東京23区の最西端(城西地区の一角)に位置する特別区が杉並区です。杉並区の面積は約34キロ平方メートルで東京23区の中では8番目の大きさになります。杉並区の人口は約57万人で23区中6番目ですが、杉並区の人口密度は23区中12番目となります。北方面には青梅街道、南は甲州街道にはさまれており、都心と比べると高台に位置していますが杉並区自体は傾斜が少なく、徒歩で移動する際も特に苦労はありません。杉並区では「杉並区みどりの条例」というものがあり、緑化計画の義務図家が行われているため杉並区内に緑が多いことも特徴です。杉並区は中央線の主要駅周辺には商店街が多く、物価が安く買い物がしやすいことから家族連れにも人気があります。また杉並区の犯罪発生件数は、警視庁の「平成31年（令和元年）区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」によると、1年間での犯罪発生件数は3,097件となります。杉並区の1年間の発生件数を平成31年1月1日の住民基本台帳に基づく人口で割った「犯罪発生率」の数値は0.54％となっており、杉並区は23区の中で犯罪発生率が低い傾向にあります。そのため街の環境だけでなく、このような結果からみても杉並区は治安のよい区といえるのではないでしょうか。しかし現状は杉並区でも鍵紛失など鍵についての問題は少なからず起きています。

◎鍵紛失について

ある企業の調査では、鍵についての相談である約11万件のデータのうち、約7万件が「鍵を開けてほしい」という依頼だったという結果が出ています。また更に詳しく見ていくとその中でも「鍵紛失等による玄関のカギ開け相談」については約4.5万件の依頼があるそうです。その「鍵紛失等による玄関のカギ開け相談」の中では時間帯での相談件数にも差があり、特に相談の多い時間は社会人が帰宅する時間である夜8時頃が最も多いという結果が出ています。どのタイミングで鍵紛失をしても鍵を使用するまでは鍵紛失に気付くことはできないため、必然的に鍵を使用する人が多い時間帯に鍵紛失の相談件数が多いということが予想できます。それに加えて、曜日ごとにも鍵紛失の相談件数の差があり、ほかの曜日よりも月曜日の相談件数が比較的多いようです。これについては週初めでの単純な忘れ物が多いなどが原因のひとつだといわれています。集合住宅と戸建て住宅にも鍵紛失の相談件数に差があり、戸建て住宅は1.5万件程度の相談件数に対して集合住宅での依頼はその2倍となる3万件の依頼があるという結果が出ています。集合住宅は戸建て住宅と比べてファミリー層が少ない傾向にあり、平米数が小さい住宅はひとり人暮らしをしている場合が多いです。そのため鍵紛失をした際に、家に誰かいれば玄関を開けてもらうことが出来るファミリー層と、ひとり暮らしでは室内から解錠してもらえない差が出たものだと考えられます。杉並区の住まいで鍵紛失をしてしまった際に、万が一悪意のある人がカギを拾ってしまったら思いもよらない事件に巻き込まれる可能性は少なくありません。そのため、キーケースを使うなどして鍵紛失をしないように対策をとることが大切です。ですが、たとえ対策をしていても鍵紛失をしないという可能性はゼロとは言い切れません。そのため鍵そのものの防犯対策が重要となっていきます。

◎電気錠/電子錠による防犯対策

以前は鍵というと鍵穴に鍵をさすのが一般的でしたが、古い鍵はピッキングをされやすかったり、鍵紛失をしたまま放置したものが第三者により悪用されたりする犯罪が増え、鍵だけでは防犯対策とは言い切れず、少し不安が残るのが現状です。鍵の防犯対策も時代とともに移り変わり、今ではカードキーやパスコードなどによる防犯対策や生体認証付きの鍵防犯システムなど様々な種類の鍵が登場し防犯対策としても評価されています。電気錠や電子錠は電気や電池によって鍵以外で開錠することが出来るシステムです。カードや携帯電話による開錠をはじめ、タッチパネルテンキーによる暗証番号開錠が行えます。電子マネーや携帯電話など普段身に着けているものを鍵にすることも可能で、防犯対策と同時に利便性も向上させることもでき、室内からはOPENボタンをひと押しするだけで開錠することができます。電子錠は電池切れになってしまっても非常電源供給が可能なため万が一の際も安心です。また、生体認証付きの鍵防犯システムは防犯対策の中でも特に優秀といわれています。生体認証は指紋認証や顔認証、静脈認証などさまざまな種類が存在しており、それぞれ人の身体の一部を使用します。また、技術の進歩により、認証する制度も初期の生体認証と比較すると格段に向上しており、なりすまして防犯対策をかいくぐるということはより困難となっています。顔認証は文字通り「顔」にある人それぞれの特徴的な部分をセンサーで数値化し、もともと登録しておいた顔の数値と比較することで鍵を開錠するかの判断を行っています。顔認証システムには顔がどこにあるかを見極める「顔検出技術」というものが備わっており、この技術があることによってより精度の高い認証ができ、高いセキュリティ能力を持つことにつながっています。またマスクなどをしてしまうと認証することが難しいという課題を抱えていました。ですが、技術の進歩によりマスクをしていても顔認証が可能なものも近年開発されています。静脈認証は高い防犯対策が可能な生体認証の中でも特に高い精度を誇ります。静脈認証も顔認証と同じように手のひらや指から静脈をセンサーで読み取りそれを数値化しもとから登録してあった静脈の数値と比較することで認証をして鍵を開錠するか判断しています。静脈は顔と比べて固有性が大変高く、年齢やけがなどによる変化もほとんど受けることがないため、安定して生体認証を行えます。またこれがほかの生体認証と比較して精度が高いといわれている要因のひとつとなっています。3つほど従来の鍵とは違った防犯対策をご紹介しました。杉並区は犯罪発生率が低い地域といわれていますが、防犯対策をしないことに越したことはありません。電気錠や電子錠にして鍵を持たないことで、防犯対策にもなり鍵紛失の心配がなくなります。杉並区に関わらず日頃の防犯対策は犯罪率の低下につながります。特に小さい子どもがいる家庭や高齢者のひとり暮らしの防犯対策は必須といえます。

◎杉並区の鍵相談はカギ舎セキュスターズまで！

杉並区にあるカギ舎セキュスターズでは今までにご紹介した防犯対策を行うことが可能です。杉並区でより安全に暮らししていくためにも、そもそも鍵紛失が起こらないように電気錠や電子錠といったシステムにするなどの防犯対策は大切です。杉並区で電気錠を利用されているは、生体認証付きの防犯システムは難しいかもと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、GOALやMIWAなどの既存の電気錠に追加で取り付けも可能です。そのほかにも杉並区のお客様のニーズに合った防犯対策の取れる商品をご紹介できますので、杉並区の防犯対策についてのご相談・ご依頼はカギ舎セキュスターズにお任せください。