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高齢者向け施設のセキュリティが向上するインターホンシステム

カギ舎株式会社はセキュリティ企業株式会社KJ-TECHの正規代理店です。

少子高齢化が進む日本社会において、近年高齢者をターゲットにした犯罪が増加しています。高齢者向け施設に入居すれば安心と考えている人も多いですが、実は施設にいても被害に遭ってしまう可能性は十分考えられます。高齢者が安全に生活するには、犯罪被害のリスクを理解し適切な防犯対策をとることが重要です。効果的な防犯対策のひとつとして、インターホンや見守り機器の設置があります。この記事では、高齢者向け施設における防犯対策と、見守り機能を兼ね備えた高齢者向けインターホンFAGUS[ファガス]について解説します。
 
◎日本における高齢化の現状
日本の高齢化率は年々上昇しています。総務省統計局の調査によると、2000年の総人口に占める65歳以上の割合は17.4%でしたが、2022年には28.9%になっており、22年で10%以上も増加しました。高齢化の動きは今後もますます加速し、2065年の高齢化率は38.4%にも上ると予想されています。また、高齢化の加速に伴いひとり暮らしの高齢者も増加しています。2022年の調査では、65歳以上の世帯のうち28.8%が単身世帯でした。つまり、65歳以上の5人に1人がひとり暮らしという状況です。ひとり暮らしの高齢者が増加している要因のひとつとして、核家族化が進んだことで親族とのつながりが希薄になったこともあげられます。ひとり暮らしの高齢者は今後も増加すると予想されており、日本の高齢化は深刻な状況です。こうした状況下で介護施設や老人ホームなどの施設に入居する高齢者も増加傾向にあります。高齢者向け施設の定員は2010年時点で約80万人でしたが、2019年には200万人以上に増加していることからも需要の高まりがうかがえます。

 
◎高齢者向け施設における犯罪被害のリスク
需要が高まっている高齢者向け施設ですが、実は犯罪被害に遭うリスクがあることを理解しておきましょう。高齢者向け施設は防犯設備の設置が法律で義務付けられていません。そのため「施設には常に人がいるから大丈夫だろう」「大金を置いていないから狙われないだろう」という考えから、セキュリティ対策が手薄になっていることも多いのです。しかし、高齢者向け施設を狙った犯罪は近年多発しています。たとえば2004年には、5人組の犯罪グループが九州から関東にかけて40件もの窃盗を行い、被害総額は2,000万円にも上りました。また2006年には大規模な犯罪グループが関東周辺で100件もの窃盗を行い、被害総額は3,000万円といわれています。さらに窃盗犯罪だけではなく、2014年には神奈川県川崎市で老人ホームの元職員が入居者3名を殺害するという痛ましい事件も発生しています。高齢者向け施設が犯罪者に狙われる理由として、「施設なら安心」という過信に加えて誰でも施設内へ自由に出入りできることや、人の出入りが多いため不審者を発見しにくいことがあげられます。また人手不足のため警備が手薄になりやすく、とくに夜間はスタッフが少ないため施設内の隅々まで目が届かなくなります。そのため犯罪者は入居者の家族や見舞い客を装って施設内へ容易に侵入できるうえに、犯行の下見までもできるのです。もし犯行途中で入居者に見つかったとしても、運動能力や体力が低下した高齢者からであれば逃げ切れると考える犯罪者が多いことも理由のひとつです。
 
