鍵開けが必要になる鍵トラブルと業者の選び方
鍵を失くしたとき、どこでなくしたのか、職場でなくしたのか、移動中に落としてしまったのか思い返してみましょう。再度落ち着いて探すと、案外カバンの奥底で見つかることもあります。見つからない場合は、鍵開けが必要になりますが、鍵開けは特殊工具を使用するため、自力で行うことができません。そのため鍵開け業者に依頼しますが「鍵開け業者に依頼したら鍵を壊されてしまった」「高額な金額を請求された」という悪質業者もゼロではありません。悪質業者からの被害に遭わないために予備知識を知っておくことが大切です。この記事では、鍵開けが必要になるトラブルや、鍵を紛失したときの対処法及び鍵開け業者を選ぶときのポイントをご紹介します。
◎鍵開けが必要になる鍵トラブル
鍵は至る所で使用されており、家族や大事なものを守るため、玄関ドアやスーツケース、金庫などさまざまな場所に取り付けられています。錠前とセットで用いられ、錠に鍵を差し込むことで扉などの開け閉めができるようになります。鍵は小さくて繊細な作りのため、鍵のトラブルが起こることがあります。鍵のよくあるトラブルでは、鍵がささらない、鍵が抜けない、鍵が回らない、鍵の紛失などが多く、鍵開けや鍵交換を鍵開け業者に頼む必要がある事例は多数あります。鍵がささらない原因としては、鍵穴に異物が混入していることや、鍵穴や鍵本体がサビ付いているなどがあげられます。鍵穴に異物やホコリの汚れが付着している場合は、掃除機の細い管の方をホースの先に取り付け、鍵穴を吸ってみると解決することがあります。さらにエアーダスターで異物やホコリを飛ばして取り除くにも可能です。鍵はささるけれども鍵が抜けない場合は、鍵が摩耗していることや鍵の変形、鍵穴が破損しているなどが考えられます。その際は、鍵を小刻みにゆすりながらゆっくり抜いてみましょう。ただし、無理に行うと鍵を傷つけることがあるので、行っても抜けない場合は直ぐに鍵開けや鍵の修理を専門業者に依頼してください。鍵が回らないときに使っている鍵が合鍵の場合は、純正キーに変えてみると回ることがあるので試してみましょう。普段合鍵を使用している場合には、経年劣化で鍵が摩耗していることがあります。純正キーで回るようであれば、鍵穴ではなく鍵に問題があったことがわかります。鍵穴の潤滑油が足りない場合は、鍵専用の潤滑油を差すと鍵がスムーズに回ることがあります。鍵開けが必要になるもっとも多い原因のひとつが鍵の紛失です。建物の出入口で「玄関ドアの鍵をなくしてなかにはいれない」「店舗の鍵をなくして開店できない」などのできごとで鍵開けが多発しています。室内ドアでは、「トイレ・浴槽・洗面所などのドアが壊れて外に出られない」なども生活に支障をきたす鍵のトラブルです。物置の鍵や金庫の鍵などの使用頻度が低い鍵でも「保管した場所を忘れてしまった」「探しても見つからない」「あったけど、鍵がサビ付いていて使えない」などの鍵のトラブルが起こることもあります。そのような鍵のトラブルは、必要に応じて鍵開け業者に依頼しましょう。鍵のトラブルは突然起きることがほとんどです。住宅の玄関ドアの鍵や事務所、店舗の鍵トラブルで建物のなかに入れない状態など、緊急時が高い場合ほど早い解決が望まれます。早急に対処したい場合は、鍵開け業者に依頼することが確実でしょう。信頼できる鍵開け業者であれば、現場に近い業者の方が早く駆け付けて迅速な対応ができ、結果鍵開け業者が来るのを長い時間待つこともなく鍵のトラブルが解消します。鍵開け業者の作業では、紛失した鍵の所在が明確な場合は鍵開けのみでその場を一時的にしのぐことができますが、鍵をどこでなくしたかわからない場合は、鍵交換や補助錠の設置などで防犯対策を強化しましょう。

◎鍵開け作業が起こりうる場所
