商業施設に最適な顔認証技術を用いた入退室管理
スーパーやショッピングモール、商業ビルなどさまざまな形態がある商業施設は、複数のテナントが入居しており従業員の人数も多いため、セキュリティ面や業務の効率化などの観点から入退室管理の運用は重要といえます。顔認証技術を用いた入退室管理は、AI技術を使用した高度な認証により不正侵入防止や、スピーディーな複数同時認証が実現する認証システムです。この記事では、商業施設の入退室管理に適した顔認証のメリットや、顔認証リーダーFE-500の特徴をご紹介します。
◎商業施設の安全を守る入退室管理
入退室管理とは、建物や部屋、エリアなどの人の出入りを管理や記録をする仕組みのことをいいます。入退室管理は扉からいつ、誰が、どこから入退室したのかを正確に記録するだけでなく、部外者の侵入などを防止するセキュリティ対策にも効果的です。商業施設では、一般顧客が利用する広範エリアや従業員エリアなどがあり、入退室管理においては、従業員のみのエリアに一般客の立ち入を禁止するなどの役割も担っています。商業施設においての入退室管理は、さまざまな目的で導入されています。入退室管理の主な目的は不審者の不正侵入防止です。商業施設では、多くの人が出入りするため、入退室管理にて入退者を制限することで徹底したセキュリティ対策が実現します。入退室管理を導入すると、入室した記録が残されるため、万が一トラブルが起きた場合でも、誰が入室したのかを確認することも可能です。入退室管理は商業施設においての情報漏洩対策にも貢献します。商業施設では、店舗は現金や商品券などを取り扱っており、データ室などでは顧客情報や機密情報など管理していることから、入退室管理においてのセキュリティ管理は不可欠です。企業にとって情報漏洩は、業務停止や多大な損失を招くだけでなく、社会的信用を失墜される恐れもあります。そのため、入退室管理で厳重に人の出入りを管理することで、不審者などの盗難や情報漏洩の犯罪行為を防止することが可能です。入退室管理は業務の効率化に役に立ちます。商業施設の従業員の出入口において、手作業の受付管理や身分証明書の確認を、警備員や担当者スタッフが行っている場合、人的ミスや時間がかかるなどの懸念点があります。作業効率の向上が図れる入退室管理は、個人の正確な時間を記録し保存することができ、スピーディーに入退室ができるシステムです。また、入退室管理は従業員の出入口の管理を、少人数での運用が叶うことから、人件費の削減にもつながります。
◎商業施設における入退室管理の管理エリア
商業施設においての入退室管理の管理方法には、手動や警備員による管理と入退室管理システムによる管理の2種類に分別されます。商業施設の従業員の入店チェックに、手動や警備員により管理している場合、従業員が入室する際には、受付表の記入や入館証の提示で確認するなどの方法で運用されています。そのため、開店時間などの混雑時には長蛇の列になることも少なくありません。一方で、商業施設の入退室管理システムによる管理方法には、ICカードを使用したカード認証や身体の特徴を用いた生体認証の顔認証、指紋認証、静脈認証、虹彩認証などを用いて本人確認する方法などが運用されています。入退室管理による管理方法は、入店チェックにおいて認証リーダーやセキュリティゲートにおいてスピーディーに行うため、出勤や退勤の時間においてもスムーズです。また、入退室管理は厳密な本人確認と正確な時間が記録されることから、勤怠管理システムと連携すると従業員の適正な労働時間を把握することが実現します。商業施設の入退室管理で管理するエリアにおいては、主に従業員エリアや、データセンターなどの機密情報室エリアで運用されています。商業施設の従業員エリアにおいての入退室管理では、中度のセキュリティ対策が必要です。従業員のみが入室するエリアにおいては、休憩室や更衣室、事務所、管理室、バックヤードなどの裏方機能が配置されています。多い人が勤務している商業施設の従業員エリアにおいては、感染症対策やスピーディー認証が行える、非接触性のカード認証や顔認証などが有用な機能といえます。また、共連れを防ぐアンチパスバック機能を活用すると、不正な同伴入室や退室を防止します。商業施設の顧客情報や機密情報などを保管しているデータ室エリアの入退室管理においては、高度なセキュリティ対策が必要です。データ室などにはセキュリティレベルが高い生体認証を用いた認証方法が有効です。また、2種類の認証方法を用いた二重認証機能を活用するとさらに防犯性を強化します。
