TEL:0120-69-0569
お問合せフォーム
MENU

オートロックマンションにおける鍵交換の流れ

オートロックマンションでは、エントランスなどの共用部分と住戸の玄関ドアで異なる鍵を使用している場合がありますが、連動させて1本の鍵でまかなえるようにすると、利便性を大きく向上させることができます。共用部分と住戸の玄関ドアの鍵を連動させているオートロックマンションの鍵交換は、知識や電気工事の資格を持つ専門業者による作業が必要です。この記事では、オートロックマンションの鍵の仕組みや鍵交換が必要となるケース、オートロックマンションにおける鍵交換の流れについてご紹介します。 
 
◎マンションにおけるオートロックの有用性 
入居者の多いマンションでは、とくにマンション内で出会う人が入居者なのか第三者なのか判断がつかないことも多いです。近所付き合いが希薄になっている昨今、隣人の顔もわからないということも珍しくありません。それを表すように、防犯性能を高めたオートロック機能が備わっているマンションが人気を集めています。入居者以外の第三者がオートロックマンションの居住空間に入るためには、インターホンを通じてマンション住民にオートロックの解錠を依頼する必要があります。エントランスがオートロックによって確実に施錠されていれば、入居者以外の第三者がマンション内に侵入することを防ぐことができます。オートロックによってマンションの防犯性能を向上させることができれば、入居者は不審者の侵入を心配することなく安心して暮らせるようになるでしょう。実際にマンションの入居条件として、オートロックが完備されていることをあげる方は多いでしょう。マンションにオートロックを導入することはマンションの資産価値を高めることにもつながります。マンションのオートロックは、不審者の侵入を防ぐだけでなく、勧誘やセールスなどの訪問営業を回避しやすくなる大きなメリットもあります。エントランスに立つ訪問者をインターホンのモニターから確認し、面会の必要がないと判断した場合には顔を合わせずに断ることができます。住戸の玄関と離れたところで対応できるので安心です。悪質な業者の場合には居留守を使用することもできるでしょう。オートロックが備わったマンションでは第三者が住戸の玄関先まで訪ねてくることがないので、女性や子ども、ご高齢の方がお住まいになる場合にも重宝される設備となるでしょう。このようにマンションにおけるオートロックはさまざまな側面から入居者の安心と安全を守るために大きな役割を果たしています。 
 
◎オートロックマンションの鍵の仕組み  
オートロックマンションのエントランスの鍵にはさまざまな種類がありますが、そのひとつに集合キー式のオートロックがあります。集合キーは、現在のオートロックマンションにおいて最も主流な鍵のタイプです。集合キー式のオートロックは、シリンダーキーに逆マスターキーシステムという仕組みを組み込んだものです。オートロックマンションにおける逆マスターキーシステムとは、入居者それぞれの住戸の玄関ドアの鍵は個別に使用しながら、各住戸の玄関ドアの鍵でエントランスなどの共用部分の鍵を操作できる仕組みのことをいいます。住戸の玄関ドアは、それぞれの錠前に対応した鍵でなければ施解錠することができないので、もちろん入居者間で別の住宅の玄関の鍵を開けることはできません。一方オートロックなどの共用部分の錠前は、各個人の住戸の玄関ドアの鍵で操作できるようになっています。つまり2つの異なる錠前を1本の鍵でまかなうことができるのです。このように1本の鍵で複数の錠前を操作できる仕組みの秘密は、シリンダー内のピンの構造にあります。一般的なシリンダーキーのシリンダーは、金属製の円筒が二重に重なり合う構造をしています。シリンダーの外側の筒は固定され、内側の筒は鍵を挿入して回すのと同期して回転する作りになっています。そしてこれらの二重の円筒を貫くように、ピンタンブラーという細長い形状の障害物が埋め込まれています。鍵には鍵山がありますが、鍵穴はこのピンタンブラーに合わせた形をしています。鍵を挿入して鍵穴がピンタンブラーを押し上げると、内側の筒が回転して施解錠できる仕組みになっています。オートロックマンションで逆マスターキーシステムを採用している鍵のピンタンブラーには、住戸の玄関ドア用とオートロックなどの共用部分用の2パターンの切り込みが搭載されています。それによってひとつの鍵で住戸の玄関ドアとオートロックなどの共用部分の2つの錠前の操作ができるようになっています。オートロックマンションの鍵は、一般的なシリンダーキーと比べ仕組みは複雑ですが、このような逆マスターキーシステムを採用すると、建物のセキュリティを高めながらも1本の鍵で生活することができるので大変便利です。ちなみに集合キー式以外には、暗証番号式、カードキー式、非接触型IC式、指紋認証式などがあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。暗証番号式の最大のメリットは鍵を持ち歩く必要がないことですが、デメリットとしては鍵の入力を第三者に見られて番号を盗まれる可能性があることといえます。カード式は、シリンダーキーに比べ複製されにくいので安全性が高いですが、カードの読み込みエラーや破損に注意する必要があります。非接触型IC式は複製されにくく利便性も兼ねそろえていますが、導入費用が高額です。指紋認証式は、極めて高いセキュリティー機能を持っていますが、指のケガなどで指紋が読み込めなくなる可能性や導入費用が高額であるため一般のマンションに導入しているのはまだまだ少ないです。鍵交換時にはそれぞれの特徴を踏まえて製品を選択すると良いでしょう。
 