建物の鍵はさまざまな場所で使用されていますが、鍵開けが必要になる使用場所で1番多いのが玄関ドアの鍵です。毎日のように使用する玄関ドアの鍵は、持ち歩き出し入れするので紛失する可能性が高くなります。バックのなかから鍵を取り出すときに落とすことや、どこかに置き忘れてしまうことなどが原因で鍵を紛失することがあります。玄関ドアの鍵の紛失には帰宅後に鍵がないことに気付くことが多いため、夕方から深夜の時間帯の依頼件数が増えています。鍵開けには、鍵の抜き差しの摩擦による不具合で鍵が開かなくなるケースや、鍵穴のなかに何かつまっているなどで、鍵開けが必要になることがあります。住宅の出入口でも普段あまり使っていない勝手口や裏口の鍵では、いざ使いたいときに鍵が見つからない、鍵穴に鍵がささらないなどのトラブルが起きると不便です。最近多いのは、分譲マンションや賃貸マンションでは、玄関ドアの鍵とエントランスなどの共有部分の鍵が同一タイプとなっています。その鍵を紛失するとエントランスの鍵も一緒になくしたことと同様で、ほかの住人に迷惑をかけることになります。そのため、早目に管理会社や不動産に連絡して紛失したことを伝えましょう。管理会社や不動産では予備の鍵を持っている場合もあるので、一時的に借りることができるかもしれません。ガレージのシャッターの鍵をなくしてしまい、車を入れられず困ってしまう場合もあります。ガレージの前に車を止めることができずパーキングに止めることになり、余計な出費がかかってしまいます。物置などはオフシーズンの物や、タイヤ、自転車など、保管に利用されることも多いと思いますが、自転車を明日使用するのに物置の鍵が見つからない、そんなことがあると困惑します。鍵を捜索してもどうしても見つからない場合は、メーカーでスペアキーを取り寄せすることや、鍵開け業者に鍵開けの依頼をする方法があります。時間に余裕があれば、メーカーで刻印してある番号や、わからなければ物置全体などの画像を添付して鍵の取り寄せが可能です。しかし鍵開けが緊急で必要な場合には、直ぐに鍵開け、鍵交換の対処できる住居に近い鍵開け業者に依頼をしましょう。物置は室外に設置していることが多いため雨ざらしになることで、鍵穴にほこりやゴミも溜まりやすく鍵のトラブルが多い箇所といえます。店舗やオフィスなどでも、鍵のトラブルで鍵開けが必要なシーンがあります。店舗の自動ドアやシャッター錠の鍵の紛失で、開店時間に間に合わないといったことは避けなければなりません。セール初日などに鍵を失くし開店できないと、売上にも大きく影響します。閉店時に店舗のシャッターの錠を閉められないことも防犯上、安心ではありません。レジの鍵も同様に紛失すると現金の支払いができず、店を開けることができません。自分ひとりでは解決できない場合は、早急に上司や会社に連絡をして相談する必要があります。オフィスの鍵を紛失した場合は、思い当たるところをよく探してみて、見つからない場合は会社に報告をしましょう。上司やほかの人が合鍵を持っている場合があります。建物に入っているオフィスではビルの管理会社が、マスターキーやスペアキーを持っているケースもあるので確認してみましょう。会社には機密情報などがあるため、鍵ひとつで膨大な損害を被る可能性があるため、早めに対処しましょう。オフィスでは、出入り口だけでなく金庫やロッカー、キャビネットの鍵の紛失や、鍵のトラブルで鍵が開かないケースが多く起こります。鍵開け業者であれば、鍵開けはもちろん、鍵交換や鍵の作成も可能なので相談してください。移動に使うスーツケース、キャリーケース、アタッシュケース、カバン、旅行かばんなどの鍵は小さいタイプが多く失くしやすいので、鍵はキーケースなどと一緒にしていると紛失防止になります。旅先でキャリーケースの鍵を紛失すると鍵を破壊するしかなく、旅行が台無しになってしまいます。大事な会議の書類が入っているアタッシュケースの場合なども、早急な対応が必要になります。ホテルに滞在しているのであれば、フロントに鍵の紛失を相談してみましょう。近くの鍵開け業者を紹介して貰えることや、ホテルによっては鍵のトラブルをサービスの一環で行っていることもあります。玄関ドアの鍵やオフィスの鍵などに使用されているテンキー式は、暗証番号を忘れた時のために緊急時の対策がされていますが、スーツケースの鍵、ポストの鍵、金庫の鍵などの解読は自分で紐解くことは困難です。鍵開け業者では、そのようなテンキー式やダイヤル式の暗証番号を忘れてしまった状態にあっても、鍵開けすることが可能です。国内の空港では、鍵の紛失などの鍵のトラブルを受けられるショップが航空内で設けられていることもあるので、空港案内所などに相談してみましょう。

