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Pマーク取得における入退室管理システムの重要性

取引先や顧客の情報などを多く取り扱っている企業では、個人情報の保護や信頼性のアップなどが期待できることから、Pマークの取得をめざす企業が年々増加しています。Pマークの取得においてのハード面でのセキュリティ対策では、出入口の入退室管理システムの設備を整えることは非常に有効な方法です。この記事では、Pマーク取得に有効な入退室管理システムや、入退室管理に最適な顔認証リーダーのFE-600の特徴などをご紹介します。
 
◎プライバシーマーク(Pマーク)とその目的 
サービス業者などでよく目にするプライバシーマーク(Pマーク)ですが、日本情報経済社会推進協会より、個人情報保護において一定の基準をみたした事業者に対して付与する認証マークをPマークといいます。個人情報の漏洩事故は年々増えており、事業者にとって情報漏洩で受ける影響は大きく、情報漏洩によって予想されるリスクとして、信用の失墜や多大なる経済的損失、各種取引への影響などがあげられます。外部からの大規模なサイバー攻撃だけでなく、内部による人為的なミスや誤操作などによる小さなミスから、大きな漏洩事故につながる恐れもあります。そのような事態を避けるためにも、個人情報保護管理を向上させるPマークの取得は有効です。平成17年4月に個人情報保護法が施行され、個人情報保護の取り扱いの向上や顧客からの信頼性の確保のため、現在約17,000者以上の事業者がPマークを取得しています。Pマークには、JIS Q 15001にもとづいた個人情報保護マネジメントシステム(PMS)を確立する必要があります。企業では、個人情報の保持において機密性・完全性・可用性を継続的に改善するための、Pマークの個人情報保護マネジメントシステム(PMS)には、PDCAサイクルを回すことが必要です。PDCAサイクルとは計画(Plan)、実施(Do)、評価(Check)、改善(Act)、の4つのプロセスを、繰り返し目的達成や継続的に業務改善を行う手法です。PDCAサイクルは数値や期間の明確な目標を決めることと、スピーディーに回していくことで効果的なPマーク運用につながります。Pマークを取得する目的には、個人情報をしっかり管理していることを周りに伝えることができ、適切な個人情報の取り扱いを推進することによって、取引先への信頼性が高まり、Pマークにより個人情報取り扱いについての品質をアピールすることが可能です。また、Pマークは個人情報の漏洩事故リスクを低減することが期待できます。事業者がPマーク運用に取り組むことで、社員の意識向上を図り事故を未然に防ぐことができます。
 
◎Pマーク取得に有効な入退室管理システム 
企業などが事業活動においてのPマーク取得には、入退室管理と来訪者管理が必要になります。Pマークの取得に入退室管理が必要な理由は、個人情報に関する漏洩などの事故が発生した場合、その場所にだれがいたのか、入退室管理で維持し追究することが可能なためです。Pマーク取得の入退室管理では、従業員が出入口をいつ、だれが施錠、解錠したかの入退室記録のほか、外部からだれがどのような目的で入室したのかなどの来訪者の入退室の記録が、Pマーク規格要求事項で求められます。Pマークの入退室管理の記録方法には、手書きで記録することも可能ですが、記入漏れや転記ミスといったリスクが発生する場合があります。電気錠などの対応ができる入退室管理システムを活用すると、人の出入口を正確に記録することができるため、アナログに記録を残す方法より人為的ミスが少なくPマークの取得に貢献できます。入退室管理システムとは、建物や部屋のアクセスなどにおいて入退室を管理するシステムです。Pマークの活用できる入退室管理システムの認証方法には、暗証番号認証、ICカード認証、生体認証、スマートフォン認証などのさまざまな解錠方法が利用されています。Pマークの入退室管理においては、従業員が入退室管理システムであらかじめ登録すると、建物の出入口やサーバー室などに入退室した場合、入退室管理システムにより従業員の名前や入退室時間を厳密に記録することが可能です。また、来訪者が入室する際に、受付で用紙に記入することや打ち合わせ担当が用紙を渡して記入するケースもありますが、Pマークの入退室管理システムでは、来訪者が事前に登録することで、いつ、だれが、どのような目的で入退室したなどの情報を、入退室管理システムで簡単に記録することが可能です。Pマークの入退室管理システムは、入室、退室できるユーザーの権限を与えることによって不正な侵入を妨げることもできます。
 