◎オートロックマンションで鍵交換が必要なケース
オートロックマンションの共用部分の鍵は、住戸の玄関ドアと比べて使用頻度が多くなるためトラブルを起こしやすい特徴があります。オートロックマンションの鍵のトラブル例としては、鍵を差し込めない、鍵が回らない、鍵を回してもオートロックが開かない、オートロックが作動せず自動施錠されない、住戸から遠隔でオートロックを解錠できない、住戸から遠隔でオートロックを解錠した後自動施錠されない、制御盤にエラーや警報音が発生することなどがあげられます。オートロックマンションの鍵のトラブルは、ドアの建て付けや鍵穴への異物混入など鍵交換以外の対応が可能な場合もありますが、シリンダーや鍵本体に原因がある場合は鍵の交換が必要となるケースがあります。また本来ならば修理対応できる単純なトラブルの場合でも、使用年数が長く経過していると修理が行えないことがあります。全ての製品には必ず部品の保有期間が設けられていますが、製品の製造が終了して一定期間が経過してしまうと、修理部品が入手できなくなる可能性があります。たとえ単純なトラブルであっても、このように鍵の修理が行えない状況になってしまった場合には、マンション全戸の鍵を交換する可能性が出てきます。また鍵の紛失や盗難が発生した際にも、場合によっては鍵交換をしなければいけません。オートロックマンションの鍵の紛失時の対応は、マンションの管理組合によってさまざまです。マンションの管理組合によっては鍵交換をしないケースもありますが、住所が記載されているものと一緒に鍵を紛失してしまった場合や、鍵の盗難によって住宅に侵入される可能性が高いと考えられるケースなど、鍵交換を行うべきであると判断されるケースもあるでしょう。 
 
