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電気錠の機能と仕組みを徹底比較!電気錠を導入するメリット

電気錠は、防犯意識の高まりから戸建て住宅やオフィスなどで導入が進んでいます。従来の錠前に比べて防犯性能が高く、ボタンを押すなど簡単な操作で解錠し、外出する際も自動的に施錠されるなど利便性が高いのが特徴です。オフィスでは、電気錠と入退室管理システムを連動させた勤怠管理や、建物への人の出入りの管理なども可能です。電気錠には外観や内部の機構、解錠の仕方によって種類の違いがあるのはご存じでしょうか?導入にはメリット、デメリットもあるため、どのような錠前や特徴があるのかを知っておくと、自分に合った電気錠を選ぶことができます。
 
◎電気の力で施解錠を行う電気錠
電気錠とは、電気の力で施錠や解錠ができる錠前のことをいいます。一般の錠が鍵やサムターン(つまみ)を回転させて施解錠をするのと比べて、遠隔操作で施解錠の操作ができたり、離れた場所で施錠されているかが確認できるため、利便性が高いです。通常の鍵の場合は、解錠する時に回す動作があります。ドアにはデッドボルトという金具があり、ドアや扉の枠との間を固定する役割を果たしています。鍵の回転によって金具が引っ込むと固定が外れ解錠、金具を飛び出させると施錠でき、この動作をモーターや電磁石などで行うのが電気錠です。錠前と各種センサーを組み合わせると、セキュリティシステムに応用でき、防犯機能がアップするのが特徴です。オフィスでは、入退室管理システムと連動することによって従業員の出入りを管理できます。入り口の電気錠にカードリーダーを併設すると、ICカードで操作した人物(カードの持ち主)を特定でき、入室や退室の履歴を残せます。生体認証を導入すれば、指紋や静脈、瞳孔の虹彩パターンで個人を識別する照合装置との連動もできるため、より厳しい入室管理にも対応します。近年では、感染症対策にも有効な、入室者の体温の異常やマスクの着用を見分けたり、室内の混雑状況を把握できる機能もあります。また、火災報知器と連動することによって非常時に解錠して避難経路を確保することが可能です。加えてアンチパニック機能がある電気錠であれば、停電時においても内側はドアのノブやレバーを回すだけで解錠できます。タイマーを接続すると時間によって施錠、解錠もでき、利便性が高まります。電気錠は、防犯上の品質規定などを行っている日本ロック工業会の規定で耐用年数・寿命は7年と定められ、7年を経過すると錠の取り換えの検討が必要になってきます。屋根のない屋外に面したドアに電気錠を取り付けると耐用年数が短くなる可能性や、出入りが頻繁なドアや扉は経年劣化が進みやすいので、より早めの錠前の交換が求められます。
 
 
◎電気錠の構成
電気錠は一般的に、電気錠の本体、操作部分、制御部分で構成されています。電気錠の本体は錠前の部分を指します。通常の錠前と同様に、扉やドアに取り付けられてドアノブやシリンダーがあり鍵による解錠もできるもののほか、カードリーダーやテンキーが付いているだけで鍵穴がないタイプなど、さまざまな種類があります。本体は一般的に扉のなかに取り付けますが、扉の枠の方に錠を設置するタイプや、マグネット式の錠もあります。制御部分は、電気錠の本体と操作部を結んで機能させるコントロールタワーのような役割を果たし、電源を供給します。災害発生時に自動的に解錠する「パニックオープン」との連動が可能です。機種によりますが、停電時にも作動するバックアップ電源付きや、複数の錠前をコントロールして複数の出入り口を管理できるタイプもあります。操作部は、鍵を近づけたり番号を打ち込んだりするとドアを開け閉めできる部分をいいます。電気錠の本体に近い位置にあるケースが多いです。指で暗証番号を入力するものや、カードをかざすことで施錠や解錠できるものがあります。必要に応じて複数個を接続できます。
 