◎入退室管理システムに高度なセキュリティの顔認証を導入
セキュリティ性が高い入退室管理システムの顔認証は、さまざまな企業で導入されており、Pマークの取得において重要性が高い認証システムといえます。入退室管理システムに導入されている生体認証には、顔認証をはじめ、指紋認証、静脈認証、虹彩認証、音声認証などの認証方法が活用されています。入退室管理システムの顔認証は、カメラで撮影した画像や動画から顔の目、鼻、口、顔の輪郭などの情報を読み取り、本人の特定をする認証方法です。Pマークに有効な入退室管理システムの顔認証は、非常にセキュリティ性能が高いことが特徴です。暗証番号認証やICカード認証などが入退室管理システムに使用されている場合、番号の流出やカードの紛失などのリスクがあります。一方で入退室管理システムの顔認証は、紛失や流出がなく、盗難や複製が難しいことから、なりすましによる不正侵入の被害にあう恐れがありません。近年ではAI(人工知能)技術を採用しているケースも多く、高度な認証技術で対象者が顔にマスクや眼鏡を着用している場合でも、認証することが可能な製品もあります。入退室管理システムの顔認証の仕組みには、2D認証方式と3D認証方式があります。2D認証方式はビジュアル方式とも呼ばれ、カメラに映った顔画像を平面的に目や鼻、口などの特徴を取り込み照合する認証方法です。2D認証方法では、特殊なカメラが不要なため、対応する機種も多く、入退室管理システムの選択肢が豊富なことが特徴です。しかし、太陽や照明の光量による認証性能の変化や、化粧や髪型の変化などによっては認証に影響を及ぼす可能性もあります。3D認証方式は、別名IR方式ともいい、2D認証方式に赤外線カメラを利用し、顔のデータを立体的に読み取る認証方式です。3D認証方式は2D認証方式より認証精度が高く、赤外線センサーを利用しているため、光の影響や髪型、化粧などの変化にも対応することができ、誤認率が低い認証方式で入退室管理システムを運用することができます。
 
◎顔認証を活用した入退室管理システムのメリット
入退室管理システムに顔認証を導入することで、Pマークの取得はもちろん、ほかにもさまざまなメリットがあります。顔認証は、なりすましによる不審者の侵入を防ぐことができます。顔認証は顔を活用して認証を行うため、複製やコピーができません。常に持ち歩くICカードや金属の鍵の場合、紛失や忘れによって第三者がなりすましで不正に利用される可能性があります。紛失や忘れのリスクがない入退室管理システムの顔認証は、なりすましによる不正侵入を抑止することができるため、セキュリティ強化に役立つ認証方法です。入退室管理システムの顔認証は、入退室記録の視認性が高いことが特徴です。顔認証は入室者の顔データを登録するため、入退室管理システムの入退室履歴の画面上で管理がしやすい認証システムといえます。入退室管理システムの画面上の顔登録写真で、入退室者の詳しい情報を確認できることから、万が一トラブルが発生した場合、素早く対応することができ、トラブルの早期解決や、Pマーク取得にも有効です。ほかにも、入退室管理システムの顔認証は、ウォークスルー認証が可能なことがメリットです。顔認証は、認証リーダーに顔を向けるだけで、立ち止まることなく入退室することが可能です。たとえば、指紋認証やICカード認証などの入退室管理システムでは、指を利用することやカードをかざす行為をすることで認証を行います。一方で入退室管理システムの顔認証の場合、そのまま通過するだけで本人確認ができるため、利便性の良さが顔認証の強みといえます。顔認証は、複数人の同時認証が可能なものもあり、従業員が多い企業などの入退室管理システムに最適です。非接触性の顔認証は入退室管理の感染症対策に役に立ちます。入退室管理システムの顔認証は、直接認証リーダーに触れることなく認証が可能なため、衛生的な認証システムです。顔認証は荷物や台車などで両手がふさがっていても、本人確認の認証ができることから、建物内の衛生管理において、非常に重要な病院や施設の出入口などの入退室管理システムにも適しています。
 