◎オートロックマンションの鍵の寿命  
オートロックマンションなどで用いられる鍵には寿命があることを念頭に置かなければなりません。鍵は、使用年数や回数に伴って故障や不具合を生じやすくなる、いわば消耗品です。オートロックマンションでは、鍵の寿命に合わせて鍵交換工事を計画する必要があります。鍵に不具合が発生したときに、すでに鍵の耐用年数を超えている、または耐用年数が近づいている場合には、症状に関わらず鍵交換を検討したほうが良い場合もあるでしょう。鍵の耐用年数までにまだ期間がある場合には、修理など交換以外の方法がないか検討すべきかもしれません。鍵の耐用年数は日本ロック工業会(JKMA)によって、メーカー製品保証とは異なり、適切な保守・点検で、安全上、支障なく使用できる期間として一般錠で10年、電気錠で7年(電子部品7年、メカ部品10年)と定められています。オートロックマンションで用いられる鍵は電気錠なので、一般錠よりも短く設定されています。日本ロック工業会(JKMA)では耐用年数を過ぎた鍵は交換することを推奨しています。日本ロック工業会(JKMA)による鍵の耐用年数設定は平均所帯人数3名、ひとり1日10回使用を標準使用頻度として、鍵の耐久使用回数の100,000回と合わせて算出しています。そのためオートロックマンションのエントランスなど使用回数が多い場所に設置された鍵の寿命は、提示されている年数よりも短くなるでしょう。鍵の寿命は、日本ロック工業会(JKMA)で提示された耐用年数だけでなく、使用頻度や環境などの状況によって変わることを考慮しなければなりません。またこの耐用年数は、適切な保守・点検が行われていることが条件となります。電気錠は1年に1回程度の点検が望ましいとされています。鍵を長く使用するために、専門業者による定期的な点検を行いましょう。鍵は耐用年数を超えても使用できる場合もありますが、長く使用するにつれて故障しやすい状態になってしまいます。シリンダー内部の部品の摩耗や金属疲労による破損だけでなく、鍵側も繰り返し使用するうちに摩耗し変形してしまうこともあります。鍵は故障してから対処すると防犯上大変危険です。またマンションの鍵交換は製品の取り寄せや各方面から承認を受ける必要性などから、実際の工事までに少々時間を要します。マンションの入居者数や使用環境、鍵の耐用年数などに合わせて、あらかじめ鍵のリニューアル計画を立てておきましょう。 
 