◎高齢者向け施設における防犯対策
犯罪被害から自分を守るためには防犯対策はかかせません。まずは犯罪者に侵入されにくい環境にする必要があります。具体的には、戸締まりチェックシートを使って施設の施錠を徹底し、防犯カメラや人感センサー、ライトなどの防犯機器を設置するのが効果的です。また犯罪者は侵入に時間がかかる住戸を避ける傾向にあるため、オートロックや強化ガラス、防犯フィルム導入も有効です。施設内の見回りを強化し、見回りの際は「巡回中」などと書かれた腕章を身につけて警戒をアピールすることで犯罪者への抑止力になります。施設関係者か不審者かを見分けられるように来訪者証を身につけてもらうなど、来訪者を施設側できちんと管理することも大切です。また、もし犯罪者に侵入されてしまった場合の対策として、緊急時の役割分担や対応方法をあらかじめ確認してマニュアルを作成しておきましょう。定期的にマニュアルの見直しや訓練を行うことで、有事の際もスムーズに対応できるようになります。催涙スプレー・さすまた・防犯ブザー・防犯用カラーボールなどの防犯グッズを常備し、使い方を周知しておくことで被害を最小限に留めることが可能です。こうした施設管理者側の対策はもちろん重要ですが、施設で安心して生活してもらうには入居者にも防犯意識を持ってもらわなければなりません。とくに高齢者は、来訪者が知り合いかどうかを確認せずに招き入れてしまう傾向にあります。施設側でどれだけ対策していても、入居者の協力がなくては犯罪者の侵入を許してしまうのです。具体的な対策として、居室の施錠の徹底や見知らぬ人を施設や居室に入れないように呼びかけましょう。また不審者や不審物を発見したなどの異常発生時はすぐにスタッフに知らせてもらうことで、迅速な対応が可能になります。
◎高齢者の安全を守るインターホンシステム
高齢者の安全を守る方法として、インターホンを設置するのが効果的です。インターホンを設置することで来訪者を確認できるので、誤って犯罪者を招き入れるリスクを低減できます。また犯罪者は警戒の薄い住戸を狙う傾向にあるため、インターホンを設置するだけでも犯罪者への抑止力になります。インターホンにはさまざまなタイプがありますが、高齢者向け施設に設置する際は高齢者にも使いやすいインターホンを選ぶことが重要です。高齢者にも使いやすいインターホンの特徴として、まずインターホンのボタンや文字が大きい、またはインターホンの操作をガイドしてくれることが挙げられます。また、聴覚機能が低下していてもインターホンからの音声を聞き取りやすいように、音量を大きめに設定できるものや受話器が付いているものを選びましょう。インターホンを設置している場所までその都度移動しなくても来訪者の応対ができるように、ワイヤレス子機があると便利です。さらに、インターホン以外にも緊急時の通報機器や見守りセンサーなどがあるとより良いでしょう。高齢者は何らかの持病を抱えていることが多く、対応が遅れると障害が残る可能性もあります。そのため体調の急変や異常発生時、すぐに外部と連絡が取れる通報機器を設置しておくと安心です。人感センサーや熱感知センサーなどの見守りセンサーはカメラでの見守りと違い、入居者がストレスなく普段どおりの生活ができるメリットもあります。
 
◎高齢者向けインターホンFAGUS[ファガス]
老人ホームや介護施設などにインターホンを設置する場合、高齢者向けインターホンFAGUS[ファガス]がおすすめです。FAGUS[ファガス]とは、インターホンと緊急通報機器や見守りセンサーを連携させた高齢者向け集合住宅システムです。FAGUS[ファガス]を開発したアイホン株式会社は、集合住宅向けインターホンシステムや医療・福祉施設向けナースコールなどを手がけています。FAGUS[ファガス]はインターホンにより防犯性を高めるとともに、入居者の生活を見守る機能も充実しているのが特徴です。インターホンと見守りシステムが一体となっているため、導入時の配線コストを抑えられます。また、インターホン・見守りシステムを両方利用する高齢者住戸と、インターホンのみを利用する一般住戸の併設も可能です。FAGUS[ファガス]のインターホンは、モニター付きの「マンションインターホンタイプ」と、モニターがない「受話器式インターホンタイプ」の2種類があります。それぞれのインターホンで搭載している機能に違いがあるので、施設の運営状況や入居者の要望に合わせてどちらかを選択できます。「マンションインターホンタイプ」はタッチパネル式で、日常的によく使う通話ボタン・解錠ボタンなど、インターホンの操作を光の点滅でガイドする機能が搭載されています。ワイヤレス子機にも対応しており、受話器はありませんが、インターホンに別売りの受話器を取り付けることも可能です。大きめのカラーモニターで来訪者の顔を確認できるだけではなく、録画機能や共有スペースに設置された監視カメラ映像をインターホンで確認できる機能もあります。不審者の侵入や火災を検知した場合にインターホンから警報を発報し、スタッフに異常を知らせる防犯・防災警報機能もあるので安心です。「受話器式インターホンタイプ」はインターホンに受話器が付属しているので、聴覚機能が低下した高齢者にもインターホンの音声が聞き取りやすくなっています。タッチパネルではなくボタンで操作するため、タッチパネルの操作に慣れない高齢者もインターホンを直感的に操作できます。「マンションインターホンタイプ」ほど多機能ではありませんが、「受話器式インターホンタイプ」は機能がシンプルなので機械の操作が苦手な高齢者にも使いこなしやすいでしょう。「マンションインターホンタイプ」と「受話器式インターホンタイプ」で共通の機能としては、緊急地震速報をもとに震度や発生時刻をインターホンの音声を使ってお知らせする機能があります。また、エントランスの鍵は非接触キーやICカードで解錠できるため、防犯性や耐久性に優れています。
 
