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セキュリティ強化に役立つ指紋認証リーダーKJ-3400F

多くの建物は、内部に複数の部屋やエリアが存在しています。企業の執務室など、日常的に比較的多くの人が出入りするエリアもあれば、サーバー室や金庫など特別な権限を持つ人しか入れないエリアもあります。各々の用途に合わせて異なる認証方法を選択することは、建物全体のセキュリティレベル向上につながります。この記事では、指紋認証リーダーによるセキュリティ強化が必要なケースや導入のメリット、KJ TECH japan製品の指紋認証リーダーKJ-3400Fの導入事例についてご紹介します。
 
◎アクセスコントロールシステム導入が必要なケース
企業には、従業員や取引先、運送業者、清掃業者、エレベーターなど施設設備の管理業者など、さまざまな業種の人たちが出入りします。そのような人たちになりすました部外者が侵入した場合、金品やノートパソコンなどの盗難被害に会ったり、設備を破壊されるなどのリスクが生じます。企業の事業所には、従業員や顧客の個人情報、機密性の高い情報などが多数存在します。個人情報が外部に流出した場合、個人情報保護法違反となり罰金が発生するケースもあります。アクセスコントロールシステムにおける指紋認証リーダーを各フロアやエリアに設置するなら、外部からの侵入や個人情報の漏洩防止などのセキュリティ強化を実現できます。機密性の高い情報の漏洩は、内部からの持ち出しにより起こることがあります。アクセスコントロールシステムにおける指紋認証リーダーの導入は、外部からの脅威だけでなく内部による不正行為を未然に防ぐセキュリティソリューションにつながります。指紋は1人ひとり異なるため、他人によるなりすましはほぼ不可能です。高いセキュリティ性を誇る指紋認証リーダーを導入する際は、その仕組みについて事前に知っておくことが重要です。アクセスコントロールシステムを導入することで、入退室の履歴を記録し、トラブル発生時の原因究明や不正行為の防ぐことにつながります。自社の施設内にサーバーやネットワーク機器を設置し、システムを運用・管理する形態のオンプレミス型のシステム運用により、セキュリティレベルを維持することが可能です。
 
◎生体認証における指紋認証リーダーの仕組み
指紋のように人間の身体の特徴を活用して本人確認を行うシステムのことを、生体認証もしくはバイオメトリクス認証といいます。なりすましによる不正行為が困難な指紋認証リーダーは、セキュリティ性が高いことがメリットとなります。指紋認証リーダーを導入する際は、リーダーに前もって個人の指紋を登録します。そして、建物に入場する際に指紋認証リーダーで指紋を読み取り、登録された指紋と同一だと認められれば入室を許可されます。指紋認証リーダーで読み取る指紋には、隆線と谷線があります。隆線は指紋の模様が盛り上がっている部分を、谷線は模様がへこんでいる部位のことをいいます。指紋認証リーダーにおいては、隆線の特徴点である端点と分岐点を認証に使用します。特徴点の端点とは、隆線が行き止まりとなっている部分を、分岐点とは隆線が枝分かれしている所を指します。セキュリティ強化に貢献する指紋認証リーダーは、特徴点である端点と分岐点の位置や方向の違いを活用して認証を行います。また指紋認証リーダーの認証方法には、皮脂認証と真皮認証があります。皮脂認証は、指紋を読み取る際に認証リーダーが発した電極が、指の皮脂に反応して認証が行われます。皮脂認証は、指紋認証リーダー以外にもスマートフォンの認証方法として使用されています。手に汗をかいたり指が乾燥していると、認証がスムーズにいかない場合があります。指紋認証リーダーの真皮認証は、指の皮膚の真皮の部分を活用して本人確認を行います。人間の指の皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の三層で成立しています。肌の最も外側に位置する表皮は、厚さ0.2mmほどの薄い層です。その下に位置する真皮には毛細血管があり、表皮へ必要な酸素や栄養を送る役割を担っています。最も内側にある皮下組織には脂肪が多く含まれており、皮膚と筋肉、骨をつなぐ重要な役割を果たしています。セキュリティソリューションに役立つ指紋認証リーダーの真皮認証は、超音波方式で真皮層の指紋の読み取りを行います。表皮より内側にある真皮で認証を行うため、指の表面の状態に影響を受けることなく正確な本人確認を実行できます。セキュリティソリューションに貢献する指紋認証リーダーの読み取り形式には、いくつか種類があります。静電容量方式は、指紋の凹凸が指紋認証リーダーの読み取り部分の電極に反応します。そして、電荷の移動の仕方の違いにより、あらかじめ登録した指紋と同じかどうか確認します。指紋認証リーダーで認証する際に使用する電力が比較的少ないのがメリットです。ただし、指が乾燥していたり濡れていると指紋認証リーダーが正しく認証できない場合があります。光学方式は、指紋を2D画像として平面的に捉えて認証します。指紋認証リーダーの読み取り部分から光を当てた際の反射具合を元に、本人確認を行います。読み取り面に汚れなどがついていると、光の反射に影響を及ぼし正しく認証されないケースがあります。指紋認証リーダーの超音波方式は、認証する際に指紋に超音波を当て、立体的に捉えて本人確認をします。認証精度が高く、指が濡れていても指紋認証リーダーで正しく認証することが可能です。セキュリティ性に優れた指紋認証リーダーは、アクセスコントロールシステムにおいてさまざまなメリットがあります。
 
