ES-F500D
EPICのES-F500Dは、スマートフォンを電子錠に近づくだけで鍵を解錠することができるため、荷物を持っていたり両手が使えない状態でも簡単にドアを開けることができます。ドアが閉まってから約2秒後にオートロックされるため、鍵の締め忘れにも心配はありません。ES-F500Dは、無電圧a接点が搭載されているので、モニター付きインターホンで室内から訪問客を確認してから解錠ボタンを押して電子錠を解錠することができます。Lavish製品とも組み合わせが可能なため、ES-F500Dは防犯性も高く安心な電子錠と言えます。
ES-F500Dは「最高管理者」、「一般管理者」、「ユーザー」、「ゲスト」とユーザーレベルでわかれており、暗証番号の変更や設定をする権限はユーザーによって異なります。最高管理者は最大25個まで登録が可能、電子錠の初期化やユーザーの削除などを設定することができます。一般管理者も最大25個登録することが可能ですが、ユーザー情報と基本機能の設定を初期化するなど、最高管理者に比べ権限に少し制限があります。ユーザーは、MIFARE®Classic対応のICカードの自動検知設定やオートロック設定ができます。最高管理者と一般管理者には、ユーザーの施解錠の許可を決められるロックアウトの設定をすることができるため、侵入者対策にも役立ちます。
解錠方法は「暗証番号」、「指紋認証」、「ICカード」、「リモコン」、「アプリ」の5種類から電子錠ES-F500Dの解錠が可能です。暗証番号は、あらかじめES-F500Dに設定をした番号を入力することで電子錠の解錠ができます。鍵を持ち歩くことなく施錠ができ、定期的に暗証番号の変更をして防犯性を高められます。暗証番号にはワンタイム暗証番号という機能があり、1回だけ電子錠の解錠ができるので、普段訪問しない人に通常使用している暗証番号を知られる心配はありません。ES-F500Dは、ごまかし機能が搭載されており、任意の数字を入力したあとに暗証番号を追加入力することで電子錠を解錠ができるため、外部に暗証番号の流出を防ぐことができます。指紋認証は登録された指紋を判別して電子錠を解錠します。指紋だけで鍵の解錠ができるため、暗証番号を忘れてしまったりICカードを紛失してしまい電子錠を解錠できなくなるリスクを避けられるので、鍵の管理がしやすくなります。ICカードは、Felica®規格のカードや電子マネー、社員証などに使われているMIFARE®Classic、おサイフケータイにも対応しており、ICカードをかざすだけで簡単に電子錠を解錠できるので便利です。ICカードの登録数として最高管理者と一般管理者は各10枚ずつ、ユーザーは200枚までできます。ES-F500Dは、二重認証モードの設定をすることができ、暗証番号や指紋認証、もしくはICカードの両方を認証して電子錠の解錠がおこなわれるため、防犯性も高いです。リモコンは、別売りのリモコンモジュールを使用し遠隔で電子錠の解錠ができます。最大登録数は10個まででき、管理番号を指定せずに簡単に登録が可能となります。アプリは、最大10,000人と登録ができ、解錠方法はスマートオープンとマジックタッチの2種類から選ぶことができます。スマートオープンとは、スマートフォンを持って電子錠に近づくだけで解錠できるため、両手でふさがっている状態でもドアを開けることが可能です。マジックタッチは、スマートフォンを持っている状態で電子錠をタッチすると解錠されます。ICカードは紛失してしまう恐れがあるのに比べ、スマートフォン1つで電子錠の解錠ができるため、鍵の管理がしやすいです。アプリは解錠通知機能がついており、電子錠を解錠するとスマートフォンに通知が届くため、家族の出入りも把握しやすいです。さらにスマートフォンからほかの人に鍵を送ることができ、指定した日時や曜日に利用制限をかけることができるため、さまざまなシーンで活用できます。アプリを利用する際は、先にES-F500Dの設定を行い電子錠だけで解錠ができる状態にする必要があります。AndroidやiPhoneの端末ごとの違いやOSのバージョンアップにより、ES-F500Dが動作されないことがあるため、再度アプリをインストールして設定が必要です。
ES-F500Dには防犯性を高める機能として、いたずら防止警告やこじ開け警報も備わっています。いたずら防止警告とは、5回連続でICカードや指紋認証、暗証番号の入力を間違えてしまうと、警報が鳴り1分間の操作ができなくなります。こじ開け警報とは、ドアを破壊してドアを開けようとすると電子錠から点滅やビープ音がなり、侵入者を驚かせることができるので防犯対策に適しています。ES-F500Dの注意点としては、暗証番号を登録する際ドアを開けながら電子錠の設定をする必要があります。ドアを閉めているときに登録をかけようと何度もボタンを押しても、電子錠は反応しません。電子錠の登録や設定したあとは、ドアを開けながら電子錠の解錠動作が正常にされているかの確認が必要になります。ES-F500Dは単3乾電池4本で稼働するので電気工事は必要ありません。ドアの厚みが30～45mmある開き戸のドアに対応しています。ES-F500Dは乾電池で駆動しているので、１年に1回を目安に電池交換をしてください。万が一電池が切れてしまった場合、ドアの開閉ができなくなりますが、ES-F500Dは単3アルカリ乾電池以外に9V角型アルカリ乾電池にも対応しています。
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