LIXIL電気錠付玄関ドアの特徴と種類
近年、玄関ドアに電気錠を導入する家庭が増えています。電気錠を導入すれば玄関ドアの防犯性が高まるだけでなく、施錠・解錠がスムーズになり非常に便利です。この記事では、LIXILの電気錠を中心に特徴や魅力をご紹介します。
◎玄関ドアに電気錠を付けるメリット
玄関ドアは、空き巣の侵入口として狙われやすい場所のひとつです。空き巣は、鍵穴にピッキングツールを差し込んでドアを解錠する手口で侵入したり、鍵を閉め忘れた玄関から侵入したりと、さまざまな方法で室内に入ろうとします。鍵穴に鍵を差し込んで解錠する一般的な玄関ドアでは防犯性が低く、空き巣に狙われると高確率で侵入を許してしまいます。そこでおすすめなのが、電気錠の導入です。カードキーや暗証番号など解錠方法が多数あり、空き巣が無理やり解錠しようとすると警報が鳴るなど防犯性にも優れています。鍵穴がないタイプもあり、空き巣の侵入をためらわせることが可能です。電気錠には、既にある玄関ドアに後付けするタイプのものと、玄関ドアと一体化しているものがあります。

◎LIXILの電気錠付き玄関ドア
LIXILは、創業100年以上の歴史を誇る、住宅関連の商品やアイデアを幅広くリリースしている会社です。LIXILでは、玄関まわりはもちろんリビングやキッチンなど、暮らしに関するあらゆる商品を販売しています。地上波でCMも放映しているので、名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。そんなLIXILですが、電気錠に関しては、玄関ドアと電気錠が一体化したものが販売されています。LIXILの電気錠付き玄関ドアの満足度は97%(LIXIL調べ)で多くの家庭で重宝されているのが分かります。LIXILの電気錠付き玄関ドアの人気の秘密は、便利な機能とデザイン、ドアの種類の豊富さにあります。LIXILの電気錠付き玄関ドアは、電気錠の性能・防犯性はもちろん、ドア単体のデザインや性能も高いことが特徴です。解錠方法は、リモコンキー、カードキー、スマートフォンなど多数用意されています。リモコンキーは、カバンやポケットに入れておけば後はドアに近付いてタッチパネルに触れるだけで解錠が可能。カバンから鍵を出す手間が省けて便利です。スマートフォンのおサイフケータイを鍵として登録して使うことも可能で、玄関ドア専用の鍵を持ち歩きたくない方に向いています。LIXILの電気錠付き玄関ドアのなかには、ファミロックという機能が付いているものもあります。ファミロックとは、同じ家に住む家族ひとりひとりが、スマートフォン、リモコンキー、タグキー、カードキー、楽天edy対応カード、おサイフケータイ、手動キーから、自分に合った解錠方法を選べるシステムです。たとえば、同じ家に住んでいる家族で、親御さんはおサイフケータイを鍵として登録し、スマートフォンを持っていないお子さんはカードキーを鍵として利用するなど、それぞれに合った解錠方法を選択して使えます。また、LIXILのファミロック専用アプリ「My Entrance」を使えば、自分や家族の施錠・解錠の履歴を確認できます。たとえば、共働きでお子さんのいる家庭の場合、両親が家を空けている間に、お子さんがきちんと学校から帰ってきたかどうか、アプリの施錠・解錠履歴を使えば確認が可能です。鍵の閉め忘れがないかどうかもスマホアプリで手軽に確認できるので、防犯性も向上します。Bluetoothの範囲内であれば、LIXILのアプリを通じた遠隔操作でドアの施錠・解錠が可能です。電気錠といえばシリンダーと呼ばれる鍵穴がないタイプも多いのですが、LIXILのドアにはシリンダーが付いています。シリンダーが付いていれば非常時や、故障等で使えなくなった時でも鍵穴に鍵を差し込んで施錠・解錠ができます。シリンダーはあると便利ですが、空き巣はシリンダーにピッキングツールを差し込んでドアを解錠するといった手口を使うことがあるので、デメリットにもなりかねません。