◎オートロックマンションの鍵交換の流れ 
鍵を交換することに決めたら、まず鍵交換業者を選定します。オートロックマンションは一般的な鍵交換と比べて、それぞれの部品の適合性を判断する難しさや作業中の破損事故などのリスクなどより専門的な知識を必要とするため、個人で行うことは困難であるといえます。オートロックマンションの鍵交換は、必ず鍵の専門業者にご依頼ください。ご依頼方法はどこの鍵を交換するかによって異なります。共用部分の鍵交換は管理会社を通してご連絡ください。住戸の玄関ドアのみの鍵交換は共用部分と同様に管理会社が業者を手配する場合と個人で業者に鍵交換を依頼しなければならない場合があります。マンションによって異なりますので、管理組合にご確認ください。鍵交換業者を選定するポイントとしては、工事費用がわかりやすく、さまざまな鍵交換工事ができる鍵業者を選ぶと良いでしょう。作業前に見積もりとその内訳を提示し、追加料金の有無についてもきちんと説明してくれる業者だと安心です。鍵交換業者が決定すれば、鍵交換作業の準備を進めていきます。まずは管理会社と鍵交換業者で打ち合わせを行います。どのような鍵に交換するか、各住戸の玄関ドアの鍵交換はどうするかなどの意向をお伺いしてから、それに応じた製品や工事方法などをご提案いたします。住戸の玄関ドアの鍵交換を行う場合には、入居者や管理会社から現状を聴取し、オートロックとの連動性などをご相談しながら進めていきます。オートロックマンションにおける鍵の交換方法としては、エントランスの鍵交換と同時にマンション全戸の鍵を交換する方法のほかに、マンション全戸の鍵はそのまま継続しオートロックなどの共用共分の鍵交換のみを行う方法もあります。鍵交換時に逆マスターキーシステムを採用せず、共用部分の鍵と住戸の玄関ドアの鍵をそれぞれ2つの鍵を持つことも可能です。打ち合わせ後は、実際にオートロックマンションで現地調査を行います。鍵の種類やエントランスのオートロックとの連動など、専門的な視点で細かい部分を現地で確認します。現地調査の際には、オートロックマンションの共用部分の確認は管理会社の立ち合いのもと行いますが、住戸の鍵交換を行う場合は入居者の立ち合いが必要です。逆マスターキーシステムを使用した住戸の玄関ドアの鍵交換は、それに対応している住戸の玄関ドア用のシリンダーを選択しなければなりません。この際には、管理会社やメーカーに問い合わせをして確認する必要があるため、入居者の立ち合いは不要です。現地調査や製品の確認が終わったら、実際にどのような製品を使用するか決めていきます。製品は現在導入しているシステムや鍵の種類、その耐用年数、新たに希望する機能、導入費用などを総合的に判断して検討します。逆マスターキーシステムを採用せず、共用部分と住戸の玄関ドアの鍵を2本の異なる鍵でまかなう場合には、エントランスのオートロックの解錠方法を暗証番号式やカード式、非接触ICキー式、指紋認証式などにして利便性を高めることも可能です。また逆マスターキーシステムを利用した鍵に交換する場合は受注生産となるため、納期までに時間がかかります。鍵交換の工事日までのセキュリティが心配であれば、別途料金が発生しますが仮の鍵を手配することも可能です。交換する鍵が決まれば、鍵交換作業の前に製品の費用や鍵交換工事費用などの見積りを提示します。見積り金額に問題ないようだったら、実際にオートロックマンションでの鍵交換を進めていきます。またオートロックマンションの共用部分の鍵を交換する場合は、臨時総会を開き入居者及び管理組合から承認を得る必要があります。これは鍵交換の業者との打ち合わせと並行して進めていきます。臨時総会では交換する鍵の製品説明や工事内容、費用についてお知らせします。決議には、全区分所有者総数の4分の3の承認が必要です。ハードルが高いように感じられますが、共用部分の変更はそれほど重要な決議であるのです。なお決議は書面による議決権の行使や代理人による議決権の行使も可能です。総会で無事に承認を得ることができれば、鍵交換工事が正式決定となります。鍵交換工事が本決定した段階で、管理会社や鍵業者を通して新しく交換する製品をメーカーに発注します。受注生産になる場合は納期について確認しておくと良いでしょう。全ての準備が整い次第入居者に工事日程を告知し、製品が納品されたら鍵交換工事を行います。なおオートロックマンションの共用部分の鍵交換は管理会社、住戸の玄関ドアの鍵交換は入居者の立ち合いが必要です。
◎まとめ 
鍵は故障や不具合、紛失などのトラブルが発生する可能性がありますが、マンションなど多数の入居者がいる施設の場合は、とくにトラブルの解決が急がれます。オートロックマンションの鍵交換は、製品の選定やオートロックシステムとの連動など専門的な知識が必要です。カギ舎には、専門知識を持つスタッフが在籍しています。それぞれのオートロックマンションに最適な製品や工事方法をご提案し、鍵交換作業を承ります。オートロックマンションの鍵交換のお見積りは無料です。オートロックマンションで鍵交換をご検討の際は、当社までお気軽にお問い合わせください。

鍵交換や鍵紛失のカギトラブルでお困りですか?いつでもどこでも東京・横浜・川崎の全域に急行いたします

0120-69-0569
メールフォーム・LINEでのお問い合わせ

鍵交換、鍵紛失に対応するカギ舎の会社概要

カギ舎セキュスターズ株式会社

■本社
〒166-0012
東京都杉並区和田1-31-3
TEL:03-6454-1241
■事業所
杉並区和田1-25
中野区本町6-31-2
八王子市館町575-1
東京商工会議所
杉並警察ビル防犯協会所属

鍵交換、鍵紛失に対応するカギ舎の対応エリア

鍵交換、鍵紛失に対応するカギ舎は東京都、埼玉県一部、横浜市、川崎市全域対応

【東京都】

中野区 新宿区 足立区 荒川区 杉並区 板橋区 江戸川区 大田区 葛飾区 江東区 品川区 渋谷区 世田谷区 台東区 中央区 千代田区 墨田区 豊島区 練馬区 文京区 港区 目黒区 北区 西東京市 三鷹市 調布市 武蔵野市 全域

【埼玉県】

和光市、新座市、朝霞市、戸田市、蕨市、川口市

【神奈川県】

横浜市 川崎市 全域