高性能な顔認証機器FE-600で実現する正確な勤怠管理と高度なセキュリティ
セキュリティ強化のために顔認証を導入する事例は多くありますが、認証機器によっては入退室管理システムや正確な勤怠管理システムとしても活用することができます。この記事では、勤怠管理に顔認証を活用するメリットや、顔認証の仕組み、勤怠管理に最適な顔認証機器FE-600についてご紹介します。
◎勤怠管理に顔認証を活用するメリット
顔認証を勤怠管理に活用することで、従業員の出退勤時間を正確かつ効率的に記録・管理することができます。そもそも勤怠管理とは、企業が従業員の勤務期間、残業時間、休日を把握し記録・管理するシステムやプロセスです。この勤怠管理を客観的かつ正確に行うことで、従業員の過労による健康被害を防いだり、正確な給与計算を行えたりといったメリットがあります。労働基準法に関連するルールやガイドラインにおいても事業者は客観的かつ正確な勤怠管理を行うことが義務付けられており、時間外労働時間の上限を超えて従業員を労働させた場合は罰則もあります。そのため、近年は正確かつ効率的に勤怠管理を行える方法に注目が集まっており、そのひとつとして多くの企業が導入しているのが顔認証システムです。従来の勤怠管理方法といえば、タイムカードの打刻や勤怠管理台帳の記入です。タイムカードは出退勤時に従業員自らが専用の機械にカードを通して時間を記録します。自動で打刻されるため勤怠時間を客観的に把握することはできますが、打刻漏れなどのミスや誰かが代わりに打刻するといった不正も可能であり、勤怠管理としての信頼性が十分であるとはいえません。また、従業員が打刻したカードを基に人事部などの担当者が手作業で勤怠時間を収集し確認していくため、入力ミスなどのヒューマンエラーも発生しやすい方法です。さらに、そのデータを基に経理部などで給与計算を行う場合、正確な給与計算が行えないこともあります。また、出勤管理台帳に出退勤時間を従業員自らが記入する方法は、記入された時間に客観性がなく勤怠管理としての信頼性が乏しいなどの問題点もあります。これらふたつの勤怠管理の状況では従業員がサービス残業をすることもでき、実際に管理者がサービス残業を強要するケースもあります。勤怠管理の正確性が乏しいために未申告の休日出勤ができる環境でもあり、そのような労働環境では従業員の過労を防ぎ健康を守ることはできません。企業の生産性も低下するといえます。しかし、顔認証を勤怠管理に活用することで、これらの問題を解決することが可能です。顔認証は正確に個人を特定した上で、認証時間を自動で記録・保存します。そのためタイムカード使用時に起こりがちな代打刻のような不正は困難であり、従業員一人ひとりの勤怠時間を客観的かつ正確に把握することが可能です。顔認証を企業などの出入り口に設置し、出入り口の鍵として活用することで、従業員は毎回解錠のために顔認証を通過する必要があります。そして、認証時間は自動で記録、保存されるため、顔認証と勤怠管理を紐づけておけば打刻忘れのようなヒューマンエラーも起こりません。打刻修正も必要なく、従業員の業務負担は軽減します。今まで人事部が手作業で行っていた勤怠の記録や管理も省略され、効率的な業務運営が可能です。また、顔認証の導入により正確な勤怠管理が実現するだけでなく、顔認証を設置したエリアのセキュリティ向上も見込めます。顔認証と入退室管理システムにより、誰がいつどこへ入退室したのかを正確に管理できるため、警備員などの人件費削減も見込めます。さらに、出入り口の解錠に物理的な鍵やICカードも不要となり、複雑な暗証番号を覚える必要もなく、自身の顔が鍵となるため利便性も高まります。非接触で、顔を認証機器に向けるだけで認証が実行されるため、両手が塞がっていても問題ありません。導入する顔認証機器にもよりますが、感染症が流行する時期にマスクをかけていても外さずにそのまま認証することもできます。非接触なので接触感染のリスクもありません。その上、顔認証を用いた勤怠管理により従業員1人ひとりの勤怠状況を正確に把握し、それを基に労働環境を整備することもでき、企業全体の生産性向上や離職率低下など大きな成果が期待できます。


◎勤怠管理に活用する顔認証システムの仕組み