 
⚪︎電気錠本体
電気錠の本体は「外観上の違い」と「内部機構の違い」があります。電気錠は「本締り錠型」「ケースロック型」「グリップハンドル型」「ストライク型」「グレモン錠型」「マグナロック」の6種類の錠があります。本締り錠型は、モーターでデッドボルトという金具を出し入れするものと、電磁石の作動でデッドボルトが突出するもの、引き戸用鎌錠タイプもあります。ケースロック型は、レバーハンドルやノブがあり、鍵やサムターンで解錠できるタイプで、一般の錠から容易に交換できる種類もあります。グリップハンドル型は、グリップハンドルなどと一体化した錠です。主錠と補助錠がある2ロックタイプについては、主錠と補助錠の両方が電気錠のものと、補助錠のみが電気錠のものがあります。ストライク型は、扉の枠や、親子扉の固定されている方に取り付けられる錠前です。自動で施錠される錠前と組み合わせて使い、扉自体に電気錠を設置できない場合に用いられます。グレモン錠型は、遮音性や密閉性が求められる防音扉など重量のある扉に採用されます。マグナロックは、電気的に電磁石を機能させてプレートの部分と本体部分が吸着するタイプの錠前です。次に、電気錠本体の内部の機構は「モーター式電気錠」「瞬時通電施解錠型電気錠」「瞬時通電解錠型電気錠」「通電時施錠型電気錠」「通電式解錠型電気錠」の4種類の錠があります。モーター式電気錠は、通電するとモーターが動き施錠、解錠を繰り返す電気錠です。主に玄関の扉に用いられる錠で、停電の際は鍵やサムターンによって施錠と解錠ができて安心です。瞬時通電施解錠型電気錠は、通電すると電磁石が機能して施錠と解錠を繰り返す錠前です。この電気錠も停電の際は鍵やサムターンで施錠、解錠が可能となっています。瞬時通電解錠型電気錠は、解錠時のみ電気で作動させる電気錠です。通常時は鍵かサムターンで施錠、解錠を行い、自動火災報知器と連動させることで火災など非常時のみ作動させることができます。通電時施錠型電気錠は、非常口のドアなどに採用されることが多い電気錠で、通電している間は電磁石によって施錠状態をキープし、停電時などに電気が途絶えた際に解錠する仕組みです。逆に通電式解錠型電気錠は、通電時は電磁石が作用して解錠状態を保持し続けますが、停電などで電力が途絶えると自動的に施錠します。このほかにも、通電時施錠型と通電時解錠型の切り替えができる錠があります。
 
 
⚪︎操作部分
解錠するときの方法は、おおまかに分けると「カード認証」「暗証番号認証」「スマートロック」「生体認証」などがあげられます。カード認証は、ICカードやRFIDカードなどを使用して認証・解錠を行う方法で、オフィスや集合住宅、教育施設など多くの場所で導入されています。ICチップに固有の識別番号が登録されており、電気錠に設置されたカードリーダーにかざすだけで施錠・解錠が可能です。カードを持っている人物が誰なのかを特定でき、入退室履歴の記録にも適しています。また、カードの紛失時には簡単に無効化・再発行ができるため、管理面でも安心です暗証番号認証は、錠前に付属されたテンキーに、あらかじめ指定された数字を正しい順番で入力すると解錠できる仕組みです。暗証番号認証はドアを閉めると自動で施錠されるので、鍵の閉め忘れを防げます。また、鍵を持ち運ぶ必要がないので、鍵の紛失や複製される心配も軽減されます。昨今では、使うたびにテンキーの位置が変わるタッチパネル式のモデルも登場しており、セキュリティ面においてもメリットの多い方法です。スマートロックは、電子機器を利用して施錠・解錠を行う操作部分のことを指します。スマートロックにはさまざまな種類が存在しており、そのひとつであるリモコン型は、電波を利用して施錠・解錠を行います。鍵の代わりにリモコンキーのボタンを押すだけでドアが解錠できます。作動の範囲は種類によって異なりますが、リモコン型は電波を利用するので、ドアから離れた場所でも施錠・解錠が可能となります。まるで車の鍵のように、ポケットやバッグに入れているだけでドアの開閉ができるタッチキー型もスマートロックのひとつです。リモコンキーが錠前の近くにあることを感知すると解錠する仕組みになっており、非常に便利なアイテムです。鍵を取り出す必要がないので、荷物で両手が塞がっているときや、小さな子どもを抱っこしているときなどに大変重宝します。また、タッチキー型は電池で動くので停電の際にも使用できるのがメリットです。スマートロックには、スマートフォンを使用する方法もあります。Bluetoothなどを利用して施錠・解錠を行います。スマートフォンに専用のアプリをダウンロードして設定することで「鍵」の役割を果たします。手ぶらでの施錠・解錠、もしくはアプリを立ち上げてから解錠するなど、アプリ内で簡単に操作設定が行える優れものです。