◎FAGUS[ファガス]の見守り機能
FAGUS[ファガス]には防犯性を高めるインターホン機能以外にも、さまざまな見守り機能があります。ここで紹介する見守り機能は「マンションインターホンタイプ」と「受話器式インターホンタイプ」共通です。まずは体調の急変や異常発生時にボタンを押すだけでスタッフに知らせる緊急通報機能があります。インターホンに搭載されているボタンのほか、別途緊急呼び出しボタンをリビングや寝室などにも設置できます。緊急呼び出しボタンは、押しボタンタイプ・ひも付き押しボタンタイプ・握りボタンタイプの3種類があります。どのタイプも高齢者の視認性が高く、ボタンを押しやすいのが特徴です。また居室に天井スピーカーやマイクを設置することで、入居者が緊急通報した際にスタッフとハンズフリーで通話できる機能もあります。インターホンのボタンを押したり受話器を持ったりする必要がなく、入居者が身動きを取れない状態でも助けを求められるので安心です。さらに、センサーで一定時間入居者の動きがないことを検知した場合、スタッフに通報する機能もあります。センサーは入居者の在室を検知すると自動的に見守りを開始するため、手動で起動する必要はありません。高齢者は血圧調整機能の低下や体調不良などで、突然意識を失うことがあります。インターホンや緊急呼出ボタンを使って自力で助けを呼べない状況でも、センサーが異常を検知して通報することで迅速な救護が可能です。緊急時に住戸の玄関を強制的に解錠するパニックオープン機能も搭載しているので、解錠に手間取って対応が遅れてしまうリスクを防げます。加えて、全住戸または個別の住戸への放送や、個別の住戸と通話をする放送・通話機能も備えています。日常や緊急時の連絡手段、安否確認として使える機能です。個別通話は入居者がインターホンの通話ボタンを押すまで入居者側の音声がスタッフに届かないので、入居者のプライバシーにも配慮しています。
◎FAGUS[ファガス]の導入事例
FAGUS[ファガス]はさまざまな高齢者向け施設で導入されています。
○高齢者向け養護施設での導入事例
身体的・精神的な理由などにより自宅での生活が困難な高齢者が入居する養護施設では、入居者の異変をいち早く察知することが求められます。FAGUS[ファガス]の緊急呼び出しボタンや見守りセンサーを設置することで緊急時にすぐ助けを呼べるため、事故やケガの減少に役立っています。また入居者情報の一元管理やPHSの連動もできるため、入居者の確認やスタッフ間の連携が円滑になり、スムーズな対応が可能です。さらにインターホンを使って日常的な連絡や安否確認ができるため入居者とコミュニケーションをとりやすく、よりこまやかなサービスの提供につながっています。
○高齢者向け集合住宅での導入事例
入居者が自立して生活を送る高齢者向け集合住宅では、入居者1人ひとりの防犯意識が重要です。FAGUS[ファガス]のインターホンを導入することで入居者が来訪者を確認でき、犯罪者の侵入防止に効果があります。インターホンは大きめのボタンや文字を採用しており、受話器があることでインターホンからの音声を聞き取りやすいため、高齢者にも使いやすい設計です。また非常時にはインターホンや緊急呼び出しボタンを使ってすぐに助けを呼べるため、入居者の安心感につながっています。
 
◎まとめ
インターホンを設置することで、高齢者がより安心して生活できるようになります。インターホンにもさまざまなものがありますが、聴覚機能や認知機能が低下した高齢者にも使いやすいインターホンを選ぶことが重要です。アイホン株式会社の高齢者向けインターホンFAGUS[ファガス]は、高齢者にも操作しやすい設計のインターホンで、日常生活の見守り機能はもちろん緊急時の通報機能も優れています。カギ舎ではFAGUS[ファガス]の施工を承っておりますので、インターホンの設置をご検討の方はお気軽にご相談ください。

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