「帰宅して家に入ろうとしたら鍵が見当たらない…」突然のカギトラブルに見舞われ、どうしてよいかわからない方のために、鍵紛失のカギトラブルが起きた場合にまずやるべきことや鍵屋の選び方、カギトラブルの後に鍵の交換をしたほうがよい理由や費用についても紹介します。鍵紛失というカギトラブルが起きた場合には参考にしてみてください。

◎カギトラブルの鍵紛失が起こったら

「鍵が見つからない」突然カギトラブルが起きると慌ててパニックになってしまいがちです。まずは落ち着いて、もう1度身の回りをよく探してみましょう。鍵紛失のときは、バッグの中や洋服のポケット、車の中などを見直してみるとバッグの内ポケットに入れたつもりがバッグの底に落ちていたり、洋服のポケットに穴があいていて布と布の間に入っていることもあります。車であればシートの隙間や暗くて見えにくい足元が見落としがちです。それでも見つからない場合は、カギトラブルが起きる前に外出した先の行動を振り返ってみてください。立ち寄った店や利用した交通機関へ鍵の忘れ物がなかったかどうかを順番に問い合わせてみましょう。紛失した鍵がどうしても見つからなかったら警察へ行き遺失届を出してください。誰かが拾って届けてくれれば警察から連絡がきます。遺失届を出すときは鍵紛失した日にちや時間、鍵の特徴などの詳しい情報が必要なので、あらかじめ整理してから警察へ行きましょう。また警察庁のホームページでも遺失物の検索が可能です。ただし、早くても届けられた翌日から掲載され、土日祝日などは掲載されませんので注意しましょう。

◎鍵紛失をしたときに必要な連絡

賃貸物件の場合は、不動産会社または家主に連絡をしてください。まずはカギトラブルで鍵紛失が起きたことを報告して指示を仰ぎましょう。万が一連絡がつかず解錠を急いでいる場合は、鍵屋を手配して鍵を開けてもらうのもひとつの方法ですが、鍵は勝手に交換せず必ず許可をとってから鍵屋に交換を依頼してください。持ち家でマンションの場合は、管理会社または管理組合へカギトラブルで鍵紛失をした連絡をしてください。集合住宅の場合は自分だけの問題ではなく他の居住者に影響がでる場合があるので、自己所有の分譲マンションであっても鍵紛失のカギトラブルのときは連絡が必要です。たとえばマンションがオートロックだった場合、紛失した鍵を拾った第三者がそれを使ってマンション内に入ることが可能になり、セキュリティ上問題となるからです。

◎鍵屋に依頼するときに気をつけること

鍵紛失というカギトラブルが起きたとき、いきなり鍵屋に依頼するのではなく、まずは見積もりを出してもらいましょう。出張費・時間外費用・部品代などに加え、あとから過剰請求をされないかどうか、キャンセルをした場合のキャンセル料の有無などを確認しておきましょう。鍵屋によっては「見てみないとわからない」などと見積もりを拒否するところもありますが、そのような鍵屋はトラブルにつながる恐れもあるので控えましょう。当社ではカギトラブルが起きたときに、言葉だけでの説明が難しい場合は、写真を撮って鍵屋に送り、確認することができます。また鍵屋に依頼して来てもらったものの、カギトラブルが解決できなかった場合に、工賃を請求しない鍵屋を選んでおくと安心です。また、火災保険の中には、カギトラブルが起きたときに無料で鍵屋が鍵開けをしてくれるサービスがあります。具体的にはカギトラブルのときに保険会社へ連絡すると近隣の鍵屋を手配してくれるもので、鍵屋に払う費用は保険会社が負担します。ただし、加入している火災保険の補償内容によってはカギトラブルに対応していないこともあるので、自分の加入している火災保険がカギトラブルに対応しているかどうかを、あらかじめ利用規約などで確認しておくことが大切です。