◎入退室管理システムに最適な顔認証リーダーFE-600の特徴
FE-600は1秒未満の世界最高水準でスピーディーに顔認証を行う、入退室管理システムに対応する顔認証リーダーです。FE-600は顔認証をはじめ、カード認証、暗証番号認証、指紋認証、QRコード認証などに対応しています。入退室管理システムのFE-600のカメラには、暗い場所でも鮮明に映る2MPデュアルカメラを搭載しており、顔認証の認証距離が3メートル以内であれば、5名までの認証が行えるマルチフェイス認証機能が備わっています。認証人数にはシングルモードとマルチモードが用意されており、ニーズに合わせて切り替えることが可能です。顔認証はAIチップを採用し、正確性が高い認証が実現できることから、入退室管理システムのPマークの運用に適しています。入退室管理システム対応のFE-600はライブ検出機能を搭載しています。ライブ検出機能とは、入退室管理システムにおいて、偽造の写真や動画、フェイスマスクなどのなりすましによる偽物を防ぐことができます。さらに高度な顔認証技術により、マスク着用時でもマスクを外すことなく認証を行うことが可能で、入退室管理システムの顔認証には50,000人の登録が可能です。また、FE-600の指紋認証では発光センサーを採用しており、入退室管理システムに5,000 指の登録をすることができます。入退室管理システムFE-600はMIFARE、EM、HIDなどのさまざまなカード認証のほか、一時的な来客者や毎月に入る清掃業者などにQRコードを発行し、入退室管理システムのQRコード認証で入退室することも可能です。入退室管理システム対応のFE-600は、192mm×92mm×30mmサイズで楕円形の洗練されたデザインの顔認証リーダーです。5インチの画面では、使いやすいIPSタッチスクリーンを採用しているため、入退室管理システムでの暗証番号認証やユーザーの登録、各種設定などの操作を簡単に行なうことができます。FE-600は100,000回の認証ログを保存できるため、Pマーク運用に適している入退室管理システムといえます。「Gauss」のソフトウェアをパソコンにインストールすることで、仮に問題が起きた場合でも、入退室管理システムの履歴画面から確認することができます。
 
◎Pマーク取得のための入退室管理システムに顔認証リーダーFE-600を活用
企業では、Pマークにおける個人情報管理保護の安全な取り組みやセキュリティ対策などのために、入退室管理システムの顔認証リーダーFE-600が活用されています。
 
⚪︎コールセンターの出入口に顔認証リーダーFE-600を活用
さまざまな企業のコールセンターでは、膨大な顧客情報を取り扱っていることから、個人情報においての徹底した管理が必要です。もしも外部に情報が流出してしまうと、膨大な損失になります。情報セキュリティの物理的対策において、入退室管理システムに顔認証リーダーを導入することで、建物の出入りの施錠解錠を厳重に管理し、Pマークの取得にも貢献できるほか、不審者や不正侵入防止対策の強化にもなります。
 
⚪︎印刷工場の入退室管理システムに顔認証リーダーFE-600を活用
個人情報や機密情報を取り扱っている印刷工場では、入退室管理システムにおいてハイレベルなセキュリティ対策が求められます。情報が漏洩しないように、事務所や工場の出入口にはFE-600顔認証リーダーを設けることで、部外者の入室を制限し徹底したPマークの入退室管理を実行することが可能です。また、深夜などの人の出入りが少ない時間帯に、入退室管理システムでアクセス制御することにより、工場内のセキュリティ対策にも役立ちます。
 
⚪︎オフィスのサーバールームに顔認証リーダーFE-600を活用
高いセキュリティ対策が求められるサーバールームでは、Pマークを得るための高度な入退室管理システムの導入が増えています。サーバールームの顔認証の導入は、特定した関係者のみに入室制限することで、不審者や不正侵入を阻止できることから、高度な防犯対策が実現できます。また、入退室管理システムの二重認証機能をサーバールームに採用すると、顔認証とICカード認証などの両方の認証方法を利用するため、より強固なセキュリティの向上が図れます。
 
◎まとめ
Pマークの取得においての入退室管理は要求項目によって決められています。利便性と防犯性が高い顔認証は、入退室管理システムの認証精度をより高度化する認証システムといえます。カギ舎は、鍵のトラブルはもちろん、入退室管理システムに関するご相談も承っております。Pマークの運用において入退室管理システムや顔認証リーダーをご検討の方は、カギ舎にお問い合わせください。

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