アイホンのリニューアル


アイホン株式会社が製造・販売しているアイホンは多くの住宅やマンションなどの賃貸物件、オフィスや医療機関などさまざま場所に導入されています。便利な機能が搭載されているアイホンですが、長期間使い続け寿命が近づくと不具合が起こり、リニューアルが必要となるケースがあります。この記事では、アイホンとは具体的にどのような製品なのか、アイホンのリニューアルが必要なケースや安くアイホンをリニューアルする方法について詳しくご紹介します。
◎日本や海外で導入されているアイホン
アイホンとは、アイホン株式会社が開発したインターホン・ドアホンの製品です。愛知県名古屋市に本社及び開発センターを置くアイホン株式会社は全国に支店があり、アメリカのワシントン州やシドニー、イギリスのロンドンなど海外でもアイホンを製造・販売しています。1948年の創業当時、インターホン事業はまだその存在がほとんど認知されていませんでしたが、70年以上にわたってアイホン株式会社がインターホンの開発や販売に携わってきた結果、現在は戸建て住宅用やマンションなどの集合玄関、オフィスや工場向けのインターホンシステム、医療施設や福祉施設向けナースコールなどがさまざまな場所で活用されています。そんなアイホンの製品ですが、長期間に渡り使用していると故障してリニューアルが必要になってきます。

◎アイホンのリニューアルが必要なケース
毎日休みなく作動し続けるアイホンのインターホン機器は、ほかの家電製品と同様に寿命が定められています。一般的な住宅用のインターホンの寿命は約10年、マンションなどの集合住宅用のインターホン設備の寿命は約15年であるとされています。15年以上経過すると経年変化により部品の消耗や磨耗が進み不具合が起こりやすくなります。アイホンが突然全く動かなくなるなどトラブルが起こることも十分考えられるため、早めにリニューアルする必要が生じます。特に一般住宅に設置されているアイホンは、玄関の子機が直接雨や風の影響を受けるため寿命が短くなることがあります。アイホンでは多くの製品が常にリニューアルされており生産をすでに終了している製品もあります。生産を終了しているアイホンについては補修用性能部品の保有期間に注意しなければなりません。アイホンや家電製品を製造するメーカーでは、製品が故障した場合に修理ができるように機能の維持に必要な部品の保有期間が定められており、それを補修用性能部品の保有期間と言います。部品の一般的な保有期間は約7年であるため、それを過ぎるとアイホンの修理ができないケースがあるのでリニューアルをしなければなりません。アイホンを使用している際に相手の声が聞こえなかったり、こちらの会話が相手に聞こえない場合は、アイホンの親機や子機のマイク、またはスピーカーの故障が考えられます。玄関の子機のマイクに虫やゴミ、砂粒などの異物が入ることで音が聞こえなくなることもあります。例えばアイホンの子機側で声が聞こえるのに室内の親機側で声が聞こえない場合は、親機のスピーカーの故障の可能性があるためリニューアルしなければなりません。アイホンのケーブルなどの配線にトラブルが生じた際にも声が聞き取れないなど通話に問題が起こることがあります。ワイヤレスのアイホンの子機が鳴らない場合は電池切れであることが多いため、電池を新しいものと交換してみましょう。アイホンの音声にノイズが入ったり異音が発生することがあります。 アイホンの場合配線は地中に埋められているため、断線したり電気線と接触してノイズが入ることが考えられます。そのほかにも子機のスピーカーの故障などがノイズの原因となることもあり、場合によってはアイホンをリニューアルしなければなりません。経年劣化によりアイホンの基盤に不具合が起こるとやはり異音が入ることがあります。アイホンの基礎の部分である基盤が劣化した場合は修理よりリニューアルした方が良いでしょう。親機の近くに無線ルーターやワイヤレス電話があるなど外的要因によりアイホンの音声にノイズが入るケースもあります。この場合は無線ルーターを置く位置を変えることにより改善できます。アイホンが勝手に鳴る、または鳴りやまない場合は子機に問題がある場合が多く見られます。