◎商業施設に顔認証を活用した入退室管理
入退室管理などで活用されている顔認証は、人の顔を用いて本人の確認をする認証方法です。顔認証は生体認証のひとつで、ほかにも指紋認証、静脈認証、虹彩認証、音声認証などのさまざまな種類が存在します。顔認証の認証方法は、人の顔や、目、口の位置、顔の輪郭などの特徴を個人のデータとして利用し本人であるかを特定します。顔認証を利用するには、認証機器のカメラに移された本人の顔と、事前に登録した顔データを照合や認証を行い、顔データが一致すると扉が解錠される仕組みです。顔認証は、ディープラーニングされたAI技術を用いて顔の認証を行うため、自立した学習能力で膨大なデータを処理することができることから、高度な認証精度の向上が見込めます。AI技術を用いた認証精度が高い顔認証は、パソコン、タブレット端末、スマートフォン、入退室管理システムなどの、セキュリティシステムのさまざまなシーンで導入されています。近年、認証技術の向上により、最新の顔認証機器においては、マスクやメガネの着用や髭が生えた状態であっても正確に認証することが可能です。商業施設においての入退室管理に顔認証を活用すると、入退室する際に顔の記録が残ることから、防犯性が高く外部からの不正侵入防止だけでなく、内部による不正入室の抑止効果にも役立ちます。商業施設の顔認証技術を用いた入退室管理システムでは、外部機能の勤怠管理システムや、防犯カメラ、火災報知器などを連携することができる点がメリットです。勤怠管理システムと連携すると、顔認証の入退室管理システムで厳正な入退室の記録を勤怠管理システムに、自動的に反映することが可能です。働き方改革関連法では、従業員の労働時間の適正な管理が義務付けられています。そのことから、顔認証技術による入退室管理システムを活用することで、適切な勤怠管理を行えます。
◎入退室管理に顔認証技術を用いるメリット
商業施設において顔認証を用いた入退室管理を活用すると、非接触認証やセキュリティ性の向上などのさまざまなメリットが得られます。顔認証の入退室管理は感染症対策に貢献します。顔認証は、カメラに顔を向けるだけで認証ができるため、荷物を両手に持っている場合や台車を押している場合においても、手を煩わせることなく容易に扉の解錠が行える認証システムです。商業施設においての入退室管理は、大勢の人が利用することから、直接触れて認証する認証機器では衛生面においても懸念されます。一方で、顔認証は認証リーダーに触れずに認証が完了するため、心理的な負担を軽減し入退室管理においても衛生的な本人確認が行えます。入退室管理に顔認証を用いると、カードや鍵の紛失や忘れのリスクがありません。商業施設の入退室管理方法に物理的な鍵やカードを使用している場合、置き忘れや紛失する恐れがありますが、顔認証の入退室管理は、人物の顔を鍵として使用するため、置き忘れや紛失といったリスクがない防犯性が高い認証方法といえます。カードを紛失した場合には再発行する手続きの手間やコストがかかりますが、顔認証はそういった作業が不要になり、業務の最適化にもつながります。顔認証技術はセキュリティレベルの向上が見込めます。顔認証の認証方法は、ほかの入退室管理システムに導入されている認証と比較すると、セキュリティ性が高い点が最大の特徴です。暗証番号認証は、番号を入力する際に盗み見などによる情報漏洩の可能性がありますが、顔認証は、本人の顔のみで認証するため、情報漏洩されることがありません。また、カード認証のようにカードの紛失で、他人がなりすまして使用する不正侵入などの恐れが、顔認証にはありません。商業施設に顔認証の入退室管理を導入することで、なりすましによる不正入室や情報漏洩防止する対策を格段に引き上げることが可能です。
◎不正侵入を防止する顔認証リーダーFE-500