最後に生体認証とは、本人を特定することで解錠が行える仕組みです。バイオメトリクス認証とも呼ばれ、セキュリティ面で高く信頼されています。顔認証や指紋認証、音声認証のほかにも静脈認証や虹彩認証まで、さまざまな生体認証が可能となりました。身体ひとつでドアの開閉がスムーズに行える先進的な方法です。顔認証は、顔を「鍵」として解錠を行うタイプです。顔認証の電気錠を導入する際は、システム上に顔のデータを登録します。ユーザー登録数は少人数のタイプのものから10万人もの顔を登録できるタイプまで幅広く、オフィスなどで多く採用されています。指紋認証は、事前に指紋をシステム上に登録し、所有者を認識することで、解錠を行います。人によって異なる指紋は、何億通りもあるといわれており、他人の指紋で認証されてしまうといったケースはほとんどありません。音声認証はその名の通り、声を使用した解錠方法です。声の模様といわれている声紋を鍵として用いたセキュリティシステムです。短いフレーズ、長いフレーズなどあらかじめ登録した一定の長さの言葉を発して認証を行います。声が枯れてしまったときや、まわりの音に邪魔されて認証ができないというデメリットもあります。静脈認証は、手の甲や手のひらの皮膚の下にある静脈で本人かどうかを認証します。周囲の環境や、持ち物に影響されにくいので、登録者本人以外が解錠することは極めて困難です。最後に虹彩認証とは、目のなかにあるドーナツ状の模様のことを指します。虹彩の模様は、指紋以上に複雑といわれており、100%といってよいほど偽造は困難です。また、虹彩は生涯変わらないともいわれています。そのため、1度登録すれば再登録が不要な点も大きなメリットです。
 
 
⚪︎制御部分
電気錠の本体と操作部分だけでは、錠前の施解錠の機能を果たすことができません。制御部分が間を取り持つことで、解錠するための信号を正しく送ります。操作部分である、カード認証や暗証番号、スマートロック、生体認証がアクションを起こすことで、制御部分に解錠の信号が届きます。制御部分は、電気錠本体と操作部分を動かす司令塔ともいえる非常に大切な役割を果たしています。制御部分は、施錠管理のほかにも電源供給コントロールの役割も担っています。しかし電気で作動しているので、停電時には操作がストップしてしまいます。電気錠の種類によって異なりますが、停電時、制御部分は「自動で施錠をする」「停電前の状態を維持する」「自動で解錠する」のいずれかの動作を行います。これらの動作はあらかじめ設定できるタイプもあるので万が一の災害に備えて、より良い方法を選択しておきましょう。制御部分には、テンキースイッチや、カードスイッチが付いた仕組みのものや、操作部分と制御部分が一体になっている製品もあります。制御部分には、入退室管理システムやバックアップ電源、無線接続などの機能を追加することも可能です。導入するには、パソコン端末との連動が必要ですが、セキュリティ面などで非常に役立つシステムとなります。
 
 
◎電気錠本体の種類
電気錠はさまざまな種類が存在しますが、持ち手のデザインなど外観上の違いでは、次のように分けられます。電気錠は、一般家庭から商業施設、工場、オフィスビル、医療機関など、幅広い用途に対応しています。操作のしやすさやセキュリティ性能の高さ、オートロックなどの機能を持ち合わせているため、従来の物理鍵に代わる次世代の鍵として注目されています。
 
⚪︎本締り錠型・鎌錠型
キーまたはサムターン(ドアの室内側に付いている金具)を回転させることで、施錠・解錠を行う錠前の一種です。シリンダー部で施錠解錠するとデットボルトが出入りする構造で、モーター駆動のタイプと、電磁石を作動させるタイプがあります。デッドボルトを備えた本締り錠型は、MIWA AL3M型、SHOWA EMX型、GOAL EM型、Lavish LOE-A180Lなどがあります。本締り錠型は、住宅の玄関やオフィスの出入り口など場所を問わずに取り付けができ、鎌錠型は引き戸に多く用いられています。
 
 
⚪︎ケースロック型
倉庫や非常扉などに使用されることが多いケースロック型は、GOAL ES型、EL型、EXS型、MIWA ALT型、ALR型、ALA型、SHOWA ECH型、EAL型、ECLH型などがあります。錠に必要なすべての機能が、箱型のケースに内蔵されており、持ち手の部分はレバーハンドル、または握り玉になっているもので、シリンダーやサムターンも付属しています。こじ開けることが困難なため防犯性も高く、外回りのドアに使用されることが多いです。
 
