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オートロックマンションの置き配は遠隔解錠ができるIPインターホンを活用

荷物の再配達によるドライバー不足やCO2排出増加の問題から、荷物の置き配の需要が増えています。オートロック付きマンションの場合、不在中の荷物は持ち帰り、再配達が一般的でしたが、近年、オートロックマンションでも再配達を削減するための、置き配の普及促進が進められています。IPインターホンは、マンションの扉を遠隔解錠することができ、置き配サービスを利用することが可能です。この記事では、オートロックマンションにおいて遠隔解錠で置き配が利用できるIPインターホンの仕組みなどをご紹介します。
 
◎マンションにおける置き配の現状
FCサイトなどの通信販売の利用者が増えている昨今では、置き配サービスの利用が高まっています。置き配とは、不在中でも指定した場所に荷物を届けてもらい、非対応で荷物が受け取れるサービスです。物流業界においては、荷物の配達個数の需要量に対して、ドライバーが不足していることが現状です。その原因としては、働き方改革によりドライバーの時間外労働に上限規制が設けられたことや、ドライバーの高齢化、若年層のドライバーの志望者が少ないなどのさまざまな影響から、慢性的なドライバー不足が深刻化しています。そのことから、荷物の配達の増加に伴い再配達の増加は社会問題にもなっています。政府では、再配達の削減に向けて、置き配や宅配ボックスなどのさまざまな受け取り方法を推奨しています。利用率が年々増えている置き配は、利用者や運送業者においても利便性が高いサービスです。置き配サービスを利用することで、利用者は不在でも確実に荷物が受け取れることができ、運送業者においても置き配することで、再配達率の削減や、トラックが排出するCO2の削減で、労働環境の正常化や環境問題においても貢献します。オートロック付きマンションの場合、オートロックで施錠されているため、不在中は荷物が届けられないことや、宅配ボックスが設置されていても使用中の場合、配達員は持ち帰ることが一般的です。そのことから、マンションの置き配の利用は、ハードルが高いサービスでしたが、最近では運送業者において、マンションのデジタルキーなどを活用した、置き配における普及促進に向けた取り組みが進められています。マンションやアパートでは、消防法により共用部分などの階段、廊下などでは、避難する際に支障をきたす物の放置は禁止されていますが、置き配などで支障にならない少量の荷物は例外的に許可されています。しかし、マンションの置き配サービスには、幅や形状等に関しての判断をするルールの規制が求められています。
 
◎不在中に荷物を受け取る方法
オートロックとは、エントランスなどの扉が解錠すると、自動で施錠される扉をいいます。オートロックマンションは、不審者などの不正侵入を防ぎ、セキュリティ性を高めるシステムです。一方で、不在中では荷物が届けにくい一面もありますが、不在中に置き配などで確実に荷物を受け取る方法がいくつかあります。ひとつはマンションの置き配に、デジタルキーを活用して受け取る方法です。デジタルキーを活用した置き配サービスとは、オートロックマンションの管理会社やオーナーに許可を取り、置き配を利用した荷物に対して、1個の荷物に1回のみの解錠ができるセキュリティ面でも安心なサービスです。指定した置き配場所に荷物が届くと、完了メールで届けた荷物の写真を確認することができます。オートロックマンションでは宅配ボックスが設置されていることも増えていますが、宅配ボックスに入らない大きな荷物や重い荷物を、玄関前などに届けてもらう場合に、デジタルキーを活用した置き配サービスは便利です。IPインターホンは遠隔操作で扉を解錠し、置き配で荷物を受け取れます。IPインターホンは、IPネットワークを活用してエントランスなどの扉を遠隔解錠することができ、外出中でも置き配サービスを受け取れるインターホンシステムです。IPインターホンはデジタルキーと異なり、管理会社などの契約がなく、個人で映像を見ながらオートロックを遠隔で解錠し、通話で置き配をお願いすることも可能です。置き配のほかに、コンビニエンスストアやマンション以外の宅配ボックスを利用する方法もあります。近くのコンビニエンスストアや、駅などに常設してある宅配ボックスなどに指定することで、時間を気にすることなく受け取ることができ、在宅時間が不規則な人に便利です。置き配では不安のある高価な物や、食品などはコンビニエンスストアや宅配ボックスが安心な受け取り方法といえます。
 