◎カギトラブルの費用

賃貸物件では、経年劣化や入居者の入れ替わりなどの理由でシリンダーを交換する場合は家主が費用を負担することが多いです。しかし、鍵紛失などのカギトラブルで賃借人に過失がある場合は自分で負担しなくてはいけません。カギトラブルが起きたときに、自分でシリンダー交換の費用を負担するからといって、家主に黙って交換することはせず、必ず許可を得てからにしてください。オートロックのマンションの場合、紛失した鍵を手にした第三者がマンション内に入ることが可能になります。セキュリティ上問題ありと管理組合に判断された場合は、エントランスのオートロックの鍵交換を請求される可能性もあります。オートロックの鍵を交換すれば、全戸の部屋の鍵も交換しなくてはならない可能性があります。たとえば60戸のマンションであれば、エントランスのオートロックと各部屋の鍵交換が必要になり、相当な費用がかかる場合があります。

◎鍵屋で交換するときは防犯性の高い鍵を

鍵紛失のカギトラブルの場合は、鍵屋に鍵を開けてもらったり合鍵を作ったりするだけでいいと思っている方もいるかもしれません。しかしそれだけでは防犯上たいへん危険です。なぜならば紛失した鍵を拾った第三者が、落とした人の住所を知っているかもしれないからです。「鍵を落とすところを見られていて後をつけられた」「免許証や学生証など住所がわかるものと一緒に鍵を紛失した」

といったケースも実際に報告されています。仮に紛失した鍵が戻ってきたとしても、手元を離れている間に合鍵を作られた可能性もあります。そのため鍵紛失のカギトラブルの場合はシリンダーを交換するのが望ましいです。また、鍵にはいろいろな種類がありますが、どうせ鍵屋で交換するのであれば防犯性の高いものを選びましょう。鍵屋で選ぶべき防犯性の高いシリンダーキーとして「ディンプルキー」があります。鍵といえば、横がギザギザしているものをイメージする方も多いと思いますが、ディンプルキーというのは表面にいくつもの穴があるタイプの鍵です。ディンプルキーは複雑な構造でピッキングされにくいという特徴があり、登録制のディンプルキーではカードが発行され自分のカード番号を伝えないと複製できません。そのため勝手に合鍵を作られるという心配もないので安心です。

◎「カギトラブル」を起こさないために心がけること

できれば鍵紛失などの「カギトラブル」はさけたいもの。カギトラブルを起こさないために心がけておくとよいことをいくつかご紹介します。

○万が一鍵を落としても音が鳴って気がつくように鈴をつける

○ストラップで身体やバッグに固定して、落ちないようにしておく

○車の中の収納ボックスやバッグの中のこのポケット、などと置いておく場所を決め、「どこに置いたかわからなくなった」がないようにしておく

○バッグに入れる場合は、ファスナーをきちんと閉めて、バッグが転がっても鍵が一緒に落ちないようにする

人はつい無意識に行動してしまいがちなので、自分でルールを決めてルーティン化し、鍵紛失という「カギトラブル」を防ぎましょう。

◎まとめ

鍵紛失などのカギトラブルはないに越したことはありませんが、今回は鍵紛失を起こしてしまった場合の対処法を解説しました。カギトラブルのときは、まずは落ち着いてよく探したうえで見つからなかったら、不動産会社や家主、管理会社へ連絡をしましょう。また鍵紛失の場合はセキュリティ上の問題が発生することが考えられますので、鍵を開けるだけ、合鍵を作るだけではなく、鍵屋に依頼してシリンダーを交換することをおすすめします。そして鍵屋選びには注意が必要。後から部品代や出張費などの名目で高額請求をする悪質な鍵屋も中にはいるので、最初に見積もりを取り料金体系や作業内容などをきちんと確認しておくことが大切です。鍵紛失というカギトラブルは、費用がかかるだけでなく、その後のあなたの生活を脅かす恐れもあります。カギ舎セキュスターズ株式会社では、年中無休、２４時間対応でカギトラブルに速やかに対応します。激安業販価格で、見積もり金額以上はいただきませんので、安心してお気軽にご相談ください。