鍵紛失のレスキュー商法にご注意を!
鍵に関するトラブルのなかでも緊急の対応が必要になるのが、鍵紛失や鍵が閉まらない、開かないといったトラブルです。「鍵を失くしてしまい家に入れない!」ときなど、24時間いつでもすぐに駆けつけてくれて、鍵開けをしてくれるレスキューサービスがあります。しかし近年、レスキューサービスを使った悪徳商法「レスキュー商法」が急増しています。この記事では、鍵開けなどのレスキューサービスを使ったレスキュー商法について、その手口や被害に遭わないためにできることなどをご紹介します。
◎レスキュー商法とは?
レスキューサービスとは、生活のなかで困ったトラブルが突然発生してしまい、自分ではどうしようもない緊急事態のときに、修理や対策を行いトラブルの解決をしてくれるサービスのことを指します。例えば「鍵を紛失してしまった」「オートロックで鍵を持ち出すのを忘れて締め出しされてしまった」などの緊急事態が起こると鍵開けをお願いしなければなりません。突然鍵が閉まらなくなりセキュリティ保持のためすぐに直さなければならないときも、鍵開けや鍵修理のレスキューサービスを利用します。また「水道管から突然水が噴き出してしまった」「蛇口を閉めても水が止まらない」など、水回りの修理や害虫・害獣駆除などのレスキューサービスもあります。そのようなレスキューサービスを使ったレスキュー商法は、緊急事態に業者を呼んで作業してもらうという困った状況につけこんで、不当な高額請求を行う悪徳商法のことです。レスキューサービスは緊急の対応とはいえ、通常なら数千円から数万円で済む鍵開けに対して、十万円以上もの高額請求を行ったり、水回りの修理に何十万円もの請求を行ったりするレスキュー商法の悪徳業者が存在します。レスキュー商法の被害に遭った消費者は、「だまされた」「弱みに付け込まれた」と収まらない怒りを抱えることになります。レスキュー商法に関する消費者生活センターなどへの相談件数は年々増加し、全国で急増しています。行政からも注意喚起されており、不当に請求された費用の返金を求める裁判や悪徳業者への業務停止命令が行われる事例も起きています。

◎レスキュー商法の事例
レスキュー商法の被害には、ひとり暮らしをはじめたばかりの若者も狙われやすいです。家の緊急事態に「早くなんとかしなければ」と慌ててレスキューサービス業者を調べますが「水のトラブル1,000円から」「鍵開け6,000円から」「24時間対応」「すぐに対応」といったネットに掲載してある情報やチラシ、マグネットなどに記載の情報をそのまま信じて依頼しまうことで、被害に遭いやすくなってしまいます。レスキュー商法の事例では、金額について工事前に十分説明されていないケースもあれば、事前に説明されたものの払わざるをえない状況になってしまうケースもあります。例えば、見積りなど無料だと思っていた作業の費用を追加されて、高額な費用を払わされてしまうケースや、見積りのみ行ってもらうつもりで呼んだのに、その場で契約するよう急かされて契約せざるを得なくなってしまうレスキュー商法のケースなどがあげられます。見積りを見て高額だと思っても、緊急事態だからと仕方なく支払ってしまうケースや、料金が高額だったため作業を断ったら、キャンセルするならキャンセル料が必要と高額なキャンセル料を請求されることもあります。ほかにもクーリング・オフに応じてもらえなかった事例や高額請求されただけでなく作業の内容がずさんでトラブルが解決していないといったレスキュー商法の事例があります。このようなレスキュー商法を行う悪徳業者は、消費者に格安だと思わせるような広告を表示するために、すでに流通していない製品の安い作業料金をホームページに記載したり、本来は必要のない作業を行ったりと、巧妙な手口を使って高額な費用を請求してきます。消費者はレスキュー商法の被害に遭わないよう細心の注意を払わなければなりません。
◎レスキュー商法の被害に遭わないために
