TEL:0120-69-0569
お問合せフォーム
MENU

停電が起きたときに電気錠を開ける方法

セキュリティ性と利便性に優れている電気錠ですが、電気の力で動いているため停電時は使用できなくなります。非常事態はいつ訪れるかわからないものです。いざというときに電気錠の扉が開かずに「閉じ込められた!」と慌てないためにも、停電時の電気錠の仕組みについて知っておくことが大切です。この記事では、停電時に電気錠を開ける方法について詳しく解説します。
 
◎電気の力で動作する電気錠
電気錠とは、扉に付いている鍵の開閉を電気の力によって行う錠前を指します。通常、錠前は物理鍵をシリンダーに差し込んだりサムターン(つまみ)を回したりする動作が必要になりますが、電気錠であればそれらが必要ないので大変便利です。電気錠は一般的に本体・制御部分・操作部分の3つから構成され、解錠のために暗証番号やカード・ICタグ、スマートフォン、生体認証など、電気錠に対応したものが必要になります。物理的な鍵を持たずに電気錠の施解錠が行えるので利便性が高く、鍵穴がないため鍵を破壊されるリスクを回避できます。高いセキュリティ性から近年では、マンションやオフィス、病院など多くの場所で電気錠が導入されています。ただし、電気錠は電気の力で動いているため、停電の際には利用できなくなることを忘れてはいけません。停電時の動作は電気錠の種類によって異なるので、非常時に備えて説明書などで確認しておきましょう。
◎停電時における電気錠の動作
電気錠は電気で動いているので停電すると使えなくなりますが、その動作は電気錠の種類によって変わり、大きく4つのタイプにわけられます。電気錠が突然使えなくなるリスクに備えて、電気錠以外の解錠手段も確保しておきましょう。
停電すると自動で施錠するタイプの電気錠は「通電時解錠型」と呼ばれ、現在の状態に関係なく自動的に施錠されます。復旧するまで電気的な操作はできず、扉の外側からは物理鍵、内側からはサムターンなどでの手動解錠のみ可能になります。盗難のリスクがある施設の多くは、このタイプが採用されています。施錠された状態で停電になってしまうとなかに入れなくなる危険性があるので、予備の鍵などを持ち歩くようにしておくと安心です。停電時に直前の状態を維持するタイプは「瞬時通電時施解錠型」と呼ばれ、停電直前の状態を維持する電気錠です。もし停電時に鍵が空いている状態だったなら解錠状態が維持され、逆に鍵が閉まっている状態で停電が起これば、施錠状態が維持されます。また、物理鍵やサムターンなどで解錠した場合は、解錠の状態が保たれます。住宅の玄関などに設置されている電気錠はこのタイプのものが多く、施錠された状態で停電すると家に入れなくなる恐れがあるので、物理的な鍵など電気以外での解錠手段を持っておくと安心です。停電時に自動で解錠するタイプは「通電時施錠型」と呼ばれる電気錠です。停電すると自動的に解錠する仕組みになっており、その間は鍵などによる施錠ができなくなります。不特定多数の利用者が多い店舗などの施設では、このタイプが採用されていることが多いですが、解錠状態のままで放置しておくとセキュリティ上危険な状態になってしまうので、電気錠でないタイプの補助錠を付けて扉をロックしておくなどの対策が必要になります。補助錠として取り付けるのであれば、電子錠がおすすめです。電子錠は電気錠と異なり電池で動作するため、停電していても問題なく使用できるという特徴があります。電気錠のなかには、非常用バッテリーを内蔵しているタイプのものがあります。この種類の場合、電気が使えなくなるとバッテリーの力で電気錠を一時的に継続して利用することができます。ただしバッテリーを使い切ると電気錠は利用できなくなりますので注意が必要です。
 
◎設置場所による停電時の動作の違い
電気錠は、設置されている扉の種類によっても動作が異なります。普段使っている電気錠がどの種類の扉に付けられているかを事前にしっかり確認しておきましょう。停電に備えて、扉近辺に注意書きで「停電中は施錠/解錠される」「解錠の手段が変わる」などの記載があると、利用者にもわかりやすくなります。
 
○非常口の扉
非常口などに使用されている電気錠の多くは、停電時の慌てているときでもスムーズに避難できるように、自動的に解錠する仕組みになっています。この仕様のものでは、物理キーによる施錠が不可能になっています。また、電気の復旧後には管理者の操作が必要な種類もあるので、説明書などを確認しておきましょう。
 