顔認証リーダーFE-500は、世界トップ水準の品質を誇るKJ TECH japanの製品で、識別時間が0.3秒未満の最速認証を実行する、入退室管理システム対応の認証リーダーです。顔認証は、不審者などの侵入を防止するライブ検出機能を搭載しています。ライブ検出機能は、偽造された写真や動画、フェイスマスクなどのなりすましを検出する機能です。商業施設の従業員専用の出入口において、不審者などのよる部外者の侵入防止に効果的です。また、FE-500の顔認証では、2メートル以内であれば、3~5名まで同時に認証が行えるマルチフェイス認証を採用しており、商業施設においても朝の出勤時の入退室管理に有効な機能です。入退室管理対応のFE-500は顔認証だけでなく、カード認証や暗証番号認証、QRコード認証なども搭載している利便性が高い認証リーダーです。カード認証で使用するICカードはMIFAREやFeliCaのカード認証をはじめ、さまざまなカードを活用することができ、認証リーダーにかざすだけで認証が完了します。また、カード認証は顔認証と組み合わせた二重認証機能を活用することができ、高度なセキュリティ性が求められる扉に活用すると最適です。暗証番号認証は8桁の英数を用いたパスワードで認証するため、強固なセキュリティレベルを構築します。QRコード認証は、日時指定の1度限りの鍵として使用することができるため、早朝の清掃業者や取引先の入店などに活用することが可能です。FE-500では許可された人に連なって、許可されてない人が不正侵入する共連れを防止するアンチパスバック機能を採用しています。商業施設の入退室管理の扉の外側と内側に設置することで、不正で入室した侵入者が退室時に足止めする防犯性を高めるシステムです。さらに、FE-500はイベントログ機能を搭載しており、入退室管理において200,000件の記録が保存されています。万が一トラブルが発生した場合、扉からの入退室者のデータを検索することが可能で、トラブルの早期解決にも役立ちます。また、FE-500はIP65クラスの防水防塵を搭載しており、建物の出入口近くの屋外の設置にも適した認証システムです。
◎商業施設に入退室管理を導入した顔認証リーダーFE-500の事例
多くの人が集まる商業施設の入退室管理では、不審者などの不正侵入を防止するため、セキュリティ対策は重要です。入退室管理に顔認証を導入すると、ハイレベルなセキュリティ管理のほか、作業効率の向上などが見込めます。
○商業施設が入居する駅ビルに導入
多様なジャンルの施設が入居している駅ビルの商業施設では、多くの従業員が勤務しているため、オープン時の従業員専用出入口では混雑で待ち時間が発生します。FE-500顔認証のマルチフェイス認証を、従業員専用出入口の入退室管理に採用すると、複数人の同時認証が行えることから、認証リーダーのカメラに顔を向けるだけで、入館チェックがスピーディーに行えます。また、FE-500を火災報知器と連携すると、火災発生時には自動的にドアオープンすることで、迅速な避難通路の確保が行え、入退室管理システムにより、滞在人数などを把握することも可能です。
○複合型商業施設のショッピングセンターに導入
小売店を中心に複数のテナントが集まっているショッピングセンターですが、テナント数が多いと従業員専用出入口が複数あることがあります。従業員専用出入口の入退室管理にFE-500顔認証リーダーを採用した場合では、事務所などでデータを一元管理することが可能です。また、FE-500の顔認証技術はライブ検出機能を採用しているため、部外者がなりすましで認証しても、入退室管理の顔認証で検知し入室することができません。そのことから、商業施設の店舗や事務所においての盗難防止のほか、機密情報や顧客情報などの情報漏洩対策にも有益です。
◎まとめ
商業施設では、一般顧客が出入りするエリアや、従業員エリアなどが混在していため、セキュリティ面において入退室管理は欠かせないシステムです。入退室管理システムのなかでも、もっともセキュリティ性が高い点が特徴の顔認証は、商業施設の入退室管理においても注目されています。カギ舎では、商業施設の出入りする扉に適した入退室管理対応の顔認証リーダーを取り扱っております。商業施設において、セキュリティの強化や業務効率化をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。