緊急対応が必要な鍵開けや鍵修理でレスキュー商法の被害に遭わないようにするために、どのようなことができるのかご紹介します。まずは「自分は大丈夫だろう」と思わないことが大切です。レスキュー商法に関する被害について聞くと、「ちゃんと見積りを出してもらえばいいんじゃない?」「高いと思ったら断ればいいだけなのに」と、自分はレスキュー商法の被害に遭わないだろうと思ってしまいがちです。しかし、実際に鍵開けなどが必要な緊急事態に直面すると焦ってしまい冷静さを失ってしまうものです。専門家でなければどうしていいかわからない鍵修理に関する作業となると、正しい判断ができなくなります。またレスキュー商法を行う業者も巧妙で、「こういう作業をして鍵開けします」「鍵開けにこれくらいの費用がかかります」と説明はあるものの、鍵開け作業を進めていくうちに、鍵開けするには追加の作業がかかるから追加料金が必要と説明され「今やめるとこれまで行った鍵開けの作業代がかかります」と言われてしまうケースもあります。人間の心理として、すでに費用が発生してしまうのに鍵開けができないなら、このまま作業してもらう方がいいのではないか…と思ってしまい、結局高額な費用を支払うことになる場合があります。まずは、どんな人でもレスキュー商法の被害に遭う可能性があるということを覚えておきましょう。広告に掲載されている料金や電話で説明された料金を鵜呑みにしないこともレスキュー商法の被害を避けるポイントです。電話で依頼した際に「鍵開けなら6,000円です」と説明されていたとしても、現地調査の結果次第では、説明された通りの金額では鍵開けや鍵修理ができない場合もあります。事前に聞いていた鍵開けの料金を鵜呑みにしていると、鍵開け作業前に十分に説明がなくても、きっと電話で聞いた金額だろうと、勝手に思い込んでしまわないように注意しましょう。電話などで申し込みをする際に、鍵開けや鍵修理の作業料だけでなく、出張料や点検料、見積り料、キャンセル料などが発生しないか、発生するならいくらになるか確認し、鍵開けの作業料金以外にどれくらい費用がかかる可能性があるのか把握しておくことも大切です。とくにレスキューサービスを依頼する場合は、夜間や早朝、土日に依頼するケースも多いため、時間外や休日料金は発生しないかという点も確認しておきましょう。レスキュー商法の被害に遭わないためには、口約束だけではなく見積りを書面で出してもらうという手段が有効です。鍵開け作業前に見積りを提示されたとしても、いくらくらいかかりますと口頭で言われただけでは、細かい情報まで聞けていない可能性もあります。緊急時には、すぐに鍵開けしてほしいという気持ちになってしまいがちです。ですが、焦っていて十分な確認ができていなかったり、あとでレスキュー商法の業者と「言った」「言わない」のトラブルになったりすることを避けるため、見積りは必ず書面で出してもらいましょう。万が一のトラブルに備えて事前に情報を収集しておくことも、レスキュー商法の被害に遭わないために大切なことです。緊急時に急に依頼しようとすると、信頼できる業者を調べるほど時間がないため、レスキュー商法を行うような悪徳業者に鍵開けを依頼してしまう可能性があります。ひとり暮らしをはじめるときは、家族で鍵開けや水回りなど、起きる可能性がある家のトラブルにどう対応したらいいか話し合い、あらかじめ信頼できる鍵開けや水回りの業者を調べてリストアップしておくと、実際にトラブルが発生したときに安心してレスキューサービスを依頼することができます。レスキュー商法の被害に遭わないために覚えておきたい最後のポイントは、納得できないときはきっぱり断るということです。緊急事態とはいえ、「これは高額請求では?」「もしかしてレスキュー商法では?」と少しでも不審に思ったら断るようにしましょう。ほかのレスキューサービスの業者を呼んで見積りを取り、比較検討することが大切です。水漏れのときは止水栓を閉めるなど、業者が決まるまで行うことができる応急処置もあるため、焦らずに対応しましょう。

