ドアクローザー修理交換

住み慣れた我が家のドアが、最近スムーズに閉まらない、

閉まる速度が急に速くなったなど、ドアの開閉に伴うトラブルは、

ドアクローザーに原因があることが多いです。

【ドアクローザーとは？】

ドアクローザーは、扉の丁番側上部に設置されている油圧によって、

ドアをゆっくり自動的に閉めることができる装置です。

また、ドアから手を放しても、急激にバタンと閉まることを防ぎ、

音や衝撃を抑える効果があります。

ドアクローザーには、バネとオイルダンパーが内蔵されていて、

バネが扉を閉める力を生み出し、オイルダンパーがその力を制御しています。

押す側のドア面に付けるパラレル型と、

引く側のドア面に付けるスタンダード型があります。

【ドアクローザーの故障の兆候】

１．ドアの閉まる速度が遅くなる

ドアクローザーは内部に油が使用されているので、寒い季節は、

油の粘性が固くなり、ドアの速度が遅くなります。

こういう場合は問題ありません。

（平成１０年前後から本体内部の油の粘性度が改良され、

ドアクローザーのスピードの通年変化はなくなりました。）

気温が高い季節なのに、速度が遅くなる場合は、速度調整が必要です。

ドアの閉まる速度が速くなる

なんらかの不調でドアクローザーが本来の機能を

果たしていない状態なので、調整が必要です。

本体から油が漏れる

ドアの閉じる速度が極端に速くなり、事故につながる可能性が高くなります。

ドアクローザーは分解、改造、油の注入などはできませんので、

できるだけ早くドアクローザーごと交換する必要があります。

【ドアクローザーの調整】

１．ドアの閉まる速度が速くなった場合

ドアクローザー本体の油漏れをチェックします。

→油漏れが確認されたら、すぐに交換が必要です。

そのまま放置しておくと、内部の油がなくなるまで流れ続けます。

油漏れが確認されなければ、調整弁で速さを調整します。

調整弁は、ドアクローザーの側面にあり、

機種により、1個～3個タイプまであります。

調整弁1はドアが完全に開いた状態から45度の位置まで、

調整弁2、調整弁3は残りの範囲の閉まるスピードを調整します。

調整弁を時計回りに回すと速度は遅くなり、

調整弁を反時計回りに回すと速度は速くなります。

緩めすぎると油漏れの原因にもなるので、気をつけましょう。

取り付け方を修正する

ドアが閉まる10℃くらい手前から急激にスピードが速くなり、

バタンと閉まる場合は、取り付け方のミスの可能性があります。

リンクとアームの位置を確認しましょう。

（リンクとは戸口（建物）側に接続されている部分をいい、

アームはドアクローザー本体側に接続されている部分をいいます。）

ドアを閉じた時、パラレル型ならリンクがドアと平行に、

スタンダード型ならリンクとドアが垂直になっているのが、

正しい状態です。

→修正方法

リンクとアームの連結を外します。

アームを手前に引き、リンクの長さを調整し、アームと連結します。

２．ドアの閉まる速度が遅くなった場合

遅くても閉まるのであれば、スピード調整で対応可能です。

３．ドアが止まらなくなった

または、ストップ機能を解除する時、「バチン」と強い音がする場合

ドアクローザーには、ドアを開けた状態にしておくことができる

ストップ機能があります。

ドアを閉めた状態でカムの位置を確認します。

（カムとは、リンクについているセットネジの近くから出ている

爪のようなものです。）

カムが出ていれば、ストップネジを調整して、

ストップ機能を調整することができます。

→調整方法

ドアをストップさせたい位置まで開きます。

そのまま開いた状態でセットネジをスパナできつく締めます。

手を放してストップ機能が作動しているか確認します。

正常に作動していたら、ドアを閉じて再びセットネジを締めます。

開閉時に音が鳴る場合

連動部分のネジが緩んでいる時は、ネジ部分をしっかり締めます。

ネジの緩みは見られないのに音だけがする時は、

アーム、リンク、ブラケットの連動部分に防錆潤滑油をスプレーします。

ドアや建具事態のゆがみなどによる摩擦が原因の場合は、

大掛かりな修理が必要になり、専門業者に依頼するしかありません。

【ドアクローザーの交換の目安】

ドアクローザーの本体から油が漏れている

速度調整をしても、すぐにドアの閉まるスピードが速くなってしまう

ストップ位置の調整をしても、ストップ機能が作動しない

15年以上ご使用のドアクローザー（ドアクローザーの寿命は10～15年）

速度調整弁が１個のタイプで、不具合が起きてしまった

これらの場合は、交換が必要となります。

毎日の生活の中で酷使されているドアクローザーだからこそ、安全に

ストレスなく使用したいものです。

【専門業者に任せましょう】

ドアクローザーの調整を自分で行うのは、簡単なことではありません。

また、交換、取り替えが必要な場合は、同じメーカーの同機種が手に入らなければ、

取り付け穴などの位置が変わり、正確に下穴を開ける必要があります。

重いドアが倒れて怪我をする危険もありますので、専門業者に依頼しましょう。

カギ舎セキュスターズ株式会社は住宅・建物・店舗等の扉周り専門店です。

鍵と扉の専門の技術屋カギ舎セキュスターズは、ドアクローザーの調整・修理・交換が可能です。

専門的な技術と経験を持つ職人が、スムーズに作業いたします。

また、ドアクローザーの定期的なメンテナンスも請け負っています。

仮に、ドアの開閉のトラブルの原因が、ドアクローザーではなく、

ドア本体や建て付けだったとしても、カギ舎セキュスターズなら対応できます。

問題点が不明確な場合でも、それぞれ別業者に

点検、修理を依頼する必要はありません。

万が一のために、施工後2年の保証もついております。

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