経年劣化によりアイホンのボタンの動きが悪くなると、本体に押し込まれたままの状態となり鳴り続けることがあります。アイホンのボタンが押したままになっていた場合は、もう1度押せば直ることがあります。ただし、アイホン自体が古く劣化が進んでいる場合はリニューアルを検討しましょう。寒暖差によりアイホンの内部で結露が起こると配線に悪影響を与え勝手にインターホンが鳴ることがあります。テレビモニター付きのアイホンのモニターに映像が映らない場合はモニターもしくはカメラの故障が考えられます。テレビモニターの映像がチラチラして映る場合はケーブルの劣化の可能性があります。アイホンの配線に不具合が起こると子機のカメラが撮影した画像が親機のモニターに写らなくなりリニューアルが必要です。アイホンに不具合を感じたら完全に動かなくなる前にできるだけ早く業者に依頼してリニューアルするようにしてください。アイホンのリニューアルが遅れるとさまざまなリスクが生じるため注意しましょう。
◎アイホンのリニューアルをしないリスク
音声が聞こえない、テレビモニターの画面が映らないなどのアイホンの不具合をリニューアルせずに放置しておくと、さまざまなリスクが生じ日常生活に支障が出ることがあります。アイホンの呼び出し音が鳴らない場合、訪問者に気づくことができなかったり、宅配便などの荷物の受け取りなどができない可能性があります。呼び出し音が鳴っても玄関の子機のマイクが故障していて会話ができない場合は、来訪者が来るたびに直接玄関に行き対応しなければなりません。来訪者に気づかずにいると居留守を使われたと思われてしまうことも考えられます。アイホンのテレビモニター付きカメラが映らないとドアを開ける前に誰が来たのか確認することができません。従って玄関ドアを開ける前にドアスコープで相手を確認したり、見知らぬ人物であればチェーンをつけたまま開けるなど用心しなければならず、それが積み重なるとストレスとなっていきます。アイホンのテレビモニター付き製品には不在中に訪ねてきた人物を自動録画する機能が搭載されている機種があります。不在中に誰が来たかを知ることは実は空き巣を避ける上で非常に重要です。空き巣は夜間だけではなく仕事などで留守にしていることの多い日中を狙い住宅に侵入しようとすることがあります。その際空き巣の多くは玄関の子機に設置されている呼び出しボタンを押して不在かどうか確認します。そんな時録画機能のあるアイホンであれば来訪者の顔をチェックでき不審者を見つけ犯罪を未然に防ぐために役立ちます。しかしカメラが故障していると録画できないため犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。自分や家族の安全を守り安心して暮らすためにもできるだけ早くアイホンをリニューアルした方がよいでしょう。

◎リニューアルにおすすめのアイホン製品
近年主流となっているテレビモニターカメラ付きインターホンをはじめ、アイホンにはリニューアルに最適な優れた製品が数多くあります。
○アイホンのスマートフォン連動テレビドアホン「WP-24シリーズ KM77/WP24A・WP-24B」WP-24A(モニター付親機、モニター付ワイヤレス子機、充電台、カメラ付玄関子機のセット)WP-24B(モニター付親機、カメラ付玄関子機のセット)アイホンのWP-24シリーズは専用アプリのインストールによりスマートフォンと連動でき、外出先からでも自宅にいる時と同じように来訪者と通話でき対応できます。スマートフォンやタブレットは最大4台まで登録可能なので家族で使用することも可能です。また子どもが先に帰宅した際に、モニターカメラ付きの玄関子機のボタンを押すことによって、スマートフォンでリアルタイムで通話できます。宅配ボックスとの連動も可能で、留守中に宅配業者が来た際にはスマートフォンから宅配ボックスに入れて欲しいなどと依頼できます。外出先から玄関ドアの施錠状況を確認でき、施錠し忘れていた場合でもスマートフォンの操作によりロックできるため安心です。子どもがカギを忘れて先に外出し自分が後から家を出た場合は、子どもから連絡を受けて仕事先から電気錠を解錠できるため、家に入れなくなる心配がありません。スマートフォンからは親機に録画された画像や過去の録画履歴を確認でき、留守中の様子もチェックできます。万が一の災害に備えて住宅用火災報知器とコールボタンをスマートフォンと連動させ、警報を受信することも可能となっています。