 
⚪︎グリップハンドル型
持ち手部分がグリップハンドルや、室外側からハンドルを引くタイプのプッシュプル錠と一体になっているグリップハンドル型は、GOAL PXKE型、PXEMT型、MIWA ALPG型などがあります。2ロック仕様と1ロック仕様があり、2ロックタイプは、室内・室外ともに電気錠、1ロックタイプでは室外側のみが電気錠の製品があります。面倒な鍵の開け閉めがなく、リモコン操作をするだけで施解錠ができます。通電するごとに、施錠と解錠を繰り返すモーター式電気錠と類似した構造となっています。
 
 
⚪︎ストライク型
自動施錠タイプの錠前と組み合わせて使用するタイプのストライク型は、MIWA AST型、ASR型、ASZ型、SHOWA EDM型などがあります。親子扉、もしくは枠の固定された側に埋め込んで使用します。直接、雨などに当たると壊れやすいデメリットがありますが、扉への通線が難しい場合や、扉に電気錠を収める場所がない場合に効果的です。
 
 
⚪︎グレモン錠型
大きいハンドルが特徴的なグレモン錠型は、GOAL CMT型、CMR型、MIWA ALG型、ALGR型、ALGT型などがあります。レバーハンドルとロックが連動しているので、非常にシンプルなのが特徴的です。遮音性や密閉性が必要な、防音扉など、重量級の扉に使用されています。扉が閉まった後は、ハンドルを回すことによって施錠されます。キー、またはサムターンで解錠することが可能です。
 
 
⚪︎マグナロック型
通電時に電磁石の吸着を利用して施錠するマグナロックタイプは、MIWA EML型、ロックマンジャパンLC-4500FS型、ラビッシュLOEW-C280型などがあります。枠にはマグナロック本体を、扉にはストライクプレートを取り付け、その間を強力な電磁石でロックします。防水仕様で、時間の経過からくる部品の劣化が非常に少ないので、使用場所を選びません。小型のものでも吸着力があり、消費電力もごくわずかなので経済的な面でもおすすめです。
 
 
◎電気錠の内部構造
電気錠は、外観や操作方法だけでなく、内部で作動する構造や仕組みにもさまざまな種類があり、それによって安全性や用途、非常時の対応方法が異なります。内部構造は、下記のように大きく4種類に分けることができます。なお、錠前メーカーによって呼び名は異なります。
 
⚪︎モーター式電気錠
電流を通すことで、モーターが動き、施錠・解錠を行う電気錠です。本締り錠タイプと鎌錠タイプがあり、マンションの共用玄関や玄関扉にて使用されることが多いです。停電時は、停電前の状態を保持し、キーやサムターンでの施解錠ができます。電気錠制御盤の機種・設定により、一定時間の解錠保持も可能となっています。
 
⚪︎瞬時通電施解錠型電気錠
電流を通すことで、電磁石が作動して施錠・解錠を繰り返す電気錠です。レバーハンドルや握り玉を備えたケースロックタイプの電気錠に使用されています。停電時は、停電前の状態を保持し、キーやサムターンでの施解錠が可能です。また、電気錠制御盤の機種・設定により、一定時間の解錠保持ができるようになっています。そのほか、緊急時や非常事態が予測される場所には、通電時施錠型電気錠や通電時解錠型電気錠が使われることが多いです。
 
⚪︎通電時施錠型電気錠
電気を通すことによって、電磁石が作動して、施錠状態を保持することが可能です。電磁石錠・ボルトロック錠・MIWA AUR錠などがあります。自動火災報知器との連動により、電気が切れると自動的に解錠するため、非常ドアや非常階段など避難経路の確保を重視した用途に適しています。
 
⚪︎通電時解錠型電気錠
電気が通っている間は、電磁石が作動して、解錠状態を維持することができます。電気ストライク錠・MIWA AUT錠などがあります。停電や断線で電気が配給されないと、自動的に施錠状態になるので、金融関係など緊急時の防犯強化に適しています。緊急時に自動的に施錠状態になった場合は、電気がないと解錠できないため、PCなどに電力供給が可能なUPS等が必要となります。どちらも通常時は、キーやサムターンでの施錠解錠が可能です。昨今では、MIWAロック製のAUT(AUR)シリーズやGOAL製のEUT(EUR)のように、通電時施錠型と通電時解錠型が切り替え可能な製品もでてきています。
 