◎エントランスの遠隔解錠が行えるIPインターホン
マンションなどに設置されている従来のインターホンは、集合玄関機と室内用親機を有線で接続されていますが、IPインターホンは、通話や映像などをインターネットで活用して送受信する最新式のインターホンです。高品質の音声やビデオ通話、遠隔解錠、置き配が行えることなど、従来のインターホンに比べると柔軟性が高いインターホンシステムといえます。IPインターホンは、ネットワークが接続できる範囲であれば、どこからでも遠隔解錠や応対ができるシステムです。置き配に適したIPインターホンは、外出中でも宅配業者から呼び出しがあった場合、手元のスマートフォンで顔を見ながら応対することができ、オートロックを遠隔操作で解錠することで、置き配サービスを受けられます。また、音声や映像を記録することができることから、トラブルが発生した場合も履歴を確認し、トラブルの早期解決にも貢献します。遠隔解錠できるIPインターホンは、接続台数が無制限に対応できる点も魅力です。従来のインターホンは、接続台数に限りがありますが、IPインターホンは、ひとつのIPインターホン端末に対して、接続台数が無制限に対応できることがメリットといえます。広大な敷地の工場や大学、ショッピングセンターなどにも適しているほか、小規模のマンションなどにも柔軟に対応します。遠隔で解錠を行うIPインターホンは、低コストと省スペースで導入が可能です。従来のインターホンでは、サーバーや制御機器、複雑な配線工事が必要不可欠で、導入コストが高額になることがあります。一方IPインターホンは、インターネット上で情報のやり取りを行うため、サーバーが不要です。そのため、複雑な配線工事などがないことから、大幅にコストを削減します。サーバー設置のスペース確保の必要がなく、省スペースでの導入が叶います。さらに、POE給電を活用すれば、通信と電力供給をケーブル1本で接続することも実現します。
 
◎IPインターホンを用いたマンションの置き配のメリット
オートロック機能が付いたマンションにセキュリティ性が高くIPインターホンを活用すると、遠隔で行えるオートロック解錠や、不在中に荷物が受け取れる置き配サービスが受けられるなどのメリットが見込めます。置き配が行えるIPインターホンの最大の特徴は、マンションの扉を遠隔で解錠できる点です。従来のインターホンでは、扉を解錠するには室内用親機のみで行いますが、IPインターホンは、スマートフォンから遠隔解錠できることから、自宅に居なくても、いつでも、どこからでもオートロックを遠隔操作で解錠することが実現します。離れた場所から扉を遠隔解錠できることで、留守中でも来訪者の入室や、置き配の依頼が行えます。遠隔解錠が行えるIPインターホンは、不在でも置き配で荷物が受け取れます。不在に荷物が届いてもIPインターホンは、スマートフォンで扉を遠隔解錠し、玄関前やガスメーターボックスなどに置き配の依頼をすることが可能です。仮に、呼び出しに出られなかった場合でも、別の端末に転送することができ、利用者は留守でも確実に荷物を受け取れます。IPインターホンは、在宅でもリモート中や家族の世話で手が離せない時などにも、扉を遠隔解錠し、置き配を自分の都合に合わせて受け取ることができるシステムです。IPインターホンにて置き配を利用すると、非対面で荷物を届けて貰えます。感染症対策により非対面でも荷物の受け取りを希望する人が増えています。遠隔解錠が行えるIPインターホンで置き配サービスを利用すると、配達員は非対応で荷物を届け、サインする必要がないことから、配達員にとっても業務の効率化が図れます。エントランスの遠隔解錠が行えるIPインターホンでの置き配は、非対面で荷物が届くことからチャイムを鳴らす必要がなく、小さい子どもが寝ている場合でも安心です。IPインターホンを用いて遠隔解錠で置き配の荷物を受け取ることで、宅配業者になりすました強盗や窃盗などの犯罪に遭遇することもありません。
 