○アイホンの集合住宅用インターホンシステム「らくタッチdearisシステム」
らくタッチdearisシステムは、はじめてテレビモニター付きのアイホンを使用する方や高齢者の方、子どもでも使いやすい製品です。モニターは大きくて見やすい7型ワイド画面を採用しており、左右画角約170°のパノラマワイド映像で来訪者だけではなくその周辺の様子もしっかり確認できます。オートズーム機能を使えば、来訪者が離れた場所にいる場合でもズームでしっかり顔を確認できます。普段からよく使う「通話」「解錠」「終了」の3つのボタンは本体にわかりやすく大きく配置されており、ナビホタル機能を使用すれば光の点滅によって次に押すボタンを教えてくれます。家族が帰宅した際などには通話せず解錠ボタンを押すだけでエントランスのオートドアを解錠できるダイレクト解錠機能も搭載されています。子どもが眠っている間にアイホンの呼び出し音が鳴った場合、呼出音停止機能を使えば呼出音だけ先に止めることができるので、子どもを起こしてしまう心配がありません。従来のモニター付インターホンでは来訪者の姿は確認できるものの訪問目的までは確認できませんでした。しかしアイホンのらくタッチdearisシステムでは、来訪者が話した氏名や訪問の目的をこちらが応答する前に確認できるため、訪問販売や勧誘などへの対応を減らすことができます。来訪者の動画を自動録画でき、専用アプリをダウンロードすることで外出先でもスマートフォンから来訪者の確認や応対が可能です。火災やガス漏れなどの警報の受信や宅配などの通知もスマートフォンでチェックできます。
◎アイホンのリニューアル事例
○関東近県のマンションに「らくタッチdearisシステム」を導入
あるマンションではリニューアル前は音声機能のみの古い機種のインターホンを使用していたため、来訪者が誰なのか顔を確認できず防犯面で不安がありました。インターホンをリニューアルするにあたり、機能性に優れ価格が妥当だという理由でアイホンのらくタッチdearisシステムを導入しました。その際、室内の親機をモニターが見やすい場所に移動したため使い勝手が良くなりました。アイホンのらくタッチdearisシステムには大型のカラーモニターとカメラが付いているため、来訪者の顔の確認が可能になりました。そのほかにも不在時の来訪者の確認と自動録画、管理室からの緊急一斉報知も行えるようになり、セキュリティ性が飛躍的に高まりました。

◎アイホンを安くリニューアルするには
アイホンにリニューアルする際にはどの業者に設置を依頼するのが良いのかよくわからないという方もいるかもしれません。アイホンの修理やリニューアルはメーカーや電気店、カギの専門業者などが請け負っています。使用していた年数や不具合の症状により異なりますが、修理にかかる費用が高額になる場合は思い切ってリニューアルした方が安く済むことがあります。アイホンのリニューアルのため配線工事を行う場合は、電気工事士の資格を持っている業者に依頼する必要があります。アイホンのリニューアルやその後のメンテナンスには、アイホンについての正しい知識や高い技術力、経験などが求められます。東京に本社を置くカギの専門業者のカギ舎は電気工事士の有資格者が多数在籍しておりアイホンのリニューアルを依頼するのに最適です。マンションなど賃貸物件全体のアイホンをリニューアルしたい場合など値引きがあり、安くアイホンのリニューアル工事を行うことができるため大変便利です。
◎まとめ
アイホンは機能性や防犯性に優れた製品ですが、寿命が近づくと不具合が起こることが増えるため早めにリニューアルをしましょう。カギの専門業者のカギ舎では、アイホンの修理やリニューアルの他にもカギに関するあらゆる依頼に24時間年中無休で対応しています。自宅やマンションのアイホンのリニューアルを検討している場合、またカギのことでお困りの際には、カギ舎にご相談ください。