◎レスキュー商法の被害に遭ってしまったら
どんなに注意していても、レスキュー商法の被害に遭ってしまう可能性は誰にでもあります。実際にレスキュー商法の被害に遭ってしまった場合、もう支払ってしまったからどうすることもできないと、泣き寝入りしてしまう人も多いようです。また若い人など、はじめてトラブルが起きてレスキューサービスを呼んだ場合は、「夜間の鍵開けだからこれくらい高額なのが普通なのか…」とレスキュー商法の被害に遭ったことにすぐ気付かないケースもあります。高額請求だったかもしれない…と思ったら、まず家族や友人に相談しましょう。レスキュー商法の被害に遭ったことに気付けたり、泣き寝入りせずに行動できたりするかもしれません。レスキュー商法の被害に遭って費用を支払ってしまったとしても、支払った費用を返金してもらうためにできる対策がクーリング・オフです。レスキューサービスは訪問販売となりますが、訪問販売は広告などを見て消費者が業者を呼んで契約した場合は、原則としてクーリング・オフができません。そのため、レスキュー商法の業者にクーリング・オフを要求しても、「依頼を受けて訪問したからクーリング・オフできません」と言われてしまうことがあります。しかし、訪問を依頼して契約したケースであっても、クーリング・オフが認められる場合があるので覚えておきましょう。例えば、消費者がもともと安い価格を見て呼んだのに、高額な工事の勧誘を受けて工事したケースなど、もともと消費者に高額な費用が発生する契約をする意思がなかったといえる場合はクーリング・オフの対象となります。契約書面を受け取った日から8日間以内であれば契約解除ができるため、レスキュー商法の業者が料金を掲載している広告サイトのスクリーンショットやチラシ、マグネットなどを保管しておき、すぐに消費生活センターなどに相談してクーリング・オフの対象となるか確認してください。消費者ホットライン「188(いやや!)」番で、最寄りの消費生活センターを案内してもらえるので、レスキュー商法に関するトラブルが起きた場合は、すぐに相談しましょう。

◎安全安心!カギ舎のレスキューサービス
カギ舎は鍵と扉の専門業者で、通常の鍵修理や交換などの工事だけでなく、鍵紛失による鍵開けなど緊急事態のレスキューサービスも承っております。カギ舎は、鍵開けなどのレスキューサービスも安心価格保証で対応しており、見積り料やキャンセル料はいっさいかかりません。しっかり現地調査を行って見積りを提出し、見積り内容にご納得いただいた場合のみ作業を行います。見積り第一主義として、見積り以上の金額をいただくことはありませんので、安心してレスキューサービスをご依頼いただけます。カギ舎が、業界最安値での鍵開けや鍵修理を実現しているのは、スタッフがすべて熟練した自社の専属作業員で、地域担当者制度を用いて余分な経費をかけていないためです。専門の熟練技術者が鍵開けや鍵修理を行うので、他社で難しいと言われた作業も承ることができます。年中無休24時間、鍵開けなどのレスキューサービスを受け付けしています。東京都全域、横浜、川崎全域には最短15分でかけつけることができるので、緊急時の鍵開け、鍵修理などレスキューサービスのご依頼はお任せください。
◎まとめ
鍵紛失や水漏れなど暮らしのなかで緊急事態が起きた際に、鍵開けや水回りの修理を依頼できるレスキューサービスは、困ったときに役立つサービスです。ですが、緊急事態につけこんで不当な高額請求を行うレスキュー商法が急増しているため、注意する必要があります。被害に遭わないために信頼できる業者を事前に調べておくと、緊急事態が起きても焦らず対応することができます。カギ舎は、緊急対応が必要な鍵開けや鍵修理なども承っております。鍵開けや鍵修理のレスキューサービスは、安心してご依頼いただけるカギ舎までぜひご連絡ください。