◎鍵を紛失したときの対処法
あるはずの鍵が見つからないと誰しも戸惑うものです。家族と暮らしている場合は、家族に連絡をして帰宅を待つことで一時的な回避ができますが、ひとり暮らしの場合はそうはいきません。まずは気を落ち着かせてしっかり探してみましょう。ポケットやバックのなかをくまなく探し、車のなかに置き忘れていないか、買い物中に手荷物がいっぱいでスーパーの袋に入れていないかなど、身の回りをチェックします。バックや袋の中身は全部出してみるとわかりやすく、焦って探した確認済みの所も、落ち着いてから再度探してみると以外に見つかることもあります。それでも見つからない場合は、学校や勤務先の出先で落としてないか、バックからお財布取り出したときに一緒に落としてないかなど、1日の足取りを振り返ってみましょう。最寄りの駅からの帰り道に落としてないか、親切な人が見つけてわかりやすく場所に置いてくれたかもしれないので、周りも見て探しながら歩いてみるのも良いかもしれません。立ち寄ったお店などがある場合は、鍵の落し物がなかったか電話で問い合わせてみましょう。鍵の特徴と連絡先を伝えておくと、何日か後に発見された場合に連絡してもらえることもあります。バスや電車を利用している場合は、交通機関の忘れ物センターなどに電話などで問い合わせをしてみると見つかる可能性があります。忘れ物をした際は、電話のほかにウェブサイトやチャット式で連絡が行える交通機関もあるので、利用しやすい方法で連絡して詳しい情報を伝えます。タクシー代を支払うときにお財布一緒に落としてしまう可能性もあるので、タクシーに乗った記憶がある場合はタクシー会社にも連絡してみましょう。忘れがちですが警察署や交番に対しては、遺失物届を届出します。警察署のホームページに遺失届出書の用紙が用意されているので、あらかじめダウンロードして必要事項を記入してから近くの警察署や交番、駐在所に届出を出すこともできます。鍵以外でも落し物の届けは、落とした日時や場所、住所、名前、電話番号、落とし物特徴や形状などを遺失届出書に記入し提出します。鍵にキーホルダーなどを付けている場合は特徴を詳しく記入します。都道府県によっては電話やオンラインサイトから届出が提出できる場合もあるので、交番などに行くことが難しい場合などに利用できます。さらに警察に届けられた物は拾得物として、警察庁のホームページで閲覧することができるので、定期的に確認してみましょう。さまざまな所を探しても鍵が見つからない場合は、鍵開けを鍵開け業者に依頼することが得策です。深夜の時間帯など緊急時でも近くの鍵開け業者であれば、迅速に対応し鍵開けをすることが可能です。鍵開け業者では、鍵開けはもちろん必要に応じて鍵交換、鍵の修理なども行っている業者も多いので、近くの鍵開け業者に相談してみましょう。

◎賃貸物件の鍵を紛失した場合
賃貸マンションやアパートなどの玄関ドアの鍵を紛失した場合は、心当たりのある所を捜索しましょう。後から見つかることもあるので丁寧に探してみることも大切です。探しても見つからないときは、契約したときの不動産屋やマンションなどは管理会社などに問い合わせしましょう。管理会社や不動産などは、玄関ドアの鍵の合鍵やマスターキーなどを保管していることが多く、鍵を紛失したことを伝えてください。賃貸物件は大家さんの所有物なので、借り主が勝手に玄関ドアの鍵などを交換したり、修理したりすることはできません。鍵の専門業者に依頼する場合は、必ず不動産屋や管理会社に相談して了承を得てからにしましょう。