◎電気錠導入のメリット
電気錠は、利便性とセキュリティを両立できる現代的な鍵の形です。遠隔操作や自動施錠、暗証番号や生体認証といった多彩な認証方式により、鍵の持ち運びや紛失のリスクを軽減しながら、高度なセキュリティ対策を実現します。従来の鍵では難しかった入退室の履歴管理や一括操作、時間指定による施錠管理なども可能となり、住宅や施設、企業においても柔軟に対応できるのが特徴です。
 
○施錠や解錠が遠隔でできる
電気錠の1番のメリットは、施解錠が遠隔でできるという点です。電気錠を設置すれば、わざわざドアまで行って鍵の開け閉めをする必要がなく、操作器や制御装置からスイッチひとつで操作可能です。公共の施設や会社などでも、電気錠システムを使うなら、常にドアを施錠してセキュリティを保ちながら、遠隔で来訪者を確認して入室してもらうことができ、セキュリティ性と利便性の両方を高めることができます。
 
○鍵の閉め忘れがなくなる
電気錠は、ドアが閉まったら自動で施錠する設定やタイマーで一定の時間が過ぎたら施錠する設定が可能なため、鍵を閉め忘れるということがありません。毎回鍵を取り出して施錠する面倒もなくなるため、作業効率を下げることなくセキュリティを保つことができます。
 
○セキュリティが万全
通常の鍵から電気錠に変えることでセキュリティを強化することができます。多くの人が行き来する施設や会社では、鍵をかけないことによる不審者の侵入や情報漏洩などの問題、住戸でも鍵の閉め忘れによる窃盗被害といったセキュリティの問題が多くあります。電気錠システムを設置するなら、簡単に鍵の施解錠ができ閉め忘れもなくなるため、常に施錠した状態を保つことができ安全です。また電気錠で使用するカードキーや生体認証などは、通常の鍵と比べて複製が難しいため、不正侵入を防ぐためにも有効です。鍵穴がないタイプの電気錠であれば、ピッキングができないため、こじあけなどの被害も防ぐことができます。
 
○鍵の持ち運び不要・紛失の心配がない
暗証番号認証や生体認証を用いた電気錠の場合、鍵を持ち運ぶ必要がなくなるため利便性が高く、紛失の心配もありません。またリモコンキーやスマートフォンで認証する電気錠も、ポケットに入れたままで鍵の施解錠をすることができ、荷物で両手がふさがっているときや手元が暗いときなどに、鍵を探したり取り出したりといった手間がなくなります。
 
○鍵の発行や停止が簡単でコストかからない
電気錠は、鍵を作成する面倒やコストがかからないというメリットもあります。暗証番号認証の電気錠であれば、番号を簡単に変えることができますし、指紋認証などの生体認証でも指紋の登録や削除は簡単です。カードキーを使った電気錠の場合でも、簡単に発行や停止ができるため、多くの社員がいる会社などでも鍵の管理がしやすくセキュリティ面でも安心できます。また集合住宅で入居者が変わった場合でも、電気錠であれば錠前自体を取り換える必要がなく、ランニングコストがかかりません。
 
○通常の鍵ではできないことができる
電気錠は、ただ鍵の施解錠を行うだけでなく、用途に合わせてさまざまな機能を付けることができます。たとえば、電気錠と入退室管理システムを連動させれば、誰がいつどこで入退室したかという履歴の確認が可能になり、不正の防止や安全管理、従業員の勤怠管理ができますし、住戸でもお子様の帰宅時間を確認するなどの使い方が可能です。また、電気錠なら施解錠の一括管理やタイマーで時間指定をして施解錠をするなど、通常の鍵ではできない多くの機能を活用することができます。
 
◎電気錠導入のデメリット
電気錠は高いセキュリティ性や利便性を備え、近年ではオフィスビルや集合住宅、一般家庭にも広く普及していますが、導入にあたっては、注意すべき点もあります。たとえば、停電時の動作や情報漏洩リスク、設置に伴う工事のコストなど、従来の鍵にはなかった独自の課題もあります。
 
