EPIC電子錠F9000krの特徴と機能
東京に本社を置き、静岡県に支店のある株式会社エナスピレーションでは、家庭やオフィスのドアの解錠において、機能性や利便性に優れた電子錠を取り扱っています。この記事では、電子錠がもたらすさまざまなメリットやスマートフォンに対応したEPIC電子錠F9000krの具体的な機能、EPIC電子錠の設置事例などについて詳しくご紹介します。
◎電子錠の解錠方法とメリット
電子錠とは、乾電池から電力を供給してドアのカギの解錠や施錠を行う仕組みのことを指します。一方、玄関周りの配線工事をして、電気の力でカギの施解錠を行うのは電気錠と呼ばれています。大掛かりな工事が必要なく、製品によってはDIYでも取り付けができる電子錠は、定期的に乾電池を交換するだけで繰り返し使えるため、利便性が高くコストパフォーマンスに優れたカギであると言えます。電子錠は、シリンダーに物理的なカギを差して回すことなく解錠が可能です。電子錠の解錠方法には、カードキーやリモコンキー、暗証番号や顔認証や指紋認証といった生体認証、タッチキーなどがあげられます。カードキーによる解錠では、住宅やマンションのドアの近くに設置されているリーダーと呼ばれる機器に、ICカードを通したりかざしたりすることにより解錠します。電子錠は「Suica」「PASMO」などの交通系カード、電子マネーカードとして利用されている「Mifare」「FeliCa」のICカードを利用可能となっています。カードキーはパスケースや財布などに入れて持ち運ぶことができるため、金属製のカギと比較すると紛失するリスクを大幅に軽減できます。リモコンキーは、リモコンを押すことによりカギを解錠するものや、ドアに一定の距離内に近づくと解錠できるタイプがあります。暗証番号は、ドア付近にあるタッチパネルやテンキーを使い、事前に登録している暗証番号を正確に入力して解錠を行います。暗証番号であれば物理的に何かを持ち歩く必要がないため、金属製のカギを失くすリスクはありません。代表的なものだと指紋認証があげられる生体認証は、人間の身体の一部で本人確認をして解錠をします。指紋認証は、オフィスなどの出入り口付近に設置されたリーダーに指紋を当てることにより解錠されます。指紋認証のほかにも、顔の形や目鼻の位置により本人認証を行う顔認証や、手のひらなどの静脈のパターンにより認証を行う静脈認証、瞳のなかの虹彩と呼ばれる部分により認証する虹彩認証があります。タッチキーは、キーを所持していれば解錠の際に取り出さずにバッグなどに入れたままでも、ドアハンドルに手を触れただけで解錠できる仕組みです。このように電子錠による解錠方法には多くの種類がありますが、近年普及しているのが、スマートフォンをカギの代わりに使用して解錠するスマートロックです。スマートフォンに専用のアプリをダウンロードするだけで使用できるため、導入しやすい点がメリットとなっています。スマートロックにはオートロック機能が搭載されているため、金属製のカギにありがちなドアのカギの閉め忘れを防げます。遠隔操作により離れた場所からでもカギをかけられるため、外出先でもスマートフォンから施錠状態を確認して施錠できます。スマートロックの専用アプリから必要な人数分だけカギを作成することができるため、スペアキーを作る手間やコストを削減できることも大きなメリットです。

◎EPIC電子錠F9000krの特徴と機能