そこでLIXILは、シリンダーの上からカバーを付けることで、鍵穴がないように見せる工夫をしています。LIXILのドアは一目見ただけでは鍵穴があるかどうかわからないので、空き巣に「侵入は難しい」と思わせることが可能です。また、LIXILの一部のドアには、シリンダーが2カ所ついています。1つ目の鍵を開けたらすぐに2つ目の鍵を開けなければ、自動でもう1度鍵がかかる仕組みになっているので、空き巣が侵入するのをためらわせたり、侵入に時間をかけさせたりできます。機能性に優れ、防犯性も高いLIXIL製品ですが、LIXILの電気錠を使う上で「停電したらどうすればいいの?」「もしリモコンキーやカードキーを失くしてしまったら、鍵を交換するのが大変じゃない?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。LIXILの電気錠にはシリンダーが付いているので、停電して電気錠が動かなくなってしまった時は、シリンダーに鍵を差し込んで施錠・解錠ができるので閉め出しの心配はありません。また、LIXILの一部電気錠付き玄関ドアは電池で動くものもあり、電池式のものは停電時でも通常通り施錠・解錠が可能です。また、電池切れの際は市販の電池を入れ替えればすぐに施錠・解錠ができるようになります。電池が切れそうになったらランプの点滅やブザーで知らせてくれます。ランプの点滅やブザー音がしてからも数十回は正常に作動するので、その間に電池を交換するのが良いでしょう。鍵となるリモコンキーも電池で動いており、リモコンキーの電池が切れてしまった時は、カバンのなかにリモコンキーを入れたままの解錠はできなくなります。リモコンキーを取り出してドアに密着させれば解錠可能なので、電池切れでドアが開けられないなどのトラブルの心配はありません。鍵の紛失に関しては、従来であれば、失くした鍵を悪用されないようにシリンダーと鍵を新しく取り換える手間や費用がかかっていました。ですが、LIXILの電気錠なら、失くしたリモコンキーやカードキーをすぐに無効化できるので、わざわざ鍵を交換する手間が省けて便利です。失くしたLIXILのリモコンキーやカードキーを無効化した後は、LIXILの新しいリモコンキーやカードキーを用意して鍵として登録すればすぐに施錠・解錠ができるようになります。電気錠としての機能・防犯性が優れたLIXIL製品ですが、LIXILのドア本体も非常に高い性能を誇っています。たとえば、暮らしの上で気になるポイントのひとつとして挙げられる「ニオイ」。住まいのなかでニオイが気になる場所は、1位がトイレ、2位が玄関となっています。(参考:LIXIL調べ)玄関周りは湿気が溜まりやすく、ジメジメとしたニオイが気になる方も多いのではないでしょうか。換気をしようにも、ドアを開けっぱなしにすると防犯性が低くなってしまいますし、開けた隙間から虫などが入ってしまうリスクもあります。LIXILの彩風ドアには換気用の網戸が付いているので、ドアを閉めたまま新鮮な空気を家のなかに取り込むことができます。LIXILのドアの網戸はスライドすることで開け閉めできるので、換気したい時にだけ網戸にできるのも嬉しいポイントです。LIXILのドアのなかには断熱性に優れたタイプも多数あります。たとえば、冬場や寒い地域の住居の場合、ドアを閉めていたとしても、家のなかの熱が玄関ドアを通して外に漏れていってしまい、結果室内が冷えてしまうことがあります。そんな時、LIXILの断熱ドアなら室内の熱が逃げにくくなり、快適な温度を保つことができるのです。このように、LIXILの電気錠付き玄関ドアは、ドア本体だけをとっても非常に優れています。ただ、LIXILの電気錠付き玄関ドアは非常に多くの種類があるので、どれを選んでいいか迷ってしまう方も多いでしょう。次に、LIXILの電気錠付き玄関ドアの種類や選び方をご紹介します。

◎LIXIL電気錠付き玄関ドアの種類