大家さんの自己管理物件の場合で、近くに大家さんがいるのであれば、直接伝える方法もあります。鍵の紛失は、自己管理ができてないことから信用問題になりかねませんので、誠意をもって対応することが大切です。賃貸借契約書を交わすときに火災保険などに加入している場合、鍵開けなども補償が付帯されていることがあります。前もって賃貸借契約書を確認しておき、万が一のときの連絡先をメモしておくと、いざという時に困りません。オートロックマンションなどでは、エントランスなどの共有部分の鍵がある場合、マンション全体のセキュリティにも影響することがあるため、管理組合や自治会にも報告しなければなりません。深夜の時間帯に帰宅してから鍵の紛失に気づいて連絡する際に、管理会社は24時間対応可能な体制を取っているところもありますが、連絡が付かない場合があります。一晩避難できるところを探す必要がありますが、近くに知り合いがいるのであれば事情を話して、一泊させて貰えるようお願いしてみる方法もあります。鍵開け業者では鍵開けや鍵の作成ができますが、管理会社や大家さんなどに承諾を得ていない状態で、借り主が鍵開け業者に鍵開けを依頼すると契約違反になる可能性があります。必ず確認を取ったのちに鍵開け業者に鍵開けをお願いしましょう。賃貸物件にはUR、市営住宅、都営住宅、区営住宅、都民住宅などの住宅もあります。URとはUR都市機構が管理、提供しており以前は公団住宅とも言われていた賃貸集合住宅です。市営住宅、都営住宅、区営住宅、都民住宅は都や市が管理や提供しています。一般な賃貸物件の住宅の場合は不動産を通して行いますが、都営住宅などでは都の管理団体が全てを担っているため、不動産の手数や礼金などがなく暮らしやすく人気の物件です。一般の賃貸物件と異なり、都営住宅などは管理団体が合鍵やマスターキーを保管していないので、基本的には鍵のトラブルは自己負担となります。鍵の紛失で鍵開けが必要な場合は入居者自身が業者などに依頼して対処しなければなりません。UR、市営住宅、都営住宅、区営住宅、都民住宅で鍵を紛失した場合は、まず管理事務所やお客様センター等に相談しましょう。マスターキーなどがありませんが、対処法や近くの鍵開け業者などを紹介してくれることがあります。鍵開け業者に依頼する場合はトラブルにならないように手順を守って、管理事務所などに連絡してから鍵開け業者に依頼しましょう。緊急事態が起きた場合の対処法を、事前に賃貸借契約書や住宅のしおりなどを確認し把握しておくと万一の時に慌てることがありません。

◎鍵開け業者の鍵開けサービス
鍵のトラブルで鍵開け業者が行う鍵開けサービスは、鍵開け、鍵の作成、鍵交換など、対処の方法を依頼者に説明をして納得いただいてから作業を行います。鍵開けとは鍵の解除のことを指します。鍵が施錠された状態から鍵穴に特殊工具など使用して解除します。鍵の紛失で室内に合鍵がある場合や、鍵開けだけをしてほしいときは鍵開けを行います。鍵開け業者の鍵開けには、鍵の種類によって鍵開けをする作業時間や費用が異なります。鍵の形状がディスクシリンダー錠やピンシリンダー錠の場合は、鍵開け業者であれば、特殊工具を使いわりと短時間で解除することが可能です。ディスクシリンダー錠とは鍵の両側に山型のギザギザが刻まれている鍵のことです。2000年以前に建てられた建物によく使用させている鍵です。最近では玄関ドアの鍵などにはあまり使われていませんが、今もなおURの古いタイプの賃貸集合住宅などには使用されているケースがあります。ピンシリンダー錠とは鍵の形状が、鍵の片方のみにギザギザがあり、もう片方はまっすぐになっている鍵をいいます。複数のピンに付いているシャーラインを合わせる事で回るしくみで、主にロッカーやキャビネット、引出しなどに設置されていることが多い鍵です。ディスクシリンダー錠やピンシリンダー錠は、ピッキングがされやすく危険性が高いため、玄関ドアの鍵に使用しているのであれば、鍵開けだけでなく防犯性が高い鍵に交換することをおすすめします。