○停電時に動作できない
電気錠は電気を動力としているため、停電時に動かないというデメリットがあります。そのため鍵穴が付いていないタイプの電気錠の場合、停電時は非常用バッテリーで動作できるようにバッテリー内蔵の制御装置を取り付けたり、制御装置にバッテリーを別で取り付けたりするなどの対策が必要です。停電時に鍵が開いたり閉まったりするよう設定できる制御装置であれば、あらかじめ設定しておくことで対策も可能です。
 
○締め出しがおきる可能性がある
カードキーやリモコンを使用している電気錠の場合、オートロックで鍵が閉まるため、ちょっとした外出でつい鍵を持たずに出てしまい締め出しされてしまうことがあります。また暗証番号を忘れてしまったりカードをなくしてしまったりすると入ることが難しいため、電気錠でも非常用の鍵を用意しておくと安心です。
 
○情報漏洩に注意が必要
電気錠の場合、鍵の複製による侵入が難しい代わりに、カードキーの盗難や暗証番号の流出によって不正侵入されないよう、情報漏洩に注意する必要があります。定期的に暗証番号を変えるようにする、カードを紛失した可能性に気付いたらすぐに停止するなどの対策によって電気錠のセキュリティを保つことができます。生体認証による電気錠システムは、情報が盗まれるということがないため、電気錠システムのなかでもよりセキュリティ性が高い認証方法です。
 
○配線工事が必要でコストがかかる
電気錠システムは、制御装置やほかの機器を配線でつなげて電源供給する必要があるため、導入の際は配線工事を行います。専門の資格を持っている人でなければ、電気錠の配線工事は行えません。そのため通常の鍵を設置するコストと比べると、電気錠システムの方が機器の費用や工事の費用などの導入コストがかかります。
 
◎電気錠の導入事例
電気錠システムは、多くの集合住宅や教育機関、医療や介護を行う施設で積極的に導入されています。とくに人の出入りが多く、安全管理が求められる施設では、物理的な鍵では対応が難しい場面も多く、電気錠の導入によって防犯性や管理効率が大きく向上しています。教育機関では不審者の侵入防止、医療機関では薬品管理や入退室制限、福祉施設では徘徊防止や非常時の安全確保など、それぞれの現場での課題解決に電気錠が活用されています。
 
○教育機関
不特定多数の人が出入りする教育機関では、生徒の安全を守るためにセキュリティを強化する必要が高まっています。中学校や高校などでは、門扉に電気錠を設置してインターホンやカメラと連動させ、職員や管理人が来客を確認してから遠隔操作で電気錠を解錠することができようにし、来客管理を徹底し、校内の安全性を向上させています。またテストの答案用紙や生徒の個人情報など機密を保持する必要がある空間にも電気錠を設置し、入室する人の管理や制限を行っています。幼稚園や保育園でも、不審者の侵入を防止したり飛び出し事故の防止をするために、門扉に電気錠を設置しています。保護者や職員にはカードキーを配布して電気錠の解錠ができるようにしておけば、セキュリティを保ちつつ利便性も確保することが可能です。
 
 
○医療機関
医療機関では、研究データやカルテを保管する部屋の安全性を保ったり、薬品庫に入室できる人を制限したりするために電気錠が活用されています。院長室や職員のスペース、患者のみが行き来できるスペースなど、セキュリティレベルに合わせて電気錠の設定を変えて使用したり、遠隔で操作できるナースコールを連動させて電気錠の解錠を行えるようにしたりするなど、病院の規模や用途に合わせて電気錠システムを使用できます。また診療時間外に使用する職員通用口に電気錠を設置しておけば、部外者の侵入を防ぐことができ、入退室管理システムを連動させて職員の勤務管理を行うことも可能です。
 
 
○福祉施設
入居者の家族や業者など、多くの人が出入りする介護施設でも電気錠が導入されています。夜間など時間を決めて入室制限を行うことにより、徘徊を防止したり不審者の侵入を防いでセキュリティや入居者の安全を保つことができます。ドアだけでなく窓にも電気錠を設置して、カードキーを持っている職員など権限者以外は開けられないように設定することができるため、窓からの転落による怪我や事故を防ぐことも可能です。そのような場合、電気錠と火災報知器などと連動させて一斉解錠できる制御装置を設置しておけば、非常時には避難できるため安心です。
 
 
◎電気錠の導入の流れ
電気錠システムの導入には、専門的な知識と丁寧なプロセスが求められます。どのような施設や建物に導入するかによって、必要な機器や設置方法、配線環境が大きく異なるため、事前のヒアリングや現地調査が非常に重要です。また、マンションなどの集合住宅では理事会や総会での説明も必要となるケースがあり、専門的なサポートがあると安心です。
 