○オフィス出入り口の扉
オフィス出入り口に導入されているカードキーなどの電気錠では、停電した際は自動的に施錠するものが多くあります。また、タイマー機能などを利用して就業時間は解錠、就業時間外は施錠するといった電気錠システムでは、停電直前の状態を維持するタイプのものが多いです。電気錠と入退室管理システムを連動させておくことで、「停電時施錠設定」などを設定できるものもあります。施錠状態で停電してしまうとオフィスのなかに閉じ込められてしまう危険性があるので、いざというときに屋外へ避難する手段や経路をあらかじめ確認しておきましょう。
 
○通用口の扉
通用口や共用の出入り口などで使われている電気錠の多くは、停電時に施錠状態になります。解錠するためには、扉の外部からであれば物理鍵を使用して、内部からならサムターンを回す操作が必要になります。
 
○自動ドア
オフィスや店舗の出入り口など、多くの場所で見かける自動ドアですが、停電時の動作は種類によって異なり、自動的に施錠するもの、自動的に解錠するもの、直前の状態が保持されるものがあります。自動ドアで非常時に閉じ込められてしまった場合は、まず手動でドアが開くかを確認してみましょう。電気錠が解錠の状態であればドアを開けることができます。手動で開かない場合は、自動ドア装置から垂れているワイヤーを引くことで手動解錠ができる仕組みになっています。また防火自動ドアであれば、端のほうに丸いハンドル状のものが付いているくぐり戸から外に出ることができます。
 
○門扉
門扉などに使われる電気錠は、種類によって停電時に自動的に施錠するものと解錠するものがあります。自動的に施錠するタイプのものは物理鍵やサムターンにより一時的に解錠することができますが、自動的に解錠するタイプのものは停電中に物理鍵などで施錠ができないので、開錠後は電気錠以外で扉をロックするようにしましょう。
◎停電時における電気錠の開け方
停電してしまうと電気錠は使えなくなりますが、電気が復旧するまで扉の操作が一切できなくなるわけではありません。ここでは、停電して電気錠が使用できなくなった場合の扉の開け方についてご紹介します。急に電気錠が使えなくなってパニックにならないよう、電気錠以外の手段での出入り方法もあらかじめ確認しておきましょう。停電中自動的に解錠する仕組みになっている電気錠の場合、停電時には解錠された状態が保持されるので、特に操作することなくそのまま開けることができます。電気が復旧するまでは施錠できない点だけ注意しましょう。停電すると自動的に施錠するタイプの電気錠で、外側に物理鍵用シリンダーがついている場合は、物理鍵をシリンダーに差し込んで解錠すれば扉を開けることができます。非常用の鍵を差し込むシリンダーはカバーがかかっているなどして普段は見えない場所にあることが多いので、あらかじめどこにあるかを確認しておきましょう。停電すると自動的に施錠する仕組みになっている電気錠で、内側にサムターンがついているタイプであれば、サムターンを回して解錠すれば扉を開けることができます。物理鍵がないなどの理由でどうしても電気錠の解錠ができない場合は、電気が復旧するまで待つというのも一つの手段です。停電の原因にもよりますが比較的短時間で電気が復旧する場合があるので、特に急いで解錠する必要がないのであれば、少し様子を見て待つとよいでしょう。電気の復旧後、多くの電気錠は再設定などの操作が特に必要ないので、通常の解錠操作で扉を開けられるようになります。停電中に物理鍵やサム—タンによる解錠が困難だったり、急いで扉を解錠する必要がある場合、あるいは地震などの影響で扉が歪んでしまったり配線に問題が発生したと考えられる場合は、すぐに鍵専門の業者に依頼しましょう。鍵専門業者は鍵のプロなので、問題箇所を迅速に特定して解決してくれるはずです。作業価格は業者によりさまざまですが、カギ舎では、家・建物ピッキング解錠で1箇所に付き3,850円(税込)〜、ハイセキュリティーシリンダーであれば1箇所に付き6,050円(税込)で対応しております。作業場所や鍵や扉の状態により価格が異なるので、詳しい費用はご確認ください。
◎停電時も安心のアンチパニック機能
「アンチパニック機能」とは、電気錠の扉であっても停電時に解錠できる機能のことを言います。非常事態でも問題なく鍵を開けられるように開発された仕組みで、停電や火災・地震などの非常時に役立ちます。アンチパニック機能搭載の電気錠はドア内側にレバーハンドル(ノブ)が付いており、非常時にはこのレバーハンドルを回せば自動で解錠されるようになっています。電気錠は一般的に鍵を開けたり締めたりするたびに電流が流れて施解錠が行われますが、アンチパニック機能搭載の扉では、鍵を内側から開ける場合に電力を使用しない仕組みになっています。扉の外側のセキュリティは保持しつつ、内側からは簡単に解錠が可能になっているのです。このようにセキュリティ性と利便性に優れているため、アンチパニック機能は大勢の人が利用するホテルなどの施設の扉で多く導入されています。停電した際にアンチパニック機能で解錠した場合、扉がそのまま開きっぱなしになるタイプと、電気が復旧すると自動的に施錠するタイプのものがあります。鍵が開きっぱなしのものは電気が復旧してから再施錠する必要があり、また自動的に施錠するものは再度扉を開けたい場合には解錠の操作が必要になります。非常時に電気錠がどのように動作するか、あらかじめ説明書などで確認しておくと安心です。

