防犯対策

警察庁の報告では

防犯性能の定義

　「建物部品の防犯性能」を「工具類などの侵入器具を用いた侵入行為に対して建物部品が有する抵抗力」として、その評価を「試験員が実際に試験工具を用いて試験体の建物部品に対して試験行為を行い完遂までの時間を計測して行うもの」

「（財）都市防犯研究センターの資料」侵入に手間取ったり侵入を諦める時間について「２分」と答えた元泥棒が約17％、「２分を超えて５分以内」と答えた元泥棒は約51％との事です。泥棒の攻撃に対して建物部品が「５分以上」耐えることができれば、約７割の泥棒が侵入を諦めるという事の様です。

官民合同会議では当面の防犯性能の基準として「５分以上」耐えうること等としました。

防犯性能の基準として採用した「目標抵抗値」は次のとおりです。

(1) 騒音の発生を可能な限り避ける攻撃方法に対しては、５分以上耐えること。

(2) 騒音の発生を許容する攻撃方法に対しては、騒音を伴う攻撃回数７回（総攻撃時間１分以内）を超えること。

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鍵紛失

鍵紛失の際、最寄りの警察署に届けるのをご依頼頂いた際にお客様にご案内申し上げています。この業界に入り３０年近くなるのですが鍵紛失による依頼で開錠した際に空き巣と鉢合わせが数回ありました。

鍵紛失で開錠・解錠する際は身分証明書の提示を求めて確認後鍵開けを行いますが、たまに身分証明書をお持ちで無い方もいらっしゃいます。

どの鍵屋も必ず警察官の立会いの元開錠作業をおこないます。

鍵紛失の遺失物届は最寄りの警察署・交番に赴き遺失届出書の作成を行います。

届出はどこの警察署、交番等でも大丈夫です。国外で落とし物をした場合は受理してもらえません。鍵、キャッシュカード、クレジットカード、携帯電話を落とした際は、悪用されないようにすぐカードの発行元や携帯電話会社などへ連絡し警察官の指示に従って下さい。

鍵紛失の際、鍵が開くまでお巡りさんは立会等を行ってくれるので、不安な方は相談してみるとよいです。

鍵紛失による女性からの依頼の場合はお巡りさんに一緒に待ってもらってくださいと案内を行っております。開錠依頼を受けてなるべく早く伺うようにしていますが距離によりお待たせすることがあります。

落とした日時、場所、落とし物の内容等できるだけ正確に書き留めておいてください。警察署で落とし物を受理してからの保管期間は3か月だそうですので、お早めにお問合せ見て下さい。

また、鍵を紛失した際は鍵交換をお勧めしています。

合鍵を作られているかも知れません。ディンプルキーも合鍵が簡単に作れます。

警察庁発表の統計によれば４階以上の建物の場合全体の15.4％が合鍵を使った不正侵入とのことです。

かぎを紛失した際は鍵交換をお勧めいたします。

皆さんは、空き巣の侵入手段はどのようなものがあるか知っていますか？さまざまな住宅侵入被害を防ぐため、多くの家庭では鍵による防犯対策をしています。そこで、鍵による防犯対策にはどのような種類があるのか、防犯性能の高いカギも合わせてご紹介していきます。

◎鍵による防犯対策

侵入や窃盗は、「物を売っている店舗などがメインの被害なのでは」と思っている人もいるかもしれませんが、侵入窃盗罪は、一般的な一戸建て住宅が被害割合の多くを占めています。店舗は空き巣被害を防ぐため、防犯性能が高いカギを採用していたり、戸締りの確認なども徹底的に行われているため、防犯対策がきちんとされているケースも多く見られます。そのため、防犯対策がある程度しっかりしている店舗や施設を狙うより、一戸建てなど一般住宅の方が侵入する隙が見つかることから狙われやすいと予想できます。しかし近年では、鍵そのものの防犯性能の向上もあり、一般家庭でもある程普度住宅侵入に対する防犯対策がとれるようになりました。警察庁の統計によると、2018 年の侵入窃盗の数は認知されているものだけで約63,000件報告されています。約63,000件でもたいへん大きな数字ではありますが、過去最多を記録した2002年には侵入窃盗が340,000件近くも発生していたので、当時と比較すると約5分の１程度まで減少しています。この成果は防犯性能の高いカギがより多く普及したことによって防犯対策が出来るようになったのも要因のひとつと言えるでしょう。侵入窃盗罪について詳しく見ていくと、大半を占めているのが空き巣による被害で、なかでも一戸建てに対して大きく割合を占めるのがガラス破りによる侵入です。防犯性能の高いカギで防犯対策されている玄関は避けて、防犯対策が取られていないベランダなど、比較的目立たない場所からの侵入の割合が大きく占めます。ほかにも、防犯性能のあるカギで防犯対策が取れていても、無締まりの状態であれば空き巣にたやすく住宅侵入を許してしまいます。年々鍵に対する犯罪行為は、防犯性能の向上により防犯対策ができでいる家庭が増えているため被害件数は減ってきていますが、同時に犯罪行為の技術も向上してきています。警視庁のホームページでは、防犯性能の高いカギの採用による防犯対策を推奨しているので、空き巣被害にあわないためにも、防犯性能の高いカギに交換するなど防犯対策を行うことが必要です。