顔認証システムでは、事前に認証機器に登録した顔と認証時にカメラが検知した顔を照合します。照合率が一定の数値を超えると本人とみなされ、解錠される仕組みです。顔認証機器によっても異なりますが、勤怠管理に活用可能な顔認証システムにおいては、認証時間などの記録は自動的に保存され、後で確認することもできます。高精度な顔認証システムでは、カメラに写った画像からAIが顔を検出し、特徴を分析します。目や鼻、口や眉、輪郭といった特徴的な部分を捉え、その特徴から見出された座標を数値化し顔データへと変換します。変換された顔データと事前に登録された顔データを照らし合わせて本人確認を実行する仕組みです。高度なAIが顔の特徴を分析することで、人間が目で見ただけでは判断が難しい一卵性双生児や、マスクをしたままの顔も正確に識別できます。このように正確に個人を特定、識別できる顔認証は、なりすましによる不正が極めて困難なシステムであり、信頼性の高い勤怠管理とセキュリティ強化が望める仕組みです。ただし、顔認証機器により認証の方式や精度は異なるため、導入場面に応じた機器を選定することが必要です。また、顔認証は顔データを保管している場所に基づいて、デバイス型とクラウド型の2種類にわけられます。デバイス型は、顔認証機器自体に顔データを保存し照合する仕組みです。デバイス自体に認証システムが組み込まれているため、インターネット接続をする必要はありません。クラウド型は、顔認証に使用する顔データをクラウド上に登録しておく仕組みです。認証時には、カメラに映った顔データをクラウドに送信し、クラウド上の顔データと照合します。顔認証機器上のアプリケーションとクラウド上のデータが送受信する必要があるため、インターネット通信ができる環境が必要です。クラウド上でデータを管理することで、複数の場所にある認証機器と紐づけて利用することができます。ただし、個人情報である顔データをクラウド上に保存するため、流出や不正利用に対する厳重な対策が必要です。
◎勤怠管理に活用する顔認証に重要な精度と速度
顔認証を用いて客観性と正確性のある勤怠管理を実現するには、顔認証の精度が重要です。高度なAIの活用により顔認証の精度は大きく向上し、誤認識される確率は0.0001%といわれていますが、認証機器により違いがあります。認証精度の低い顔認証機器を導入しても、正確な勤怠管理、セキュリティの向上は見込めません。導入前に機器による認証精度の違いを知っておく事が重要です。そもそも顔認証の認証方式には、ビジュアル方式(2D認証)とIR方式(3D認証)といった二つの方式があり、どちらを採用しているかによっても精度が異なります。2D認証では、カメラが検知した顔情報を平面的な二次元情報として捉えます。そのため、目や鼻の凹凸や奥行きなどの立体的な情報を得ることはできません。勤怠管理に用いた場合には、写真や動画を利用したなりすましによる不正のリスクがあります。さらに、太陽や照明の影響により顔の表面に影が生じたり、光の反射により一部が明るくなったりすると、正確な認証が実行できないこともあります。一方で、3D方式の顔認証は、赤外線センサーを利用することで顔の凹凸や奥行きなどを立体的に捉えます。2D認証では得られなかった顔情報を取得・分析することで、高い認証精度を実現します。これにより、事前に登録した顔情報とメイクや髪型が変化していても、眼鏡やマスクを装着したままでも正確な本人確認が行え、信頼できる勤怠管理が実現する仕組みです。3D認証は平面画像ではなく立体的な形状を捉えることで、光の影響により認証精度が左右されにくいのも特徴です。また、顔認証には1対1認証と1対N認証といった二つの利用方式もあり、より精度の高い本人確認が必要な場面では1対1認証が利用されます。1対1認証はIDやICカードを用いて事前に照合したい顔データを選択し、認証時にカメラが検知した顔情報と照合する方法です。一方1対N認証は、カメラで検知した顔情報を事前に登録されたすべての顔情報と照合します。認証精度は1対1認証に対してやや劣るとされていますが、近年は顔認証全体の認証精度が向上していることもありそこまで大きな差はありません。1対N認証は利便性が高いため、多くの人が利用する公共施設や企業の出入り口などで採用され、勤怠管理にも広く活用される方式です。勤怠管理やセキュリティ強化を目的に顔認証を導入する場合は、顔認証機器により採用している認証方式に違いがあることや、それによる適応環境の違いなども理解していおくと、導入後スムーズな運用が見込めます。また、認証精度だけが高くても認証速度が遅くては、実用的な勤怠管理や入退室管理は望めません。顔認証の認証速度もデバイスの性能により異なります。高性能な顔認証システムでは1秒未満で認証を行います。正確性だけでなく利便性と効率性を併せた勤怠管理を望む場合は、認証速度と精度の両方を確認しておくことが重要です。認証に時間を要すると、通勤ラッシュ時に従業員の行列を作ることになりかねません。高速かつ高精度に認証可能な機器を導入してはじめて、効率的かつ正確な勤怠管理が実現します。

◎勤怠管理に最適な顔認証機器FE-600
