指紋認識機能や、あらゆる方向から指を置いても認証することができる、高い性能の方向指紋認識機能を搭載しているため、快適な認証が実現します。指紋認証を利用するには個人の指紋を登録し、登録件数は5,000名です。指紋認証の操作は、指紋センサーに置かれた指の個人の指紋情報を読み取り、登録した個人の指紋情報があれば、解除する仕組みです。カード認証では、あらゆるカードを利用することができ、40,000件の登録が可能です。KJ-3400F指紋認証リーダーの本体はIP65等級の防水防塵性能を備えているほか、スリムな形状のため、室内はもちろん、屋外など設置場所を選びません。指紋認証リーダーのKJ-3400Fでは、さまざまな機能が備わっており、200,000件の記録ができるイベントログ機能や、日時や曜日での出入り口を制限するアクセス制御機能のほか、勤怠管理と連携すると業務の効率化を図れます。
○指紋認証リーダーKJ-3500
入退室管理に対応した指紋認証リーダーKJ-3500は、優れたアルゴリズムを備え最速認証が行える指紋認証リーダーです。認証方式には指紋認証のほか、カード認証、暗証番号認証が搭載されており、二重認証機能の設定も行えます。指紋認証の認証方式には、指紋を確実に捉える500DPI光学センサーを採用しており、オプションで指の汚れや乾燥、濡れた状態でも完璧な認証が行える、マルチスペクトル画像センサーを搭載することも可能です。また、KJ-3500の指紋認証は、本人を間違えて許可する本人許可率が0.01%、他人を間違えて認証する他人受入率が0.00001%と、正確性が高い認証精度を保てる指紋認証システムです。指紋認証リーダーKJ-3500のモニターはタッチ画面のため、指紋の登録や環境設定などの操作がスムーズに行えます。KJ-3500のカード認証では、EM 、HID Prox、Mifare 、iclass 、Iclass SE 、Felicaなどのさまざまなカードの、利用ができることが魅力です。また、指紋認証リーダーKJ-3500のイベントログ機能では、500,000件の履歴を記録することができるため、万が一問題が発生した場合、だれが、入室していたのかなど、イベントログの履歴で確認が行えます。
◎高精度な認証を誇る静脈認証リーダーFE-700VE
静脈認証リーダーFE-700VEは、高い認証精度でなりすましによる不正な侵入を防止する、入退室管理システム対応の手のひら静脈認証リーダーです。静脈認証リーダーFE-700VEの最大の特徴は、0.5秒未満の最速で認証が行える点です。静脈認証を行う場合、認証センサーに15cm~40cm以内に手を開いた状態でかざすだけで、スピーディーに認証が完了し、静脈認証の登録には10,000件が可能です。静脈認証リーダーFE-700VEは、手のひら静脈認証のほか、顔認証、カード認証、暗証番号認証を搭載しています。FE-700VEの顔認証はカメラから2メートル以内であれば、顔を捉えることができます。また、顔の認識方法には複数人を同時に認証できるマルチモード機能も搭載しているため、オフィスなどの出退勤の混雑緩和に役立ちます。顔認証の赤外線LEDを採用したライブ検出機能では、偽造された画像や動画などのなりすましによる攻撃に効果的な機能です。静脈認証リーダーFE-700VEでは、アンチパスバック機能が搭載されており、入室権限がある人物の後に連なって不正入室する共連れを防止します。静脈認証リーダーFE-700VEは、IPグレードのIP65を採用しているため、防水防塵性にも優れています。
◎入退室管理システムに生体認証を導入した事例
近年、オフィスや工場などでは、セキュリティ性の向上や、適切な勤怠管理に貢献できることから、入退室管理システムに生体認証を取り入れる企業が拡大しています。
○食品工場の出入り口に顔認証リーダーFE-600を活用
食品工場では異物混入などの食品の安全性を守る、フードディフェンスを実現するセキュリティ対策が重要です。入退室管理の物理的なセキュリティ対策として、手ぶらで衛生的な入退室が可能なFE-600顔認証リーダーが適しています。高精度の認証技術を搭載したFE-600顔認証は、従業員がマスク着用していても認証ができるほか、マスク着用強制モードにすれば、従業員がマスク未着用の場合、音声で知らせることができるため、従業員のマスク付け忘れを防ぎます。また、顔認証においてマルチモードにすれば、出退勤のピーク時従業員を同時に5人まで最速認証が可能なため、混雑が緩和され円滑な通行につながります。
○オフィスの出入り口に指紋認証リーダーKJ-3400Fを活用
近年、オフィスでは急速なITの普及の変化や働き方改革によって、セキュリティ強化の重要性が求められています。指紋認証はスマートフォンなどの身近で使用されているため、心理的に受入やすく、セキュリティ性が高い認証方式です。指紋認証リーダーKJ-3400Fは、最速認証と方向指紋認識機能を搭載しているため、スムーズな認証が行えます。また、指紋認証は物理的な鍵を持ち歩く必要がないため、紛失や忘れのリスクがなく、なりすましによる不正アクセスの心配がありません。入退室管理システムに用いるKJ-3500Fは、従業員の入退室時間を自動的に勤怠管理に転送することで、従業員の労働時間を適切に管理します。
○医療現場の出入り口に静脈認証リーダーFE-700VEを活用
病院では、医者や看護スタッフ、患者などが出入りするため、病院専有部などのスタッフルームにおいて、職員以外の立ち入りを禁止する入退室管理システムが必要です。入退室管理システムに静脈認証リーダーFE-700VEを導入することで、厳密な入退室管理が実現するため、部外者による不正アクセスがほぼ不可能といえます。また、サーバー室や薬品室などにはICカード認証と手のひら静脈認証の両方で認証を行う二重認証を活用すると、部外者による不正侵入を防止し重要エリアを守ります。手のひら静脈認証やICカードは直接手で触れることがないため、衛生面においても安全性が高い認証システムです。
◎まとめ
生体認証は、スマートフォンやパソコンのロック解除、出入り口の入退室管理、銀行ATMの本人確認などさまざまなシーンで活用されている認証システムです。企業の入退室管理システムにおいても、エントランスや機密性が高い情報を管理しているエリア、部屋に導入されています。さらに、生体認証を組み合わせた二重認証機能を搭載した認証リーダーも増えており、より入退室管理のセキュリティ強化に貢献します。カギ舎では、KJ TECH japanの入退室管理システムに対応した顔認証や指紋認証、静脈認証の認証リーダーを取り扱っております。入退室管理において認証精度が高い生体認証のセキュリティ管理をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせ下さい。