EPIC電子錠F9000krは、株式会社エナスピレーションが開発した開き戸のドアに対応したドアハンドル付きの電子錠になります。ハンドルと一体化したスタイリッシュなデザインなので、さまざまな玄関ドアに合わせやすく、開閉もしやすいです。EPIC電子錠F9000krは、単3アルカリ乾電池8本で作動し、1日10回の使用の場合、約1年間使い続けることができます。また、非常用電源として、9V型角形アルカリ乾電池を使用することが可能となっています。例えば、室内機に入れている乾電池が切れてしまっても、EPIC電子錠F9000krの室外機に角形9Vアルカリ乾電池を接続することにより解錠ができるため、万が一電池が切れてしまった際も安心です。EPIC電子錠F9000krの本体のサイズは、室外機は縦310mm×横81.5×厚さ23mm、室内機は縦307mm×横80×厚さ26mmとなっています。ドアの厚さは40〜50mmまでであればEPIC電子錠F9000krの設置が可能なので、住宅やオフィスなどさまざまなドアに対応しています。EPIC電子錠F9000krの錠ケースの大きさは、縦110mm×横25×厚さ105.5mmとなっています。ドア枠からカギ穴の中心までの長さを表すバックセットは70mm、ストライクは縦106mm×横21×厚さ19.5mmです。EPIC電子錠F9000krは、プライベートやビジネスにおいて毎日使用するものなので、4段階の利用者レベルの設定や利便性の高い機能が搭載されています。F9000krは、スマートフォン以外にも暗証番号やカードキー、生体認証のひとつである指紋認証に対応したEPIC電子錠です。EPIC電子錠F9000krを暗証番号で解錠する場合、暗証番号 は4〜12桁、または6〜12桁の好きな数字を組み合わせて登録することができます。隣に人がいて暗証番号を知られなくない場合は、暗証番号ごまかし機能が活用できます。任意の数字のあとに暗証番号を入力することでカギの解錠を行います。任意の数字と暗証番号は合わせて20桁以内で設定をしてください。カードキーは、例えば利用者レベルがユーザーの場合、FeliCaもしくはMIFARE規格のICカードを最大200枚まで登録できます。中規模から大規模のオフィスなど、大人数の使用にも適しています。指紋認証キーは、EPIC電子錠F9000krの場合、最大100指までの指紋を登録することができます。F9000krはワンタイム暗証番号も発行できるため、毎回利用する人が変わる民泊でのカギの発行や、24時間営業のジムの無人受付などで活用できます。EPIC電子錠F9000krは、暗証番号キーとカードキー、または指紋認証の2種類を組み合わせる二重認証解錠が可能なので、セキュリティを万全にしたいオフィスなどに適しています。5回連続して暗証番号や指紋認証を間違えると、警報が鳴り1分間解錠操作ができなくなるいたずら防止警告機能がEPIC電子錠F9000krに搭載されています。電池不足警告機能もあり、電池交換時期が近づくと通常の操作時に「ビービービー」という警告音が鳴り電池不足ランプが点灯するので、必ず電池交換を行いましょう。故障の原因になるため、電池は8本すべて新品のアルカリ単3乾電池に変えてください。なお非常キーが2個付いているため、万が一EPIC電子錠の乾電池が切れてしまっても安心です。ドアのデッドボルトがストライクに引っ掛かっていて施錠できない場合は、エラー音が鳴りランプが点灯して知らせます。EPIC電子錠F9000krには、ドアを閉めると自動的に施錠するオートロック機能が搭載されており、閉めて約2秒後に施錠します。オートロック機能は、使用用途によって有効にも無効にもすることができます。EPIC電子錠F9000krの利用者レベルは、最高管理者、一般管理者、ユーザー、ゲストの4段階で設定が可能です。最高管理者と一般管理者は暗証番号1種類とICカード10枚、ユーザーは暗証番号1種類とICカード200枚、ゲストはワンタイム暗証番号1種類を利用することができます。EPIC電子錠F9000krは無電圧a接点を搭載しているため、電気解錠機能のついたインターホンから解錠可能です。電子錠の解錠音は8段階で設定できるので、ミュート機能を利用すれば深夜に自宅に帰宅した際などに音により近隣に迷惑をかける心配がありません。一時的に消音にしたい場合は、ナンバーパッドをタッチすると数字が表示されるので、「#」を入力すると消音にできます。万が一の場合に備えた機能が搭載されている点も、EPIC電子錠F9000krの特徴としてあげられます。空き巣や不法侵入者が自宅やマンションの入り口のドアを破壊しようとしたり無理に開けようとした際には、警報を発して威嚇するとともに周囲に異変を知らせます。EPIC電子錠F9000krの室内機が約62度を検知すると、警報を鳴らしつつ自動的に解錠する火災警報機能と自動解錠機能が搭載されているため、火災の際に建物内に閉じ込められるのを防ぎます。室外側からの解錠を無効にできるおやすみ強制ロック機能付きのEPIC電子錠F9000krであれば、就寝中も安心です。

