ES-B10
EPICのES-B10は、暗証番号キーで扉を解錠する開き戸用の電子錠です。ES-B10の室外機は、一見すると「鍵」とは思えないシンプルな作りで、全面フルカバーのスライド式が特徴です。カバーが付いているので、砂やほこりなどからナンバーパットを防護します。ナンバーパットは数字が見やすく使いやすい大きさで、指先に押した感覚が分かるボタン式を採用しています。
ドアを閉める時に自動的に施錠するオートロック機能付の電子錠なので、鍵の閉め忘れの心配がありません。オートロック機能付電子錠の自動施錠は無効設定にもできます。オートロック機能付電子錠の自動施錠を一時的に無効にすると、車から多い荷物を運ぶ場合に、何度もボタン押さなくて済むので便利です。ES-B10の電子錠は、扉が解錠してもドアが開かずにそのままにしていると、約7秒後に自動再施錠される仕様になっています。
ES-B10は、暗証番号の4～12桁の好きな数字を1種類登録することが可能です。電子錠を解錠する際に5回連続して暗証番号の入力を間違えると、1分間の室外側から操作不能になり、しばらく経つと再入力ができます。ES-B10はセキュリティの強化や、利便性の向上を図ったさまざまな機能が備わっています。ワンタイム暗証番号は、ゲストの訪問者がある場合などに1回限りの解錠をすることができ、暗証番号の4～12桁の数字で登録できます。1度解錠に使用すると2度目は解錠されず、以前の暗証番号は自動的に削除されます。暗証番号のごまかし機能は、近くに人がいて暗証番号を知られたくない時に、任意の数字を入力後続けて設定した暗証番号を入力すると解錠されます。
セキュリティ機能としてES-B10の電子錠は、火災警報装置、侵入警報装置、いたずら防止警報機能、電池不足警報機能が搭載されています。火災警報装置とは、電子錠の室内側の温度が約62度まで上がると、警報が鳴り自動的に開錠する機能です。侵入警報装置は、ドアがしまった状態で空き巣のこじ開けなどの、通常ではない操作を検知すると、約80㏈のアラームで知らせ発報します。警報を解除する方法には、電池を抜くか、屋外側からの解除作業を行うと警報が解錠される仕組みです。いたずら防止警報機能では、5回連続して暗証番号の入力を間違えると、警報が鳴り1分間は室外の電子錠からの操作ができなくなります。
ES-B10の電子錠は、単3アルカリ乾電池4本で稼働します。電池の寿命は1日10回施解錠した場合で、約1年使用できるのでコストパフォーマンスが優れています。電池不足警報機能は、電池の残量が少なくなると、電子音が鳴り電池交換時期をお知らせする機能です。完全に電池が切れてしまい、電子錠の室外側から解除できなくなった場合は、電子錠の室外機のスライドカバーを開けて、緊急時用電池接続部に9V型乾電池を接続すると解除できます。
ほかにもES-B10は、扉を一時的に解錠できないようにする強制ロック機能が備え付けられています。お出かけ強制ロック機能は、電子錠の室内側の解除ボタンが無効になる機能です。侵入犯に郵便受けやドアスコープ等から器具を差し込まれ、解除ボタンを押しても解除出来ないようにします。また留守番ができる子どもや、徘徊などが心配な高齢者の方が勝手に外に出て行かないように、電子錠の室内側からロックすることも可能です。お出かけ強制ロックセット中に電子錠の室外側から解除を行なうと、強制ロック機能は解除されます。おやすみ強制ロック機能は、電子錠の室外側からの解除が無効になる機能です。就寝時にセットすると安心しておやすみができる機能です。解錠するには、解除ボタンをおすか、サムターンを回すと解錠されます。
音量は7段階で調整ができる電子錠なので、小さな子どもが寝ているときも安心です。ES-B10は、消音になるとボタンを押すたびにライトが点滅して知らせます。消音機能は、解錠時に一時的に音を出さずに解錠する機能です。たとえば深夜に帰宅した際、ご近所に迷惑がかからないように設定することが可能です。消音機能は解錠1回のみに有効な機能です。常時消音にする場合は音量の設定で行えます。マルチタッチセキュリティ設定は、暗証番号入力後に表示される3桁の数字を入力するように設定できるセキュリティ機能です。
暗証番号キーで物理的なかぎを持ち歩くことがないので、鍵を紛失するリスクがないのがES-B10の特徴の1つです。ES-B10は、子どもを抱っこしたり、手荷物が多くても片手で暗証番号キーを押すだけで解錠の操作ができる電子錠です。ES-B10は、玄関ドアの両側に取り付ける電子錠で鍵穴が隠れているため、設置することでピッキングに対する防犯性を高めることができます。電子錠のES-B10はテープで固定するタイプの電子錠に比べ、耐久性に優れており電気配線工事の必要がないため、電子錠を低コストで取り付けられます。取り付けには開き戸のドアの厚みが35～55mm、バックセットは28mm～74mmであれば、後付けで扉に設置することが可能です。
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