◎遠隔解錠で置き配が可能なIPインターホンPE01
最新のIP技術を用いたGIGA-TECHのPE01は、使いやすい操作性と高いセキュリティ性が実現するシンプルなデザインのIPインターホンです。置き配に便利なPE01は、専用アプリからオートロックの遠隔解錠を行い、置き配サービスを利用すると在宅する必要がなく、荷物の受け取りによるストレスがありません。オートロックの遠隔解錠が行えるPE01は、ICカード認証、ICタグキー、QRコード認証、暗証番号認証、顔認証、専用アプリなど、さまざまな認証方法があります。本体のカードリーダー部分では、Mifareカードを活用したICカード認証やIC タグキーをかざすと扉が解錠します。カメラセンサー部分では、QRコード認証や顔認証を利用することが可能です。QRコード認証においては、本人用とワンタイム来訪者用の2種類を発行します。本人用QRコード認証は、ICカードなどを利用することなく、スマートフォンのドアオープンQRコードをかざすだけで扉を解錠します。ワンタイム来訪者用QRコード認証は、日時の有効期限付きで発行し、1回のみのQRコード認証のため、セキュリティ面でも安心です。顔認証は事前に顔を登録し、入室する際はカメラセンサー部分に1メートル以内に顔を向けるだけで認証が完了します。専用アプリでは扉の遠隔解錠ができるため、置き配サービスに有用な機能です。遠隔解錠で置き配が行えるPE01では、簡易な入退室管理が搭載されており、指定した利用者のみの入退室許可や、入退室時刻の設定などが行えます。最大30名の入退室者の記録をするため、万が一トラブルが起きた場合、入退室履歴から入退室者を確認することができる有用な機能です。PE01の電源は、ノンスタンダード 24V とワイヤーターミナルを用いたPOE給電を採用しているため、ケーブル1本で稼働します。PE01を設置する場所にネットワーク環境が整っているのであれば、ネットワーク設備の工事が必要ないため、LAN接続工事のみで対応します。
 
◎置き配の便利なIPインターホンPE01を活用した事例
マンションの遠隔解錠や置き配が可能なIPインターホンは、不在中に来訪者が訪れてもスマートフォンから扉を遠隔解錠し、玄関前などの置き配を依頼することができる利便性に優れたPインターホンシステムです。
 
○学生向けのマンションにIPインターホンPE01を導入
学生だけが入居している学生マンションの出入り口に、IPインターホンPE01を導入すると、不審者などの不正侵入を防止するセキュリティ対策の強化や、スマートフォンで出先からでも遠隔解錠すると、荷物の置き配を利用することが可能です。IPインターホンと管理人室を連携すると、学生が不在時には管理人室からオートロック遠隔解錠が行え、学生が帰宅後に置き配の荷物を受け取れて便利です。また、PE01と防犯カメラを連携すると、より建物内のハイレベルのセキュリティ管理を行い、学生の安全面での不安を解消します。
 
○事務所が入っているマンションにIPインターホンPE01を導入
賃貸マンションに事務所などが入居している場合がありますが、外出中に事務所に荷物が届いても、全ての従業員が外出しているとオートロック機能付きのマンションでは、置き配を受け取れない場合があります。IPインターホンPE01を導入すると、急ぎの書類や荷物がある場合、留守中でも遠隔解錠することによって置き配で荷物を受け取れます。宅配業者がスマートフォンに呼び出しがあると、ビデオ通話や音声で応対し、玄関前や宅配ボックスなどの置き配の依頼をすることができ、出先からでも専用アプリのボタンひとつで扉を遠隔解錠することが可能です。
 
◎まとめ
オートロックマンションは、在宅していないと荷物を受け取ることが難しいというイメージがありますが、IPインターホンを導入すると、遠方からでもアプリ遠隔操作でオートロックを解錠することができ、置き配サービスを利用して荷物を受け取れます。カギ舎では、新規取付や後付けに対応した集合住宅向けIPインターホンPE01を取り扱っております。マンションのセキュリティ対策の強化や、遠隔解錠を用いた置き配サービスを考慮したIPインターホンをご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。

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