◎指紋認証リーダーを導入するメリット
セキュリティの目的で採用されるアクセスコントロールシステムには、指紋認証リーダーのほかにもカード認証や暗証認証などがあります。生体認証以外のこれらの認証方法には、セキュリティ面においていくつかリスクがあります。まずカード認証の場合、ほかの人物に不正使用されて、セキュリティ度の高いエリアに無断で侵入されるケースが想定されます。意図的にカードの貸し借りを行う行為も、セキュリティ面で脅威となります。カードは外出先で紛失したり、盗難被害に遭う可能性もあり、カードを紛失した際には悪用されるリスクが生じます。また企業側でカードの無効化や再発行の手続きを行わなければならず、手間と時間がかかります。アクセスコントロールシステムの暗証認証の場合、番号を見られて他人に使用されたり、暗証番号を忘れてしまうなどの問題が起こることが考えられます。指紋認証リーダーは、カードを無くしたり盗まれたりといった心配がなく、セキュリティ面の問題解決に貢献します。暗証番号を不正使用される不安もありません。認証のたびにカードを取り出したり暗証番号を入力する時間を短縮できるため、セキュリティ対策だけではなく建物の出入口の混雑緩和に役立ちます。指紋認証リーダーで使用する指紋は同じものが存在せず、一卵性双生児であっても一致することがありません。そのため、第三者によるなりすましによる不正侵入が難しく、高度なセキュリティ対策が実現できるシステムといえます。また、指紋は経年劣化しにくく年齢を重ねても形が変化しないことから、1度指紋認証リーダーに登録すれば再登録などの手間がほとんどかかりません。指紋は、指紋認証リーダーに指を乗せるのみで、スピーディーに本人確認ができます。指紋認証リーダーに直接触れることなく、指をかざすだけで本人確認が可能な非接触型の製品も普及しており、感染症対策としても効果的です。企業だけではなく衛生面で注意しなければならない医療機関や介護施設などでの使用に適しています。セキュリティソリューションに貢献するアクセスコントロールの生体認証には、指紋認証以外にも顔認証や虹彩認証があります。顔認証とは、個人の顔の目、鼻、眉の大きさや形、顔の輪郭などを元に本人確認を行います。虹彩認証は、瞳のなかの虹彩という部分を活用して認証を行います。指紋認証リーダーと同様にセキュリティ性が高い方法ですが、製品コストが割高であることがデメリットです。指紋認証リーダーは、生体認証製品のなかでは比較的機器が小さく安価で導入できるため、導入時のコストをおさえられます。指紋認証リーダーは機器自体が小さく、場所を選ばずに設置できることもメリットです。
 
