住宅の車庫や店舗の入り口などに設置しているシャッターは、古い鍵のまま長期間使用しているとさまざまな故障やトラブルが生じる可能性があります。シャッターが開かなくなると出勤や外出する際に車が出せなくなったり、店を時間通りに開けられないことなども考えられるため、できるだけ迅速に対処することが必要となります。ではどのタイミングで、またどんな方法でシャッターの鍵交換を行うのが一番よいのでしょうか。

◎シャッターの種類

シャッターの種類は大きく分けると、住宅用と店舗などの業務用のものに二分されます。住宅のシャッターは車庫や倉庫に取り付けられていることが多く、業務用の場合と同じく上下に開閉するタイプが多く見られます。通常の玄関や扉にシャッターを設置すれば防犯性を高めることはもちろん、風雨などから守る効果も期待できます。シャッターは手動の他にも電動シャッターもあり、このタイプはリモコンなどで簡単にシャッターの開閉ができるため使いやすく大変便利です。以前のシャッターにはよくディスクシリンダーという鍵が使われていましたが、防犯性が低いため現在は生産されていないためシャッターには使用されていません。何らかの故障を抱えたシャッターをそのまま使い続けると、他の部分に負荷がかかり新たなトラブルが生じる可能性もあるため、迅速に古い鍵の鍵交換を行うようにしましょう。

◎シャッターの古い鍵

シャッターの鍵や鍵穴も一般的な住宅の玄関の鍵と同様に摩耗したり錆が発生することにより、かみ合わせが悪くなり開けにくくなったり閉めずらくなるなどの不具合が起こることがあります。シャッターの使用年数はだいたい10年あまりであるとされていますが、使用する回数や環境により、それよりも早く古い鍵の鍵交換の必要が生じる場合もあります。建物の一番外側にあるシャッターは雨や風の影響を受けやすく、古い鍵の鍵穴に砂粒やゴミがたまり鍵がささらなくなることもあり、元々シャッターに塗られている潤滑油が徐々に減っていくため、それが鍵が回りにくくなる原因となっていることも考えられます。シャッターにはサムターンと呼ばれる内鍵がついていますが、長くシャッターを使っていると外側の鍵とサムターンがずれてしまい、鍵穴の奥まで鍵がささらないためうまく回せなくなることがあります。鍵穴を掃除してきれいにし定期的に潤滑油を補給しても古い鍵の使い勝手が改善されないという場合には、鍵穴が変形したり壊れたりしている可能性も考えられるでしょう。シャッター本体やレールに歪みが生じて、古い鍵がうまく回らなくなることもあります。古い鍵に不具合が見られる場合には、鍵交換を専門業者に依頼しましょう。電動シャッターは手動シャッターと比較して故障少ないと言われていますが、シャッターがしっかり開閉できない状態で使い続けると、さらなるトラブルに発展する可能性もあるため注意してください。シャッターの古い鍵の故障を未然に防ぐためには、普段から手入れを行うことが大切です。古い鍵の鍵穴を塞いでいるホコリを取り除くためには、掃除機のノズルでゴミを吸い取るのがいいでしょう。またパソコンのキーボードの掃除によく使われるエアダスターを使えば、鍵穴にスプレーするだけでゴミを取り除くことができます。ただし缶タイプのエアダスターには高圧ガスが使用されているため、火の気のある場所では使わないようにしてください。また古い鍵の鍵穴に潤滑油をさす場合には、鍵専用のものを使うようにしてください。自転車用の潤滑油などを代わりに使うと粘性があるためベタつきが生じてホコリが詰まりやすくなり故障の原因となるため避けるようにしましょう。

◎シャッターの古い鍵は空き巣に狙われやすい　

定期的にシャッターの掃除などのメンテナンスを行っていても、古い鍵は空き巣に狙われやすい傾向にあると言われているため注意が必要です。またシャッターについている鍵の使用可能年数は10年あまりであると言われているため、可能であればその前にシャッターの古い鍵を鍵交換することをおすすめします。古い鍵のままにしておくと、すでに鍵そのものの生産が終わっていたり、会社そのものが倒産してしまいなくなってしまう可能性もあるため早めに鍵交換した方がいいでしょう。特に設置して長い年数の経過したシャッターほど空き巣に狙われるリスクが高くなるため、古い鍵を鍵交換する際にはより防犯性の高い種類を選び鍵交しましょう。ディンプルキーは内部の構造が非常に複雑になっており、合鍵を簡単に作ることができないため、ピッキングなどの被害を防ぐことができるため鍵交換する際にはおすすめです。

◎シャッターの鍵交換を業者に依頼する

古い鍵穴や鍵が故障している場合、自分で修理や鍵交換するという方法もありますが、鍵のサイズを間違えたりネジの締め方が足りないと最悪シャッターが使用できなくなる場合もあるため、鍵の専門業者に鍵交換を依頼した方がいいでしょう。業者にシャッターの古い鍵の鍵交換を依頼した場合、費用はだいたい15,000円から20,000円ほどになることが多いとされています。鍵本体の費用の他にも、作業費や出張費、早朝や深夜に対応してもらった場合には特別料金などがかかることもあるため注意するようにしてください。シャッターの鍵の中でも防犯性の高いディンプルキーへの鍵交換の価格は約6,000円から80,000円と比較的高くなっており、合鍵を作る場合にはさらにプラスして費用がかかるため、無料で見積もりを提出してくれる業者を探し、いくつかの業者の料金を見比べるのもいいでしょう。また業者のホームページなどをチェックし、料金表示が明確でアフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことが大切です。

◎シャッターの防犯対策

シャッターの古い鍵を鍵交換するだけではなく、シャッターに補助錠を取り付けることやセンサーライトを設置することも防犯性を高める効果が期待できます。手動シャッターから電動シャッターへの切り替えを検討している方は、タイマー付きの電動シャッターを選ぶといいでしょう。自分の都合に合わせて時間設定をすることができるため、シャッターの閉め忘れなどを防ぐことが可能になります。

◎まとめ

住宅の車庫や店舗の入り口などに設置されているシャッターの古い鍵は、摩擦による劣化により不具合が生じた時や設置から10年以上経ったら鍵交換するよいタイミングあると言えるでしょう。鍵穴にゴミが詰まった場合や潤滑油が不足した場合には、掃除機などで取り除いたり潤滑油をさすことでシャッターの鍵の回りが改善されることもあります。これらの手入れを行ってもトラブルが解消しないという場合には、鍵の業者に古い鍵の鍵交換依頼するのが解決への近道であると言えます。シャッターの鍵交換は自分で行うことも不可能ではありませんが､失敗するとかえって悪化させる可能性もあるためシャッターの鍵に関して専門的な知識や経験を持つ一度業者に相談してみるようにしてください。カギ舎セキュスターズであればシャッターの鍵修理や鍵交換の実績も多いため、シャッターの古い鍵の鍵交換を検討している方は、24時間365日さまざまな鍵に関するトラブルに対応している弊社にぜひお気軽にお問い合わせください。