鍵の保管|鍵の置き場所

家の鍵や自転車の鍵など、常に決まった置き場所・保管場所はありますか？鍵だけでなくどんなものでも常に決まった場所に置いておかないと、どこへ置いたかわからくなって探し回ったり、最悪失くしてしまう原因にもなってしまいますね。爪切りや耳かき・体温計などがあるでしょうか。小さなものならなおさらです。

「お母さん、自転車の鍵どこにいった～？」
「なぜ、あの場所にちゃんと置いておかないの！？」

このような親子の会話は日常茶飯事でしょう。 では、鍵はいったいどこに置いておけば良いのでしょうか。

紛失防止？家の鍵の置き場所

家の鍵を紛失しないようにと、多くの方が『置いてはいけない場所』に置いてしまっている事をご存知ですか？ その置いてはいけない場所は、実は【玄関周辺】です。

玄関の棚の上の、小カゴの中に入れている
靴箱の側面に、フックを取りつけぶら下げている

このような場所を、鍵の置き場所にされている方が多く見受けられます。もちろん帰宅した時・外出する時、玄関周辺に置き場所があると、何かと便利です。荷物を持って帰宅しても、靴ベラを使って靴を履いたりブーツの着脱する時でも、玄関周りは最適と言えますね。 ですがその置き場所は、大変リスクのある置き場所なのです。

鍵の置き場所が玄関周辺のリスク

家の鍵を、誰でも目の入る玄関先に置いておく最ものリスクは、鍵の盗難です。 家の鍵だけでなく車のキーも然り、さっと持ち去られたとしても使用するまでは気づきません。

『どこかに置き忘れているのかも。』
『カバンの中に入れっぱなしなのかな。』

もし鍵がいつもの置き場所にないことに気がついても、使用しない場合は『後で探そう。』と考えますね。郵便配達・何らかの営業など、外部の人間が目に入る玄関先を鍵の置き場所にするのは、大変危険です。 また常に鍵をかけていない方もいるので、訪問せずともこっそりと玄関を開け、カギだけ持ち去られてしまう場合もあるのです。 家に入ったら、すぐにカギを閉める癖をつけておいた方が良いでしょう。

玄関で鍵を見られる危険性

一般的には、合鍵作成にはカギ本体を持ち込む必要があると考えるでしょう。 しかし、合鍵はカギがなくとも簡単に作ることができるのです。 ご存知の方は多くいらっしゃいますが、それと同じくらい知らない方も存在します。

鍵を見ただけで作れる！？

実はある程度の知識があれば、鍵を見ただけで覚えられてしまい鍵を作ることができます。 特に、ディスクシリンダーやピンタンブラーと言われるギザギザタイプの鍵は、決まった溝の配列で構成されています。

ミワのu9シリンダーは、0番から4番までの左右の配列（9枚)によって構成
ゴールやシヨウワ・アルファなどの多くは、ギザギザ鍵のタイプは6段階5列と6段階6列で構成
ゴールやシヨウワ・アルファなどの簡易なのもは4段階5列と4段階6列で構成

素人にとっては『目視で覚えられるわけがない。』と感じることでも、知識がある方にとっては朝飯前。玄関先に置いてある鍵・ぶら下がっている鍵を見られてしまうと、勝手に合鍵を作られて侵入されてしまう危険性があるのです。

鍵は番号だけで作れる！？

そして実は、全ての鍵には番号が振り当てられていて、メーカーとその番号だけで注文することができます。 誰でも目に入る玄関を置き場所にしていると、その番号を控えられただけで、勝手に家の鍵を作られてしまうのです。書留が届いた時『サインではなく印鑑を』と言われ、奥へ取りにいくことはありませんか？その場合、鍵を玄関周りに置いておけば、その番号を控えられたり・写メで撮られてしまう可能性も考えられないわけではありません。現在は、鍵の写真を送信するだけで合鍵作成の依頼ができるサービスも増加しています。そのために鍵の置き場所を、玄関周辺にするのは絶対に避けましょう。

鍵の置き場所はどこがいい？

鍵は、玄関から離れた場所に置き場所を作りましょう。

フック型のマグネットで冷蔵庫にぶら下げる
家族の集まるリビングの棚の上に鍵専用のカゴを置く

できるだけ避けたいことではありますが、どうしても玄関でないと不便だという場合は、靴箱の内側に置き場所を作り、靴箱の扉には音の鳴る鈴などを複数つけておきましょう。それでも部屋の中にいる時は、音が聞こえない場合も考えられますので、家の鍵は必ず施錠しておくことが必須です。さらに外部の人間だけを、玄関で一人にさせることのないようにもしなければなりません。 玄関の鍵は、重要な財産を守っている最も大切なものとも言えます。 鍵を玄関先に置くのは、ダイヤの指輪を玄関先に置いているのと代わりありません。

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