◎侵入窃盗の種類

鍵にまつわる犯罪といってもさまざまな種類がありますが、なかでも代表的なものはピッキングです。ドラマや映画の部屋への侵入シーンなどで見たことがある人もいるかもしれません。一見すると難しく見えるピッキングですが、南京錠や古いタイプのシリンダー錠の場合は数分以内で解錠されてしまいます。ピッキングの特殊な工具については、2003年に制定された「特殊開錠用具の禁止等に関する法律」(ピッキング防止法)によってピッキングのための特殊工具の購入は鍵屋さんや錠前技師が正当な理由が証明できる場合のみできることとなっているため、一般人は購入することはできません。万が一、不正な方法で入手し所持していた場合には、罰則として「1年以下の懲役」もしくは「50万円以下の罰金」とされています。ほかにも鍵による犯罪行為で合いカギの悪用があります。合いカギは万が一の場合に大変助かるものですが、防犯対策をしていても合カギを利用されて住宅侵入されてしまうというケースも少なくありません。どんなに防犯性能の高いカギによって防犯対策がされていても玄関の植木鉢やポストなどに合いカギを隠しているということが知られてしまえば、侵入を簡単に許してしまいます。また、鍵の防犯性能が高く、合いかぎの管理も徹底しており、防犯対策も完ぺきと思っていても、被害にあう可能性があるのは錠やぶりです。使用している鍵の防犯性能が高くても、補助錠などがなく鍵がひとつしかついていない場合、強引に突破されてしまう場合があります。空き巣側としては音などが目立ってしまう弱点もあるため、被害件数は多くないですが、このような手法もあることを覚えておきましょう。また、サムターン回しは、錠やぶりと違って小さなドリルを使う手法のため、玄関ドアの種類や材質によっては、比較的簡単に穴が開いてしまう場合もあります。電動ドリルの様な大きい音が出ないため、周りに気づかれないまま簡単に侵入を許してしまうこともあります。

◎鍵による防犯対策

このような侵入窃盗の犯罪行為は、防犯対策をとることで防げる可能性があります。ピッキングの防犯対策は、防犯性能が高くピッキングされにくいディンブルキーや、鍵を必要としない電気錠や電子錠、補助錠を活用したワンドア・ツーロックの採用などが挙げられます。ワンドア・ツーロックとは、ひとつのドアに２つの錠を付けることで、警視庁でも推奨されている防犯対策です。補助錠を取り付けることで、侵入までの時間稼ぎになるのと、手間がかかるという理由で、空き巣のターゲットから外されるといった効果も期待できます。工事不要で後付けができる製品もあるので、気軽に防犯対策ができるのもメリットです。次は、防犯対策に向いている電気錠や電子錠、ディンブルキーはどのような防犯性能を持った鍵なのか詳しく説明していきます。

◎鍵の防犯性能

防犯対策を行う際に多く採用されるもののひとつがディンブルキーの採用です。近年、古いカギからディンブルキーに替える人が増えていますが、その理由は高い防犯性能が挙げられます。ディンブルキーの名前についている「ディンブル」とは、くぼみやえくぼという意味を指しますが、実際ディンブルキーはいくつものくぼみから成り立っています。防犯性能の高いディンプルキーは、通常のシリンダー錠よりも鍵穴の内部が複雑な構造となっており、ピッキングを行おうとしても時間がかかってしまうため防犯対策として採用されています。さほど高額でなく防犯対策をしっかりとれることも、ディンプルキーを採用する割合が多い理由のひとつといえます。また鍵による防犯対策として電気錠や電子錠は非常に優れています。電気錠や電子錠の種類はさまざまですが、そのなかのひとつにカード型があります。カードがカギ代わりになるので、カードの偽造は不可能といえます。万が一、カードを紛失した時には、使用を禁止することができるので、不正使用されるリスクはありません。また身内の分のカードも用意したいといった、追加のカード登録も可能となっています。

また、電気錠や電子錠はオートロックで施錠されるため、うっかり鍵をかけ忘れてしまう心配もありません。停止や再発行はできるものの、使用するカードをなくしてしまう心配があるという人には、暗証番号などを採用した電気錠や電子錠をおすすめします。暗証番号式はカードや鍵を持つ必要がないのがメリットです。カード型と同じく高い防犯性能を持っているので、侵入窃盗の犯罪に対して防犯対策になります。暗証番号も忘れやすい、カードもなくしてしまう心配のある人には、指紋認証をはじめとした生体認証の電気錠・電子錠がおすすめです。生体認証を採用した防犯性能はトップクラスで、ほとんどの犯罪行為への防犯対策となります。生体認証はなりすまし行為に対する防犯対策も十分にされているので、安全に日常生活を行うために最も適した防犯性能を持った鍵といえます。

◎まとめ

年々、住宅侵入の被害は防犯対策のされた住居が増えてきたこともあり、緩やかな減少傾向にあります。ですが、依然として防犯対策が十分といえない玄関や窓があるのが現状です。巧妙な手口も増えているので、住宅侵入の被害にあわないためにも電気錠や電子錠、ディンブルキーを採用して防犯対策をとるようにしましょう。自分の家はどのような防犯対策が必要かわからないという方は、ぜひカギ舎セキュスターズまでご相談ください。

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