FlassaF7D
ビルやオフィスになじむスタイリッシュなブラックカラーのFlassaF7Dは、縦型の本体に2本の非常キーが付属したEPICの電子錠です。FlassaF7Dの施錠は、室外からであればオートロックによる自動施錠やナンバーパッドで行います。FlassaF7Dは暗証番号、ICカード、指紋認証によって室外から解錠可能です。FlassaF7Dの室内からの解錠には、指紋認証と非常キーのみ対応しています。FlassaF7Dでは指紋を削除してしまうと、非常キーの使用以外では解錠不可となるため注意してください。EPICのFlassaF7Dでは、キーホルダー型や設置型、リーダー型、非接触型といった別売りリモコンでの解錠も可能です。そのほかFlassaF7Dのオプション対応には、専用の接続ケーブルを使った無電圧а接点があげられます。搭載されている無電圧а接点を利用すると、別室から顧客を確認し、インターホン先から電気解錠機能付きの扉を解錠できます。
EPICのFlassaF7Dでは、役職などに応じて最高管理者、一般管理者、ユーザー、ゲストの4段階の利用者レベルが設定可能です。電子錠の利用者レベルを事前に設定しておくと、権限のない人による誤操作や不正解錠の防止が可能です。FlassaF7Dは、電子錠の防犯性能を高める機能が充実しています。利用者レベルがユーザーの場合に限り、二重認証モードを設定可能です。FlassaF7Dの二重認証モードでは、ICカードや指紋と暗証番号を組み合わせられるため、扉ごとに入室制限を設けられます。
豊富な認証機能を持つFlassaF7Dは、オフィスの防犯維持や業務効率向上に適した電子錠です。暗証番号による認証では、利用者レベルに応じて4～12桁の暗証番号を設定できます。ユーザーの場合は4～12桁、最高管理者と一般管理者では6～12桁の暗証番号を用いて認証可能です。FlassaF7D では、1度限りしか使用できないワンタイム暗証番号も利用できます。使用可能なタイミングが大きく制限されるため、部外者の不正侵入を困難にします。また、ダミーの番号をプラスして解錠できる「暗証番号ごまかし機能」を使用すると、隣に人がいる際でも暗証番号を知られる恐れがありません。利用者レベルがユーザーの場合、指紋認証で100指まで、ICカードで200枚までをFlassaF7Dに登録できます。FlassaF7Dに登録可能なICカードは、社員証などに多く使用されている規格のMIFARE®や、交通系カードに多いFeliCa®です。従業員が持っている既存のカードを電子錠に登録すると、鍵作成にかかるコストが削減されます。指紋やICカードの削除は電子錠本体で簡単にできるため、従業員の異動や入退職の際の鍵管理が容易になります。そのほか、オプション品となるEPICのWi-FiブリッジをFlassaF7Dで使用すれば、スマートフォンのアプリで電子錠を操作可能です。アプリでは、1分間しか使用できない暗証番号も発行できるため、万が一パスワードが漏洩した場合でも、時間経過によるロックアウトが可能です。FlassaF7Dでは、日時や曜日を制限した暗証番号も利用できるため、事前に約束している業者や顧客のみを安全に社内に招待できます。アプリには入退室履歴がリアルタイムで記録されるため、従業員の出勤や退勤を瞬時に把握できます。FlassaF7Dの専用アプリをオフィスの鍵として採用すると、玄関まで出向かずに顧客を社内に案内できるため、業務効率向上につながります。Wi-Fi環境下であれば、海外の営業所や支店との連携も可能です。FlassaF7Dをアプリで施解錠するには、まずアプリに電子錠を登録し、アプリ内メニューからWi-Fiブリッジを登録します。次に、自宅や会社のWi-Fi情報を登録します。最後に、セキュリティや機能追加に関わるファームウェアを更新してください。
空き巣や不審者から実際に攻撃された場合を想定した機能も、FlassaF7Dには備えられています。FlassaF7Dには、扉の異常開放を検知して鳴る「こじ開け警報」、室内側からの解錠を無効化する「おでかけ強制ロック」、5回連続の誤認証で1分間操作をロックする「いたずら防止警告」が搭載されています。FlassaF7Dは、火災などの非常時への備えもある電子錠です。熱センサーが62℃（±5℃）温度を検知すると、電子錠が自動で解錠され警報を鳴らす機能があるため、迅速な避難につながります。またEPICのFlassaF7D には2本の非常キーが付属しているため、何らかのトラブルで電子錠が使用できなくなった際でも、従来のように鍵を使って外へ脱出できます。
大がかりな配線工事が不要なFlassaF7Dは、工事の期間や費用といった導入時の負担を軽減する電子錠です。ただし、EPICのFlassaF7Dは電子錠のため、電池切れに配慮が必要です。音とランプで電池不足が警告された場合、電子錠の電池交換時期のため、アルカリ単3電池に4本とも交換してください。交換前にFlassaF7Dの電池が完全に切れてしまった際には、緊急時給電部からモバイルバッテリーなどで給電するか、別売りのACアダプタで電子錠とコンセントをつなぐと給電できます。
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