ロックマンジャパンは1980年に九州の鹿児島で生まれた日本企業です。

「経費をあまりかけないでセキュリティを強化したい」「鍵の管理を簡単にしたい」といったお悩みを解決できる電池式の電子錠をはじめとして、非触媒カードリーダや制御盤、解錠スイッチなども提供している、長期的な使用を見据えた低コストのセキュリティシステム構築を提案している会社です。今回はデジタルロックの身近な安心を実現させているロックマンジャパンの引き戸対応の電子錠であるロックマンジャパンID602をご紹介します。

◎引き戸とは

引き戸は日本家屋におなじみの扉で建物の開口部にひかれたレールや溝の上を扉が左右に移動して開け閉めする扉です。また、上吊りの引き戸は床にレールを引く必要がなく部屋と一体感のあるフラットな室内空間をバリアフリーに実現させるため、室内のおしゃれな部屋の仕切りとして人気のある扉です。

引き戸の使い方は扉を左右に動すだけなので、ドアノブの操作に困難を感じる高齢の方や小さな子供もやすやすと操作することができ、バリアフリーを実現する建具の一つと言えるでしょう。普通のドアは手前または奥に向かって扉が扇状に動くするため扉の動線のスペースを確保した住宅設計をする必要がありますが、引き戸は扉の延長線上に戸袋を設置するだけでよいので省スペースになります。また、扉を操作するときに「ギー」「キー」といった耳障りな音がヒンジやドアクローザーから聞こえてくることがありますが、引き戸には蝶番もドアクローザーも無いためとても静かです。加えて通常の扉は閉めるときに意図せずとも「バタン」と大きな音が出てしまうことがありますが、引き戸を占める音は穏やかです。メリットのたくさんある引き戸ですが、カギを取り付ける際は引き戸には通常のシリンダー錠とは異なる、引き戸専用の電子錠が必要となります。引き戸にツーロックを希望する方がいますが、引き戸に後付けで高セキュリティの電子錠を取り付けることができるのでしょうか。引き戸の鍵交換におすすめの電子錠、ロックマンジャパンID602の優れた特徴を見ていきましょう。

◎ロックマンジャパンID602とは

ロックマンジャパンID602は引き戸に後付けで取り付けることのできる電子錠です。施解錠にロックマンジャパンID602対応のカードと暗証番号方式を採用しており、電子錠の使用人数や設置場所などによって自由に選択できます。

ロックマンジャパンID602を設置する対象は、戸建て住宅の玄関や勝手口の引き戸のほか、マンションのエントランス、オフィスビル、公共施設、倉庫、店舗、病院といったありとあらゆる建物の引き戸に装着させることが可能です。

ロックマンジャパンID602のストライクはI型とL型の２種類があります。

取り付ける引き戸の種類によって4つのパターンから選択する必要があり、引き戸の種類の見分け方のコツをご紹介しましょう。

室内側から見たときに、引き戸を開いたときに通る方が右側にある場合「右引き」、通る方が左にある引き戸の種類は「左引き」となります。

引き戸が「両開き」なのか「方開き」なのかについても確認をしなければなりません。ロックマンジャパンID602は「右引き」「左引き」「両開き」「方開き」の4つの組み合わせに対応できるため、ほとんどの引き戸に導入することが可能です。また、単三のアルカリ電池４本で動作するという性能もロックマンジャパンID602の大きな特徴と言えるでしょう。電池式であるためAC電源を引くことの難しい場所の引き戸にも取り付けることが可能となります。

ロックマンジャパンID602の取り付けには引き戸のタイプの見極めと本体およびストライクを取り付ける必要があるので素人には細やかな調整はなかなか難しいものがあります。

◎このような方におすすめ

ロックマンジャパンID602には便利なオートロック機能が搭載されているため、鍵のかけ忘れが心配な方にとても喜ばれています。

外出先で「自宅の鍵を、ちゃんと閉めたかな？」と心配になってしまうことの多い方にはロックマンジャパンID602のオートロック機能は非常に役立つことでしょう。本体のオートロック機能をONにしておくと引き戸を閉めたときにセンサーが反応し自動的に施錠されます。オートロックセンサーは一定時間に反応が無い場合は施錠しない仕組みになっているため引き戸を閉めたときにドアがバウンドしてしまっても施錠しやすく閉め忘れの心配を極限まで減らすことが可能です。ロックマンジャパンID602のカギを解錠したあとにドアを開けなかった場合には、一定時間経過により自動的に再施錠するので引き戸のセキュリティを陰で強力にサポートしてくれる頼もしい相棒となります。

カギ穴の無いロックマンジャパンID602は、ピッキングによる不法侵入の心配もありません。ICカードと暗証番号で施解錠をするため物理的な鍵を持ち歩きたくないという方にもロックマンジャパンID602は賢い選択肢の一つとなるでしょう。カバンの中で自宅の鍵が迷子になってしまったり、ポケットの中の鍵によってスマホや時計が傷ついてしまう心配もありません。ロックマンジャパンID602は専用のICカードだけでなく、FeliCaやMifareを搭載している非触媒ICカードで施解錠できるため、これまでのような鍵のトラブルを一掃することができます。「ホームモード」に設定した場合は最大で30枚、「セキュリティモード」に設定した場合は最大200枚のカードを登録することができるため建物の規模に左右されることなくロックマンジャパンID602を導入することができるので、玄関や引き戸周りのインテリアのイメージをこわしたくない方にロックマンジャパンID602はおすすめの電子錠です。ロックマンジャパンID602のシンプルなデザインは、日本家屋だけでなく欧風邸宅やアジアンテイストの引き戸にもすんなり馴染みます。

また、近くに電源のない引き戸や、電気を引くことのできない場所にある扉にも電池式の電子錠であるロックマンジャパンID602を取り付けることが可能です。どこでも取り付けができて手軽に堅牢なセキュリティを手に入れることのできるため玄関扉だけでなく室内の引き戸にも採用されることの多い汎用性の高い電子錠と言えるでしょう。ロックマンジャパンID602を室内側から解錠するにはサムターンを回してカギを開けるほか、解錠ボタンをワンプッシュするだけで解錠することが可能です。ボタンを押下するだけで引き戸を解錠できるため荷物の多い時やご高齢の方にも簡単操作で鍵を開けられます。

◎まとめ

ロックマンジャパンID602は引き戸用に開発されたコストパフォーマンスに優れた電池式電子錠です。室内の引き戸や玄関のツーロックとして採用されることの多い電子錠ですが設置には専門的な知識と技術が必要とされます。

カギ舎セキュスターズはロックマンジャパンID602の取り付けの経験豊富なスタッフが揃っています。24時間365日年中無休で電話受付中ですので引き戸の鍵のトラブルや鍵交換はカギ舎セキュスターズまでお気軽にご連絡ください。