○ヒアリング
電気錠システムを導入する際、まず現在使用しているシステムや機器についてヒアリングをさせていただきます。不具合や故障箇所があるのであれば詳しい症状について確認し、どのように電気錠を使用したいかといった、希望の機能やサービスもお聞きします。新しく電気錠システムを導入する場合も、どういう箇所でどのように使用したいかという要望をヒアリングします。具体的な使用方法や機能がわからなくてもイメージでOKです。ヒアリングした内容から、ご要望に沿うことができる電気錠や制御装置をピックアップします。
 
○現地調査
ヒアリングした内容をもとに、現地調査に伺います。電気錠や制御装置を設置するドアの構造や取り付け場所のサイズ、電源の位置などを確認し、機器を取り付ける位置や配線経路を決定していきます。現在使用しているシステムがあれば、電気錠や制御装置、室内外の操作器などの仕様を見て、インターホンやカメラなど使われている機能の確認を行い、ガスや火災報知器などの消防設備や宅配ボックスといった、電気錠と連動しているほかの機器もチェックしていきます。また建物の図面を確認して、詳しい配線状況や設置年数、使える配線の本数をチェックしたり、建物の外観や内観から新しい電気錠や制御装置の色やデザインを考慮したりします。新築で現地を見ることができない場合は、図面の確認やヒアリングした内容から工事の方針を立てていきます。
 
○お見積もりとご提案
ヒアリングと現地調査の内容や予算から、導入するシステム全体の構成、電気錠や制御装置などの機器を検討し、施工方針を決定します。その後、工事費用と電気錠や制御装置などを含む機器費用のすべてをまとめて見積もり書を作成し提示いたします。スケジュールにもよりますが、早めのご提案が必要な場合、カギ舎ではご連絡の翌日に調査し、その翌日にお見積もりやご提案を行うことも可能です。
 
○理事会や総会でのご説明
マンションなどの集合住宅で大規模修繕工事を行う場合は、入居者の承認が必要です。そのようなケースでは、理事会や総会でのご説明もカギ舎にてさせていただきます。まずは、理事会で工事内容やお見積もりのご説明をし、理事会で決定となれば総会にて説明会を開きます。電気錠に詳しい専門家が理事会役員の方の代わりに、システムや工事の説明を行い、入居者の方から質問を受けるため、工事の不安や疑問を払拭していただきやすくなります。また実際に、電気錠の機能を体験していただくことも可能です。
 
○発注と施工工事
ご提案した内容で決定となり、正式にご注文をいただいたら発注となります。施工日を決定して機器の手配を行い、事前の打ち合わせにしたがって、電気錠や制御装置の設置や交換を行います。
 
○施工完了
設置する電気錠の台数や工事内容によって、施工完了までに要する時間は異なります。工事期間中は、建物を使用している方の安全に細心の注意を払って工事を行います。
 
○アフターフォロー
工事完了後も、電気錠システムの不調やご要望があればアフターフォローをいたします。カギ舎では、どのような工事でも2年間の施工保証がついているため、保証期間中なら無料でアフターメンテナンスや故障の修理も行います。
 
◎電気錠の工事の流れ
工事前の最終調査→工事日程のアンケート→集計と日程調整→日程決定→共用部工事→専有部工事→施工完了が主な流れですが、マンションなど多くの人が居住している建物で電気錠システムを導入する場合、工事日程の調整が必要です。カギ舎では、入居者の方との日程調整も行っており、円滑に工事が進むようにしております。
 
○工事前の最終調査
工事前に、設置する電気錠や制御装置の仕様や工程の最終確認を行い、この時点で修正が必要な点が見つかれば、改善や調整をします。電気錠や制御装置などの機器を工事日程に間に合うように手配して、使用するほかの資材や工具の点検もし、工事が円滑に進むよう準備を整えます。入居者や建物を使用する人が行き来するなかで工事を行うことが多いため、危険箇所の把握や危険予知訓練を行うことによって安全を守れるよう配慮します。
 
○工事日程のアンケート
マンションで電気錠の工事を行う場合、各住戸に設置する専有部の工事が必要になるため、工事可能な日程を調査する必要があります。掲示板に工事の案内を掲示し、入居者へアンケートを配布して、希望の日程を確認し、なるべく希望に合わせて工事ができるよう調整を行います。
 