◎EPIC電子錠F9000krの取り付け方法
EPIC電子錠F9000krをドアに設置する際には、ケーブルを傷つけたり圧迫しないように注意しましょう。コネクターを差す場所や向きにも気をつけてください。EPIC電子錠F9000krのハンドルの向きを決定したら、錠ケースのケーブルを室内側に通してから錠ケースを収め、角芯を入れてピンで固定します。次に、室外側のケーブルを室内側に通して室外機を錠ケースに差し込みます。ケーブルをバックパネルに通したらバックパネルをネジで固定します。ケーブルを間違えないように室内機裏側のコネクターに差し込みましょう。最後に、ストライクを設置します。ストライクはドアに合わせて使うプレートを選んでください。EPIC電子錠F9000kr付属のストライクにはマグネットが埋め込まれており、ドアが最後まで閉まりきったことを確認するために使用されます。EPIC電子錠F9000krの取り付け完了後には、電池を入れると音が鳴ることをチェックしてください。ドアを閉める前にカードキー暗証番号の登録を行い、EPIC電子錠F9000krが解錠できるか確認してからドアを閉めてください。電子錠の取り付けは知識や経験が豊富な専門業者へ依頼をすると、正しい位置で取り付けを行い、電子錠の使用方法や注意点といったアドバイスもしてもらえます。
◎EPIC電子錠F9000krの設置事例
○戸建住宅の玄関ドアにEPIC電子錠F9000krを設置した事例
首都圏の戸建住宅の玄関ドアに、EPIC電子錠F9000krを新しく設置しました。暗証番号キーやカードキーのほかにも、指紋認証やスマートフォン認証による解錠ができるのがF9000krの特徴となっています。交通系カードだとSuicaやPASMO、電子マネーとして使用できるFeliCaやMifareで解錠できます。2つの認証方法を組み合わせることも可能です。F9000krであればスマートフォンをかざすだけでも解錠できるため、荷物などで手がふさがっていても安心です。
○24時間営業のフィットネスジムにEPIC電子錠F9000krを活用した事例
EPIC電子錠F9000krを24時間営業の店舗の入り口に設置しました。予約システムとスマートフォン連携することにより、利用者が無人受付で24時間いつでも好きなタイミングで利用することができるようになりました。従業員不在の店舗化を実現したことで、人件費などのコスト削減や業務の効率化につながりました。顧客満足度がアップしただけではなく、不必要な接触を避けることで感染症対策も行うことができました。
○サウナなどを併設した温泉施設にEPIC電子錠F9000krを導入した事例
サウナやカラオケなどを併設した温泉施設では、これまではカギを持ち歩かなければいけませんでした。EPIC電子錠F9000krを施設に導入後はカギを持ち歩く手間がなくなり、カギの紛失トラブルのリスクもなくなったため、利用者と企業側両方にとってメリットがありました。

◎まとめ
EPIC電子錠F9000krは、本体とハンドルが一体化していたスタイリッシュなデザインで、4段階の利用者レベルが設定できるため、家庭からオフィスまでさまざまなドアに適しています。カギ舎では、電子錠や電気錠、金属製のカギ全般の設置や修理、交換などの相談や依頼に365日24時間対応しています。EPIC電子錠F9000krの取り付けは、お気軽に当社までお問い合わせください。