ロータリーディスクシリンダー錠とは、見た目はディスクシリンダー錠に類似していますが、違いはディスクシリンダー錠の鍵穴が横向きに対して、ロータリーディスクシリンダー錠は縦向きになっていることです。ロータリーディスクシリンダー錠はタンブラーの構造にロッキングバーと呼ばれるパーツが搭載されており、ピッキングに強い鍵で解除するのに難しいタイプの鍵といえるでしょう。その一方で、鍵の複製がしやすいデメリットもあります。ディンプルシリンダー錠は、鍵の表面に大小になる丸いくぼみが上下左右に刻まれていることが特徴です。鍵のくぼみの数で防犯レベルに差がありますが、現在はさまざまな場所に使用されており、高い防犯性と謳われている代表的な鍵といえるでしょう。ディンプルシリンダー錠は鍵のくぼみとシリンダー内部のピンが合致すると回転して解除する仕組みです。シリンダー内の構造が複雑なため、鍵開けには難易度が高く解除が難しく業者でも作業に時間を要します。ウェーブキーシリンダー錠とは、鍵の表面に波のような模様が彫られている鍵を指します。鍵を差し込むことでシリンダーが回るサイドバー方式を取っており、構造上ピッキングによる不正解錠がほぼ不可能といわれています。ディンプルシリンダー錠と同様に防犯性能が高く、鍵開けや合鍵を作成することが難しいタイプなので、鍵開け業者によってはできない場合があります。鍵開け業者に鍵開けなどを依頼するときは必ず確認してみましょう。業者の鍵開けには、鍵穴以外に解除する手段ではドアスコープから解錠する方法があります。ドアスコープが設置されているのであれば、そこから特殊工具を入れてドアの内側のサムターンを回してドアの鍵穴を壊さずに解錠を行うこともできます。鍵開け業者が現地で鍵開けを行う際は、なりすましを防ぐために現住所がわかる本人の顔写真付き身分証明書が必要になることもあります。鍵を紛失した場合には鍵交換が最善ですが、「鍵を紛失してしまい合鍵がひとつもない」「鍵交換はしたくない」などの場合に鍵の作成を行うことがあります。鍵開け業者での合鍵の作成は、鍵穴があれば刻まれていないブランクキーからその場で合鍵を作ることも可能です。玄関ドアや勝手口、金庫の鍵など、ほとんどの鍵を作成することができますが、賃貸物件の場合は、鍵作成も管理会社や大家さんに連絡してから鍵開け業者に鍵の作成を依頼しましょう。鍵を紛失した場合のもっとも良い対策は、鍵を取り替える鍵交換です。紛失した鍵を悪用されて家のなかに侵入されてしまうと大変危険であり、大損害を被るかもしれません。また玄関ドアの鍵を紛失した場合は、夜も気になって安眠できないなど、不安な思いをしなければなりません。そんな思いをしないためにも、カギ紛失に対してはしっかり正しい対策を取りましょう。鍵開け業者で鍵交換をする場合には、錠前のシリンダー錠と鍵を交換して鍵自体も変わるため、元の鍵は使えなくなります。そのため、オートロックマンションなど共有部分の鍵と併用している場合は注意が必要です。古いタイプの鍵を使用しているのであれば、この機会に防犯性が高い鍵のディンプルシリンダー錠やロータリーディスクシリンダー錠に、鍵交換することを検討してみましょう。

◎鍵開け業者を選ぶときのポイント
鍵のトラブルは予兆があるときもありますが、大抵が予想もつかないときに起こります。鍵の紛失などで鍵開けが必要な場合に、どこの鍵開け業者にすればよいか迷います。慌てているので、鍵開け業者ならどこでも同じだと思いお願いしたら、「高額費用を請求されてしまった」「鍵穴を壊されてしまった」といった業者の事例もあります。当然信頼できる鍵開け業者もたくさんありますが、一方で悪質な業者が存在するのも現実です。鍵開け業者を選ぶ際に悪徳業者を見極めてトラブルを回避するために、正しい鍵開け業者を選ぶときのポイントや、悪質な業者の見極め方などを覚えておくことが大切です。突然の鍵のトラブルは不安に襲われ、一刻も早い解決が求められます。