LIXILの電気錠付き玄関ドアを選ぶ際は、自分の環境や目的に合わせたタイプを選ぶことが重要です。たとえば、家族それぞれで鍵の種類を分けたい場合は、ファミロックシステム対応のものを、室内の温度を下げたくない方は、断熱性のあるタイプのものを選ぶのがおすすめです。LIXILの電気錠付き玄関ドアは現在5シリーズ発売されており、5シリーズそれぞれで機能や性能が異なります。「玄関ドアDA」シリーズは、家族それぞれが使う鍵のタイプを選べるファミロック搭載で、自分や家族の施錠・解錠履歴が確認できるLIXILのアプリ「My Entrance」にも対応しています。風を取り込める彩風ドアも選べるほか、断熱性にも優れています。「GIESTA2」シリーズは、解錠方法にリモコンキー、カードキー、スマートフォンなどが選べます。彩風ドアも選べて、断熱性にも優れています。LIXILのGIESTA2は縦に長いドアも取り揃えているので、天井につくような背の高い玄関ドアが欲しいという方にもおすすめです。「GRANDEL2」シリーズは、日本トップクラスの断熱性を誇る、LIXILの技術が詰まったシリーズです。一般的な断熱ドアの厚みが40mmであるのに比べ、GRANDEL2のドアの厚みはなんと60mm。部屋の暖かい空気を外に逃がさず維持してくれます。解錠方法は、リモコン・カードキー、リモコンキー、スマートフォンなどが選べます。「プレナスX」シリーズは、アルミ製であることが特徴です。彩風タイプも選べて、解錠方法はカードキー、リモコンキー、スマートフォンなどから選べます。「リシェント玄関ドア3」シリーズは、1日で取り付け完了することが好評です。従来であれば、新しいドアにする場合は壁を壊すなどの工程が必要な場合が多く、1日で工事を終えるのは難しいとされています。LIXILのリシェントは、古いドアの枠の上から新しいドアの枠を取り付けるので、壁を壊さず、素早い取り付けが可能なのです。彩風ドアも選べて断熱性にも優れており、解錠方法はリモコンキー、カードキーから選べます。LIXILの電気錠付玄関ドアシリーズは5種類ですが、ドアのデザインや色、ドアノブなどは多くの種類があるので、それらを組み合わせて自分の理想の玄関を作れます。

◎LIXIL電気錠の導入事例
LIXIL電気錠付き玄関ドアを実際に導入した方の事例をご紹介します。
〇ガラスの両開きドアをLIXILの電気錠付玄関ドアに交換した事例
ガラスのドアで生活していたご家庭です。ガラスではなかの様子が見えてしまうので、見えにくいようにすべく、LIXILの玄関ドアに交換をしました。光を取り込んでくれるタイプのドアを選んだので、内側が暗くなることもなく、快適になりました。電気錠付きでオートロックも設定し、防犯性が大幅に向上しました。
〇断熱仕様のLIXIL電気錠付玄関ドアを導入した事例
室内の熱が玄関から逃げてしまうのと、ドアの色味が気に入らないことで玄関ドアを新しくすることに。玄関ドアにはLIXILの断熱性のあるものを選びました。断熱タイプにすることで玄関の冷え込みが軽減し、快適に過ごせるようになりました。ドアの色は茶色からベージュに一新。LIXILの玄関ドアはカラーが数十種類から選べるので、理想に近づけることができます。玄関の雰囲気は色味だけでもガラリと変わるので、玄関のイメージを変えたい方におすすめです。
◎まとめ
LIXILの電気錠付き玄関ドアは、性能・防犯性・デザインともに優れた人気のドアです。LIXILの電気錠付き玄関ドアを導入する際は、実績・経験の豊富な業者を選びましょう。確かな実績や経験のない業者に依頼してしまうと、扉の建て付けが悪いなど、トラブルや不満につながる可能性もあります。電気錠の取り付けはもちろん、玄関ドアの修理や交換の実績も豊富なカギ舎では、LIXILの製品もスムーズに取り付けが可能です。無料見積もりも承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。