◎アンチパニック機能搭載の電気錠
停電時でも安心のアンチパニック機能搭載の電気錠は、さまざまなメーカーから発売されています。とくに国内でシェアが大きいのが「美和ロック」と「GOAL」の電気錠です。これらのメーカーは鍵業界のシェアNo.1とNo.2を誇り、機能性とセキュリティ性に優れた鍵を製造していることで知られています。それぞれのアンチパニック機能搭載製品の一例をご紹介します。まずは美和ロックの「通用口/非常口用電気錠」AUT/AUTA/AUR/AURAシリーズです。電気錠には「通電時解錠」=電気錠に電気が通った際に鍵を開けるタイプと、「通電時施錠」=電気が通電した際に鍵を締めるタイプがあります。美和ロックのAUT/AUTA/AUR/AURAシリーズは、施工・取り付けの際に「通電時解錠」「通電時施錠」のどちらにするかを選択することができ、運用中も操作盤で切替ができるようになっています。アンチパニック機能についてもオン・オフの切替ができるので、必要ない場合には切っておくとよいでしょう。アンチパニック機能をオンにしておけば、停電時でも内側からレバーハンドルを回すことで解錠し扉を開けることができます。次にGOALの「アンチパニック型自動施錠錠」HLTPシリーズです。GOALのHLTPシリーズは、扉を閉めると自動的に施錠するタイプの電気錠です。施錠された状態ではハンドルが固定され、物理鍵やサムターンで解錠する仕組みになっています。見た目はアナログ錠のような形をしており、鍵穴が付いているので物理鍵やサムターンでの施解錠が可能です。アンチパニック機能により、施錠中でも室内側のハンドルを回すことで解錠が可能になっています。
 
◎まとめ
電気錠の仕組みや停電時の動きを理解しておけば、緊急の際にも慌てずに済むので安心です。これから電気錠の購入を検討している人は、停電などの非常時にどうすれば解錠できるかを事前にしっかり確認しておきましょう。電気錠についてご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。停電時の操作も含めて、電気錠の取り扱いについて詳細に説明させていただきます。

鍵交換や鍵紛失のカギトラブルでお困りですか?いつでもどこでも東京・横浜・川崎の全域に急行いたします

0120-69-0569
メールフォーム・LINEでのお問い合わせ

鍵交換、鍵紛失に対応するカギ舎の会社概要

カギ舎セキュスターズ株式会社

■本社
〒166-0012
東京都杉並区和田1-31-3
TEL:03-6454-1241
■事業所
杉並区和田1-25
中野区本町6-31-2
八王子市館町575-1
東京商工会議所
杉並警察ビル防犯協会所属

鍵交換、鍵紛失に対応するカギ舎の対応エリア

鍵交換、鍵紛失に対応するカギ舎は東京都、埼玉県一部、横浜市、川崎市全域対応

【東京都】

中野区 新宿区 足立区 荒川区 杉並区 板橋区 江戸川区 大田区 葛飾区 江東区 品川区 渋谷区 世田谷区 台東区 中央区 千代田区 墨田区 豊島区 練馬区 文京区 港区 目黒区 北区 西東京市 三鷹市 調布市 武蔵野市 全域

【埼玉県】

和光市、新座市、朝霞市、戸田市、蕨市、川口市

【神奈川県】

横浜市 川崎市 全域