○集計と日程調整
アンケートを集計し、各入居者の希望日程を調整します。専有部の工事日程を組めたら、工事全体のスケジュールが完成となります。
 
○日程決定
すべての入居者に、決定した共用部と専有部の工事日程の案内ビラを配布します。この時点で日程変更の申し出があれば、調整を行います。
 
○共用部工事
決定した工事日程をもとに、まずはエントランスや管理室など、共用部の電気錠や制御装置の設置から行います。共用部の工事を始めてから専有部の工事が終わるまでは、各住戸からの解錠や呼び出しはできません。
 
○専有部工事
各居住者との工事日程に合わせて、専有部の工事も行います。安全に配慮しつつ、工事内容をしっかり説明してから工事に入ります。設置後に操作方法や機能などの説明を行うことも可能です。
 
○施工完工
共用部と専有部すべての工事が完了したら、施工完了となります。
 
◎カギ舎が選ばれる理由
○業界最安値に挑戦
カギ舎では、鍵業界において地域最安値でのサービス提供を目指しています。電気錠システムの取り換えや設置となると、大規模な工事になり高額な費用がかかるのでは…とコスト面の心配をされる方が多いものです。だからこそ、カギ舎では最安値でのサービスに挑戦し、安心してご依頼いただけるようにしています。カギ舎が低価格で工事をできるのは、無駄な経費をかけていないからです。地域担当者制度を用いて、自社専属の熟練作業員が担当地域を回っているため、安心価格での施工が可能となっています。

○見積り第一主義
カギ舎では、見積もり料金以上の代金をいただくことはありません。施工前に調査や打ち合わせをしっかり行い、追加料金が発生するようなことがないよう見積りを提出いたしますので、安心して発注いただけます。
 
○台数によってさらに割引
カギ舎では複数の作業を行う場合、さらにお値引きをしています。オフィスやビルで、電気錠や制御装置など多くの機器を設置する工事、マンションのリニューアル工事といった複数の機器を取り付ける工事の場合は割引を行うため、さらにお安く工事が可能です。
 
○熟練した技術と丁寧なサービス
カギ舎のスタッフは、すべて熟練した技術を持っている自社の作業員です。鍵と扉に特化した専門の技術屋なので、他店で断られた難しい工事も請け負います。鍵やドアは、思っている以上に複雑なもので、作業員の腕がはっきりとでるため、古い鍵や特殊なドアは、他社で交換や修理ができなかったり費用が高額になったりすることがあります。難しいと断られた工事内容でも、1度お問い合わせください。
 
○豊富な施工実績
カギ舎は、安心の価格と確かな技術により、多くのお客さまからご依頼をいただいており、豊富な施工実績を誇ります。都内を中心に月間2,500か所以上の作業実績があり、個人のお客さまはもとより警察や大使館、大手企業からのご依頼も多数です。十分な実績があるということは、お客さまからの信頼の証でもありますので「はじめての工事だから」「大規模な工事だから」と不安を感じる方でも安心してご依頼いただけます。
 
○安心の2年保証
カギ舎では、すべての工事で安心の無料保証を2年間付けています。電気錠や制御装置などの機器不良だけでなく施工保証も付けていますので、工事終了後に不具合があったとしても、すぐにメンテナンスさせていただきます。技術に自信があるからこその2年保証です。
 
○年中無休24時間受付で安心のサポート
電話やLINE、お問い合わせフォームでの相談窓口を設けており、年中無休で24時間受付しています。地域担当者を配置しているため、東京都全域と横浜、川崎全域であれば最短15分で作業員が駆けつけます。夜間や早朝などでも対応しすぐに駆けつけますので、急なトラブルがあっても安心していただけます。
 
◎まとめ
電気錠は従来の錠前に比べて利便性が高く、セキュリティシステムの組み合わせによる高い防犯性能が大きな特徴です。電気錠には多くの種類があり、家庭用では玄関ドアを遠隔操作で施解錠できるものがあったり、生体認証タイプでは鍵を持たずに出かける暮らしが実現します。重要な情報を取り扱うオフィスも電気錠の導入で人の出入りを管理でき、入退室管理システムと連動させることで勤怠管理や混雑状況の把握など機能を充実できます。電気錠を導入してセキュリティを高めたいと考えている方は、電話やメールなどでお気軽にカギ舎までご相談ください。

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鍵交換、鍵紛失に対応するカギ舎の会社概要

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