◎迅速な認証が可能な指紋認証リーダーKJ-3400F
指紋の読み取りスピードが世界最速レベルの指紋認証リーダーKJ-3400Fは、アクセスコントロールシステムにおいて迅速で高精度の本人確認が可能です。セキュリティソリューションに適した指紋認証リーダーKJ-3400Fは、自動及び方向指紋認識機能を搭載しています。製品の指紋読み取り部分にさまざまな角度で指をかざしても、スムーズで正確に認識します。製品の本体サイズは48mm×138mm×38mmとスリムで、色味はどのような場所にも比較的違和感なくなじみやすいブラック仕様となっています。1.8インチのカラー液晶ディスプレイを持つ指紋認証リーダーKJ-3400Fは、画面表示がクリアで入力しやすいのが特徴となっています。製品に搭載された画像解像度500DPIの光学センサーにより、明瞭に指紋を読み取ることができます。指紋は、5,000指まで製品に登録可能です。オンプレミスタイプの製品である指紋認証リーダーKJ-3400Fは、アクセスコントロールシステムにおいてインターネット回線を利用しなくても使用できます。認証記録は製品内部に保存され、USBなどの媒体を使用して情報を引き出しパソコンで一括管理できます。インターネット環境が必要ないため、指紋に関する情報が外部に流出するリスクを軽減でき、セキュリティソリューションに貢献します。指紋認証リーダーKJ-3400Fは、カード認証にも対応しています。製品の前面にカードを軽くかざすのみで、認証が完了します。指紋認証リーダーKJ-3400Fのカード認証は、40,000枚までカードの登録が可能です。交通系ICカードや電子マネーカードとして活用されているカードが認証用に利用できます。セキュリティ強化に役立つ指紋認証リーダーKJ-3400Fは、IP65等級です。多少の雨風には耐性を発揮する防水・防塵機能を備えています。
 
◎指紋認証リーダーKJ-3400Fの導入事例
指紋認証リーダーKJ-3400Fは、病院やクリニックなどの医療機関でも導入されています。病院内のセキュリティ上のリスクとしては、部外者の侵入やカルテからの個人情報の流出、薬品の盗難などが考えられます。事務室や薬品庫、カルテ保管室などに指紋認証リーダーを採用すれば、外部からの不審者の侵入や個人情報の漏洩を防げます。また、内部からの重要な情報の持ち出しも防止し、セキュリティ強化に効果を発揮します。指紋認証リーダーKJ-3400Fは、イベント会場やテーマパークでの導入も進んでいます。認証スピードが速く精度の高い指紋認証リーダーKJ-3400Fを導入すれば、リーダーの指紋読み取り面に軽く指をかざすだけでスムーズな本人確認が実現します。そのため、会場へ入場する際の本人確認にかかる時間の短縮化や混雑の解消につながります。セキュリティ対策に適した指紋認証リーダーKJ-3400Fは、認証精度が高く他人によるなりすましが非常に困難であるため、チケットの転売による不正な入場を防ぎます。雨風に強いIP65等級の指紋認証リーダーKJ-3400Fは、多少の雨が吹き込む建物の出入口に近い場所でも設置して利用できます。
 
◎まとめ
セキュリティ性に優れた指紋認証リーダーKJ-3400Fは、KJ TECH japanの製品です。カギ舎では、指紋認証リーダーの導入を検討する際の、相談や施工に随時対応しています。指紋認証リーダーなどのカギ周辺に関わるトラブルは、休日に起こるケースがあります。24時間年中無休で営業しているカギ舎であれば、セキュリティ問題に直結する突然のトラブルにも迅速に対応できるため安心です。KJ TECH japanの指紋認証リーダーKJ-3400Fに関するご相談は、お気軽にカギ舎までお問合せください。

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