そのため、鍵開け業者を選ぶ際に迅速な対応ができることは重要といえます。深夜や早朝の急を要する時に、鍵開け業者が24時間対応しているかどうかをチェックしましょう。鍵のトラブルは深夜時間帯が多いため、いざ依頼しようとしても営業時間外では対応が翌日になってしまいます。また、24時間対応していても現地から遠い場所にある鍵開け業者では、朝方の到着になってしまうこともあるでしょう。近くにある鍵開け業者であれば、緊急時に早目に駆けつけて貰えるので即日に対応することが可能です。近くの鍵開け業者でも鍵開けを対応していない、深夜時間帯は営業していない業者もあるので注意しましょう。前もって近所で即日対応できる鍵開け業者がどこにあるのか確認しておくと安心です。鍵開けの費用は、鍵開け業者によってさまざまです。信頼できる鍵開け業者を選ぶには業者のホームページなどで、鍵開けの料金表が明確に記載されているかどうかは信頼できる業者選びのポイントになります。料金体系は数件の業者と見比べてみると相場がわかるので、鍵開けの費用はもちろん、出張費用、見積り費用、キャンセル費用がいくらなのか、鍵開けができないときに料金はどうなるのかなど確認すると良いでしょう。出張費は、現地から遠い鍵開け業者では高額になることがあるので注意しましょう。深夜の時間帯であれば、深夜料金や追加料金が加算される場合があります。鍵開け業者とはメール、電話などでやり取りをして必ず見積りを取り、見積り以外にも追加費用がかかる可能性があるのかも確認することも大切です。他社より料金体系が相場より異常に安かったり、簡単な料金表だったり詳しい情報の記載ない業者は注意が必要です。作業後に高額な金額になっていることもあり、さらに見積りを取る前に作業をはじめるようであれば鍵穴を壊され、のちに鍵交換で通常より多額な金額を請求される恐れもあるので、見積りはきちんと取ってから依頼しましょう。鍵開け業者の技術力は、鍵開け業者のホームページやブログなどで過去の実績などで判断することができます。悪質な鍵開け業者ではホームページ上で所在地がきちんと記載がされてないことや、技術力でなく安さだけを売りにしている場合があるので見極めましょう。鍵開けの施工後に保証サービスやアフターサービスが充実しているかも重要です。業者が施工後に同じ症状で再度不具合が起きた場合や、鍵やシリンダー本体の保証や施工保証なども対象になっていると安心です。鍵には鍵番号が刻印されています。登録制の鍵であればメーカーで簡単にスペアキーを作成することができます。鍵開け業者が鍵の鍵番号の管理をおろそかになっていないかどうか、鍵開け業者のホームページやブログなどに確認してみましょう。電話は会社の顔といわれています。鍵開けで鍵開け業者に依頼する場合にスタッフの電話の対応で会社の社風がわかるものです。見積りの段階のヒアリングで、鍵開けか、鍵の故障なのか、鍵の状態、鍵の種類、賃貸物件であれば、管理会社に了承を得ているのかなどをきちんと確認してくれるかどうかで、業者の姿勢が伺えます。しっかりヒアリングして正しい見積りを提示する信頼できる鍵開け業者を選ぶことが大事です。

◎まとめ
あらゆる鍵のトラブルにも対応する鍵開けは、特殊工具と鍵開け技術が必要です。特殊工具は正当な理由がないと所持することができないため、鍵開け業者に依頼する必要があります。鍵開けは鍵の種類によっても業者の作業時間や料金が異なります。見積りを頼む際に鍵の症状や鍵の種類などができるだけ詳しく説明すると、見積りでの料金と実際の料金の誤差が少なくなります。鍵開けだけでは防止面で不安な場合には鍵交換が必須です。使用している鍵が耐ピッキング性の低いディスクシリンダー錠など場合は、鍵交換することを推奨します。カギ舎では、鍵交換の場合も鍵の種類を豊富に揃えておりますので、即日に対応することが可能です。熟練したプロの技術者がさまざまな鍵開けを行っており、鍵の紛失などでお困りの方は、まずは電話やLINE、メールなどでお問い合わせください。