精度の高い顔認証を1秒以内に実行するKJ TECH japanの顔認証機器FE-600は、客観性のある正確な勤怠管理を実現します。3D認証によりマスクや眼鏡を装着したままでも正確な本人確認が可能であり、確実に従業員1人ひとりの勤怠管理が行えます。高精度に顔を分析するためなりすましは極めて困難であり、代打刻のような不正も行えません。動体検知機能が搭載されているため、写真や動画を使ったなりすましも防ぎます。これにより、信頼性の高い勤怠管理が実現します。認証スピードは1秒以内と高速であり、従業員はその都度立ち止まる必要もありません。認証の記録は自動で保存されるため、勤怠管理に重要な客観性・正確性も保たれます。3m以内であれば最大5人まで同時に認証できるマルチモードを搭載しているため、出勤ラッシュにも問題なく対応可能です。勤怠管理だけでなく、セキュリティ強化のためにより確実に1人ひとりの記録を残したい場合はシングルモードも選択でき、活用シーンに応じた使い方ができます。登録できる顔データは50,000人、認証ログは100万件保存可能です。そのため、多くの従業員を抱える大規模な企業や、スタッフ数の多い総合病院での勤怠管理にも最適です。また、FE-600を出入り口に設置するだけで、設置エリアのセキュリティ強化も望めます。精度の高い顔認証により、なりすましによる不正侵入を効果的に抑止します。本体サイズは192mm×92mm×30mmで、スマートフォンをやや大きくしたようなサイズ感です。それほど大型ではないため、どのようなシーンにも設置しやすいのが特徴です。カラーも3色展開しているため、設置場所のイメージに合うものを選べます。また、FE-600は顔認証だけでなく、指紋認証、カード認証、暗証番号認証にも対応でき、二重認証による高度なセキュリティ環境の構築も可能です。これにより、活用シーンに応じた柔軟なセキュリティ環境や入退室管理、勤怠管理を実現します。
◎顔認証機器FE-600を勤怠管理に活用した事例
顔認証を勤怠管理に活用することで、正確な勤怠管理のみならず業務効率化やセキュリティ強化など、さまざまなメリットを得られます。KJ TECHjapanの顔認証機器FE-600は、高精度、高速な顔認証システムであり、多くの企業の入退室管理システムや勤怠管理システムとして活用される認証機器です。
⚪︎従業員数の多い企業の勤怠管理にFE-600を活用
従業員数の多い大規模な企業では、セキュリティ強化と共に効率的かつ正確な勤怠管理を実現するために入退室管理システムと勤怠管理を連動するケースがあります。FE-600は高精度な顔認証システムにより、セキュリティ性の高い入退室管理と正確な勤怠管理を実現できる認証機器です。最大5人まで認証可能なマルチモードと、1秒以内という高速な認証スピードにより、従業員が多い企業でもストレスなくスムーズな入退室ができます。解錠のためにカードや鍵を取り出したり、暗証番号を入力したりする手間もなく、荷物で両手が塞がっていても解錠でき、従業員の利便性も高まります。認証の記録は自動で保存され、信頼できる勤怠管理が実現するとともに、人事部や経理部の業務負担も軽減します。

⚪︎介護施設の勤怠管理にFE-600を活用
介護施設の職員出入り口にFE‐600を設置すると、正確な勤怠管理だけでなく高いセキュリティにより入居者の安全を守ることもできます。とくに、認知症の方が入居するグループホームなどでは、徘徊によるトラブルを防ぎ入居者やスタッフの安全を守ることが重要視されています。カメラを活用することはもちろん、出入り口にFE-600を設置することで登録された従業員以外は解錠されないよう設定できます。顔データは50,000人分保存でき、大規模な施設でも対応可能です。万が一トラブルが発生した際にも保存された履歴を確認できるため、原因究明に役立ちます。解錠のために実行した顔認証の記録時間がそのまま勤怠管理として登録されるため、従業員はスムーズに業務を開始できます。打刻ミスなどの修正業務も必要ありません。管理者は従業員の勤務時間を正確に把握することができ、過度な残業などがある場合には労働環境を見直すことができます。
◎まとめ
KJ TECH japanの顔認証機器FE-600を勤怠管理に活用することで、従業員1人ひとりの勤怠状況を正確に把握できるだけでなく、設置エリアのセキュリティを強化し不正侵入などのトラブルを未然に防ぐことができます。「顔認証機器FE-600について詳しく知りたい」「勤怠管理に顔認証を活用したい」場合には、24時間無休で営業しているカギ舎にお問い合わせください。顔認証機器FE-600を活用した勤怠管理に関するお問い合わせはもちろん、鍵に関するあらゆる相談や依頼に応じます。