ES-F700G
EPICのES-F700Gは、開き戸用に開発された電子錠です。生体認証の１つである指紋認証やICカード認証、暗証番号認証、スマートフォンのアプリなどさまざまな認証方法から、解錠方法を選択することができます。室外機、室内機のどちらも色はブラックで、使いやすいシンプルなデザインとなっています。リモコン操作にも対応しており、ES-F700G電子錠を約30m離れた場所からでも操作可能です。来客があり玄関のインターホンが鳴った場合、ソファに座ったままでも解錠操作できます。
室外機の表面には指紋認証用の指紋センサーや暗証番号入力用のナンバーパッド、ICカード認証センサー部が、室内機には解錠ボタンやICカード認証センサー部、非常キーホールや登録ボタンがあります。指紋認証タイプは、利用者レベルがユーザーの場合、最大で100指まで登録でき、ICカードタイプは最大200個まで利用できます。PASMOやSuiCaなど交通系ICカードとして採用されているFeliCaカードや、安価なため日本だけでなく世界的に最も多く利用されているMIFAREカードにより電子錠を解錠します。
ES-F700G電子錠は、室内から解錠する場合でもICカード認証が必要となります。そのため日本の高齢化社会において近年問題となっている認知症の徘徊対策に活用できるとともに、高いセキュリティ性を保つことが可能です。ICカードの解錠が機能しない場合は、付属の非常キーをキーホールに差して解錠できます。暗証番号認証タイプは、4〜12桁、もしくは6〜12桁の数字を選び登録できます。1回だけ解錠可能なワンタイム暗証番号を発行できるので、例えば家族の介護のため自宅を訪れる訪問介護士などに対して発行することが可能です。近くに人がいて暗証番号を入力している所を見られたくない場合は、暗証番号のごまかし機能を利用できます。ごまかし機能は、電子錠のナンバーパッドに触れ、数字が表示されたら任意の番号を押し、次に暗証番号を押して「＊」マークを押せば利用可能です。普段使っているスマートフォンに専用のアプリをダウンロードすれば、スマートフォンをバッグやポケットなどに入れて近づいたり、電子錠にタッチするだけで解錠されます。ES-F700G電子錠の室外機は、Bluetoothを搭載しているため、スマートフォンにより解錠する場合のつながりにくさを最小限にしています。日時や曜日を指定して期間限定の鍵を作成して発行することも可能で、ウィークリーマンションや民泊などに幅広く活用できます。
ES-F700Gの利用者レベルは、最高管理者、一般管理者、ユーザー、ゲストの4段階を設定できるため、マンションなどの賃貸物件の管理に適しています。最高管理者や一般管理者は、暗証番号1種類、指紋10指、ICカード10枚、ユーザーは暗証番号1種類、指紋100指、ICカード200枚、ゲストはワンタイム暗証番号を1種類登録できます。5回連続して暗証番号入力やICカード認証、指紋認証を間違えると、警報が鳴り1分間電子錠を操作できなくなるいたずら防止警告機能も搭載されています。
扉を閉めると自動的に鍵を施錠するオートロックタイプの電子錠なので、鍵の閉め忘れの心配がなく外出時に安心です。おやすみ強制ロック機能を使えば、室外側からの解錠を無効にします。音量設定は7段階まで設定できるので、音量を低くすれば小さな子どもが寝ている際にも起こすことがなく安心です。ミュート機能も搭載されており、仕事などで帰宅が深夜になった場合に玄関の電子錠のメロディを鳴らさずに解錠することが可能で近所に迷惑がかかりません。ほかにも、不正解錠警報機能や火災警報、自動解錠機能といったセキュリティ機能が搭載されています。不正解錠警報機能を使用すれば、侵入者や空き巣が玄関ドアを無理にこじ開けようとした場合、警報を発して威嚇します。火災警報と自動解錠を利用すれば、火災の発生によりES-F700G電子錠の室内機が約62°Cを検知すると警報を鳴らして知らせるので、自動的にドアを解錠し建物への閉じ込めを防止可能です。
ES-F700Gの電子錠は、単3アルカリ乾電池4本で稼働します。電池の寿命は、1日約10回施錠や解錠をしたと仮定して、約1年間使用できるためコストパフォーマンスが優れています。電池残量が少なくなってくると、操作した際に「ビービービー」と音が鳴り、電池不足ランプが点灯します。電池交換の際は、故障する原因になるため、必ず4本すべてを1度に交換してください。室外機に別売りの角形９Vアルカリ乾電池を接続しておけば、万が一室内機の電池が切れても解錠が可能となっています。無電圧a接点を搭載しているため、電気解錠機能のついたインターホンから電子錠を解錠することが可能です。ACアダプタを利用すれば、コンセントから電源を取ることもできます。ドアの厚さが30〜45mm 、バックセットが 41〜46mmの開き戸であれば後付け可能となっています。電気錠設置のように大がかりな工事が必要なく、短時間でドアへの取り付け可能です。
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